1962-04-11 第40回国会 衆議院 逓信委員会 第20号
○溝上参考人 昭和三十四年度の当協会の決算につきまして詳細に御審議をいただき、本日御承認下さいましたことを厚くお礼を申し上げます。今後とも業務の改善に十分に気をつけてまいりたいと思いますので、どうぞよろしく御指導をお願いいたします。ありがとうございました。 ————◇—————
○溝上参考人 昭和三十四年度の当協会の決算につきまして詳細に御審議をいただき、本日御承認下さいましたことを厚くお礼を申し上げます。今後とも業務の改善に十分に気をつけてまいりたいと思いますので、どうぞよろしく御指導をお願いいたします。ありがとうございました。 ————◇—————
○溝上参考人 非常に共通的なものは私が直接担当しておりますが、ただいまの宿舎の問題につきましては秋元君から答弁させます。
○溝上参考人 たとえば賃貸を有料にしますれば、向こうとしての経費がふえますから、そうしますとそこの経費、たとえば全体の予算がふえてくる。そういう点を何らかの形で助けるというふうな形になると思います。
○溝上参考人 大へんいろいろ貴重な御注意をいただきましたが、われわれとしましては十分検討した上で、妥当を欠くというような点があればもちろんでございますが、さらに先生の御趣旨に従いまして、今のお話の出すべきものは出して、もらうべきものはもらうという方向に改善していきたいと思います。
○溝上参考人 この前ローマのオリンピックの際に、短波を利用いたしまして、まことに初歩的な方法でございますが、どうやら写真電送を早く写すようなしかけで一応の中継をいたしましたが、今回は、今お話がありましたように、人工衛星によるテレビの中継ということが非常に可能性がふえて参りましたので、先般来国際電信電話株式会社あるいは郵政省等と十分に連絡をとりまして、われわれの方といたしましては、主として、その回線の
○溝上参考人 たとえば関連の深い主計部、計理局、加入局といったものは小野専務が指導する。それから技術局、施設局、技術研究所といったものは田邊専務が指導するというふうになっております。
○溝上参考人 経営部門につきましては、専務並びに理事が適宜会長の任命によりまして担当いたしておりますが、それ以外の部門につきましても、それぞれ役員が指導するという形になっております。
○溝上参考人 現在の機構は、昨年、在来の機構を改正しまして、多少そのためにおわかりにくいかと思いますが、在来の計画部門、経営部門というものを現業と切り離して、これを経営第何部という形にまとめたところにあるいはおわかりにくい点があるかとも思いますが、御質問の命令系統その他については、会長、副会長、専務、そのほかに理事がそれぞれ会長の特命を受けまして、たとえば経営第一部につきましては、赤城理事が第一部担当
○参考人(溝上けい君) 六カ年計画の内容は、ほぼ大体の規模を示すものでございますから、三十七年度に七局、三十八年度以降何局をどこに置くかということにつきましては、そのときにまた具体的に一応予算としてあげまして、さらに政府のほうに免許を申請したいというふうに考えます。しかしながら、これについてわれわれ自身の希望といたしましては、ぜひともこの程度のFMを実現したいというふうに考えております。
○参考人(溝上けい君) この今回の正式に御承認を得るのは来年度の予算になるわけでございますが、その予算を作ります基盤といたしまして、先ほど来小野専務から御説明いたしましたように、六カ年計画を立てまして、これを全部見通した上で来年度の予算といいますか、あるいは受信料といいますか、そういったものも御検討願う、こういう考で将来の六カ年の長期計画を立てた。この長期計画の全体の経営規模につきましては、郵政省のほうでも
○参考人(溝上けい君) カラー・テレビをコンパティブルで始めましたときには相当いろいろ議論いたしまして、結論がやはりコンパティブルのがいいということでスタートしたわけです。なお、ヨーロッパのほうの実情もおそらく現在もそうだと思いますが、いずれもやはり方式としてコンパティブルがよろしい、ただそれを始めるのは慎重にしたいけれども、こういうことでコンパティブル以外の方式がいいということにはなっていないように
