1994-10-17 第131回国会 参議院 予算委員会 第2号
○片山虎之助君 今、総理が答弁されましたように、最初は私は本当に国民に戸惑いや不安があったと思いますよ、今までけんかばかりしてきたんですから、正直言いまして。しかも、三党合意はありますけれども、その時点では基本的な政策の相違というのは残ったわけですからね。 ところが、この三カ月間、やっぱり国民はこの内閣はちゃんとやっているなと、こういうことになったんだと思うんですよ。その一つは、やっぱり村山総理のお
○片山虎之助君 今、総理が答弁されましたように、最初は私は本当に国民に戸惑いや不安があったと思いますよ、今までけんかばかりしてきたんですから、正直言いまして。しかも、三党合意はありますけれども、その時点では基本的な政策の相違というのは残ったわけですからね。 ところが、この三カ月間、やっぱり国民はこの内閣はちゃんとやっているなと、こういうことになったんだと思うんですよ。その一つは、やっぱり村山総理のお
○片山虎之助君 それでは、本題の質問に入りたいと思いますが、まず総理の基本的な政治姿勢から入らせていただきたい。 総理、このところのマスコミの世論調査を見ますと、ずっと村山内閣の支持率が上がっているんですね。三カ月間これだけ上がったというのは珍しいということなんです。しかも、この一年で連立内閣は三通りあったわけですよ、細川、羽田、村山と。どの連立内閣が一番いいかというと、一番は村山だというんです。
○片山虎之助君 私は、自由民主党を代表して、与党の一番手として質問させていただきたいと思います。テレビも入っておりますし、できるだけわかりやすい質問をいたしますので、総理初め皆様もわかりやすい簡潔直截な御答弁をお願いいたしたい、こう思います。 まず、本題に入ります前に、せんだって十三日のスウェーデン・アカデミーの発表によりますと、我が国の大江健三郎さんがノーベル文学賞を受けられた。大変私は喜ばしいことだと
○片山虎之助君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となりました平成六年度予算三案に対し、反対の討論を行います。 今、我が国は厳しい経済情勢への対応はもちろんのこと、規制緩和、行財政改革の推進等早急に解決しなければならない課題が山積し、国際的にも我が国の役割は一層増大しております。 このような状況下において、予算の年内編成と一日も早い成立は政府がとるべき至極当然の政治判断でありますが、連立政権
○片山虎之助君 今、厚生大臣から御答弁いただきましたが、なるほど二〇二五年は三十年後ですから、二〇〇〇年も二〇一〇年も私は要ると思うんです。それはやっぱりある程度の道筋を示さなきゃいけません。そういう意味では、このビジョンはビジョンとしては私はそれなりによくできていると思うんですよ。問題は、このビジョンの使われ方、使い方なんですね。 そこで、今も大臣るる言われましたが、五・三兆円という需要がこれから
○片山虎之助君 そこで問題は、本来二〇二五年の三十年後のビジョンが二〇〇〇年とか二〇一〇年とかの推計をやっているんですね。これが本来ビジョンであるにもかかわらず中長期の計画風に世間に受け取られる、あるいは税制改革のこれが一つの根拠づけになっている、ここに問題が私はあると思うんです。 というのは、これはビジョンですから、二〇〇〇年の推計で言いますと、例えばこれはどこかの新聞にも書いておりましたけれども
○片山虎之助君 先週の質問で、税制改革に絡む二十一世紀福祉ビジョンの話をさせていただきました。 考えてみますと、まさにこれは二十一世紀のビジョンですから、高齢化のピークの二〇二五年を目標にしまして、その福祉の未来像というんでしょうか、あるべき姿、それを超えるためのいろんな努力なんかを書いたものだ、こういうふうに私は理解したわけであります。 しかし、これはビジョンですから、これをそのまま具体の予算
○片山虎之助君 もう本当に時間がなくて困るんですが、今このビジョンの中にケースⅡというのがありますね、説明しませんけれども。それで老人対策は、現状のものがケースⅡでいくと四兆円になるんですよ。それから、児童対策は二兆円が五兆円になると言っているんですよ。ここで五兆給付がふえるんですよね。これもいかにも大ざっぱで、六年後にそういうことができるとはとても私は思えないわけですよね。 そういう点は積み上げられていないんだということは
○片山虎之助君 そこで、私は余り時間がないのでいろいろとしゃべれないんですが、内容面につきましてはいい点もあるんですよ。例えば年金と医療と福祉のバランスを変えるとか、介護対策を大いにやるとか、市町村をある程度表に引っ張り出してちゃんとやらせるとか、いいんですが、私の見るところ目標数値と推計値と施策が一つもつながっていないんです。目標数値は夢のようなことを書いてあるんですよ。 例えば老人で言いますと
