1960-03-11 第34回国会 衆議院 農林水産委員会農業法人等に関する調査小委員会 第1号
○渡部説明員 私どもは三月の十五日を目途といたして準備いたしておりましたが、多少おくれております。私どもの努力目標としてはできるだけ早くということでございます。
○渡部説明員 私どもは三月の十五日を目途といたして準備いたしておりましたが、多少おくれております。私どもの努力目標としてはできるだけ早くということでございます。
○渡部説明員 要綱といたしましては省議の了解を得ております。法律案はまだ作業中でございますから、これはできるだけ早くやりたいい思っております。
○渡部説明員 農業法人の問題につきましては、昨年小委員会におきまして私どもの方の一応の案を御説明申し上げました。それをもとにいたしまして、法律的な検討、それから関係各方面の意見を聴取いたしまして、大体関係各方面の意見は、非常に幅はございますけれども、私どもの方で聞けるだけの御意見は伺ったのでございます。目下それをもとにいたしまして法文の整理をいたしておるような状態でございます。 まず最初に、この前
○渡部説明員 ただいま御指摘の点は、そこが一つのむずかしい問題でありまして、これは、農業政策全体あるいは今の農地法の建前をどの程度まで農業の近代化あるいは経営の合理化に役立てるために変えていくか、こういう問題になりますので、それらの点はやはり農業全体との関連においてもう少し時間をかけて検討すべきである。私の方としても、今農業がぶつかっておる壁というものは相当かたい壁であるし、どうしても解決しなければいかぬ
○渡部説明員 これは、一つは農業課税と他の産業の課税との均衡の問題がある。その均衡の問題から言いますると、はたして現在の農業——主として所得税について申しますと、これでいいのかどうか、こういう問題が一つあるわけです。それから、またもう一つは、同じ仕事をやるのに、法人組織ならば税金がうんと安くなって、個人経営ならば税金が高いということは、やはり税法上問題がある、こういうことが言えるのでありまして、私どもの
○渡部説明員 農業法人の問題につきましては、今年の三月二十七日に農林水産委員会の決議の次第もありまして、なるべくすみやかに法人による農業経営を認める考えのもとにいろいろ検討を重ねてきたのであります。検討いたしますと、今党の方でお考えになっておる——党の中でも、政調の農林部会あるいは基本政策調査会のお考え、いろいろ考え方のニュアンスも変わっております。あるいはまた、社会党では生産組合法というようなものを
○渡部説明員 これは少し私は慎重に言っておるのであります。というのは、問題が相当シリアスになっておりまして、最初にぱっとやったときに多少のアンバラならばがまんできるのも、これだけ問題がシリアスになると、相当こまかいアンバラでなければ、ほとんどバランスがとれなければ両者満足してくれないだろう、こういうところから慎重を期しておるのであります。従って、ここに適当な原料調整を行うと書いてありますが、その適当
○渡部説明員 これは問題をはっきりいたすために繰り返しますが、この前の道庁の案では、三町村を日甜の地域として数量を調整するということになっておる。今度は、それが逆に、その地区を芝糖に返して、数量を調整してつじつまを合せる。ここに問題があるのではないかと思うのです。これはこの前の決定の際にいろいろ問題がございましたのは御承知の通りであります。たとえば、芝糖地区の反収の見方が極端に多いとか、あるいはまた
○渡部説明員 ただいま御指摘の点でございますが、先般当委員会の方々が現地調査をされまして、それに基きましていろいろの御質問をいただいたのでございます。そのときには私の方ではまだ結論は出ておりません。それはなぜかといいますと、一応、この春は、ことしのテンサイの作付状況がどういうふうになるだろうかということを推定いたしまして道庁の案ができておる、その推定にはいろいろ理解しにくいところもございますので、道庁
