1996-03-01 第136回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
○説明員(田畑茂清君) 先生のおっしゃるとおりでございまして、建物だとか住宅を建てるわけにはいかぬだろうと思っておりますが、今おっしゃった先生の御提案等もこの検討委員会の中では検討しているように私は聞いております。 なお、申し上げましたように、県とか市とか町との調整も必要ですし、それから住民の方々の御意見を聞く方法も今検討しておるところでございまして、いずれそういう方々の御意見を伺いながら調整を図
○説明員(田畑茂清君) 先生のおっしゃるとおりでございまして、建物だとか住宅を建てるわけにはいかぬだろうと思っておりますが、今おっしゃった先生の御提案等もこの検討委員会の中では検討しているように私は聞いております。 なお、申し上げましたように、県とか市とか町との調整も必要ですし、それから住民の方々の御意見を聞く方法も今検討しておるところでございまして、いずれそういう方々の御意見を伺いながら調整を図
○説明員(田畑茂清君) 御説明をいたします。 砂防指定地は水無川流域で約二百九十ヘクタール、それから中尾川の流域におきましては約百六十ヘクタールございます。もう少しふえるかもしれませんが、大体このオーダーでございます。 今おっしゃられました砂防指定地というのはそもそもは、砂防施設をつくり、そしてそこに土砂をためるという本来の目的のために指定をしているわけでございますが、砂防設備の整備が進捗をしてきた
○説明員(田畑茂清君) 整備状況でございますが、今申しました土石流、地すべり、急傾斜を合わせました土砂災害危険箇所数は十七万カ所と膨大でございまして、その整備状況につきましては平成六年度の末におきまして約二〇%ということで、依然として低い水準だと認識をしております。このために、砂防事業を強力に推進するということもございますが、警戒避難体制の整備等も緊急かつ計画的に進めているところでございます。
○説明員(田畑茂清君) 御説明します。 我が国の地すべり、急傾斜、土石流の危険箇所については、平成五年の調査に基づきますと、土石流危険渓流が七万九千三百十八渓流、地すべり危険箇所が建設省関係分で一万一千四十二カ所、平成四年の調査になりますが、急傾斜地崩壊危険箇所数は八万一千八百五十カ所でございます。
○説明員(田畑茂清君) 説明をさせていただきます。 大手川におきます火山砂防事業については、下流側の中小河川改修事業とあわせまして、平成八年度の完成に向けまして、今流路工の整備を図っているところでございます。用地が未解決のところが多少ございますが、おおむね解決の方向にあると考えておりまして、事業の進捗については、今申し上げました平成八年度の完成に向けて問題はないものと思っております。 それから、
○説明員(田畑茂清君) 御指摘のとおり、JRの大糸線あるいは国道百四十八号線の被害で南北寸断をされておりまして、現在も地域の住民の方々の生活あるいは地域の経済活動が甚大な影響を受けていると聞いております。 こういうところは全国にたくさんございまして、八月十日にも山形県の温海町、これは山形県と新潟県の境でございますが、を襲った集中豪雨でやはり二十数カ所、土石流あるいは地すべりで国道の七号線あるいはJR
○説明員(田畑茂清君) 今回の災害によりまして、国道百四十八号とかあるいは生活道路、それからJRの大糸線、至るところで寸断いたしたわけでございます。その結果、災害直後には、小谷村で言えば五十三の集落がございますが、そのうちの二十の集落、約三割でございますし、それから世帯数でいきますと二十数%の世帯の方々が今先生がおっしゃったような周辺の地域からは孤立化したわけでございます。九月十二日にはもう集落の孤立化
