1960-04-12 第34回国会 参議院 法務委員会 第14号
○政府委員(渡部善信君) これはみんな少年院と同じでございます。女の子供も収容しておりますので、そういう者と大体同じ標準で日用品等は支給しております。
○政府委員(渡部善信君) これはみんな少年院と同じでございます。女の子供も収容しておりますので、そういう者と大体同じ標準で日用品等は支給しております。
○政府委員(渡部善信君) 婦人補導院におきます逃走の原因につきまして、食糧関係が相当大きな原因をなしておるのではなかろうかという御質問でございます。実は婦人補導院の食糧は少年院とあまり大差のない食糧でございますが、主食の方は金で申しますと三十一円二十九銭、それから副食の方が二十三円五十銭、合計五十四円七十九銭ということになっておるのでございます。これは菜代の二十三円五十銭と申しますのは、少年院の副食費
○政府委員(渡部善信君) 前回の当委員会におきまして、婦人補導院の概略を申し上げましたことにつきまして、資料を御提出申し上げた次第でございます。この前の委員会で申し上げたことと重複するかと思いますが、一応この数字につきまして御説明申し上げたいと思います。 御承知のごとく、婦人補導院は昭和三十三年五月十五日から収容を開始いたしましたので、そのときから今年三月末日までの数字を第一表に載せておるのでございます
○政府委員(渡部善信君) ただいま申し上げましたごとく、まだ事例といたしましては、補導いたしまして、今実施中のものを含めまして四百四十七名でございます。従いましてかようなところから、直ちに現在の制度自体欠陥があるのじゃないかということにまで結論するにまだ早いのじゃなかろうか。もう少し状況をしさいに検討いたしまして、その上で出すべきじゃなかろうかというふうに考えておる次第でございます。本格的な補導院法
○政府委員(渡部善信君) ただいま市川委員の仰せのごとく、精薄の者が非常に多く入っておるのでございます。これは売春婦全体にもさような傾向が私はあるのじゃなかろうかと考えるのでございまして厚生省の保護施設の状況も大体同じような傾向を持っておるように伺うのでございます。これを六カ月の間ではたしてどの程度まで補導ができるかということでございます。なるほど、かような人たちを六カ月の間に補導をして成果を上げていくということは
○政府委員(渡部善信君) 実はちょっと一番最後の方から口を切ったような形になるのではなかろうかと思いますが、御指名がございましたので、私らの所管の立場から御説明申し上げます。 法務省の矯正局の所管いたしておりますのは、売春防止法によりまして検挙せられました婦人のうち、裁判所において補導処分に処せられた者を婦人補導院に収容して、その更生補導をはかるということが私らの仕事になっておるのでございます。ただいま
○政府委員(渡部善信君) 受刑者でよろしゅうございますか。受刑者、それから少年院もございますが、今申し上げましたのは受刑者でございます。
○政府委員(渡部善信君) 受刑者の精神薄弱者並びに精神障害者の数でございますが、昨年末調査いたしました対象者、六万二千三百九十名の受刑者を調べました中で、精神障害者は約一五%を占めております。その中で精神薄弱者は全体の五・九%を占めております。精神障害者の中で精神薄弱者の占める率は三七%でございます。
○政府委員(渡部善信君) 仰せのごとく三六%という数は多いように私ども考えますが、しかしながらこれは非常にむずかしい問題でございまして、最近アメリカあるいはヨーロッパ等の状況を見ましてもやはり同じ数が実は出ておるのでございます。昨年ちょうど私もアメリカに参りましてこの点いろいろ調査して参ったのでございますが、まあ期せずして大体同じような数が出ておるのでございます。これはワシントンでの少年院でございますが
○政府委員(渡部善信君) 出院者の予後の関係でございますが、これは非常にむずかしいので的確なところをつかみ得ないうらみがあるのでございます。しかしながら私どもの方で保護観察所その他出所後の状況をできるだけ調査いたしました結果を申し上げますと、出所後一年をたった状況でございますが、再犯率は大体三六%という数字になっておるのでございます。これはわれわれといたしましては、この再犯に陥る者を極力減少さすべくいろいろ