○渡部説明員 先ほども申し上げましたように、三月二十七日に道庁から出てきた案、これは大体これでいいだろう、しかし、これは作付の実績がまだきまっていない、それから工場の能力の算定方法についても検討の余地がある、こういうことであるから、それを、作付の実績がきまり工場能力の算定方法がきまった場合には、各工場の操業を可及的に均等にするように適宜調整を行うという前提で、北海道庁でそれでやったらいいだろう、こういうことを
○渡部説明員 ただいまお読みをいただいたのは本年度のテンサイの集荷の調整についてのやり方について、「てん菜振興措置について」という別添Iの資料の3の問題でございます。従って、この集荷調整要領に基きまして販売計画の作成をやってくれ、こういうことで、このただいまお読みをいただいた通牒を出したのでございます。それに基きまして、三月三日の知事あての通牒、及び甜菜糖業協会、テンサイ糖製造業者というものが寄りまして
○渡部説明員 テンサイの集荷地域の調整につきましては、先般日本てん菜振興会法案の御審議の際御説明申し上げましたが、三月三日付をもって「てん菜の集荷に関する調整について」という振興局長、食糧庁長官の連名の通牒を北海道知事に出しました。それに基いてテンサイの集荷地域の調整をはかっておるのであります。御指摘の通り、日甜と芝浦精糖との間に、上湧別、湧別、佐呂間の三町村について道庁の案が出てきました。それに対
○渡部説明員 今年の計画では、約五万五千トンを食い残す予定になっております。と申しますのは、政府の買い入れが二十三万八千トン、一般に約十二万トン配給いたしまして、特用として七万五千トン配給いたしまして、昨年からの持ち越し等を考慮いたしますと、五万五千トンが残る、こういう予定をいたしておつります。
○渡部説明員 ちょっと、今の大臣の、外米は全部工業用に使っておるのだ、こういう点を補足申し上げます。 御承知のように、主としてのりでございまして、日本のもち米では必ずしもよろしくないという部面がありますが、しかし、これも御趣旨によって順次内地米あるいはメリケン粉に切りかえて使ったらよかろう、——あるいは、せんべい、そういうものでございます。従って、大筋としては、外もちももうやめたらいいだろう、こういうふうに
○渡部説明員 もち米加算の問題につきましては、前々から当委員会で御審議をいただいておりますが、私の方では、畑作振興の点から考えまして、これにつきましては、もち米は水稲、陸稲もございますが、特に慎重に検討を加えてきたのでございます。御承知のように、もち米につきましては、終戦後の食生活の非常に貧弱なことを、せめてもちで潤おいをつけよう、こういうふうな関係から、相当の奨励策を講じてきておるのであります。また
○渡部説明員 それでは、三十四年産米の政府買入価格についての決定につきましてただいま米価審議会に諮問いたしておりますが、それにつきまして御説明申し上げます。 お手元に資料がお配りしてございますから、一枚めくっていただきまして、一ページ、「昭和三十四年産米の政府買入価格」、こういう表をごらん願います。すなわち、基本価格(玄米、三等・裸)で、六十キログラム(一俵)当り三千八百八十六円、これを百五十キログラム
○渡部説明員 こまかい点でありますので、私からお答え申し上げます。 御承知のように、もち米加算金は、終戦後の食生活の潤いをつけるために、もちの特配というふうな関係から、四百五十円の加算金がついておるわけであります。しかし、最近におきましては、もち米は、実は政府ではもてあましておるのでございまして、ことしの正月に六日分の特配をいたしましたが、半分しか買っていただけません。皇太子殿下の御結婚式のときにも
○渡部説明員 食糧庁で今試算をいたしておりますのは、三十一、三十二、三十三年の平均生産費—それは、その年の都市の製造業全平均の労賃で自家労賃を評価がえする、あるいは物価はその年の物価で見る、あるいはまた資本利子、地代というようなものは私の方で算定基準を出しておりますもので一坪価がえをいたしまして、三十一、三十二、三十三年の平均生産費を出しまして、それに、そのおのおのの年の手取り平均価格との比率を求めまして
