1955-10-07 第22回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第9号
○参考人(田垣住雄君) 経済の問題でありますが、草地の経営と耕種農業との経済関係の点を申し上げます。林産というものは一ぺん整地をして植樹をしますと、三十年、五十年という空間時代があるわけであります。それから草作というものは一ぺん植えつけますと、五年から十年そのままでいいのであります。空間が短かいのであります。それだけ林業より草業の方が循環が早いのであります。耕種農業というのは御承知のように、春まいて
○参考人(田垣住雄君) 経済の問題でありますが、草地の経営と耕種農業との経済関係の点を申し上げます。林産というものは一ぺん整地をして植樹をしますと、三十年、五十年という空間時代があるわけであります。それから草作というものは一ぺん植えつけますと、五年から十年そのままでいいのであります。空間が短かいのであります。それだけ林業より草業の方が循環が早いのであります。耕種農業というのは御承知のように、春まいて
○参考人(田垣住雄君) 午前中にお詳しい御説明がありましたので、私は少し違った観点から意見を述べたいと思います。 終戦以来一番考えましたことは、人口増殖に伴って食糧がだんだん足りなくなって行くということを防ぐにはどうしたらいいかということを研究しておったのでありますが、結局その結果、日本で今まで大きな欠陥である草の生えているところの経営を見落してきたということが、農業経営で、あるいは林業経営で欠陥