1989-06-20 第114回国会 参議院 外務委員会 第5号
○説明員(田島高志君) 先生が御指摘になりました日本語学習熱、これは中国で大変高まっておりました。我が国といたしましても、これらの状況に対して積極的に協力をしていくということは非常に重要であるという考えのもとに、いろいろな事業を進めてまいりました。しかしながら、今般の事件によりまして、在留邦人に対しては直ちに避難の勧告を出しましたので、これらの日本語教育専門家、北京に滞在しております専門家に対しては
○説明員(田島高志君) 先生が御指摘になりました日本語学習熱、これは中国で大変高まっておりました。我が国といたしましても、これらの状況に対して積極的に協力をしていくということは非常に重要であるという考えのもとに、いろいろな事業を進めてまいりました。しかしながら、今般の事件によりまして、在留邦人に対しては直ちに避難の勧告を出しましたので、これらの日本語教育専門家、北京に滞在しております専門家に対しては
○田島説明員 竹下前総理に対して国際文化交流に関する懇談会から報告書を提出いただいたわけでございますが、宇野総理大臣が所信表明でも申し述べられましたように、現在政府はこれに真剣に引き続き取り組んでいくという姿勢を出しております。外務省といたしましても、特にこの文化交流につきましては、日本語教育に対する協力、あるいは日本研究に対する協力、あるいは世界の文化に貢献するために、文化遺産の保護に対する協力、
○説明員(田島高志君) 海外での数はいろいろな機関に分かれておりまして、大学で行っておったり、それから最近は東南アジアあるいはヨーロッパも含めまして私立の学校もふえております。したがいまして、全体での正確な数は必ずしも把握しておりませんが、日本語教育に対する協力につきましては、現地のしっかりした機関に対して重点的に日本語の先生を派遣したり、あるいは現地の先生の養成にお手伝いをしたりという形で行っておりますが
○説明員(田島高志君) 特殊法人に実施させておりまして、文部省の所管法人であります日本国際教育協会で問題等をつくっていただいておりまして、それを国内では協会が実施しており、海外では国際交流基金が実施している、そういう形でございます。
○説明員(田島高志君) 先生おっしゃいますように、最近日本への留学生もふえておりますし、また海外での日本語の学習者も大変ふえております。したがいまして、日本に留学なり来日する前にしっかりした日本語を勉強してきていただければなお一層効果が上がるという観点もございますし、それから先生のおっしゃいますような需要もだんだんふえてきておりますので、日本国際教育協会と国際交流基金とで共同しまして、海外とそれから
○説明員(田島高志君) 先生おっしゃいましたとおり、先般ワシントンで日米文化教育交流会議、カルコンと略称いたしておりますが、その会議が開かれました。その会議は幾つかの分科会に分かれておるわけでございますけれども、それらの分科会でアメリカ側から、アメリカの国内で日本語学習者数が研究者のレベルあるいは大学生、高校生の各レベルにおいて急増しているという報告がございました。そのような状況の中で、特に高等学校
○説明員(田島高志君) 先生おっしゃるとおり、諸外国からは日本語教育につきまして、日本語教師の派遣を求めたり、あるいは日本語教材の送付を求めたり、それに対する協力要請が非常にふえております。
○説明員(田島高志君) 現在、諸外国で我が国に対する関心が非常に高まっておりますが、特にそのような高い関心を反映いたしまして日本語学習者の数あるいは日本研究者の数が大変にふえております。アメリカ、ヨーロッパ、東南アジア各地でそのような状況が見られることを私どもも強く認識いたしております。
○田島説明員 お答えいたします。 総理がロンドン・スピーチで提唱されました「心で結ぶ日欧文化交流計画」でございますが、当面、次のような方策を考えております。 まず第一番目に、相互理解を促進するために科学者、研究者の一年程度のフェローシップ制度を設立するということ、それから先ほども御答弁で申し上げましたが、英語指導等を行う外国人青年を招聘するJETプログラム、この招聘人数を拡充してまいりますとともに
○田島説明員 お答えいたします。 文化交流につきましては、最近諸外国、なかんずくヨーロッパにおきましても日本に対する関心が非常に高まっております。そのような関心も踏まえまして、総理が国際文化交流構想を三本柱の一つとしてロンドン・スピーチで申し上げたわけでございますが、我が国といたしましては、そういった対日関心にこたえ、それから諸外国との国際相互理解推進を図り、それからまた、さらに広くは世界の文化を