○渡部説明員 これは、御指摘がございますように、作付面積が果してこうなれば、それに要する施策のための財政支出がどういうふうになるか、それから、三工場を作るといたしますれば、それに要する資金ですね、北海道開発公庫なり、あるいはそのほかの資金がどういうふうになるか、それからまた、機械の輸入について外貨の所書要量はどういうふうになるか、こういうことが全部そろわなければいけない。大体機械輸入なり資金計画はできております
○渡部説明員 御指摘の通り、北海道におけるテンサイ工場設立の希望は八社あります。これは、先般の国会で甘味資源総合対策で御説明申し上げましたように、十年後の計画としては、それを満たす場合の規模を私の方は見当をつけております。しかし、何と申しましても十年を経過しなければその全部を満足することができないのであります。どの社にどこへという問題は非常にむずかしい問題でございます。これも前にちょっと御説明申し上
○渡部説明員 先般の国会で甘味資源総合対策を御説明申し上げますときに申し上げましたように、まず、テンサイ糖につきましては、北海道で十年間に三十万トンを期待し、内地で十万トンを期待し、合計四十万トンを期待する、こういうことで、結晶ブドウ糖は十五万トン、沖縄及び西南群島では二十万トンのカンシャ糖を期待する、こういうことになっております。 テンサイ糖につきましては、これを実現に移しますためには、そのときも
○渡部説明員 これはやはり数字に基いて検討する以外にないと思うのでありますが、協同組合なら協同組合としての貸付金、こういうものから見ますと、いかにも借入金が多いような印象を受けます。それから、今問題になるのは、借りるときに、たとえば公庫の金なら公庫の金にしても、借りる人がやや問題になる。これは全体の農家の経営に必要な所要資金に比べれば、御想像になるように大きいものではないのが実態でございます。これは
○渡部説明員 投下資本に対して、借入金には利子、自己資本に対しては利潤、これを見るのが資本主義経済の原理であります。しかし、農業では経営と家計が分離されておりませんから、そういった一般的な考え方では計算がむずかしい。そうしますれば、やはり、この米の生産費の計算では、これに適応するような考え方をいたした方がいいと思います。その際に、どの範囲を対象にして利子を見るかという問題と、それから、利子を見る場合
○渡部説明員 御指摘の、八〇%バルク・ライン生産費方式をとるかという問題でございますが、まだ最終的な結論に到達していないということはきのう申し上げた通りでございます。いろいろなむずかしい問題がございますので、それを検討しているわけでございます。
○渡部説明員 これはむずかしいので、かりに私の方で生産費及び所得補償方式をとりたいということで計算をしても、パリティではじいたよりも低ければ、これでやるのだといっても皆さん御承知願えないだろうし、従って、その程度があると思います。一円、二円の差であればあるいは御承知願えるかもしれないし、何と言いますか、そこにありますように、経済事情その他参酌事項というのが非常に多いわけでございますから、いかなる計算
○渡部説明員 これは、観念的な方向はきまりましても、それではその方法でやろうとしましても、現実にその方法でやる計算の基礎になるデータが手に入らなければできないわけであります。そこに問題があるわけであります。従って、かりにデータがございましても、たとえば、昨年か一昨年かの消費者米価をきめるときでも、消費者の家計調査が間違っておる、だから、これをとるのにどの程度の信憑性をそれに置かなければならぬか、こういう
○渡部説明員 昨日生産費の検討につきまして御説明申し上げたのでありますが、これは前々から申し上げておりましたように、生産費及び所得補償方式というものは、パリティ方式の不備を補う、あるいはパリティ方式では果せないところを実現する必要がある、こういう観点から検討を加えてきておるのでありまして、その要点は、農家の稲作労働に対して都市製造業の平均賃金と均衡する労働報酬を与えることがいい、そのことはパリティ方式
○渡部説明員 一応余剰のものが取り入れられることになりますから、回復するだろうと思います。もししなければ、また追って次の手を打ちます。だんだんいわゆる最盛期でなくなって、これから出てくるものはきまっているわけですから、市価に悪影響のあるものは全部私どもの方で吸収するということは当然じゃないかと思います。
