1979-04-24 第87回国会 参議院 外務委員会 第8号
○田中寿美子君 私は、きょう、東京ラウンドに関連して、発展途上国との関係の問題と、それから日米間の貿易の問題と、この二つの点についてお尋ねしたいと思っております。 去る四月十二日にジュネーブでなされた東京ラウンドの合意議事録についての仮調印ですね、これには九十九カ国のガットの参加国のうちの三分の二であるところの途上国八十カ国ぐらいがほとんど仮調印していない、アルゼンチンだけというふうに聞いておりますけれども
○田中寿美子君 私は、きょう、東京ラウンドに関連して、発展途上国との関係の問題と、それから日米間の貿易の問題と、この二つの点についてお尋ねしたいと思っております。 去る四月十二日にジュネーブでなされた東京ラウンドの合意議事録についての仮調印ですね、これには九十九カ国のガットの参加国のうちの三分の二であるところの途上国八十カ国ぐらいがほとんど仮調印していない、アルゼンチンだけというふうに聞いておりますけれども
○田中寿美子君 前に牛場特使が行かれましたときは、アメリカとの間で四十億ドルあるいは五十億ドルの黒字解消――開放といいますか、ということを申し出たけれども、それに対してアメリカ側は賛成しなかった、だから不調に終わった。しかし、今回、園田さんが行かれて七十五億ドル――園田外務大臣は経済問題は話をするはずではなかったけれども、すっかりそこにはめ込まれたというふうな報道がされておったわけですが、ですけれども
○田中寿美子君 いまも秦野委員から日米関係の問題、貿易の問題たくさん出ておりますが、いま日本の外交は東京サミットに向かってどんどん進められている感じでございますね。きょう総理大臣の訪米の日程が発表になったと思いますが、四月三十日から五月七日まで、帰っていらっしゃったらまたすぐにUNCTADの方にお出かけになる。それらはやっぱり六月末の東京サミットに向かって、それを成功させるために一方向に向かって地ならしをしていらっしゃるという
○田中寿美子君 だから、承知しておりませんで済んでしまうんじゃ、実は困るんですね。実は前借金でどうにもこうにもならない女の人たちが婦人相談所に逃げ込んでくる。そして、その処理をあとは婦人相談員がやるわけです。しかし、これは私も復帰前と後にもちょっと行きましたけれども、まあ特に警察の方は御存じのとおりの暴力団、これは管理売春のところにはみんなつきものなんです。まあ見張りをしていると。これは外人向けのバー
○田中寿美子君 私、大分前から沖繩の売春の状況について、特に前借金に関連あるものの資料をとっていただきたいというふうにお願いしたんですけれども、沖繩県警の方からはほとんどそういう報告というのはお受けにならなかったんでしょうか。いまの四件のことだけですか。
○田中寿美子君 澁谷国務大臣、私はきのう厚生大臣に対しまして、売春における前借金の問題、特にそれを沖繩の問題にしぼりまして、一体それを厚生省としては更生保護の方を担当している立場からどういうふうに取り組んでいられるかということを主にお伺いしたわけです。このような問題にきょうははからずも一時間もらって、めったに売春の問題に時間をいただくことは少ないんでございますので、きょうは私は、警察が把握していらっしゃる
○田中寿美子君 国連婦人の十年というのは八五年までで、そして来年は中間の世界婦人会議が開かれるわけです。日本は先進国、工業国として、ある意味では先頭にいかなければいけないのに、男女差別問題、雇用における差別の問題は非常にたくさんあるということを、労働省みずから先般の労働基準法研究会の報告書の中でも認めているわけなんですね。それで、五十五歳、六十歳というのは、数としてはそのころまで働いている女性が少なかったりして
○田中寿美子君 労働大臣は、ですから今回の東京高裁の判決の線は妥当であるというふうに認識していらっしゃるというふうに確認したいと思います。 実は、三木内閣のときに、石田博英労働大臣のときですから昭和五十年ですが、私予算委員会で、この中本ミヨさんの定年差別の問題をお尋ねしました。そのときに石田労働大臣は、差別は一年でも二年でも差別であると、正しくないというお答えをしていらっしゃいますので、労働省の方針
○田中寿美子君 私は最初に、日産プリンスに対して中本ミヨさんが起こしておりました定年差別訴訟問題のことをお尋ねしたいと思います。 経過はもう御承知のとおりですけれども、ごくかいつまんで申しますと、日産とプリンスが合併したときに、プリンスの方で定年差別なしに働いていた中本ミヨさんが、日産の就業規則、男子五十五歳、女子五十歳とするその定年差別の規則を適用されて、昭和四十四年一月、五十歳で解雇されたのに
○田中寿美子君 そうしますと、きょうの朝日新聞に出ている「対エジプト援助分担も」ということです。外務大臣がきのう行われた「ヘンリー・オーエン米大統領特別代表との会談で、園田外相はカーター米大統領の調停で平和条約調印へ一歩を踏み出したエジプトとイスラエルの中東和平工作に対する経済的な側面協力として、エジプトに対する米国、日本、西独などの「援助分担」構構にわが国が応ずる考えのあることを表明した。」というふうに
