1986-04-25 第104回国会 衆議院 商工委員会 第15号
○田内参考人 私の考え方は、先ほど申し上げましたように、二律背反の中でどうバランスをとるかということでございます。ですから、もっと完全な取引の自由、何でもやらせるという考え方もあり得まずし、それから、もっともっと厳しく、あらゆる悪が出てこないようにがんじがらめに縛り上げるというやり方もあると思いますが、どちらも私はとらない。 そうすると、この両方のバランスで被害を最小限に食いとめ、ビジネスの創意工夫
○田内参考人 私の考え方は、先ほど申し上げましたように、二律背反の中でどうバランスをとるかということでございます。ですから、もっと完全な取引の自由、何でもやらせるという考え方もあり得まずし、それから、もっともっと厳しく、あらゆる悪が出てこないようにがんじがらめに縛り上げるというやり方もあると思いますが、どちらも私はとらない。 そうすると、この両方のバランスで被害を最小限に食いとめ、ビジネスの創意工夫
○田内参考人 ただいまの佐藤先生の御質問でございますが、私が一番申し上げたいと思いますのは、先ほども少し申し上げましたけれども、被害の方は具体的な事実としてそこにあるわけであります。ですから、これに対しては適切な処置をとらなければならないことはもちろんでございますけれども、それが余りに目に大きく映るがために、昔から角を矯めて牛を殺すという言葉がございますが、営業の自由、可能性というものも厳しく狭めてしまって
○田内参考人 参考人としてお招きをいただきました田内でございます。 私は、現在、一橋大学でマーケティング講座を担当いたしておりますが、こういった特殊取引の規制に関する私の基本的考え方は二つでございます。まず、その二つを申し上げて、その後少しばかりそれにコメントさせていただきます。 まず第一は、どういう厳しい法律をつくっても、それをくぐり抜ける方法を見つけ出す者が必ずいるということでございます。