○溝上参考人 人工衛星の問題につきましては、近くワシントンで会議がございまして、周波数その他技術的な問題につきましては漸次打ち合わせが進んでおります。また、来年になりますと、正式に人工衛星にどういう電波を使うかということも国際的にきまるだろうと思います。従いまして、そういう問題と同時に、アメリカの方の具体的なロケット打ち上げの計画とあわせまして、もしそれが実現すれば国内的には十分に間に合うという態勢
○溝上参考人 人工衛星の問題は、この二、三年来アメリカの方で非常に研究が進みまして、それに対応いたしまして、国内的にも人工衛星を利用する通信方法、またそれにテレビジョンの信号をどういうふうにして乗っけるかという問題につきましては、関係方面と協力して研究いたしております。しかしながら、日本自身でロケットを打ち上げるということは考えられません。従いまして、アメリカの打ち上げますロケットを利用するしかないわけです
○溝上参考人 オリンピックの場合の国際中継の問題でございますが、これは現在国際間の即時中継という方法といたしましては、理論的には幾つか考えられるわけでございます。現在具体的に考慮されておりますのは人工衛星による中継でございます。ただいまお話のございましたケーブルによる中継というものは、ケーブルの周波数の幅が、現在の国内のマイクロウェーブと同じ程度に幅が広ければ可能性がございますけれども、現在世界じゅうどこでもとてもそれだけ
○参考人(溝上けい君) この問題は大きく分けますというと、テレビジョンの信号を送り込む問題と、それから国際間のチャンネルを作る、通信回線を作るという二つに分かれます。NHKの立場といたしましては、今のところは、国際間の通信回線を作るということはほかのほうでやっておられますので、これに協力はいたしますけれども、私どものほうの分担といたしましては、テレビジョンそのものの研究、そのものの信号を送り込む研究
○参考人(溝上けい君) 人工衛星によるテレビジョンの国際中継の問題につきましては、昨年来協会の中にオリンピック国際中継委員会を設け、また同時に、オリンピック対策本部という臨時職制の機構を設けましてこれに対処する形はとっておりますが、アメリカのほうの実情もかなりいろいろ変わりまして、また同時に国内的にもいろいろ問題があるようでございます。それから日本全体として先般来郵政省を中心として国際電信電話、それから
○参考人(溝上けい君) 本日は阿部会長がかぜで休んでおりますので、私から御説明することをお許し願いたいと思います。 ただいま議題となっております日本放送協会の昭和三十七年度収支予算、事業計画及び資金計画につきまして、御説明申し上げる機会をお与え下さいましたことに対し厚くお礼申し上げます。 協会は公共放送としての使命を積極的に遂行するため、さきに昭和三十三年度を起点とする放送事業五カ年計画を策定し
○溝上参考人 本日は阿部会長が感冒で休んでおりますので、私から御説明申し上げることをお許しいただきたいと思います。 ただいま議題となっております日本放送協会の昭和三十七年度収支予算、事業計画及び資金計画につきまして、御説明申し上げる機会をお与え下さいましたことを厚くお礼申し上げます。 協会は公共放送としての使命を積極的に遂行するために、さきに昭和三十三年度を起点とする放送事典五カ年計画を策定し、
○参考人(溝上けい君) これはローカル放送ではできませんけれども、全国的なカバーという意味からすれば、今のお話の通りでございます。
○参考人(溝上けい君) 国会の方でもときどき御指摘にあずかるわけですが、難聴地域の改善ということが、もう長年続けておりましても、依然としてなかなか完全に解消できないのは、やはり雑音がだんだんふえていく、それから混信がだんだんふえていくという現象がありまして、一応いいとしても、またあとから悪いところが出てくるというようなことを継続してやっているわけでございます。それにしても、はなはだしいところにつきましては
○参考人(溝上けい君) FMについていろいろ御指示をいただきまして、実は計画の当初からだいぶ予定が狂っておりますのは、先ほど来御説明のありましたチャンネル・プランの問題もございますが、最初は、つまり先ほど田辺専務からお話ししましたように、ステレオでない普通の方法でやろうという計画で進みましたが、最近になりまして、どうせやるならばやはりステレオ式でやった方がいい。これは世界的な傾向でございますから、そういうふうな