○田中寿美子君 四八年の国連のパレスチナ分割決議ですね、これが決議されてからは全然事実上これが実行できない状態にあるということはもうよく御承知のとおりですけれども、今回のエジプト・イスラエルの間の二国間の条約によって、きょうはもうすでにシリアとイラクは、このアラブ強硬派といわれる二つは統合の一歩を踏み出そうとしている。そうしてPLOはもちろんのこと、周辺のアラブ諸国はみんなこれに対して反発をしている
○田中寿美子君 私は、きょうは、中東和平の問題と、それに関連しながらイランの情勢などについて御質問したいと思います。 外務大臣は近くアメリカにおいでになって、そして経済問題などでの困難な問題についての話し合いをなさるということが言われておりますが、この中東和平の問題は一般の日本人にはぴんとこないみたいで、実は非常に重大な問題であるということが次第にはっきりしてきていると思うんです。 この中東和平
○田中寿美子君 つまり二百海里を設定して、今回はその規制区域というのは二百海里の外ですね。外に規制を設けるわけなんですが、そうしますと、日本がこの沿岸国にこれまでかかわってきたそのかかわり、それから今度新しく新しい条約に入るのについて、日本にとってはどういうふうな変化というかな、かかわりが起こってくるんでしょう。
○田中寿美子君 わかりました。つまり二百海里設定後のというふうに解釈していいわけですね。 それで、今回、沿岸国、つまりアメリカ、カナダ、グリーンランドですね、が二百海里を設定しているのに対して、新しくそこへ入ってくる幾つかの国が規制を受けるためにこの条約に入るんだと思いますが、この沿岸国が二百海里を設定したことに伴ってどういう新しい事態が起こったのか、どういうふうにこの新しい条約に変えなければならない
○田中寿美子君 北西大西洋の漁業についての今後の多数国間の協力に関する条約というのについて、私は質問いたします。 予想以上に早く二百海里体制になってしまって、なかなか日本の漁業界にとっては波が荒いという状況だと思うのですが、それに対応して今回の条約が結ばれ、それに日本も加盟していくということでございますが、私は、条約の題名というのはいろいろむずかしいなとこのごろ審議しながら思っているんですが、この
○田中寿美子君 それで、実は、私も外務省の方がつくってくださったこの説明書を道々読んでおりまして、いつも感じていることで、この際、御要望を申し上げたいと思っているんですが、慣習として条約は、私は別に元号法案の問題をここで出すつもりはないんですけれども、全部昭和何年となっておりますね。それで条約そのものは昭和というのが慣行だろうと思いますけれども、説明書を見るときに、私は一々これを西暦に自分の頭でかえながら
○田中寿美子君 何かこう「特に」ということの意味が何となくはっきりしないような気がしますけれども、非常に強調したという意味にとってよろしいんですね。
○田中寿美子君 午前中に、もうポーランドとの修好条約の問題については、わが方は戸叶委員がするお約束でございましたからやられたと思うんです、私おりませんでしたものですから。さらに水鳥に関してもアザラシの条約に関しても、それぞれ相当もう質疑されましたと伺っておりますので、なるべくダブらないようにしてしたいと思いますけれども、私は、最初に、水鳥の方の条約の問題についてお尋ねをしたいと思います。 水鳥にしても
○田中寿美子君 覇権主義というようなレッテルを張ってしまうことは非常にまた国際関係を複雑にしますので、そのような態度をとっていらっしゃると思いますし、私も慎重にしていただきたいと思っておりますが、きょう、実は、私は南北朝鮮の対話の再開の問題に集中してお尋ねしたいと思っているわけで、たぶん中越その他の問題は戸叶先生がなさいますと思いますが、ただ、一つ、私が今回中越国境紛争が起こったことで非常に心配になりますのは
○田中寿美子君 私たちは日本政府がこの紛争が大規模な戦争に発展していかないためのあらゆる努力をしてほしいと思うのですが、日中、米中の平和友好条約などで反覇権の宣言をしているわけでございますね。今度の事態もその覇権主義反対というそれには触れていない、そういうふうに解釈をしていらっしゃいますわけですか。
○田中寿美子君 外務大臣、もうすでに衆議院の外務委員会並びに予算委員会で問題にされてきておりますので、そして中越国境紛争の問題で大変私たちも遺憾な問題だと思っているんですけれども、政府の態度としては、すでに中越両方の政府当局に兵を撤退することと軍事行動をやめることを申し入れたというふうに説明されておりますし、なおまたソ連の方にも慎重にしてほしいということの申し入れをしたというふうに伝えられておりますので
