1963-03-22 第43回国会 参議院 建設委員会 第12号
○瀬谷英行君 この前、建設大臣が何のときだったか忘れましたけれども、東京都の問題についてちょっと触れて、都政あり、区政ありで非常に東京都の場合は機構が膨大であり、複雑であり、容易じゃないというような意味のことを言っておられたのですけれども、行政機構の縦の連絡——横の連絡だけのものでなくて、縦の連絡、都と国の場合、これらの面ではたしてうまくいっているのかどうか。たとえば建設省なら建設省としての行政指導
○瀬谷英行君 この前、建設大臣が何のときだったか忘れましたけれども、東京都の問題についてちょっと触れて、都政あり、区政ありで非常に東京都の場合は機構が膨大であり、複雑であり、容易じゃないというような意味のことを言っておられたのですけれども、行政機構の縦の連絡——横の連絡だけのものでなくて、縦の連絡、都と国の場合、これらの面ではたしてうまくいっているのかどうか。たとえば建設省なら建設省としての行政指導
○瀬谷英行君 今でもしばしば苦情を聞くのは、やはり掘り返しというものが年がら年じゅう都民にとって、あるいは交通にとって障害になっているという苦情が多いんじゃないかという気がするわけです。これは私ども自身が直面をする機会が多いわけでございますけれども、連絡協議会の機能が今日まで十分に発揮できているかどうかという点が問題であろうと思うのです。連絡協議会といっても、仕事がまちまちですから、そう簡単なものじゃないということは
○瀬谷英行君 この問題は、都市計画の基本というものがちゃんとしていないというと、なかなかこれはうまくいかないじゃないかという気がするのですけれども、今の特にこれは東京都の顕著な例は、掘り返されている地域がガスであったり、電信電話であったり、下水であったり、地下鉄であったり、何かその連絡がなくていろいろと掘り返されているという現象が多いような気がするのですけれども、一貫した都市計画というものが中心になって
○瀬谷英行君 関連して。去年の参議院選挙でも、私の聞いた範囲では、商品を、商品というわけではないけれども、品物をくれて大いに投票の能率を上げる、こういう試みがあったということを聞いているわけです。別に私の地元でそういうことがあったというわけではないんですけれども、ある候補が、自分の出身のところでは物をくれる。その結果だかどうか知らぬけれども、非常にそこでは投票の率がよかったという例がある。今の自治大臣
○瀬谷英行君 そうしますと、先ほどのお話にもございましたが、ひとえに六月の雨季に期待をかけておるということになるのであって、現在のところはまことに心細い、端的に言って。六月になれば雨が降るだろうということになってくると思うのですけれども、雨がもし思うように降らなかったらお手あげだということであって、もうひたすら六月の降雨季に期待をかけているのだということに、一言にして言えば尽きるわけですが。
○瀬谷英行君 今回の河川法改正の一番大きな問題点になるところは、知事の河川の管理権を建設大臣に移すということにあると思います。この河川法の改正に対しましては、全国知事会あるいはまた県によっては県議会等で改正案に対する意向を表明をいたしておりますが、結論から申し上げると河川法の改正に対しては反対であるということを言っておるわけであります。一体こういう場合にはどういうことになるのか、自治大臣の見解をひとつお
○瀬谷英行君 建設大臣にお尋ねをしたいと思います。河川法の改正案についてであります。二月七日の建設委員会では、三十八年度の建設省関係の予算と予定法律案の趣旨説明がございましたが、その際、建設大臣から、河川行政については河川管理の適正を期するために河川の管理制度、ダム防災、水利制度等の規定を整備をして最近の社会情勢に対応した河川管理を行ない得るようにする、こういう趣旨の説明がございました。今回の河川法
○瀬谷英行君 ただいまの山本さんの質問に関連してちょっと聞きたいのでありますが、大蔵大臣の今の御答弁の中に、法律上の補償はこれは考えていない。しかし、何らかの報償は必要だと思うのだがと、そこまでが閣議で出ておるのだと、こういうふうに言われました。そうすると、これはまあ簡単に言えば、法律上の補償はやらぬけれども、何か別の形で色をつけなければならぬと思うがと、こういう意味に解釈されると思うのですね。そういう
○瀬谷英行君 公債発行のことについてなんですけれども、先ほどのお話で、公共投資のための公債発行は、目的がはっきりしている限りはいいのじゃないかというお話がありましたけれども、道路の例をあげられましたが、具体的には、日本の現在の経済、産業の実情からいって、どういったような公債を発行してしかるべきであるというようにお考えになるのでしょうか。
○瀬谷英行君 もう一つ、この間ちょっと私も質問したのですけれども、第七条の第三項ですか、ただし書きですね、非常に長ったらしいただし書きがついているのですが、こういうただし書き、私よく読んでみると、簡単にいうと、張っちゃいけないという所に張っている場合だとか、あるいはまた許可を受けなければならないときに受けないで張ったときとか、こういったような内容なんですね、こういうのは俗にいう蛇足というのだと思うのですよ
