1950-02-18 第7回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
○田邊政府委員 未帰還者の留守家族については目下調査中でありまして、留守担当者がないとか、あるいは縁故者がない、またいろいろな理由によつて不備な点がありますので、目下いろいろと補備に努めております。
○田邊政府委員 未帰還者の留守家族については目下調査中でありまして、留守担当者がないとか、あるいは縁故者がない、またいろいろな理由によつて不備な点がありますので、目下いろいろと補備に努めております。
○田邊政府委員 あとの数字については、これは御承知の通り本人からの届出によつてやるわけでございます。御承知の通り扶養手当は妻子供に対して支給されることになつておりますので、そういつた係累のないものには、留守宅があつても渡らないことになつております。
○田邊政府委員 一月末現在で、未復員者給與法または特別未帰還者給與法によりて扶養手当を受けております人数は十二万四千人、世帯にして約四万四千世帯になるのですが……。
○政府委員(田邊繁雄君) 二十四年中の当初の四億五千万円は、これは樺太からの引揚者ということになつておりましたので、北海道及び東北地方を重点として費用を配分いたしたのでありますが、年度途中において認められました一億六千万円の新設につきましては、お話の通り全国的の無縁故者の状況を見てやつたのであります。来年度の五億円の配分につきましては本年度一億六千万円と同様全国的な規模において配分いたしたい。かように
○政府委員(田邊繁雄君) これは各府県から詳細な資料を取るまして、その資料に基いて配分をいたしておるのでありますが、各県段々調べて参りますると、先程申上げましたように、すでに引揚げで来た方であつて、住宅以外の施設におられるという者が相当多数に上つておりまして、これを全部收容するためには到底五億の金では不足でございまして、もつともつと沢山要るのでありますが、二十四年度においては当初四億五千万円で、年度途中
○政府委員(田邊繁雄君) 引揚援護庁の明年度予算の大要について御説明申上げます。五百十二頁であります。引揚援護庁の予算は、大別して大体三つに分れると思いますが、第一は引揚者の受入れに要する経費であります。私の方では、これを応急援護と呼んでおりますが、引揚者が外地から帰つて参りまして、それぞれの内地の受入れ港に上陸して、宿泊してそれぞれ郷里に到着するまでの応急的な援護に要する経費でございます。第二は、
○政府委員(田邊繁雄君) 御意見承わりましたのでありますが、手段といたしましては、残つている外套だけでも何らかの方法によつて引揚者に配給してやるということは御尤もでありますが、これは引揚者の御都合によつて毛布と替えようという方法もあるのでありますが、これは実際問題として困難であります。すでに配給されておる毛布を集めまして、それと外套を交換するということは、実際問題として非常にむづかしい問題であります
○政府委員(田邊繁雄君) 舞鶴援護局におきまして、外套に代るに毛布を支給しておるということは事実でございます。本件に関する引揚援護庁の一般方針といたしましては、成る程外套は被服の支給基準表の中に載せてはございます。併し外套の数が引揚者全部に支給できる程の手持ちがございませんので、若し外套の在庫品が足りないために全部の引揚者に配ることができない場合には外套一枚に代えるに毛布一枚を以てする、こういう方針
○政府委員(田邊繁雄君) 越冬寢具と応急家財の配置につきましての状況を御説明申上げます。越冬寢具は御承知のように外地から引揚げて参ります一般邦人の中で、寢具を持たない方に対しまして、その経済状況に応じまして、政府から支給するという措置を講じておるわけでありますが、本年度では第三四半期におきまして、若干引揚者の数に応じまして経費を地方に配当いたしたのであります。併しながらその数だけでは到底地方の要求を
○田邊政府委員 償還はまだ決定しておりません。
○田邊政府委員 お答えいたします。これにはわくはついておりません。先ほど申しました率も結果においてこういう数字が出ておるというのにすぎないのであります。来年度の五億円につきましては、その点についてわくをつくらないという方針にはかわりはないのであります。
○田邊政府委員 御質問の更生資金の問題についてお答えいたしたいと思います。 まず第一に更生資金運営の現状について概要をお話申し上げます。更生資金は昭和二十一年度から実施されたのでございますが、現在までに支出いたしました金額は、昭和二十一年度において十億、二十二年度におきましては二回にわかれておりまして、一回目は六億六千六百六十六万七千円、第二回目が一億五千万円、計八億一千六百六十六万七千円でございます
○田邊政府委員 本件は復員局で所管しておりますが、お尋ねの件につきましては、目下復員局とも鋭意調査を進めております。ただいまのところ、まだまとまつた数字がないようであります。
