1955-06-23 第22回国会 参議院 農林水産委員会 第21号
○溝口三郎君 ちょっと高碕さんが行かれる前に一言。
○溝口三郎君 ちょっと高碕さんが行かれる前に一言。
○溝口三郎君 委員長にお願いいたしますが、本年度の配分がこれが問題があると存じますから、今高碕長官は御答弁できないようでございますから、内容について農林当局なり大蔵当局の出席を要望いたしたいと思います。
○溝口三郎君 ただいま森委員からの御質問に対しまする高碕長官の御答弁がありました。千三百五十万石を三十五年までにやる、六カ年計画によって。それと愛知用水との関連でございますが、これは昨日私はまだはっきりしていない点がありますから、別の機会に事務当局に数字について質問いたしたいと思います。ただいまの御説田で本年度は三十億が農業開発にきまつた、だから本年度は変更することはできないから、予算通り実行する、
○溝口三郎君 ただいま経審長官は、個人的には、アメリカとの話合いで、向うで売るのをどのくらい日本側は希望するかというようなお話があったが、まだはっきりしていない。御承知のように私は米については問題があると思う。麦については昨年は空前の大豊作で三千万石とれたが、本年度は二百二十四万トン輸入しなければいかん。そのうちの余剰農産物の関係は四十万トン程度、先日新麦収穫予想を発表しましたが、すでに大麦については
○溝口三郎君 昨年アメリカ側に交渉しました当時には、品目等について一億万ドルの受け入れを計画した。その内容については、その当時話し合いがなかったのであります。輸出入銀行等に対してこの借款を回していきたい。それはその後になって情勢が変った。電源開発に移った。それは高碕さんになってから、電源開発が初めて出てきた。初めから出ていたのは農業開発で、私が申し上げたように、農林省は約六百億の事業計画をもって、そうしてそれが
○溝口三郎君 ただいま経審長官から御説明を承わりまして、昨日農林水産委員会におきまして、外務当局、農林当局から従来の経過、ただいまの現状について承わったのでありますが、まだはっきりしない点がある。今繰り返して森委員から質疑をいたしたのでございますが、昨年の秋、前内閣の愛知使節団が渡米いたしまして、余剰農産物の受け入れについての交渉をやった当時、金額では日本側の希望は一億三千三百万ドルを三カ年、約四億
○溝口三郎君 約束したことは、むろん将来のことまで約束はできないから約束してないと思いますが、私が想像しましても、もうすでにアメリカでは余剰農産物を処理する方針はきまっているのだ、だから五十五年から六年までの予算には当然計上されると思うのです。そこでその当初申し込んだ程度のことについては、これは農林当局から御説明を聞きたいと思いますが、今年度の麦の収穫予想から考えまして、この程度もしくはそれ以上の麦
○溝口三郎君 私は外交の方面のことについては全然しろうとでございますからお聞きいたしませんが、今後三年間に約四億ドルの受け入れをしたいということについて、考慮するという意味はどういうことでございますか。約束は全然ないのでございますか。ただお伺いしたいのは、先般外務大臣も経済審議庁長官も全然これにはひもがついていないのだから、来年度のことは内外の情勢を見ながらそのときになって判断をするよりほか方法がないのだということを
○溝口三郎君 アメリカの余剰農産物受け入れについては、明日外務委員会と合同審査の申し入れをしているそうでございますので、そのときに詳細に質問いたしたいと思います。 この機会にごく簡単に二、三承わっておきたいことがあります。昨年十月吉田前総理、愛知使節団等が渡米した際にこの問題を交渉したが、そのときの日本側の受け入れの申し入れが一億三千三百万ドルを当年度受け入れる計画で、それを三カ年間に約四億ドルを
○溝口三郎君 昨日の予算委員会で経審長官が言明しておられたのですが、経済六カ年計画の前三カ年の年次計画をこの一週間内に必ず国会へ提出するということを言っておられたのです。ここでもう三十年度はこの間御説明を伺いましたが、三十一年度、三十二年度はこの一週間のうちに政府として発表することになっておる。そこで私が今お伺いしておるのは、三十一年度に出てくる。米麦の増産は、土地改良、開拓では百五万石ときまってしまっておる
○溝口三郎君 経済六カ年計画の三十一年度の米麦の生産量は、ことしの基準の上に百五万五千石プラスして計上することになるのですか。
○溝口三郎君 食糧増産対策費の修正増額八億一千万円についてお伺いいたしたいのですが、土地改良、開拓等によって八億一千万円増額になっているようですが、政府原案が二十九年度に対して七億八千万円程度減額になったのですが、若干二十九年度が上回ったことになる。政府原案では米麦の増産が百一万八千石ということになっておりますが、この修正の結果増産数量はどのくらいになっておりますか、お伺いいたします。
