2002-04-10 第154回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第5号
○溝上参考人 私は、予算の仕組みあるいは内容については深く存じておりませんけれども、今の御指摘の点については、薄々は感じておりました。 地震に関する予算の項目内容は実に多岐にわたります。地震の調査研究あるいは予知研究という名前のもとの予算の内容を見てみますと、例えば、日本の国土の基礎的な調査、これは測量調査ですね、こういうものは部分的には地震予知という名目に入っている場合がございます。それから基礎的
○溝上参考人 私は、予算の仕組みあるいは内容については深く存じておりませんけれども、今の御指摘の点については、薄々は感じておりました。 地震に関する予算の項目内容は実に多岐にわたります。地震の調査研究あるいは予知研究という名前のもとの予算の内容を見てみますと、例えば、日本の国土の基礎的な調査、これは測量調査ですね、こういうものは部分的には地震予知という名目に入っている場合がございます。それから基礎的
○溝上参考人 今御指摘の点は、地震予知連絡会というのが一つございますね、それから政府の地震調査の委員会ですか、それから東海地震にかかわります気象庁が事務局となっております会がありますね、この三つのことについてのお尋ねかと思います。それぞれ歴史、その成り立ちの特徴がございます。 まず、地震予知連絡会は、非常に長い歴史を持っておりまして、これは国土地理院が事務局になっておりますが、全国の地震の研究に携
○溝上参考人 よろしくお願いいたします。 お手元に「東海地震をめぐる最近の状況」という図面の冊子と、それからその図面に関します説明の文章を書きましたものが配付されていると思います。この資料に従いまして御説明いたします。 東海地震の最近の状況をお話しいたします前に、日本の地震について全般的な話をさせていただきます。 まず、この一ページ目の絵を見ていただきたいと思います。 御存じのように、日本は
○溝上参考人 今おっしゃったことは私非常によくわかります。これは立地の問題でございますから、サイエンスの問題として議論していることとは違う側面がどうしても出てくると思います。そのときに私どもが考えなければいけないのは、海溝型の地震、それから活断層、これはもう目に見えておりますから、それを十分調査して、それをどう評価するか。 もう一つ残こるのは、先ほども触れたかと思いますが、実は活断層と同じ性質を持
○溝上参考人 第一点目につきましては、今の段階で、どの地域が地震のサイクルから見てどの程度安全でどの程度危険性をはらんでいるかということをかなり確実なというか確度の高い話として申し上げるほどの知識を我々は持ち合わせておりません。 ただ、それぞれの地域の一般的特性と申しましょうか、先ほど申し上げましたプレートの沈み込みとの関係で、過去にどういう地震が起きて、少なくともここ一世紀ぐらいの間の蓄積された
○溝上参考人 溝上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 日本は世界有数の地震大国と言われております。世界全体の一〇%を超える地震エネルギーが日本の狭い周辺で解放されておりますけれども、私たちが地震のことについて語るときに、その原因となります問題に触れるときに、三つに区分けして考えることが大体共通になっております。 まず第一には、グローバルなスケールで考えるということです。その次には、リージョナル