○田中寿美子君 昨年一月、私、委員長に就任いたしまして以来一年間、大変法案も多く、いろいろ問題の多い年でございましたけれども、委員各位の御協力をいただきまして事なく過ごさしていただきましたことを感謝申し上げます。どうぞ今後ともよろしく新しい委員長のもとで皆様の御協力をお願い申し上げまして、ごあいさつにいたします。ありがとうございました。(拍手) —————————————
○委員長(田中寿美子君) 上村環境庁長官及び山東環境政務次官から発言を求められておりますので、これを許します。上村環境庁長官。
○委員長(田中寿美子君) 御異議ないと認めます。 それでは、理事に秦野章君、森下泰君、坂倉藤吾君、馬場富君を指名いたします。 —————————————
○委員長(田中寿美子君) それでは、引き続いて理事の選任を行います。 本委員会の理事の数は四名でございます。 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(田中寿美子君) 御異議ないと認めます。 それでは、理事に秦野章君、森下泰君、坂倉藤吾君、馬場富君を指名いたします。 —————————————
○委員長(田中寿美子君) それでは、引き続いて理事の選任を行います。 本委員会の理事の数は四名でございます。 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(田中寿美子君) それでは、私、前国会に引き続きまして委員長に選任されましたので、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
○委員長(田中寿美子君) 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 公害及び環境保全対策樹立に関する調査のため、本日の委員会に日本道路公団理事持田三郎君を参考人として出席を求めることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(田中寿美子君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。 委員の異動について御報告いたします。 去る十月二十一日、増岡康治君、竹内潔君及び熊谷弘君が委員を辞任され、その補欠として三善信二君、原文兵衛君及び藤井丙午君が選任されました。 また、本日、三善信二君、藤井丙午君、林寛子君及び佐々木満君が委員を辞任され、その補欠として成相善十君、金井元彦君、増岡康治君及び竹内潔君
○委員長(田中寿美子君) 御異議ないと認めます。 それでは、理事に秦野章君及び森下泰君を指名いたします。 —————————————
○委員長(田中寿美子君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。 久次米健太郎君及び原文兵衛君の委員異動に伴い、理事に二名の欠員が生じております。 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(田中寿美子君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。 委員の異動について御報告いたします。 去る二日、原文兵衛君が委員を辞任され、その補欠として秦野章君が選任されました。 また、去る三日、菅野儀作君が委員を辞任され、その補欠として原文兵衛君が選任されました。 —————————————
○田中寿美子君 ただいま議題となりました水俣病の認定業務の促進に関する臨時措置法案につきまして、公害対策及び環境保全特別委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本法律案は、水俣病にかかった者の迅速かつ公正確実な救済を行うため、旧公害に係る健康被害の救済に関する特別措置法による水俣病に係る認定の申請をした者について認定に関する処分を行う機関の特例を臨時に設けようとするものであり、その
○田中寿美子君 それで今度、日中平和友好条約という平和という言葉が入っているわけですが、これは三木総理のときに、五十年の一月に衆議院の予算委員会で、親台湾の委員の方が平和というのは取れということを要求されました。しかし、どうしても必要だということを主張されている。それから福田総理は九月三十日の参議院の本会議で、平和友好の平和というのは特別の意味は何にもない、平和条約を意味しないということをおっしゃっている
○田中寿美子君 日華平和条約というのは台湾政府と結んだものですから、現実的に言って中国政府を相手にしていないという意味で、全くこれは正しくないものであるために日中共同声明ということに結局はなったんだと思いますが、その中でほとんど戦後処理あるいは戦争終結一切を終わったと、いまの御説明でもありますように。ですから、講和的な意味で言えば賠償の問題だとかあるいは領土の問題が最終的に決着させられるべきものなんですけれども