○渡部説明員 御承知のように、澱粉の政府の買い入れ及び売却方式につきましては、昨年の秋、全販連及び全澱連の両調整団体の機能の拡大というものを前提にして、自主的な調整をはかっていこう、こういうことでございました。ところが、その調整が必ずしも十分でなく、市価が低迷しておりました。そこで、三月三十日付をもって、カンショ澱粉の調整についてという通牒を全敗連会長、全澱連会長に出しました。その内容は、あくまでも
○渡部説明員 御承知のように、バレイショ澱粉の方は、質がよろしゅうございますから、用途が広いわけでございます。しかし、御指摘の結晶ブドウ糖に関する限りは、どちらでなければならない、こういうことは考えておりません。いずれでもよろしい。ただ、結晶ブドウ糖について、何と申しましても、技術的な問題がいわばある程度研究段階というところでありまして、従来水あめを作っておった人が結晶ブドウ糖工業に進出しよう、こういうのでございますが
○渡部(伍)政府委員 御指摘のように、私どもでは、米価審議会の再三にわたる要望を実現したいというために詳しい資料の分析をして、もし生産費及び所得補償方式を第一義的にとるとしても、これにはこういう問題があるという前提の上で、こうなるのだということを得心していただかなければならないから、今いろいろな分析をしておるわけでございます。従って、全面的にこれによるのだとは最終的結論が出ておりませんから言えないので
○渡部(伍)政府委員 御説ごもっともでございまして、結局、データも違う、それから考え方も違う、こういうので、幾ら議論しておりましても、これは行政としては非常にまずいのでありまして、はっきり見解の一致するところと、どうしても見解が分れるところと、これは立場によって違うわけでありますから、その点は、ここはこういうわけで見解が違うのなら違うのだということを関係者が十分のみ込んで、現在の段階ではその点はこうとるよりしかないということで
○渡部(伍)政府委員 まだその試算は私の方でやっておりません。ただ、先般から申し上げますように、いろいろな試算をやっておりまして、今まで、たとえばバルク・ラインの方式をとるといったときに今までの考え方だとこういう問題があるということで問題点を指摘いたしまして、しからばもっと研究をこういうところをやったらどうだという御注意をいただいているのが今の段階でありますから、今のお話も十分私の方では検討する必要
○政府委員(渡部伍良君) これは、現在の段階では先ほど申し上げましたように、どうしても農家を指導するのには製糖会社だけでは信用を受けない、従って、岡山の例でも大分の例でも、県が中心になりまして、県が一定の年次別計画を立てまして、そこへその生産されたものを処理する製糖工場を誘致する、こういうふうなことになっております。しかし、お話のように、これがどこでもできる、もう危険がないということになりますと、今
○政府委員(渡部伍良君) 私の方では十年後の目標を、内地十万トン、こういうふうに一応出しております。しかし、それが最高限度と、こういう意味でなくして一応の目標でありまして、それより大きいことを期待しているのでございます。従って、テンサイの生産、テンサイ糖の生産について制限的には考えております。ただテンサイの生産を奨励する場合には、テンサイが適当な価格で売れるということも保証しなければなりませんから、
○政府委員(渡部伍良君) 結晶ブドウ糖につきましては、現在日本のカンショ及びバレイショの畑作における重要性から見て、どうしてもこれを処置しなければならない、こういう見地から研究を進めております。十万トンと計上いたしましたのは、現在三十三年度で、農林漁業金融公庫から資金を融通する工場が、六工場きまっております。しかし、まだ多少技術上の問題もございますから、一応、需要量の一割程度は、ぜひ結晶ブドウ糖でまかないたい