○溝口三郎君 昨日お伺いしたのですが、今度五千万円の基金を増額する。それは漸次面積もふえますし、普通の既墾地よりも開拓地におきましては営農費に余計かかりますから、できるだけ融通資金等については確保できるような措置をする必要がある、今後におきましても、これはずっと継続してやって行く必要があるので、予算、財政上の理由というようなところから、将来大蔵省等で、開拓者の戦後に入ったようなものは、ある一定の年限
○溝口三郎君 ただいまの御説明で、最近に入るのはこれは選考を厳重にやって、七、八千戸の人たちはそう離農はしないが、従前に入ったような人が特に離農している、それは統計の上でも毎年四、五千戸が離農しているのでありますが、そういう人たちに営農開拓融資で貸付けられたようなのは、それはどういう人に譲渡して入っているのですか、この保証に該当して代位弁済した例はないというのは、貸しているのは事実十三万戸くらいの人
○溝口三郎君 開拓融資保証法の改正法案でこの前二、三お伺いいたしたのでありますが、もう一、二点お伺いしておきたいと思います。この前に配付されました「開拓営農の概況」の資料でございますが、純粋入植者の現在戸数は、二十八年度末で十三万六千戸ということになっておるのでありますが、二十六、七、八年度等はそれぞれ毎年度七千戸、八千戸入っているようです。これは予算の戸数のようでございますが、別の資料で農林統計等
○溝口三郎君 先ほど説明を伺いましたが、宅地造成の百万坪でございますが、これは住宅公団の二万戸の建築に見合う敷地なんでございますか、それとも別個に百万坪こしらえて民間自力建設の方に廻す予定になっておるのでございますか、その点お伺いしたいと思います。 〔委員長退席、理事千田正君着席〕
○溝口三郎君 本法の改正の理由は簡単でございまして、入植者の数だけ開拓地がふえたに従って融資の保証金をふやそうということでございますから、大した問題はないと思っておりますが、二、三お伺いしておきたいのでございますが、入植三年までは政府から長期の融資が出る、三年以後になると資金がなくなる、その営農資金について中金等から借りるものの基金がこの法律の対象になっておるということでございますが、先般説明を受けましたが
○溝口三郎君 ただいま説明していただきましたが、経済審議庁長官が衆議院で言われた一千三百五十万石の増産をするというようなことは、これはそういうことを言われたと思っておりますが、そういうことは佐々木さん、御存じかどうか、その点をお伺いしておきたい。
○溝口三郎君 経済六カ年計画の構想について佐々木さんから先ほど伺ったのでありますが、それに続いて農林省の安田官房長からこまかい数字について、ことに米麦の増産について農林省の考えを伺ったのでありますが、非常にこまかい点でわからないのですが、一昨日予算委員会におきまして、桜井建設部長が答弁をいたしていたのでございますが、経済六カ年計画に伴って農林省では米麦の増産目標を、開拓土地改良では六カ年間に九百六十三万石
○溝口三郎君 ただいま政務次官から、先般の御答弁に対して御訂正がありましたので、了承いたしました。なお、その点につきましては、農林大臣も衆議院の予算委員会においては、百二十万石の食糧増産に対して、人口増等によって八十万石を消費するが、四十万石は純増で余るんだというような御答弁をしておられたように新聞等には伝えられておりますから、この点は誤解のないようにしたい。非常に食糧増産の経費を節減しているが、なおかつ
○溝口三郎君 合わない。
○溝口三郎君 人口の、二十九年から三十年までに百四万人というのは、これは統計に出ている数字でございますから、今の受胎調節のようなことをやった結果は今後出てくる、これは三十二年から三十五年に、現在では五、六十万人で、百五十万人くらい人口減になるということを聞いておりますが、現実に出てきているのは百四万人ふえている、それで今のお話によりますと、どうもはっきりしない点は、今までいろいろ推算したりしているのは
○溝口三郎君 ただいま政務次官から御答弁がありましたが、本年度の食糧増産が百二十万石、それで消費のほうが八十万石くらいだから、四十万石は余るのだというような御答弁でございましたが、昨日衆議院の予算委員会におきましても、農林大臣はそれと同じような趣旨の答弁をしていられたように、けさほど新聞で拝見いたしたのでありますが、その考え方は何かの間違いだと思う。その御議論をいつまでしていてもきりがないと思いますから