○参考人(溝上けい君) ただいま議題となっております日本放送協会の昭和三十六年度収支予算、事業計画及び資金計画につきまして御説明申し上げる機会をお与え下さいました御配慮に対しまして厚くお礼申し上げます。 協会は、公共放送の使命を達成するため、昭和三十三年度を起点といたします放送事業五カ年計画を策定し、委員各位の絶大なる御協力を得まして、着々その実現に努めて参りましたが、昭和三十六年度の事業計画におきましては
○参考人(溝上けい君) FM放送の問題は、この前にも御説明いたしましたように、これは放送を行ないます技術的な方式といたしましては、確かに現在の中波の標準放送よりも音質その他におきまして、あるいは混信対策その他におきましてきわめて顕著にすぐれているものでございます。ただ問題は、これほど普及いたしました受信機に対する対策として、急激には切りかわらないという点がございますけれども、技術的内容につきましては
○参考人(溝上けい君) 格別、大臣の命令とか、そういうことではなくて、協会自身として必要に基づいて作ったものでございます。
○参考人(溝上けい君) 協会の研究所の形態を持っておりますものが、番組関係の方としまして、放送文化研究、それから技術関係といたしまして技術研究、この二つが研究所としての形態を持ったものでございます。
○参考人(溝上けい君) このカラーテレビジョンと、東京で開かれますオリンピックとの関係は、実は今のところ、確実に計画的なものではございませんで、ただ、今カラーテレビジョンを踏み切るかどうかという問題に関連いたしまして、もしも東京オリンピック大会で、相当カラーテレビを活用したいということになりますと、今から始めても、やはり相当発達に時間がかかると思いますので、そう必ずしも早くないという意味におきまして
○参考人(溝上けい君) このカラーテレビジョンの方式につきましては、在来から非常に広い範囲で、いろいろな方法について研究と申しますか、探究をして参りました。御承知のように一番基本的にコンパティブルな方式がいいということは、大体今方向としてきまっております。コンパティブルな方式の中で、どういう方式がいいかということにつきまして、現在皆無ではございませんが、まずほとんどNTSC方式以外の方式は、これはNHK
○参考人(溝上けい君) 放送協会の方で、在来いろいろ研究しました結果、現在話題にのぼっておりますNTSC方式以外に適当なコンパティブルのいわゆる共用方式というものが発見されませんので、やはりカラーテレビを実施するといたしますと、NTSC方式がよかろうということが一つの結論でございます。 それからNTSC方式を採用するとしますと、それに伴いましてまず送信関係、受信関係と両方ございますが、送信関係につきましては
○溝上参考人 さようであります。
○溝上参考人 この予算書の中に「昭和三十三年度を起点とする放送事業五カ年計画の第三年度としての諸計画を、内外諸情勢の進展に即応させて調整し、」というふうに冒頭に書いてありますが、たまたま別途参考資料としてお配りいたしました「第一次五カ年計画の大綱」の修正の経緯について、不備な点がございますのでまことに申しわけございませんでした。それであとから追加してお届けいたしました資料について簡単に申し上げますが
○溝上参考人 海外に対しまして留学生を出します制度は、実は前から考えておったのでございますが、いろいろの事情から実現に至らなかったのを、来年度からこれを実行するという意味で先ほど経理局長から申し上げました案が出ておるわけでございます。なお、これは今の先生のお話のように、人数の点その他いろいろ御意見があるかと思いますけれども、第一回のことでございまして、まず一応来年は八名、この成果を見まして、われわれといたしましては
○溝上参考人 ただいま申し上げました超大電力というのもその一つでございますが、これは対抗するということではなくて、実際に混信が起こっております地域を、その個々の局でもって解決しようといたしますと、簡単に言えば全国の局をすべて増力しなければいけません。そういうふうなローカル、ローカルの解決が非常にむずかしい問題でございますので、少なくとも夜間は幾つかの超大電力の電波によって日本全体をカバーする、これならば
○溝上参考人 私ども電波普及の方針といたしましては、全国的にそういうところが全部解消するところまでやらなければならないというふうに考えております。今のお話のように小さい局でございますと、経営的にも楽でございます。また同時に電波の方のチャンネルの割当についてもかなり見込みがございますが、かなり大きな、県に相当するくらいの地域をカバーいたしますためには相当な電力が要るわけであります。そうなりますと現在の