○説明員(田畑茂清君) 姫川水系におきます砂防事業というのは、昭和十七年から県の補助事業でやっておりますし、昭和三十七年からは直轄の砂防事業を実施しているところでございます。 今回の災害では、特に降雨量が多かったとされる姫川の上流部の白馬村の支川、これは平川とか松川でございますが、そういうところでは目立った土砂の流出はございませんでした。これは、平川、松川において昭和三十七年からの姫川水系の直轄砂防事業着手当初
○説明員(田畑茂清君) お答えをいたします。 噴火活動につきましてはほぼ停止状態というふうに聞いておりますが、水無川の分が約一億立方メーター以上の土石が今堆積をしております。それが雨によって土石流を発生させる可能性が非常に大きいということで、水無川の砂防ダムをつくろうとしている川の中では、上流から土石流が流れてくる可能性があるということで、やはり無人化を前提にするというか、無人化を活用して施工する
○説明員(田畑茂清君) お答えをいたします。 水無川の方でございますが、スーパーダムについての委員会を設置いたしまして施工計画を今立案中でございますので、梅雨期に入るときには蒲工は間に合いませんが、この数カ月ぐらいには発注ができるものと考えております。 それから、中尾川につきましては、先ほど申し上げましたとおり、今既存の砂防ダムもございますので、それの下流側の人家連機地域のはんらん防止が最優先で
○説明員(田畑茂清君) お答えをいたします。 噴火活動についてはほぼ停止状態という見解がいろいろなところで出されているのは先ほど先生がおっしゃったとおりでございます。しかし、水無川につきましては、大量の噴出物の土砂が堆積をしておりまして、それが土石流発生の原因となる可能性が大きくて、危険性が依然大きいと認識をしております。 したがいまして、水無川の一号砂防ダム、先生のおっしゃったスーパー砂防ダム
○田畑説明員 お答えをいたします。 現在、被災地において復興に向けた計画策定が始まっておりますが、我々も、災害に強い町づくりを考えていく上では土砂災害等の対応が重要だと認識しております。 先生の先ほどのお話の中にございましたような緊急援言「二次災害を警告する」という文書の中にも記述、提言されているような内容も我々検討させていただいておりますが、六甲地区におきましての砂防ダム等の設置等の従来工事のほかに
○田畑説明員 お答えをいたします。 まず、昭和十三年あるいは四十二年の土砂災害以降に建設省で鋭意設置をしてきております砂防ダム等が倒壊に至らなかったかどいうような調査をやらせていただきました。大事に至ってはおりませんが、六甲地区を中心に三十五の砂防関係施設にクラックの被害が生じております。これらの施設の被害につきましては、現在鋭意復旧を行っているところでございます。 それから、今御指摘の、地震によりまして
○田畑説明員 お答えをいたします。 六甲山の地震直後の調査でございますが、まずヘリコプターで、空からの調査で崩壊等の状況を把握をいたしました。それから調査団の派遣をいたしまして、地すべり、がけ崩れの危険箇所千二百カ所、それから六甲山系の全域で土石流危険渓流の三百五十三渓流について点検をいたしました。 これらの点検の結果、継続的な監視が必要とされた箇所につきましては、自治体の災害対策本部にまず情報
○説明員(田畑茂清君) お答えいたします。 六甲山の山の状態が今回の地震でどのような状況になっておるかということでございます。 六甲山系は、御承知のように地形が大変急峻でございまして、花南岩等の地質で大変もろくなっております。昭和十二年の阪神大水害あるいは昭和四十二年の災害等で甚大な土砂災害を引き起こしております。 今回の地震によりまして六甲山系で降雨によって土石流等の二次災害の発生が懸念されているところなんでございますが
○説明員(田畑茂清君) お答えをいたします。 雲仙岳の噴火災害に関する砂防事業、平成五年から国の直轄事業でやらせていただいてきております。平成七年度には水無川の下流の導流堤の整備等、これは継続して行うわけでございまして、そのほかに中尾川の方で導流堤を新規に着工する、あるいは水無川の一番大きなところでございますが、基幹ダムが一番大事でございますが、その水無一号砂防ダムに新規着手するということの準備を