○片山虎之助君 ただいま文部大臣、大蔵大臣から御答弁をいただきました。満足すべきものでも必ずしもないんですけれども、私は了といたします。 さらに、先ほど当予算委員会の理事会に斎藤大蔵事務次官が出席いたしまして、年末の一連の行動、さらにきのうの発言について、釈明と陳謝がありました。それも了といたしました。 そこで、大蔵大臣に一言申し上げたいんです。私も大蔵政務次官をやらせていただきましたが、大蔵省
○片山虎之助君 税制改革から質問を始めたいと思います。 この税制改革、細川内閣から羽田内閣にかけて最重要の課題でございます。去年の八月からいろんな経緯がございました。真夜中の国民福祉税騒動、これも記憶に新しいところでありますが、結局は最終的には平成六年度限りの単年度の所得課税の減税、こういうことになったわけであります。しかし、こんなものはもちません。日米首脳会議、ナポリ・サミットもありますが、各国
○片山虎之助君 選挙制度というのは、釈迦に説法ですけれども、私は便宜的な発想でなくて、ちゃんとした理念と長期的な運用に耐え得る制度である必要があると思うんです。 そういう意味で、今回の小選挙区比例代表並立制というのは、もともと選挙直後に日本新党と新党さきがけが小選挙区を主張しているサイドと比例代表を主張するサイドの両方がのみ得るようなことをお考えになったと思いますけれども、足して二で割るような、フィフティー・フィフティー
○片山虎之助君 そこで、選挙制度改正はいろんな意見があってなかなか集約に時間がかかると。会期は二十九日までと決まっているわけでありますから、しかしそれまでに集約が果たして可能かどうかという見方が一方である。そういう中で、もしそうなら与野党で合意し得る腐敗行為防止を先行すべきではないかという意見が野党のみならず与党の中にもあるやに報ぜられておりますが、それについては総理いかがお考えでございますか。
○片山虎之助君 それでは、まず冒頭に総理にお伺いいたしたいと思います。 言うまでもなく、政治改革なかんずく選挙制度改革は、もう御承知のように民主主義の土俵づくりでございまして、これについては与野党ということじゃなくて十分関係者が論議を尽くし、合意形成をすることが私は筋だと思います。数で押し切るとか一方的にどうにかするとかいうことじゃ私は困ると思う。そういう意味で当参議院の委員会で議論が今始まっておりますけれども
○片山虎之助君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となりました平成五年度第二次補正予算三案について、反対の討論を行うものであります。 今日、我が国経済が戦後最悪の不況に陥る中、細川内閣が九月半ばに策定した緊急経済対策は、公共事業の規模が小さ過ぎるのみならず、規制緩和は即効性に欠け、加えて国民が期待した所得減税が盛り込まれなかったことから、景気対策としては全く迫力に欠けるものでありました。
○片山虎之助君 きちんとしてもらうと。具体的には今のミニマムアクセスの拡大だとか、あるいは関税率のカットが出てくるわけですね。そういうことについて何らかの変化、影響があるんでしょうか。
○片山虎之助君 午前中の質疑で、総理は、第四項絡みだったと思いますが、非貿易的関心事項について配慮という言葉が入るんだ、これは大変な成果だ、こう言われました。具体的にどういう効用、効果がございますか。
○片山虎之助君 当予算委員会で二度目に立たせていただきます。まことに光栄に存じております。 まず、羽田外務大臣にお尋ねいたします。 もう本当に土壇場でのジュネーブ行き、しかも大変な強行軍でお疲れさまでございました。心から御慰労を申し上げたいと思います。 今、社会党の一井議員にるるお話がございました。もう結論的に言っていただきたいんですが、再交渉し修正の余地は全くないとお考えかどうか。特にドゥーニー
○片山虎之助君 今のお話聞きましても、情報のとり方がよくないんです。それから、何度も言いますけれども、行くのならもっと早い時期に農水大臣を、事実上の責任者を行かせてやらにゃいかぬと私は思うんです。まあしかし、これで時間をとってもあれですから。 そこで、ドゥニー調停案、調整案なのか調停案なのか、これについてですが、七日の未明に我が国に連絡があって、そこで急遽政府・与党首脳会議をおやりになって事実上受
○片山虎之助君 それでは、参議院の一番バッターとして自民党の代表質問をさせていただきたいと思います。 まず、今、国会でホットな議論が展開されております米の自由化問題から入らせていただきたいと思います。 実は昨夜私のところに連絡がありまして、畑農林水産大臣が急遽ジュネーブに行くことになった、こういうお話でございまして、きょうから参議院の予算委員会をやる、しかも今国内外を含めて大変大きな議論になっているときに
○片山虎之助君 私は、自由民主党を代表して、細川総理の所信表明演説に対し、幾つかの重要テーマに絞って総理はか関係大臣に質問をいたします。 まず、政治姿勢と基本政策についてでありますが、細川連立政権が発足してはや一カ月半を経過いたしました。アメリカ合衆国大統領は就任して蜜月の百日間があると言われますけれども、各社の世論調査で見る細川内閣の支持率は御祝儀の意味はあるにしても大変に高こうございまして、国民