○瀬谷英行君 先ほどちょっと説明がありましたけれども、人口五千以上云々という、この人口五千と区切った問題ですね、これはお話によると、全国で三千五百のうちに人口五千以下というのは三百幾らしかないということ。これは逆に言うと、三百幾らしかないならば、ことさらに五千というところで切らなくたって支障はないのじゃないか、こんなような気もするのです。これは、たとえばわざわざここで五千以上ということで区切らないで
○瀬谷英行君 条文の点については、次官の御答弁のようにひとつ今後お願いしたいと思います。 それから、先ほどももちょっと申し上げましたけれども、指導の点について、たとえば基準を設けるということがありますけれども、これは法律の文章だけではなかなか私はうまくいかないと思う。投げやりになって、これだけやらなければ、こういうことに違反しなければいいということだけでは、実際問題として市街地の美観風致を維持する
○瀬谷英行君 二点についてちょっと御質問したいのですけれども、この法律案の理由とするところは、市街地等の美観風致を維持するためとなっておりますけれども、内容は、制限とか禁止とかいうことに限定されているようです。そこで、こういう禁止や制限だけを法律化していろいろやるということもいいかもしれませんけれども、それだけではたして市街地等の美観風致を広告等の面で維持できるかどうか、私疑問の点があると思うのです
○瀬谷英行君 ついでですけれども、総合部会というのは、たとえばいつごろまでに結論を出し、その部会の運営なり機構なり組織なりというものがきまっておって、ある程度もう目標もはっきり、たとえば計画あるいは結論なんというのはさまっておりますか。
○瀬谷英行君 関連して。今、委員長が質問された内容について経済企画庁からのお答えですが、弾力的な態度というのは結局、物価の値上がりのパーセンテージについては、ある程度これは狂いがあるかもしれないというふうにあらかじめ思っていたのか。それから、特に公共投資と民間の設備投資とのバランスの乱れですね、これはもうあらかじめ経済企画庁として計算をされていたものかどうか、あるいは計算以外の現象になったものかどうか
○瀬谷英行君 春闘の第一波というふうに伝えられておりますけれども、関連して質問したいと思います。 総理が、先ほど所得が最近非常にふえておる、一〇%とか、一三%というふうに言われましたけれども、公務員のベース・アップが七%、しかも、五月というのを十月に繰り下げておる。また、これはきのうの新聞でありますけれども、公共企業体の低賃金は事実である、たとえば高校卒の初任給、全逓が一万八百円、国鉄が一万一千円
○瀬谷英行君 関連。
○瀬谷英行君 現実の問題として茨城県の県議会から陳情があることは事実でございます。歴代の長官も努力をしておられることですから、大臣にもぜひこれはやってほしいと思うし、おだてるわけじゃないけれども近藤長官なら何とかできそうな気がするので私も申し上げたわけなんです。この内容でありますけれども、米軍が代替地を見つけたならばということを言っておるようですけれども、こんなのは私は理由にならぬと思うのです。火葬場
○瀬谷英行君 先ほど防災科学技術振興に関する問題で質問がございましたが、そのときの質問の中でも、決議がおざなりになってはならないという御趣旨のことを強調されておられました。ごもっともだと思います。この点は射爆場の問題についても言えると思います。昭和三十六年五月十八日衆議院の科学技術委員会で三党共同提案で満場一致でこの射爆場返還に関する件は決議をされております。その決議に関連して当時の池田国務大臣が、
○瀬谷英行君 前回の委員会でも矢山委員から質問が出ておりますが、水戸のアメリカ軍の射爆場の問題について質問をしたいと思います。 御承知のとおり東海村の原子力研究所では、国産の原子炉が活動を開始するようになりましたし、また、近いうちに原子力発電所も完成の運びになる、こういう段階にきておるわけでありますけれども、その周辺にある水戸の米軍射爆場の問題については、その後一向に進展をしていないようでありますので
○瀬谷英行君 道路だけではなくて、国鉄、私鉄等の混雑も、最近年を追ってひどくなってきております。これは結局都心を中心として、どんどん、どんどん団地ができるということから通勤事情もひどくなってくるわけです。 ですから、これは道路だけの問題ではありませんので、建設省だけで何とかできるということではないと思います。しかし建設大臣が、やはりこの中では心棒になって、この首部圏の問題については真剣に検討しないと
○瀬谷英行君 ただいまの問題は、もう今まで、だれしもが困っておりながらどうにもならない、こういう問題でありますから、やはり思い切りのいい大臣が就任をされた際に、一挙に事をきめてもらわないと、優柔不断な人がやっておったのでは、ますますこれはどうにもならぬと思います。だから、その意味でひとつ、河野建設大臣のときに、任期中に、私はちゃんとしたことを措置を講じてもらいたいと思います。 それは言うまでもなく