○田邊説明員 生業資金は今年から更生資金というふうに名前をかえたのでありますが、現在引揚援護庁で所管いたしておりますこの資金制度がつくられた経過から見ましても、やはり引揚者を重点といたしております。ただ実際に貸出しをいたします際に、引揚者だけに限定するということは適当でありませんので、他の部面にも及ぼしております。しかしそういう精神でございますので、どうしても結果においては引揚者が主となつております
○説明員(田邊繁雄君) 只今いろいろと拜聽いたしたのでありますが若干引揚援護という観念の解釈についての食い違いから、いろいろと双方に食い違いがあるようでありますが、私の方で考えておりますのは、引揚援護というのは何も救済するとか、或いは社会生活保護法的な援護ではないのであります。要するに引揚者の自立厚生を援助する。こういう観念であります。そうなりますと、自立厚生するためにはどうしても働くことが必要であります
○説明員(田邊繁雄君) お答えいたします。漁業用資材の綿糸の配給について現在水産庁がいろいろと引揚者のために配給するようにという点についても考慮されてやつておられますが、これは水産庁において所管しておるのであります。援護庁といたしましては、現在水産庁でやつておられまする漁業用資材の配給のやり方について、引揚援護の立場から申入れをいたしたのであります。それは資材調整事務所が、綿糸の需要者に対七で配給する
○説明員(田邊繁雄君) ちよつと今詳しい数字を持つておりませんが、ナホトカからの帰還者だけははつきり分つております。ナホトカからの帰還者は七万七千四百二名であります。
○田邊説明員 沖繩出身の復員者が、舞鶴に上りましたときの措置がどうなつておるかと申しますと、これは引揚げに関する基本指令によりますると、そのまま佐世保に送還いたしまして、佐世保から沖繩に送還する。これは強制送還と言つておりますが、そういう建前になつております、ところが沖繩出身の方の中には、向うに帰つて、はたして家族ないしは身寄りがおられるかどうか、あるいは近親者が内地に残留しておられるか、それがはつきりしない
○田邊説明員 援護の面につきまして、私の方からお答え申し上げます。 中共地区引揚者に対する援護は、今お話の通り応急援護と定着援護と両方ございますが、これは両面にわたつて手厚く援護するようにという通牒を出したのでございます。応急援護と申しますのは、とりあえずの応急家財と申しますか、落ちついてすぐいりますなべ、かまその他いろいろの家財、それから越冬用寢具、これを支給いたすことになつておりますが、こういつたものを
○田邊説明員 本年ソ連からの引揚げが再開せられましてから、今日まで引揚げて参りました方々の数について御報告申し上げます。 ナホトカからは六月に四隻、人数は八千人、七月には九隻、一万八千二人、九月には九隻、一万七千四百人が帰つております。合計は三十一隻でございまして、総数は六万一千四百二名となつておるのであります。 次に樺太からは六月に一隻、二千二百四十五名、それから七月に二隻、二千四百六十六名、
○田邊説明員 御希望の点はよく了承いたしましたので、文部省の方に十分御趣旨をお傳えしたいと思います。
○田邊説明員 その点につきましては、目下調査中でございます。若干の縣からは数字が参つておりますが、まだ全部の府縣がそろいませんので、ここで全体を包括したことを御報告できないことをまことに遺憾と存じますが、いずれ数字がとりまとまりますれば御報告いたしたいと思ております。ただいままで約十一縣集まつておりますが、概略申し上げますと、帰還者の三分の一は就職ないし就業をいたしておる状況であります。なお詳細な点
○田邊説明員 次長がちよと旅行中でございますので、私かわつてお答申し上げます。舞鶴の職員の氣持がややもすれば動揺して、引揚者に対する誠意を欠くきらいがあるというお話でございますが、御承知の通り、舞鶴援護局は引揚げが続いておる間の暫定的な施設でございますので、ここに勤めておる職員がそういつた將來の自分たちの地位について、不安な氣持を持ちがちであるということは、争われない事実であると思うのであります。私
○田邊政府委員 引揚者の更生対策につきましては、その関係する部門が政府の各省に及びまする関係から、昨年九月に制定されました引揚同胞対策審議会設置法に基いて内閣に審議会が設けられまして、関係各省の次官と引揚者團体の代表者、学識経驗者等を網羅いたしまして、この審議会において引揚更生対策の根本を策定いたしました。そうしてそれが内閣総理大臣に報告になりまして、内閣総理大臣から各省にその決議事項を話しまして、
○田邊政府委員 引揚げ促進をはかる上において、受入態勢の万全を期する必要があるという御意見でありますが、われわれもまつたくそのつもりで、この方面にできるだけの努力をいたしておる次第でございます。実は本年度におきましても、今後帰つて参ります方々は、四年間にも及ぶ長期の抑留生活を終えて帰つて來る方々であり、またいろいろ当初見られなかつた事柄もございますので、これらの方の受入れにあたつては、從來よりも一層手厚
○田邊政府委員 ソ連地区からの引揚げの遅延しております理由といたしまして、日本からの配給の不足しておることを宣傳していることを私も耳にしております。その点につきまして御参考までに、ソ連地区に日本側の船をまわす順序を申し上げますと、まずソ連から連合軍総司令部に対して、いつ幾日にどこの港に何人分の船を送れという通告が参るのであります。それが総司令部から日本側に通告されて、日本政府では総司令部からの指示によつて