○溝口三郎君 大蔵大臣は衆議院の予算委員会における説明におきましては、暫定予算の中には継続事業費は生活保護費、義務教育費の国庫負担金、地方交付税の交付金等を四、五の二カ月に対して三カ月を計上してあるから、継続事業をやるについても経常的な地方公共団体の費用をまかなうには十分あるのだ、なお継続事業を行う場合についてはそれで足りなければ、短期の融資も行なっていいのだというような説明をなされておるように伺っておりますが
○溝口三郎君 ただいま大蔵大臣の御説明によりますと、補正予算は提出する考え方はない、本予算には四、五カ月分を入れて提出するかもしれないということを言われておりましたが、四、五カ月分を入れて年間との関係はどういうふうにお考えになっておるか、それをお伺いしておきたいと思います。
○溝口三郎君 私は暫定予算の、衆議院予算委員会の付帯決議につきまして、大蔵大臣の御所見をお伺いいたしたいと思います。衆議院の予算委員会の付帯決議は、公共事業については、継続的な事業については、四、五カ月分の補助費を計上すること、その他の補助金についても、四、五カ月分の補助費を計上すること、ということになっておりますが、これは暫定予算の補正案として提出をするように決議はされていたのか、あるいは本予算に
○溝口三郎君 それは私は重大な問題だと思いますが、病害の農薬の補助は異常発生の分について、やはりその異常発生の分は、平年というものはいつを基準にとつてやつておるのか、二十五年が不完全だからそれを八月十五日のときには平年から除いてある。九月十五日のときにはそれを修正したかどうか知らんが、とにかくそれを入れて平年の基礎にしておる。病害は八月十五日のときは三十万町歩の平年があつて、今度は九月十五日には四十二万七千町歩
○溝口三郎君 私のお伺いしたのは、九月十五日現在で発表になつたのは、二十四年から二十八年の五カ年平均ということがここに註に書いてあるが、八月十五日の発表のは二十四年、二十六年、二十七年、二十八年の四カ年平均とする、二十五年を抜かして書いているから、こういう違いになつていると私は思うのです。その点を明確にしておく必要があると思うのです。
○溝口三郎君 統計調査部長にちよつと伺いたいのですが、九月十五日現在、水稲の被害状況と先般御発表になりました八月十五日の水稲被害状況、この比較を出してみたのですが、只今江田委員から慎重を期してやつてもらいたいというお話があつたのですが、私も少し統計について疑問があるのですが、第一点に伺いたいのは、八月十五日現在で平年度の比較、八月十五日現在では平年を二十四年、二十六年、二十七年、二十八年の四カ年でやつていた
○溝口三郎君 引下については非常に御努力になつたことはよくわかるのでございますが、この問題につきまして、農林省と通産省で当初、春以来交渉しておられたようにお話を聞いていたのでありますが、最後的な段階では両者のほうで話合がつかんうちにこういう決定になつた。而も九月の十三日に発表されたときの電力料金の改訂前後の比較表では、大体通産省ではその当時平均分布というようなのをおとりになつてやつたので最高が五%、
○溝口三郎君 灌漑排水用の電力料金について、当委員会においては現行を据置くように、改めて特別の措置を講ずるようにしてもらいたいという申入をこの前いたしたのでありますが、只今公益事業局長の御説明を見まして、相当程度の緩和をしたように説明があつたわけですが、表を拝見しますと、その中で関西と中部はこの前に比べて大幅な料金引下をやつているようでございますが、その他の地方においてはいずれも変更をしていないのでございますが
○溝口三郎君 土地改良をやれば結局食糧増産になるんだ、それがその通り果して需給ベースに確実に乗るかどうかということは非常に大きな問題でございますし、又非常にむずかしい問題であるのでございますが、どうやつてやつたらばそういうことができるかということについて、是非とも真剣に考えて頂きたい問題だと思います。私個人的な考えでございますが、例えば二毛作の増産をやりますのに電力の問題がある。電力の料金が高くなり
○溝口三郎君 米穀の国内自給増強に関する当委員会の申入に対して、只今農林大臣から御説明を承わりました。御回答の趣旨は事実御尤もでございまして、政府の方針として外米の輸入は将来輸入を節減して行く、国内で食糧の増産は積極的に進めて行く、それと併せて食生活の改善を行つて行くと、この三つの方針に基いてやつて行かれることについては全く私ども同感でございます。その具体的の措置をどうするかということについて、この