○溝上参考人 NHKの電波拡充計画の途中におきまして、本来は初めからローカルの電波も拡充したい希望でございましたが、この数年前、国会の方でもローカルよりも全国難聴というのを優先しろというお話がありまして、一応その方を優先に考えておったのであります。当時の難聴という言葉は、いろいろ意見がありましたけれども、その当時はどこか聞こえれば難聴でないというように考えておったのであります。しかしその後全国難聴の
○溝上参考人 それでは後ほど作成いたしまして提出いたします。
○溝上参考人 監査室でやっております監査は非常に膨大でありまして、全国にわたってやっておりますが、大体月に一回ずつ、ごく要約したものを理事会でもって報告してもらっております。それを全部取りまとめまして、さらに別個に資料を作れば何らかできますが、個々の資料は非常に膨大なものですからちょっとむずかしいと思います。
○溝上参考人 三年でございます。
○溝上参考人 お答えいたします。現在のいわゆるチャンネル・プランとしてきめられておりますところが完成いたしましても、テレビジョンの電波の不十分なところが残るわけでございますので、われわれといたしましては、部内の計画といたしましてはそういうところも考えて、全国をカバーするという計画を持っておりますが、今申しましたようにチャンネル・プランとして割当のないところにつきましては急速には実現できないわけであります
○参考人(溝上けい君) お説のように、だいぶ国際会議が多いのでございまして、ごく最近も、アメリカのロスアンゼルスにCC—Rという会議がございますが、なお、さらに来年度になりましてからは、二つばかり大きな会議がございます。 さしむきのアメリカの会議に対しましては、先般人を定め二名派遣することにしまして、すでに出発いたしました。来年度の問題につきましては、来年度の予算の中で、具体的に決定をいたしますが
○参考人(溝上けい君) この将来の問題といたしまして、FM放送が性能がすぐれ、混信がない、音質がいいということにつきましては、先ほど意見を申し上げた通りでございますが、ただ総合的に考えて、あまりローカルに、何といいますか断片的に、たとえばここに混信が起ったからこれをFMにするというふうなやり方では、混信の状況がしょっ中変っておるものですから、FMをローカルに随時に利用するという方法よりは、何か総合的
○参考人(溝上けい君) ただいまの御質問は、中波における増力の問題とFM放送との関連というふうにお伺いいたしましたが、まずFM放送から私の考えを申し上げますけれども、FM放送というこれは、技術の一つの方法といたしまして、現在の中波の放送に比べまして雑音が少い、混信が少いという非常に格段にすぐれた性能を持っておるものであります。従いまして、これが将来、まあ何年先、何十年先かわかりませんが、当然これは一
○参考人(溝上けい君) 先ほど御説明申し上げましたように、テレビジョンにつきましては、これから相当また、相当と言いますか、ある程度研究を要すると思いますが、ラジオにつきましては、先ほど簡単に申し上げましたけれども、現在まず機械としてはほとんど故障が絶無という段階になっておりますが、一応小さいながらも一局を置きますというと、やはりそれが放送局という名前になっておりますから、かなりいろいろな問い合せがあったり
○参考人(溝上けい君) 無人局の問題につきましては、これは在来のラジオの場合とテレビの場合と両方ございます。一般問題としましては、現在の研究所でも重点的に機器の自動化という問題を取り上げておりますが、特にラジオなどにおきましては、ほとんど技術が安定いたしましたので、実行上機械はもうほとんど自動化と申しますか、故障がほとんど絶無であるという段階になっております。一つはまあ在来の放送局を全然無視してしまって
○参考人(溝上けい君) 先ほど来経理局長から、三十七年度末までにおきます大体の状況を御説明いたしましたが、実はここへいくまでにも、特に小さい電力の局を年間十局ずつ置くと一応仮定しておりますが、ここへいくこの年度までにしても、技術的に考えますと、どこへどういうふうに置いていくかということは非常にむずかしい問題になるわけでございます。従いまして、私どもといたしましては、三十八年度以降、あとの二〇%を一体何局