○政府委員(片山虎之助君) 今御指摘ありました高額券を発行するかどうかにつきましては、通貨の種類に対します国民の需要の動向だとか、また高額券に対する心理的な影響だとか、多面的に慎重に検討しなければならない。 なるほど一万円の流通のパーセンテージが八七%というのも事実でございますけれども、これは過去のいわば経験値みたいなものでございまして、現在までのところ、いろんなことを含めますと高額券を発行する考
○政府委員(片山虎之助君) 今お話ありましたように、せんだって私も初めて造幣局を視察させていただきました。 お話がありましたように、貨幣が中心ですけれども、勲章だとかその他の工芸品の製造過程をつぶさに見せてもらったわけであります。あれはなかなか大変な仕事だと私も思いましたが、職員の皆さん、本当に一生懸命やっているな、こういう感じを持ちました。 造幣事業というのは、もういろいろお話ありますように重要
○政府委員(片山虎之助君) 地価税につきましては、制度創設の際に大変な議論があったことは承知いたしております。 地価税は地価抑制を目的とした政策税制であることは確かでございますけれども、それじゃ当面の地価下落だけを考えた短期的な、対症療法的な税制がといいますと、そうではない。土地の保有 コストを上げて土地神話を打破する、こういう長期的な性格、体質改善的な性格も同時にある。こういうことになっておりまして
○政府委員(片山虎之助君) 御指摘の土地の譲渡益課税につきましては、御承知のようにこれまでかなりな頻度で改正が行われてきたところでございます。それはときどきの政策的な要請がもとよりあったわけでございますけれども、全般的に言えばやっぱり緩和傾向であった。そのために国民の皆さんの方では、税制の緩和にもっとなるんじゃなかろうかということで売り惜しみの傾向を生じたということが懸念されてまいったわけであります
○政府委員(片山虎之助君) 今楢﨑委員、総合経済対策のことの御質問ございましたが、現在、その内容等を踏まえまして鋭意補正予算の編成作業を行っているところでございまして、できれば五月の連休明けの中旬ごろに補正予算を国会の方へ提出させていただきたい、こういうふうに思っております。
○政府委員(片山虎之助君) 初答弁をさせていただきます。 今先生御指摘のとおりでございまして、途上国の開発に当たりましては、もちろん貧困の削減ということが大きな課題でございますから、その一環として人口問題にどう対処するかというのは大変重要なことであると思っております。 具体的にIDAは、家族計画に関する情報やサービスを提供するためのプロジェクトや、女性の初等中等教育へのアクセスを改善するためのプロジェクト
○政府委員(片山虎之助君) 日本銀行政策委員会委員草場敏郎君は四月十九日任期満了となりますが、その後任として酒井守君を任命いたしたいので、日本銀行法第十三条ノ四第三項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 何とぞ、御審議の上、速やかに同意されますようお願いいたします。
○政府委員(片山虎之助君) 先般、大蔵政務次官を拝命いたしました片山虎之助でございます。 御承知のように、未熟非才でございますけれども、職責の重大さを痛感いたしまして、全力を挙げて職務の遂行に取り組む所存でございます。委員会の諸先生の一層の御指導、御叱正をよろしくお願いいたします。 ありがとうございました。(拍手)
○片山政府委員 先般、大蔵政務次官を拝命いたしました参議院の片山虎之助でございます。 未熟非才でございますけれども、職員の重大さを十分認識いたしまして、一生懸命やらせていただこう、こう思っております。どうか委員会の諸先生の御指導、御叱正をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手)
○片山虎之助君 各種委員の選挙は、いずれもその手続を省略し、議長において指名することとし、また、裁判官弾劾裁判所裁判員予備員、裁判官訴追委員予備員、皇室会議予備議員、皇室経済会議予備議員の職務を行う順序は、これを議長に一任することの動議を提出いたします。
○片山虎之助君 中央選挙管理会委員及び同予備委員の指名につきましては、いずれも議長に一任することの動議を提出いたします。
○片山虎之助君 それでは、簡単に三点ほどお伺いします。 今まで議論が出ましたけれども、私、首都機能移転だけでは一極集中阻止や多極分散型国土にはなかなかならないと思うんです。しかし、そういうことに対する大変大きなインパクトを与える、官が先鞭をつけるという意味で、ただ、一極集中阻止をやるためには、やはり地方分権だとか、先生が言われました規制緩和だとか、あるいは各地域のプロジェクトをもっとしっかりやるとか