○政府委員(渡部善信君) 少年院の状況につきまして私からお答え申し上げます。ただいま大臣から説明もありましたごとく、少年院の現状は大体横ばいの状態でございます。しかしながら最近の暴力事犯の検挙がやはり少年院にも響いて参りまして、素質的には相当粗暴な犯罪を犯した少年たちが入って参っておるのでございまして、従いまして、この少年院内で乱暴をする者がとかく多くなって参っております。お互い同士の間での問題を起
○政府委員(渡部善信君) これはただいま申し上げましたのは、全国の刑務所の平均でございますので、私伊藤委員のおいでになりましたときの具体的のカロリーのことをちょっとわかりかねるのでございますが、実は私らの方ではこの献立を全国的に統一させるために、献立カードというものをわれわれの方で作っております。その献立カードによりまして、各刑務所大体同じ標準にいきますように指導いたしております。ただ、地方々々によりまして
○政府委員(渡部善信君) 収容者の健康管理には、私らも非常に苦心をいたしております。と申しますのは、収容者の一日の金額が非常に少ないのでございます。その少ない金額で、いかにして栄養を保持させていくかということに一番の悩みを持っておる次第でございます。現在刑務所等におきます栄養の補給源は、主食に主眼点を置いておるのでございます。副食の方が非常に金額が少ないものですから、主食の方から、熱量等の補給源に求
○政府委員(渡部善信君) 仰せのごとく、前橋の施設は非常に古い施設でございましてボイラー等も古いものを使っておりますが、この点につきましては、私らも常に安全管理の点につきまして注意を払いまして、労働基準同等に連絡をとって始終監督も受け、それに対する処置を講じて参っておるのでございます。現在のところではさような危険はないというので使っておる次第でございます。さよう御了承願います。
○政府委員(渡部善信君) 私からお答えいたします。実はまだ東京と九州は本院ができてないのでございます。大阪だけが本院ができておりますが、従って、これが本院ができますと、収容もふえてくると思いますが、現在の一月末の状況は、栃木に実は分院がございますので、東京の婦人補導院の分院でございますが、ここに七十五名。それから大阪は本院でございますが、大阪は七十一名。それから九州の福岡の方はふもとに分院がございますが
○政府委員(渡部善信君) 実は売春対策の一環といたしまして検察庁に更生保護相談室というものを作っておるのでございます。これは事件の処理に当たりまして、起訴を相当とするか、あるいはその他の補導によってまかない得るか、その辺の判断を下す資料を集めるために、更生保護相談室を設けておるのでございます。この更生保護相談室には保護司の方々とか、それから厚生省の婦人相談員などもお見えになっておると思うのでございます
○政府委員(渡部善信君) これは、仰せのごとく、婦人補導院から退院いたしました者は、厚生省関係の婦人相談員の方々のお世話にならなければなりませんので、各補導院では密接な連絡をとっております。私らの方には、実は特殊面接委員という制度を持っております、これは部外者の方々が退院後の指導援護をやっていただきますにつきましてのあらかじめの御連絡を申し上げ、部外の調整をとっていただくためにそういう制度を持っておりますが
○説明員(渡部善信君) 少年院の職業訓練につきましては、われわれも実は口に矯正教育と申しましても、ただお説教ばかりではだめなんでありまして、仰せのごとく、手に職を覚えさせることによりまして立ち上がっていくという心のよりどころを持たせ、また、腕にも自信を持たして退院さしたいということを念願しておるわけでございます。この職業訓練規定を設けまして、現在各少年院の訓練課程を織り込みまして、今実施しつつあるところでございます
○説明員(渡部善信君) 実は菜代が副食費一円ふえたのでございます。わずかに一円でございますが、それと、もう一つは特別菜というのがふえたのでございます。この特別菜といいますのはお正月等の特別菜でございますが、これがございませんために、実はこの平生の副食代を少し上前をはねましてお正月等に菜をやるわけでございます。そういたしますと、それが毎日々々の菜代に響いてくるわけでございます。それを特別菜を五十円ふえたわけでござい
○説明員(渡部善信君) 食糧費の関係でございますが、実は少年院の食糧費は副食費が、十三円五十銭でございます。まことに、一日二十三円五十銭の副食でまかなっていくということはなかなかむずかしいことでございまして、職員は非常な努力を払いまして、最も効率的な食糧を給することを努力いたしておるのでございますが、大体少年院の食糧費は副食費と主食費になっておりまして、主食費の方が四十二円十銭ということになっております
