2011-07-13 第177回国会 衆議院 財務金融委員会 第27号
○白井参考人 物価の安定を政府が決めるということの意味がちょっとよくわからないのですが、私たち日本銀行では、中長期の物価安定の理解というものをお示ししておりまして、四月には、中心値としては一%というものを示しております。 もちろんそれ以外に政府の御見解があるのかもしれませんが、日銀としては、一%というのはどのようにしてつくられているかと申しますと、一つは、CPI等の物価指標が持っている上方バイアス
○白井参考人 物価の安定を政府が決めるということの意味がちょっとよくわからないのですが、私たち日本銀行では、中長期の物価安定の理解というものをお示ししておりまして、四月には、中心値としては一%というものを示しております。 もちろんそれ以外に政府の御見解があるのかもしれませんが、日銀としては、一%というのはどのようにしてつくられているかと申しますと、一つは、CPI等の物価指標が持っている上方バイアス
○白井参考人 御質問にお答えします。 国際コンセンサスというのは、私、かつてIMFに勤めておりまして、それ以降もさまざまな国際会議で、いろいろな政策担当者の方、もちろんアカデミアの方とも議論いたしますが、そこでのコンセンサスというのは、これはもう先進国で明らかだと思いますけれども、やはり中央銀行の役割というのは、その国で発行される銀行券の信認を確保すること、それから物価の安定を維持すること、物価の
○白井参考人 小山先生の御質問にお答えいたします。 日銀の引き受けに関しましては、その趣旨はよく理解しております。 私は、審議委員になる前は、大学で国際金融、国際経済を専門としておりましたけれども、その経験から踏まえまして、やはり中央銀行の国債引き受けというのは望ましくないというふうに見ています。 例えば、欧州も私は専門としておりますけれども、EUの基本法では明確に禁止していますように、主として