1985-07-10 第102回国会 参議院 運輸委員会 閉会後第1号
○参考人(片桐典徳君) 目黒委員さんにお答え申し上げます。 主観的でございますけれども、今先生おっしゃいました、とにかく何でもかんでも民営にすれば何とかそろばんがとれるんじゃないか、これはごもっともな御意見でございますが、そう簡単じゃないわけでございます。 先ほど私が民営鉄道全般に、まあ国鉄より多少はいいということで、なかなか苦しいんだということを申し上げました。ですから、民営にしたって民営の普通
○参考人(片桐典徳君) 目黒委員さんにお答え申し上げます。 主観的でございますけれども、今先生おっしゃいました、とにかく何でもかんでも民営にすれば何とかそろばんがとれるんじゃないか、これはごもっともな御意見でございますが、そう簡単じゃないわけでございます。 先ほど私が民営鉄道全般に、まあ国鉄より多少はいいということで、なかなか苦しいんだということを申し上げました。ですから、民営にしたって民営の普通
○参考人(片桐典徳君) 小柳先生からお話がございましたことにつきましてお答えを申し上げます。 国鉄の分割論につきましては、細かいことも入っておりませんのでよくはわかりませんが、今御質問の貨物部門はなかなか難しいのじゃないか。これは分割の中から別になっているというふうに新聞に出ておりました。貨物部門は、これは走行キロだけ見ればわかりますので、原価が出ておれば大体計算ができるということでやっておりますので
○参考人(片桐典徳君) ただいま御紹介をいただきました日本民営鉄道協会会長の片桐でございます。 本日は、当委員会の参考人として国鉄問題について何か述べよということでございますので、私ども日ごろそれぞれ経営する会社の経営について心を砕き、また民営鉄道協会の運営につきましていろいろ活動しておりますが、国鉄問題につきましては、同じ鉄道業を営む者といたしまして常々関心を持ち、新聞等の報道もそれなりに関心を
○片桐参考人 お答えします。 三月末の京浜急行の借入金は千二百三億円、営業利益が三十六億七千三百万円、それから税引き前の利益が十三億二千万円、これが三月末の決算でございます。 いまの御指摘は、借入金利子が三十六億円で営業利益ととんとんじゃないかという御質問だと思いますが、それは、非常に冷房化その他に投資をやっておるのと、それから、三崎線が一部開通をいたしましたものですから、そちらの方が全然稼働しておりませんので
○片桐参考人 ではお答えいたします。 国鉄並行区間の運賃はどうあるべきか、こういうようなお話でございましたので、大体これを拾ってみますと、国鉄、私鉄の並行区間は、戦前、戦後、大体同じくらいでやっておったわけです。大体戦前も国鉄が上げると同時に私鉄も同日上げた。それで戦後を見ますと、二十八年の一月十五日までが国鉄運賃と私鉄運賃と同時施行でございます。それで、三十四年、次の運賃改正から国鉄の方がちょっと
○片桐参考人 私は、京浜急行電鉄株式会社の社長片桐典徳でございまして、民営鉄道協会の広報委員長を務めております。 それでは、関東大手七社についてその概要を簡単に御説明申し上げます。 御承知のとおり、関東大手七社は、都心部を基点としておおむね放射状的に約千百キロの営業路線を持って、一日平均九百三十二万人(四十九年度)の旅客を輸送いたしております。輸送人員で見ますと、大都市鉄道輸送の四〇%近くを受け