○田中寿美子君 もうすでに非常にたくさんの方が発言なさって、ほとんど問題点が出されております。当委員会では大分タカ派的な発言もありましたし、否定的な発言もありましたけれども、私はやはり日中平和友好条約の締結を深く喜ぶという立場から、園田外相の御苦労、外務省当局関係者の御苦労に敬意を表します。 問題は日中不再戦、子々孫々までの友好ということについては今後の私ども自身の課題であるということを深く銘記しなければならないと
○委員長(田中寿美子君) ただいま原君から発言がありました要望書等の取り扱いについてお諮りいたします。 北海道及び関係各市長から提出されております要望書等は、本日の会議録の末尾に掲載いたしやいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(田中寿美子君) 次に、先般当委員会が行いました自然保護の現状及び水質汚濁対策の実情調査のための委員派遣について、派遣委員の報告を聴取いたします。原君。
○委員長(田中寿美子君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。 委員の異動について御報告いたします。 去る八日、寺下岩蔵君が委員を辞任され、その補欠として森下泰君が選任されました。 また、本日、中野明君が委員を辞任され、その補欠として矢原秀男君が選任されました。 —————————————
○委員長(田中寿美子君) 公害及び環境保全対策樹立に関する調査を議題とし、質疑を行います。 質疑のある方は順次御発言を願います。
○委員長(田中寿美子君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。 参考人の出席要求についてお諮りいたします。 本日の委員会に、参考人として中央公害対策審議会大気部会部会長伊東彊自君の出席を求め、二酸化窒素に係る環境基準について御意見を聴取することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(田中寿美子君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(田中寿美子君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。 まず、請願の審査を行います。 第二四七三号東大阪市全域を公害健康被害補償法による地域指定等に関する請願外三件を議題といたします。 現在、本委員会に付託されております請願は、お手元に配付のとおり、全部で四件でございます。 本日の理事会で御協議いたしました結果、第二四七三号外三件については、願意のうち、東大阪市全域
○田中寿美子君 ただいま議題となりました瀬戸内海環境保全臨時措置法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案につきまして、公害対策及び環境保全特別委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本法律案の内容でありますが、まず、瀬戸内海環境保全臨時措置法の改正部分につきましては、第一に、失効規定を削除して法律の題名を瀬戸内海環境保全特別措置法とすること、第二に、関係府県は、国の定める基本計画
○委員長(田中寿美子君) 瀬戸内海環境保全臨時措置法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案を議題とし、本法案について参考人の方から御意見を聴取いたします。本日は、お手元の名簿にございます五人の参考人をお招きいたしております。この際、参考人の方々に一言ごあいさつ申し上げます。本日は、御多用中のところ、本委員会に御出席をくださいまして、まことにありがとう存じます。 ただいま議題といたしております法案
○委員長(田中寿美子君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。まず、委員の異動について御報告いたします。昨一日、岩上二郎君、岩崎純三君が委員を辞任され、その補欠として菅野儀作君、森下泰君が選任されました。 —————————————
○委員長(田中寿美子君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、連合審査会開会の日時につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(田中寿美子君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。 最初に、連合審査会に関する件についてお諮りいたします。 日本国と大韓民国との間の両国に隣接する大陸棚の南部の共同開発に関する協定の実施に伴う石油及び可燃性天然ガス資源の開発に関する特別措置法案について、商工委員会に対し連合審査会の開会を申し入れることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