○瀬谷英行君 けさ方から、いろいろ時間のことが問題になっておりますし、理事会できまりました時間の制約もありますから、あとで延ばしていただけばまた別でありますけれども、一時までということを考慮に入れまして、大臣に当面の問題について質問をしたいと思います。 それは、この三十八年度要求の予算内訳をみると、一番大きな比率を占めているのが道路整備の関係であります、二千七百九十三億、それからあとは治水関係、災害復旧
○瀬谷英行君 現地の労使間で、従来の行きがかりを捨てて、労使関係の正常化についての約束や申し合わせができた場合には、当局としてこれを尊重する気があるのかどうか。それによって前回もしくは前々回以来、当社会労働委員会で問題になってきた北陸方面の不当労働行為問題は、一応円満な決着がつけられると思うのでありますけれども、この問題について、私が今申し上げたように、現地の労使間で話し合いがついた場合には尊重する
○瀬谷英行君 十月十一日の社会労働委員会のあとで、十月二十二日でありますけれども、金沢の鉄道管理局で、管内の不当労働行為事案に関する紛争の処理について、社会党の国会議員団と鉄道管理局と国鉄労働組合の三者が協議の上で申し合わせが行なわれて、共同で新聞記者会見を行ない、発表をいたしました。その内容としては、「本紛争を円満に解決し、今後前向きに正常な労使関係を確立することについて、基本的に意見の一致をみた
○瀬谷英行君 私は、前回並びに前々回から問題になっておりますところの国鉄の不当労働行為問題について質問をしたいと思います。 十月十一日に行なわれた社会労働委員会会議録によれば、小柳委員の不当労働行為の問題についての質問に対して、国有鉄道吾孫子副総裁から答弁がございました。その要旨は、不当労働行為的な差別待遇というようなことがあってはならない、こういう指摘については、仰せのとおりでございますので、できる
○瀬谷英行君 わかりました。
○瀬谷英行君 九月二十六日に妥結をしたということでございますね。
○瀬谷英行君 この前、私どもが見学をさせてもらったときに、研究所で組合との間に紛争が起きて赤旗など立っておったのでありますけれども、そのとき労使双方からそれぞれの意見を聞きまして、これはなるべく双方が十分な話し合いの上で解決してほしいという要望を一応われわれのほうから出されたわけでございますが、その後、その労使間の紛争が解決したのかどうか、どういう形で解決をされたか等について、できれば御説明をいただきたいと
○瀬谷英行君 これはいずれにいたしましても、ついこの問われわれが帰ってきたあとで、また地元の人たちが危惧しておったような浸水という事態が潜竜地区において起こったことでありますから、こういう鉱害か災害かといったような、こういうようなことでもって現地の復旧がおくれるということのないようにしてほしいというふうに希望いたします。 それからいま一つ、これは長崎県で言われたことなのでありますけれども、毎岸保全事業
○瀬谷英行君 一つ視察をしたあとでこういうことがあったのでありますが、江迎町の潜竜地方のボタ山が崩壊した所ですけれども、われわれが帰ってきたあとで再度降雨のために浸水をしたという新聞記事を読みました。この地域では、一体災害復旧事業なのか鉱害復旧事業なのかということがわからない、まだきまっていないということで、先ほど御報告申し上げたように、現地でも困っておったということを聞いたのでありますので、調査を
○瀬谷英行君 北九州地方の視察の報告を申し上げます。 なお、ここに視察した地域の詳細な写真を持って参りましたので、これを具体的に説明は申し上げますが、その間回覧をしていただきたいと、こう思います。 去る九月二十五日から三十日までの六日間にわたり、私と村上理事は福岡、佐賀、長崎の三県下の建設事業の調査、特に若戸大橋の完成と佐賀、長崎両県の去る七月初旬の梅雨前線に伴う集中豪雨による災害の災害復旧事業
○参考人(瀬谷英行君) 私は東京地方本部として本部の指令を受けた立場にございました。そこで今回の指令について果して違法であつたかどうかというようなことが問題になつておるようでありますけれども、問題はこの違法であるかどうかの認定の問題だと思います。私どもは、今菊川さんからお話がありましたけれども、こういう問題はやはり常識で判断するほかにないと思います。我々の規約には、違法な指令が出た場合はどうしろこうしろ
○参考人(瀬谷英行君) 国鉄職員の八十年に亘る伝統から、その職員の気風とか傾向というものは、いい悪いは別といたしまして、上司の命令には忠実に従つて行くというような傾向が培われて来ております。いい悪いは別といたしまして、そういう傾向が多分にあるということは否定できないと思います。従いましてこの国鉄の従業員が、我々の待遇問題について考える場合に、もうこれ以上財布を逆さにしても出すものはないのだ、この通り
○参考人(瀬谷英行君) 瀬谷であります。私は国鉄労働組合東京地方本部の書記長をやつております。許された時間の範囲内で諸先生方に概括的な話を理解して頂くために要訳をして申上げたいと思つております。 先ず最初に、国鉄労働組合東京地方本部の立場、どういう地位にあるかということ、次に公企労法の目的或いは精神に対して私どもはどういうふうに考えておつたかということ、特に年末以来の闘争によつて私どもの執行委員長歌崎氏