○政府委員(渡部伍良君) 現在はてん菜生産振興臨時措置法第四条に基きまして、政府が必要と認めるときには、てん菜糖の買い入れをすることができる、こういう規定になっております。 今度、関税と消費税を振りかえることにいたしまして、関税を御指摘のように二十六円二十一銭ということにいたしますと、関税込みの国内糖価は六十円あまりになります。六十円あまりになりますと、内地のテンサイ糖の通常の運営をする場合に引き
○政府委員(渡部伍良君) お答えします。 御指摘の通り、関税と消費税を振りかえまして、税収をトータルとして不動という建前にいたしますと、関税をかける数量が、輸入数量でございまして、全消費量の全部ではございません、従って、税収を不動といたしますと、関税を御指摘のように一円九十七銭、約二円がらみ引き上げることになります。そういたしまして、従来ならば、従来の関税、消費税の割でゆきますと、七十一円見当が、
○渡部(伍)政府委員 予算米価はあくまでも予算編成のときの仮試算でございます。最終的には六月に米価審議会で三十四年産米の米価が決定されることになりますから、これは本年がこういうことになっておるというわけでありませんで、昨年度も、予算米価は一万二百円で、米価審議会では一万三百二十三円、こういうふうにきまったのでございます。予算編成上いろいろな予算米価をきめることができると思います。たとえば前年きまった
○渡部(伍)政府委員 徴税の実態は大蔵省の主税局のものをもとにする以外にはないのでございます。それをもとにしまして、それについて検討を加えて、それでよろしいということで採用しております。
○渡部(伍)政府委員 所得税が予約減税を廃止した場合に十五億円ふえるということは、こういうふうに御説明申し上げたらいいのではないかと思います。農家の米の生産量、それに見合う必要経費、こういうものから農家の所得金額を算定いたしまして、それから税制改正に伴います扶養控除の引き上げなり、あるいは税率の改正、こういうものを考慮いたしまして、その上で、所得税を納める農家数なり所得税額が幾らになるか、こういうことを
○政府委員(渡部伍良君) これはお話の通りでございまして、関税と消費税を切りかえますことによって、ここに法律の第一条に書いてございますように、固定資産の償却が非常に進んでおる会社では、他のてん菜糖製造業者に比較しまして特別の利益金が生ずる、これは制度の切りかえによって、反射的にそういう特別の利益が出てくる、それをそのまま放置してもよろしい、こういうことでございますれば、あとは税金で主税局が取ればいいということでございますが
○政府委員(渡部伍良君) テンサイ糖につきましては、四十万トンのうち三十万トンを北海道、十万トンを内地、こういう推定を下しております。まず、北海道につきましては、先般の委員会で資料に基いて御説明申し上げましたように、北海道の畑地の改良、その可能性、これは土地改良、土壊改良、品種改良あるいは農機具の導入、こういうものを考えまして、かつ、畑の輪作体系というものを考えますと、約八万町歩毎年作付が可能であるだろう
○政府委員(渡部伍良君) 砂糖の消費を十年後に百五十二万トンときめましたのは、人口の増と、現在一人当り十三キロ七使つておるのが、所得がだんだん伸びるに従って十五キロ程度にはなるだろう。人口の増と所得の伸びに応ずる消費の増を見まして出しておるのです。十年後に百五十二万トンになるだろうという推定を掲げておるのであります。しからば、この砂糖を果してどの程度国内で生産できるかということは、結局、現在のテンサイ
○政府委員(渡部伍良君) これは、てん菜生産振興臨時措置法の第五条に、第四条で政府が買い入れるテンサイ糖は、当該生産年において農林大臣が定める価格を下らない価格で生産者から買い入れたテンサイを原料として製造されたものであって、政令で定めるものに限る、こういうことになっております。これによりまして、毎年テンサイの価格を告示しております。現在千斤当り三千百五十円、それは告示いたしまして、これ以下で買ったものは
○政府委員(渡部伍良君) これは、私どもの方で計算しておるのは反当四千百斤、百二十日操業、こういうものを一つの単位に考えております。ですから、反収が上れば面積が減ってよろしい。それを標準にしておる。しかし、ここにありますように、たとえば三万五千五百二十八ですね、今五工場ですね。ですから、七千町歩になっておるわけです。一工場平均しますと、三十三年。今年は天候の関係で反当収量が非常にいいわけです。将来は