○田島説明員 まず留学生の問題でございますが、ただいま大臣が御答弁申し上げましたように、先般総理のもとに関係閣僚懇談会が設けられまして第一回の会議が開かれました。外務省といたしましても、この懇談会における議論を踏まえまして、来日前の留学情報の提供、留学相談、来日前の日本語教育あるいは留学後、帰国後のアフターケア等の施策を一層充実させてまいりたいと存じております。 それから、滞日中の留学生受け入れ態勢
○説明員(田島高志君) ODA関係の予算は、在外公館それから本省全体を含めまして五十二億八千万円がODA予算でございます。これは在外公館と本省と全部入れた数字で、ちょっと先ほど申し上げました数字と全体の数字が違ってまいりますが、六十三年度予算を本省と在外と合わせまして、これは広い意味での文化交流つまり人物交流等も含めまして入れますと、六十三年度予算が七十二億四千四百万円という数字がございます。その中
○説明員(田島高志君) 実はこの中には国際交流基金の附属機関であります日本語国際センターの建設費の予算が二十一億円強入ってございます。したがいまして、今年度予算の増額につきましては若干特殊な事情がございますのでかなり大幅な増になっておりますけれども、全体の増額の基調は昨年度の予算の場合もそうでしたし、今後とも他の予算に比べて一層の増額をいただくべく努力してまいりたいと存じております。
○説明員(田島高志君) 外務省におきましても、文化交流の重要性、先生がおっしゃいましたように、また先生が先回御質問になられましたときにお答え申し上げましたように、文化交流を一層重視していくべく努力いたしております。 予算の現状を申し上げますと、六十三年度予算につきましては七十四億四千九百万円外務省の文化交流部の予算がついております。六十二年度予算額四十七億八千五百万円に比べまして、これは二十六億六千四百万円
○田島説明員 お答えいたします。 総評の全国一般労働組合の関係者の方々が外務省に参りまして、先生おっしゃったようなラインで協力の要請がございました。 私ども、お話を伺いまして、先ほど兵藤欧亜局長事務代理がお答えいたしましたように、このリセの問題に関連いたしましてできる限りの努力を払ってまいりたいというふうに考えております。
○説明員(田島高志君) 先生御指摘のとおり、留学生の交流は我が国と諸外国との関係、相互理解の増進のために大変重要でございますので、外務省といたしましても、国費留学生のみならず私費留学生に対しましても、来日前の留学情報の提供や留学相談あるいは日本語教育等、それから帰国後のアフターケア等実施いたしております。先生もおっしゃいましたとおり、国内の受け入れ体制につきましては、第一義的には文部省の担当でございますが
○説明員(田島高志君) 先生御指摘の数が、海外での学習者約百万人、教師の数約七千二百人と申しますのは、昭和五十九年度に調査いたしました結果でございます。それが、将来十年後、六十九年度におきましては、海外での学習者数は約四百万人、必要な教師の数は約六万五千人というふうに推定されております。 外務省といたしましても、海外の日本語教育につきましては、海外からの協力要請が急増しておりますので、国際交流基金
○説明員(田島高志君) ただいま委員が御指摘のエジプトの教育文化センターについてでございますが、御指摘のとおり文化面の活動がこのセンターにつきましては期待されておりますので、十月の開所式に際しましては、外務省といたしましても国際交流基金事業を通じまして、これは松竹に御協力をお願いしてございますが、歌舞伎の公演を企画いたしております。歌舞伎のほかにも、できましたらほかの公演事業あるいは展示事業もあわせて
○田島説明員 ただいま委員御質問の情報の提供の点でございますが、留学前の情報提供は、外務省、在外公館を通じましていろいろな照会がございますので、資料を送ったりしまして鋭意その拡充に努力いたしております。今後もさらに努力を強めてまいりたいと思っております。 それから、日本語の能力のテストにつきましては、能力向上に資するために日本語能力試験を在外で行っております。これは国際交流基金の事業として行っておりますが
○説明員(田島高志君) 先生がおっしゃいました文部省との協議それから連絡につきましては、従来も十分心がけてまいりましたが、今後なお一層御趣旨を体しまして協議、連携を保っていくように努力する所存でございます。 それから映画祭につきましては、これは従来も行ってまいりましたが、今後も引き続き行っていく予定でございます。 映画祭につきましては、例えば一九八六年度の実績について御報告申し上げますと、日本の