○政府委員(渡部善信君) 実はただいま仰せのごとく、これを指導して行きます職員の問題があるわけでございまして、実は人員の点で要求いたしましたが、なかなか人員増は獲得ができなかったのでございます。しかしながら謝金を得まして、外部の技能者に臨時協力していただくということでその欠陥を補うことにいたしまして、この謝金の増額、これは大したものじゃございません。三百万円ばかり増額を得ておる次第でございます。
○政府委員(渡部善信君) 少年刑務所並びに少年院における矯正教育の内容でございますが、これは来年度におきましては、職業補導の面を十二分に充実したいというふうな考え方から、この方面の予算を増額して予算に組んであるのでございます。少年院の方を申し上げますと、少年院の方の職業補導のために、従来年間原材料費といたしまして、三百時間の予算であったのでありますが、これを五百三十時間の原材料費に増額をして組んである
○政府委員(渡部善信君) ただいまの暗室に精神異常者を収容しておるということでございますが、少し言葉が、御説明申し上げるのがまずかったのではないかと思うわけであります。私らの方で精神に異常を来たした者につきましては、実は東京の方では八王子に医療刑務所を持っております。それから西の方では九州に、小倉の近くでありますが、城野刑務所というものを持っております。ここに送りまして、ここで精神医学上の処置をとるごとにいたしておるのでございます
○政府委員(渡部善信君) この補導期間は法律によりまして、一律に六ヵ月ということになっておるわけでございます。従いまして、六ヵ月でたとえ不十分十分はございましても、それを延長することはできないわけでございます。しかしながらこの補導処分につきましては、仮退院の制度があるわけでございまして、もしも六ヵ月の前に社会に送り出しても差しつかえない段階になりました場合は、仮退院の手続によりまして、早く出ることになっておるわけでございます
○政府委員(渡部善信君) 起訴せられました売春防止、法違反の婦人に対しよして、ただいま仰せのごとく、刑の執行猶予をいたしました際に補導処分をつけることができることになっておるわけでございます。で大体分けますと、実刑を課せられる者もあると思うのでございます。これは一番程度の高いものと思うのでござといますが、次は刑の執行は猶予する、しかしながら、補導処分によって本人の更生の道はかってやろうという処分がその
○政府委員(渡部善信君) 売春取締りに関しまして、いろいろ困難な状況もあると思うのでございますが、現在東京、大阪、福岡の三カ所に、仰せのごとく補導院を設けることになりまして、各裁判所におきまして、売春防止法違反で検挙されました婦人たちの、判決によりまして補導処分に付せられたものを、目下収容いたしておるのでございます。その取締りの徹底ということは、なかなかむずかしいようでございまするが、各警察においても
○政府委員(渡部善信君) 大阪の方の和泉少年院のような施設を各管区にも持ちたいものだとは思いますけれども、なかなかこれも予算その他の関係もございまして、実現し得ない面もあるのでございますが、現在和泉少年院の方ではさような方式を取り入れまして、目下検討を加え、この成績いかんによりまして、さらに全国に普及さしていきたいというふうに考えておるのでございます。このやり方がうまく参りますれば、さらに全国的にも
○政府委員(渡部善信君) 多少説明申し上げましたことが足らなかったかと思いますが、実は短期の者を収容する施設も持っておるのでありまして、これは大阪の方に和泉少年院という施設を持っておりますが、ここでは割合短期間に矯正効果を上げ得るものを特別に選別して入れまして、ここでは割合短期に、六カ月程度の収容期間で目的を達するような教育をいたしておるのでございます。また、特別少年院あるいは医療少年院等におきましては
○政府委員(渡部善信君) それではただいまのこと、私からお答え申し上げます。全国の少年院は、ただいま仰せのごとく、本院が五十八で分院が三カ所で、六十一カ所でございます。個々の少年たちの矯正教育を受けまする期間は、ただいま仰せのごとく、平均いたしまして一年と二、三カ月になっておるわけでございます。しかしながら、これは平均でございまして、長いものも短いものもございます。仰せのごとく、これは矯正効果が上るまでは