○溝口三郎君 経済局長の説明私はつきりいたしませんが、できるだけ検討して頂きたい。なお附加えて申上げますが、給与ベースについては類似産業の化学工業等に対して一割以上硫安工場は高いのであります。四百何十万かの労務者の中の四万人程度の統計で全国で一番高いのであります。パルプに次いでの企業ベースなんです。そうして労働時間については一般の産業は百八十二時間働いているのを、硫安工場においては百七十一時間というので
○溝口三郎君 二十八年度と二十九年度の一トン当りに対する労務費が三%以上、約三〇%ぐらいこの数字では各社とも上つておるんです。それで当然労働生産性を上げるなら、そうしてベース・アツプもしない、人数も同じで生産量だけ上げるなら、これは一トン当りは下つていいんじやないかと考えますが。
○溝口三郎君 生産費の内容をさつきお話承わりましたが、生産計画に基いて操業度、単価、一般労務費、それから管理費等について検討なされたように承わつたのでありますが、労務費は生産費のうちで一割五、六分程度以上入つて、非常に生産費としては重要な項目だと考えるのでありますが、先ほどの説明を伺いますと、現在のベースでやつている。そして今後においてはベース・アツプは考えていないというような御説明でございますが、
○溝口三郎君 米穀の国内自給増強に関する申入につきまして、農林大臣の御所見を伺うと同時に要望をいたしたいと考えております。 黄変米の問題につきましては、先頃来各方面で議論されておりまして、十一万トンの黄変米のストツクの一掃を図るために、新らしく二・五%の基準をこしらえて配給しようとしたところが、国民殆んど総体として配給の中止を要望している。衆参両院の厚生委員会においても配給中止をすべきだという決議
○溝口三郎君 愛知用水の借款が実現できるというようなことになると、これが前例になりまして、将来の土地改良等に対して国の負担等のことが既成事実になつて来る。そこで何つておきたいのですが、愛知用水に公社を立てて、そうして公社が三百八億の借款をして、それに対して工事完了後二十年年賦で公社が世界銀行に償還をするのだ、その場合に公社は政府から国の負担になる現金の六割に対して利子を付けて、そうして返して行くのだということになると
○溝口三郎君 調査団が愛知用水を調査したあと、地方の新聞等の記者団会見のときに調査団のかたが言つておることが新聞に出ていたのでございますが、愛知用水は非常に金がかかるのだというようなことを言うていたらしいのですが、只今のお話のように、調査団のうちには水田等のことについての専門家はいないようであります。そのかたが水田を見て、水田の二毛作という説明をしても本当に認識されたのかどうかというふうな疑いが出るのですが
○溝口三郎君 世界銀行の借款につきましては、先月末に渡部官房長から一応の経過の説明を伺つたのでありますが、その当時平川局長は世界銀行の調査団と同行して、愛知用水その他北海道を視察に行かれたように開いていたのであります。十八日に調査団の団長が帰国に際して声明を発していたようでありますが、声明の内容については、今、局長から説明せられたようなことで説明を伺つたのでございますが、少し団長の考え方と私は変つておるように
○溝口三郎君 長官の御説明はよくわかりましたが、有毒米の輸入につきまして今御説明がありましたが、これは安全感の問題もありますが、とにかくこの黄変米は有毒米なんだ、有毒米は国民の生命に関することであつて、これは貿易の問題、通商の問題、外交の問題となつて非常に複雑だと思いますが、食品を扱つておられる食糧庁長官としては、絶対に有毒米は入れるべきでないのだ、それでだんだん外米を食べないで、それは食生活を変えて
○溝口三郎君 有毒の基準については、二・五というような新らしい基準を最近出したから問題になつたので、今までのような一%以内ということでどうしてやつて行つてはいけないか、そう急に二・五%を出して、今では一%にするからといつても、外米の辞退というものは非常に多くなつておるのだ、私は関連してお尋ねしておきたいのですが、新らしい三十年度の米穀年度の輸入計画についても、恐らく来年についても二十万トンくらいの外米辞退
○溝口三郎君 黄変米に関連しまして将来の輸入食糧の問題についてお伺いいたしますが、先ほど江田委員からの御質問で、需給計画の資料をお出しになるということでありますので、そのときに改めてお伺いしたいと思います。差当り今日お伺いしたいのは、衆参両院の厚生委員会においても有毒米の配給は一切中止すべきだという要望が出ておりますし、衆議院の農林委員会においても有毒米の配給は一切一定基準以上のものは中止すべきである