○田邊政府委員 先ほど縣を中心として援護をするようにと申しましたのは、駅頭援護と申しまして、汽車に乘つて駅を通過する際に、駅頭に出ていろいろとお世話する。汽車の中に学生と医者が乘込んで、汽車中で病氣になつた人をいろいろ手当する。この援護を申し上げたのであります。從いまして縣が各團体にまかせずに、縣がどこまでも中心になつて、縣が責任をもつてやるようにしております。かように申し上げたのであります。 それから
○田邊政府委員 それでは私から引揚者の引揚げに対する受入態勢の概要について御説明申し上げます。その前にまず引揚げの進捗状況について概要申し上げます。総司令部の発表によりますと、現在までに引揚げて参りました総数は六百十四万五千人。残留者の数は四十六万九千人。その内訳はシベリア方面に三十三万四千五百九十三人、樺太、千島方面が八万四千百三十六人、満州地区に六万三百十四人、これが総司令部の正式の発表に相なつております
○説明員(田邊繁雄君) 私の方でも無縁故者と申しますのは、樺太の方からの無縁故者だけじやない、只今岡元議員からお述べになりましたような事情にある人こそそういう無縁故者の中に入るのです。住宅以外のところに現におられる方というものは、無縁故だからこそそういうところにおられる、勿論そういうものを含めておるわけであります。
○説明員(田邊繁雄君) 引揚者の住宅問題は、引揚同胞対策の中の最も重要な問題の一つになつております。昨年衆参両院において引揚同胞対策が決議されましたときも、住宅二十万戸建設という問題が大きく取上げられまして決議になり、引揚援護廳におきましても、その線に沿うて幾分でも引揚者の住宅を増加するように努力して來たのであります。只今安本建設局次長からもお話もありましたように、安本当局におかれましても事の重要性
○政府委員(田邊繁雄君) この事務を実際に開始するために必要な段取りといたしましては、予算上の措置が必要であります。又法律の施行規則を決める必要があります。予算上の措置につきましては、目下大藏省と事務的に相談中でございます。施行規則の点につきましては、何分にも未復員者給與法の規定を準用しておる関係上、未復員者給與法の施行規則それ自体に倣う必要が多かろうと思います。その点につきましては、併し來年一月一日
○政府委員(田邊繁雄君) 只今倭島管理局長からお話になりました通り、外務省として在外残留一般邦人の調査をなさつていらつしやるし、引揚援護廳といたしましても特別未帰還者給與法の施行に伴いまして、いろいろと調査する必要があろうかと思います。これはそれぞれの必要から行いますので、ダブる点はできるだけ省きまして調願を加えて行きたいと思つております。併し援護廳といたしましては、外務省で御調査になつた資料も十分活用
○政府委員(田邊繁雄君) 特別未帰還者給與法の施行事務をどこで担当するかというお尋ねでありますが、この点につきましては私共の方と外務省の方といろいろ打合せをいたしまして、関係方面の意向を確めました結果、引揚援護廳の援護局で担当することに決定いたした次第であります。尚この仕事は未復員者給與法の施行事務と極めて密接な関係があり、又事務も大凡そ類似しておりますので、復員局で実施した方が便利じやないかという
○政府委員(田邊繁雄君) 各府縣に年間目標額というものがあつて、それによつてやつておりますが、その他に五千万円ほどあります。
○政府委員(田邊繁雄君) 学生同盟の処置でございますが、すでにララ物資から学生同盟に対して靴を給與して頂くことに話が決まりまして、目下支給するだけの手續を進めております。早晩学生同盟の一人々々にララ物資からの靴が渡るようになると思います。それから靴の外に着物も何とかララ物資の方から出して貰いたいということでお願いしておるのであります。それから駅頭援護の金を府縣に補助いたしたいという先程のお話でありますが
○説明員(田邊繁雄君) 只今御質問の駅頭援護の補助費の増額の点でございますが、これは追加予算として計上しないでも、援護廳としてすでに頂戴しております予算の中で、遺繰りによつて措置できることでありますので、追加予算には計上いたさなかつた次第であります。
○説明員(田邊繁雄君) 越冬対策につきましては、昭和二十一年度及び二十二年度におきまして、引揚対策の重要な一環として実施して参つたのでありますが、本年度におきましては、樺太等からの引揚者の状況並びにすでに引揚げて來ておりまする者の住宅の状況等を考えまして、更にこれを充実する方針の下に所要の経費を見込みまして、二十三年度追加予算として目下大藏省に予算を要求し、折衝中でございます。即ちその第一は、蒲團、
○引揚援護廳援護局長(田邊繁雄君) 一般調査が濟んでからという一應の何ですが、併し私の方では一般調査を待たずに、限度の引上げだけはお願いするという方針も努力しております。
○引揚援護廳援護局長(田邊繁雄君) この問題は先程お話しした通りでありまして、主計局の方では、全く我々の意見が一致して必要な措置を今取つておられ、努力もしておられるのですが、別に私が申上げることも主計局が申上げたことも同じだと思うのですが。