○渡部(善)政府委員 私からお答え申し上げます。仰せのごとく、刑務所の方で職員会で豚を飼っておるところがあるのでございます。この点につきましては横山委員から御指摘を受けまして、ただいま法務大臣が御答弁申し上げました通り、さっそく地元の税務署とも連絡をとりまして、その実態を調査していただき、そうしてさらに国税庁の方に上申をしていただきまして、国税庁の方からこの取扱いにつきまして御指示があったのでございます
○政府委員(渡部善信君) 実はこの婦人補導院は、われわれは決してその置かれまする環壊に迷惑をかけるようなものは絶対にないのだということを確信いたしておりますし、この府中でもそうであったのでありますが、まあたまたま第六小学校の筋向いに当るわけでございまして、約一万二千坪を少し欠けますが、その奥まった一部をわれわれは選定いたしまして、そこには決してあたりの環壊を乱さないようなりっぱなものを作るのだということを
○政府委員(渡部善信君) 婦人補導院の敷地の決定に至るまでの概略のお話を申し上げたいと思います。ただいま宮城委員の仰せのごとく、去る昨年の五月でございますが、法務省設置法の一部を改正する措置によりまして、府中に婦人補導院の敷地をきめました。そこに建設すべく着手をいたしたのでございますが、宮城委員の仰せのごとく地元のPTAが中心となりまして、反対が起ったのでございます。われわれといたしましては、この敷地
○政府委員(渡部善信君) 東京の婦人補導院の敷地の問題につきまして、新聞紙上にいろいろと報道されておるようでございまするが、私の拝見いたしましたのは、去る二月二十三日の読売新聞紙上、これは都下版のようでございますが、「五十万円で反対説得」というような記事が出ておるのでございます。これは、特にこの記事で、贈収賄がこれにからんでおるというふうにも直接は出てないようでございますし、私自身としてはさようなことは
○渡部(善)政府委員 その点につきましては、今後の運営の面におきまして十分配慮していきたいと存じております。御心配のような、入っておる者にひけ目をとらせないようにということは、今度の甲の原の土地の方は地元の関係から申しまして、また周囲の環境からいたしまして、非常に好適な場所でございます。その点はわれわれも十分考慮いたしまして、入るのにさようなひけ目を感じさせないように、今後の運営の面で十分配慮していきたいと
○渡部(善)政府委員 私から事情を申し上げます。仰せのごとくこの設置法につきましては、当初府中市にいたしまして法律を通していただいたわけでございます。これは婦人補導院を設置することにつきまして、まず敷地につきましては予算的な措置をとるわけには参らない状況でございました。当初法務省の所管いたしております府中の刑務所の耕転地に選定をいたした次第であります。しかしその選定いたしましたにつきまして、ただいま
○説明員(渡部善信君) 二番目の兄でございますが、斎藤公亮と申します。これは仰せのごとくすりで六回も検挙されたことがあるのでございます。これは今小菅の刑務所の方で服役中のようでございます。それから三番目の兄の敏正と申しますのは、これは関東医療少年院を七月に仮退院をいたしまして、目下映画館で雇われ中ということになっておるようでございます。おそらく観察所の方で保護観察なさっていらっしゃるのじゃないかと思
○説明員(渡部善信君) 実は地元の方々にも、私三回ばかり参りまして、いろいろ御説明いたしたのでございます。ただいま棚橋先生から、どうも地元の方の方々がこの設置の問題について協力されないということは、結局この施設そのものについての説明が法務省として足らないんじゃないかというお話を承わりまして、私も実は非常に申しわけないと思っておるのでございます。これは私もさように思うのでございまして、地元の方々が御反対
○説明員(渡部善信君) 今後東京の方で補導院に入って来る者がないのじゃないかという御説でございますが、実は、現実の問題といたしまして、東京にはまだ一人も入っておりませんけれども、大阪の分院の方には、すでにきょう現在で十二名収容されておるのでございます。なおそのほか拘置所の方で、裁判を受けまして、この確定するのを待っております者が十名ばかりおるようでございます。近くまあ二十人くらいになる予定でございます