○溝口三郎君 愛知用水は数年に亘つて完全に調査ができていたのである。干拓等についてはこの四月頃オランダのヤンセン教授が来て、その勧告に基いて計画をして一応の計画を出した、私計画概要を拝見したところでは、地図の上で堤防の線をどこへ引くかについて、オランダの干拓のようにやればこういうふうになるのだというようなことで、どういうふうにでも変つて行く、私はこういう根本的に計画の内容等を変えるような問題は、これは
○溝口三郎君 渡辺官房長から農地開発の借款の概要について御説明がありましたが、借款による食糧増産につきましては、農林省では大規模の干拓、愛知用水等は将来は借款等によらないと、国内の財政では非常にむずかしいのだ、そこで食糧の増産計画というようなものは借款をやつて編成替えをして行くのだというようなことを農林大臣も言つていられたのでございますが、食糧増産が必要で、できるだけやつて行かなければならんということは
○溝口三郎君 官房長から農地開発の全体の概要だけ伺つて、それについて質問したほうが順序がいいかと思いますが、そういうふうに願いたいと思います。
○溝口三郎君 主計局次長にちよつとお伺いしたいのですが、只今政務次官のお話で、農林省のほうで手続でも済んでくれば、それに従つて補助の指令を出して行くようにしたいというお話でございますが、二十九年度水害が全部まとまらなければ出さん、そういうような方針で今しておられるように昨日伺つたものですから、私は念のために伺つたのですが、五月の水害については、もうすでに査定も済んで幾らという金額もわかつておる。それに
○溝口三郎君 本年度の発生しました水害につきまして、昨日農林当局から説明を伺いましたが、本年度の水害については、現在までに、五月、六月、七月の三回の水害で約百億ぐらいの被害があるということであります。昨年等に比べて四分の一ぐらいの被害なんであります。そうして五月の分についてはすでに査定も済み、六月の分については八月の中頃に査定も済み、七月の分については八月の下旬に査定も済むので、そういう順序を追つてできるだけ
○溝口三郎君 今の説明を伺いますと、予備金の中から出してあるのだが、非常に遅れるのじやないか、繋ぎ資金のほうも目安がついていない、というと、五月の災害や何かがいつ時分になつて地元に金が行くかということになると、非常に現在の説明では見込みがないようでございますが、これから以後出て来るような災害があると、これはもうこのほかにまだ建設省の災害が百数十億ありますから、このうち本年度分を、およそ予備金の中でもできるかも
○溝口三郎君 五、六、七月の災害を分けて説明を伺つたのでございますが、今後これに対して指令が出るのは、査定をやつて、金額もきまつて指令が出るのは五月災害、六月災害、七月災害に分けて出ることになるのか、又そういうことになれば、いつ時分に査定が終つて決定になつて補助金が県のほうに行くか、その見通しをお伺いいたしたいと思います。
○溝口三郎君 農林水産関係の本年度の現在までの災害概況をお伺いいたしましたが、只今の御説明では、七月までの災害が百二十七億ということでございます。それについて、まだ繋ぎ資金の見通しがついていない。繋ぎ資金の出し方が従来と変つたので、現在まだ話がついていないというのですが、早急にこれは大蔵省のほうと話がつくようなお見込みはないのでございますか、その点もう一遍お伺いいたしたいと思います。
○溝口三郎君 只今の平川さんの御説明ですが、これは誤解があると困りますから、私もう一遍確めておきたいと思います。それは一昨年の問題でございますが、一昨年の二月頃農林省で食糧増産をする場合に、事前に融資をやつて、そうして二月から年度内にできるだけの開墾事業をやつて、その分を翌年度の経費で出すというようなことを計画されて、それで沙汰やみになつたことがある。それはその当時に会計検査院の意向も非常にあつた、
○溝口三郎君 今年の実行予算の政府の方針は、六月一日にきまつ、ときには一律に一割ということのようでありました。今、官房長の話も一律に自由党できめて五%とかということになるのでありますか。又治山治水のほうでは絶対に困ると言つている。節約が総額で若し半額になつたような場合に、それをかぶせられるようなことを私どもは非常に不安に考えているんですが、それは昨年の実行予算の場合には、治山治水のほうは二%くらい、
○溝口三郎君 二十九年度の実行予算について今説明を伺いましたが、六月一日の閣議で本年度の実行予算一律に一割節減するような方針をきめているのでございますが、そのうち一カ月延びておりますが、今、官房長の御説明では、今まで事務的に大蔵省とも折衝しているが、殆んどまとまつたことはないんだ、今日閣議で決定になるだろうという御説明でございますが、農林省におきましては、事務的に折衝をされる場合口に、絶対に事業量等