1991-06-19 第120回国会 参議院 決算委員会 閉会後第7号
○説明員(濱卓雄君) お答え申し上げます。 教職員による体罰というのは、児童生徒に何らかの問題行為があった際に、その問題行為に対する懲戒及びその是正を目的として行われるのを言うわけでございますが、法務省人権擁護局としては、教職員による体罰は心身ともに健全に育成されるべき児童生徒の人権にかかわる重大な問題であるというふうに認識しているわけであります。 したがって、法務省としては、従来から、一切の体罰
○説明員(濱卓雄君) お答え申し上げます。 教職員による体罰というのは、児童生徒に何らかの問題行為があった際に、その問題行為に対する懲戒及びその是正を目的として行われるのを言うわけでございますが、法務省人権擁護局としては、教職員による体罰は心身ともに健全に育成されるべき児童生徒の人権にかかわる重大な問題であるというふうに認識しているわけであります。 したがって、法務省としては、従来から、一切の体罰
○説明員(濱卓雄君) 法務省人権擁護局が扱っています差別待遇というのは、人種、信条、性別、社会的身分、門地あるいは国籍等により、政治的、経済的または社会的関係において不平等、不利益な取り扱いを受けたものを差別待遇というふうに挙げているわけでございます。 その事件は、さっき先生がおっしゃいましたように、平成二年は百二十一件でございます。その中で、同和問題に絡む事件数は四十五件でございます。
○説明員(濱卓雄君) 新聞等の発表したのは六十三年からの数字を発表していたと思いますが、六十二年には一万五千八十五件と平成二年よりも数値が多い事件数があるわけであります。そういうことで申し上げたわけであります。
○説明員(濱卓雄君) お答えいたします。 人権侵犯事件数については、年度によって若干の増減があるわけでございますが、最近は約一万五千件前後で推移しておるわけでございます。ほぼ横ばい状態であるというふうに認識しております。 法務省の人件擁護機関としては、今後とも積極的に自由人権思想の普及のために啓発活動を行ってまいりたい、かように思っております。
○濱説明員 お答えいたします。 我々は、同和問題に対する根本的な解決に向けていろいろ努力をしてまいっておるわけであります。しかし、同和問題に対する国民の理解と協力が何よりも重要だという考えを持っておりまして、従来から国民の理解と協力を得るよう啓発活動を行っているところであります。 先生の御質問の個別的な問題でございますが、差別事件が発生した場合は、普通被害者本人の申告、あるいは各種の新聞とか雑誌等
○濱説明員 お答え申し上げます。 先生御指摘のパケット通信事案というのは、平成元年の五月ごろから全国的に流布された差別情報でございます。これは、同和地区の所在地名、同和地区住民に対する中傷誹謗などの差別情報をこのパケット通信で流したものでありまして、我我人権擁護としては看過できない極めて遺憾なことだということで、このような見地から、現在関係法務局において積極的に情報収集に努めているところであります
○濱説明員 お答えいたします。 これは、平成元年九月ごろ、福岡の弁護士会所属の弁護士が、弁護士だけが扱える戸籍謄本を請求する統一用紙を興信所に大量に横流しして、その統一用紙を使用して興信所が部落差別を意図した身元調査、あるいは部落差別につながるおそれがあると思われる身元調査をやったのではないかということで専ら調査中の事案でございます。
○濱説明員 お答えいたします。 一般論、原則論として、人間の生体を対象として薬物の臨床実験を行う場合には、やはり被実験者といいますか被験者の自由意思により承諾を得ないで行うことは人権保護上好ましくないというふうに考えております。