○政府委員(渡部伍良君) ただいま議題になりました三法案について補足説明を申し上げます。 この法律を出しました基礎になる甘味資源総合対策につきましては、先般も申し述べましたが、日本の農業の発展、それに対しましてビート澱粉の糖価、あるいは西南諸島におけるカンショ糖、こういう甘味資源の増産の可能性がはっきりいたしました。それを取り入れまして、今後の十年間の目標というものを、大体百五十万トンの砂糖消費に
○渡部(伍)政府委員 法律の規定によりまして日甜の旧三工場というものを予定いたしておりますから、この三工場で生産される額にこれをかけますと、年三億三千万円という予定でございます。
○渡部(伍)政府委員 これは、日甜の現在の生産状況、それから将来状況を勘案しましてこの数字を出したのでございます。 その考え方は、まず第一に、日甜の旧三工場の現在の想定コストは、斤当り四十五円五十銭見当でございます。それから、日甜の旧三工場は相当古い工場でございまして、三十四年度以降五年間にわたりまして工場の設備の更新をするために追加投資の計画がございます。三工場で二十六億円の追加投資ということになっております
○渡部(伍)政府委員 テンサイの生産計画は、結局、何年度に何県で何千万斤あるいは何万斤のテンサイができる、こういうことでございまして、これは、テンサイを振興する上において、一つの目標、伸度率、そういうものを立ててやっていこう、こういうことでございます。それをどういうふうに売るかという問題は、これは必ずしも第三条においては要求していないのであります。もし、最近ございますように、工場がおいおい設立されまして
○渡部(伍)政府委員 食糧庁といたしましては、国内甘味資源の生産、流通、すなわち砂糖なり澱粉なり水あめなり、そういう食品としての甘味資源の生産、流通を指導監督する、こういうことになっております。その点から、一体日本の、需要量はどういうふうに伸びていくだろう、あるいはまたこれに対して日本の甘味資源の需給はどういうふうになっていくだろう、こういうことを検討いたしておりまして、需要の方は私の方で専管ということになります
○渡部(伍)政府委員 てん菜生産振興臨時措置法は、寒冷地におけるテンサイの生産振興をはかるために作られました。その骨子は、法律の第三条によりまして、「省令で定める数量以上のてん菜を生産する道府県の知事は、省令の定めるところにより、当該道府県におけるてん菜生産振興計画を定めて農林大臣の承認を受けなければならない。」、こういうことが第一点と、「国は、毎年度、予算の範囲内において、第一項の道府県に対し、同項
○政府委員(渡部伍良君) 現在の砂糖の価格は七十円内外で、ここでは一応七十一円と書いてございます。これはニューヨークの相場を三セント四十五とおきまして、それに運賃、諸掛りをかけまして、旧来の関税、消費税をかけまして計算すると、こういうものが適正相場ということになるわけであります。しかるところ、今度は関税を上げまして消費税を下げるということになりますと、関税は輸入品だけで、消費税は輸入品と国内生産のものにかけますから
○政府委員(渡部伍良君) これはもうちょっと資料をよく見ていただきたいと思うのです。まず第一に、精糖会社がもうけたというのは、この数年糖価が九十円に近く上ったことがあります。その当時はもうけておるのでありますが、最近は先ほど申し上げますように、この一年間に大体七十円前後でございます。これは前の時代に、ニューヨーク相場が三セント四十五程度を中心としてみても大体七十一円見当であるのが、八十円とか、八十五円
○政府委員(渡部伍良君) まず問題は、一つは、もう少しケイン・シュガーでなしに、ビート・シュガーに重点を置け、そのためには、ケイン・シュガーの輸入による利益、その利益の中には、お話をそんたくするに、砂糖の税金と、それからまた輸入量を圧縮することによって糖価を上げる、そういう二つの利益を意味されておるように受け取ったのであります。そういう利益で直接的にビート・シュガーを育成することが必要である、こういうふうに