○説明員(田島高志君) お答えいたします。 おっしゃるとおり、奨励するという言葉と機会を与えるという言葉には共通する点があると存じます。機会を与えるという場合には、そのような催し物、例えば映画祭とかその他の政府レベルあるいは民間レベルで行う交流につきましてそういう場を設けることを積極的に妨げるようなことはしない、奨励するという言葉と共通する意味を持っております。
○説明員(田島高志君) お答えいたします。 この協定は、従来に比べまして、政府間の交流のみを規定したものではなく、民間交流につきましても大いに拡大発展を図ろうという目的のもとにいろいろな規定が設けられております。したがいまして、特に民間の交流につきましては政府としてもそれを推進、奨励することにしようという意味で奨励という言葉が使われております。 具体的にそれではどういう措置を政府としてとるのかという
○田島説明員 お答えいたします。 日本語の文化協定に当たるロシア語は、ロシア語の表現上適当でない、すなわち非文化的なものと対比しました意味での文化的な協定を意味することとなりますので、日本語の文化協定に当たる意味にしますために文化交流に関する協定とする必要があるというロシア語上の要請に基づくものでございます。したがいまして、従来の文化協定と比べまして何ら変わるところはないわけでございます。 御質問
○田島説明員 お答え申し上げます。 御質問の第十九条の日ソ文化交流委員会でございますが、これは本協定に規定されております各種交流の実施を確保いたし、両国間の文化交流の促進を図ることを目的として設置されるものでございます。したがいまして、その委員会におきまして具体的に文化交流を進めるためのいろいろな協議を行うことになっておりますが、この委員会は少なくとも二年に一回開催いたすことになっております。
○田島説明員 お答え申し上げます。 一般的に申しますと、開放社会たる我が国においてはソ連人が自由に文化交流活動を行うことができるのに対しまして、我が国の国民がソ連において文化交流を行う場合にはソ連の社会体制に派生するもろもろの制約要因が存在しており、結果として両国の文化交流が不均衡になりやすいという状況になっております。 御質問の制約要因といたしましては、例えばソ連におきまして展示会あるいは演奏会等
○田島説明員 お答えいたします。 ただいま先生がおっしゃいましたこのたびの日中平和友好条約は、いわゆる戦後処理の問題を取り扱う条約ではございません。今後長きにわたる平和友好関係を強固にし、発展させようというための条約でございますので、賠償の問題は一切取り上げられておりません。日中間の賠償に関する、請求権に関する問題は戦後処理の問題でございますが、それは一九七二年の日中共同声明においてすべて解決されているという
○説明員(田島高志君) 御存じのように、わが国と台湾との関係は、一九七二年の国交正常化以来地域的な関係ということになっております。したがいまして、あの地域を指す呼称として台湾という名称を使っております。
○説明員(田島高志君) お答えいたします。 揚子江という名称は、より厳密に申し上げますと、江蘇省の江都というところから鎮江に至るまでのその部分の広い川を揚子江と中国では呼んでおりまして、長い川全体は長江というふうに呼ぶようでございます、より厳密に申し上げますと。しかし、わが国ではかなり昔からあの川を揚子江というふうに呼んできておりますし、外国でもあれを揚子江、ヤンツーリバーという、あの川全体を呼んでいる
○田島説明員 お答えいたします。 その辺のことはただいま私ども鋭意検討しておりますので、まだ結論的なものは出しておりません。
○田島説明員 はっきりと、どことどこの地域ということを私どもまだ伺っておりませんので、漠然としたいろいろな地域ということだけでございます。
○田島説明員 お答え申し上げます。 ただいま海上保安庁の担当の方が見えておりませんので、私が海上保安庁から伺っているところをお答え申し上げます。 船の横の名称その他から判断しまして、いろいろな地方からというふうに伺っております。 具体的にはどこかということは、つまびらかに私ども存じておりません。
○田島説明員 お答えいたします。 これは外国人との関係がございますので、その面で外務省も関係がございますが、外務省のみならず、その他の関係省庁もございますのでいろいろな省がこの問題について関係しておるというふうに理解してございます。
○田島説明員 外務省は条約上の見地からどういうふうにこれを処理するかという面で担当をしてまいったわけでございますが、現在台湾との間に政府間で特別取り決めを行って処理するということが不可能になりましたので、その他の方法でどういう解決する方法があるかということにつきまして関係省庁、ただいまの郵政省、厚生省、各関係者の方々と鋭意相談をいたしてまいってきております。