○説明員(渡部善信君) ただいま宮城委員の仰せのごとく、東京では栃木の刑務所の一部を区画いたしまして、分院を設置いたしております。東京の方にはいまだ補導処分を受けた者は現在ございません。従いまして、まだ一人も収容されておりません。
○説明員(渡部善信君) 補導処分の判決を受けました者は全国で九名でございます。そのうち一名が確定いたしまして、補導院に入所いたしております。八名はまだ確定いたしませんので、目下確定を待っている状況でございます。
○説明員(渡部善信君) 婦人補導院の整備状況につきまして申し上げます。ただいま刑事課長からお話し申し上げましたごとく、現在、補導処分の確定いたしました者は、大阪で一名だけでございます。なお、未確定でございますが、確定を待っております対象者が、人名大阪にあるのでございます。その他の地方では、現在この処分を受けた者は、判決を受けた者は一人もない模様でございます。現在、補導院は、大阪は、和歌山の刑務所の一部
○政府委員(渡部善信君) まだございません。もしもございましたならば、執行ができませんので、執行を一時延期するようなことにならざるを得なかったわけでございます。幸い今までさような裁判はございませんので、さような問題が起っておりません。
○政府委員(渡部善信君) 補導院の予算はすでに一億三千万余に入っております。これは新設の費用とそれから職員等の、全部予算でございます。
○政府委員(渡部善信君) 補導院は、法務省の設置法の一部改正で設置するようにお願いいたしておるわけでございまして、昨日、衆議院の本会議の方を通過いたしまして、こちらの参議院の方で今度御審議を願うことになっております。準備は着々進めておりますので、法案が通りましたならば、すぐ設置するように手配をいたしております。
○政府委員(渡部善信君) 現在おります。赤城少年院の職員は全部で四十名でございますが、この中で大学を卒業いたしました者が六名でございまして、一五%、それから専門学校を卒業いたしました者が九名で、二二%でございます。それから新制高校を卒業いたしました者が十八名で、四五%でございます。それから高等小学校、新制中学でございますが、これを卒業いたしました者が七名で、一七%。それから、小学校卒業はございません
○政府委員(渡部善信君) 少年院の職員の質の向上につきましては、いろいろ苦心をいたしておるのであります。今度事件を起した十一名の職員のうち、看守であった者が二名、警察官であった者が二名おります。
○政府委員(渡部善信君) 現在、矯正局関係の刑務所は全国にたくさんございますが、これらの刑務所で、ただいま仰せのようりな移転の問題が出ておる刑務所も十刑務所以上にも及んでおるのであります。かような刑務所は、最初はさような繁華街に置いてあったわけではなかった。これがだんだんと都市の発展につれまして、町のまん中に現在は置かれておるというような事柄から、都市計画の都合上、郊外地への移転の問題が今起っておるのでございます
○政府委員(渡部善信君) 仰せのごとく、この謝金は少いのでございます。われわれといたしましては、もっとこのような謝金をたくさんに予算に組んでいただきたいのでございまするが、これもなかなか全体の関係からいたしまして困難でございまして、ようやくこの程度予算で認められたのでございますが、これは仰せのごとく、やはり一年間の謝金でございます。われわれといたしましては、この謝金を最も有効に使っていただかなければならないのでございまするが
○政府委員(渡部善信君) その前に、この生活指導の点についてちょっと触れて申し上げたいと思うのでございますが、この婦人補導院における補導が三つの大きな項目をあげて補導しておりますることはただいま仰せの通りでございまして、この生活指導の面で、ただいまお話の精神的な指導を取り上げておるのでございます。ただいまお手元に配付いたしましたこの処遇規則の中の補導の点に、その点を申し上げておいたのでございますが、
○政府委員(渡部善信君) 私からも一言御説明申し上げたいと存ずるわけでございますが、この補導処分がはしにも棒にもかからないようになってから、初めて動いていくというお説でございますが、さような場合もあるかと思うのでございます。しかし、やり方によりまして、その点十分一つ気をつけていかなければならないと思うのでございます。この補導処分は、これまでも御説明申し上げましたごとく、どうしても今までの環境から引き