○国務大臣(渡邊良夫君) ただいま局長から答弁がございましたように、できるだけ内容を充実いたさせまして、そうして臨時補助金といったようなそういう性格のものも将来は恒久的なものに持っていきたい。それから時間的においてはどういう時期からかと、こう申しますと、私はただいま国民皆保険を控えておりますので、できるだけ社会保険審議会等にもこれを諮問いたしましてなるべく早い機会にこれを解決いたしたい、かように存じておるわけでございます
○国務大臣(渡邊良夫君) その点につきましては始終聞いておりますけれども、現在まだ私どもの方におきましてもなお検討いたして努力をいたしておる次第でございます。
○国務大臣(渡邊良夫君) 全部が整えば一等けっこうでございますけれども、条件的に満たされる三種類というものが該当すれば喜んで該当いたしたいと、かように存じておる次第でございます。
○国務大臣(渡邊良夫君) ILO百二号につきましては、もとより私は批准することについては賛成でございます。しかし、その条件が九種目のうち現在七種類が問題になっており、その七種類のうちの三項目がこれが該当いたさなければならないと、こういうことになっておりまして、この七種目のうちの疾病給付と、それから失業給付というものが合致しておるわけでございます。他の一つがこれが該当すれば、ILO百二号に該当でき得る
○渡邊国務大臣 この船員と陸上労働者につきましては事情が全く異なっておりますので、別個な研究を進めているような次第でございます。
○渡邊国務大臣 御指摘の点はごもっともでございまするけれども、私どもといたしましてはただいま技術的な検討を行ない、社会保険審議会や社会保障制度審議会の答申を求めつつあるところでございます。
○渡邊国務大臣 私どもは、先ほど申しましたように行政措置でけっこう運営ができるだろう、かように存じておりますので、それを認めるとか認めないとか問題にしておりません。
○渡邊国務大臣 とりそろえてお目にかけます。
○渡邊国務大臣 ただいま滝井委員からお話がありました三つの柱は、私もよく存じておるのでございます。標準報酬の引き上げにつきましては、現在のいわゆる標準報酬の実態につきまして、一万八千円から三万六千円の引き上げということは、当然であろう、かように考えられるのでございます。年金額の引き上げにつきましては、標準報酬の引き上げによりまして年金額が千分の五から千分の六に引き上がるということは、私どもはこれは当然
○渡邊国務大臣 改正部分が多少違うのじゃなかろうかと思いますから、先に出たものから順次御審議を願いたい、かように思います。
○国務大臣(渡邊良夫君) 原爆医療法につきましては、遺伝性、先天性等、歯科の一部を除きまして、このたびこれを医療給付範囲の拡大をいたすことを今国会に提案をいたすことにいたしておりますが、疾病中につきましては、医療手当を二千円出すことにいたしております。それから、健康診断に対しましては、交通費を支給いたすことにいたしております。国家的な一つの何か援護、見舞というようなことはないか、こういうような御質問
○国務大臣(渡邊良夫君) やはりこの人事の交流をやる場合におきましては、今御承知の通り、昔のような内務省でありまするというと、各部長、課長という者が本省で各地方庁と自由に人事の交流ができたものでございますけれども、近ごろにおきまするところの各地方庁の人事というものは、いわゆる地方長官が、地方の知事が人事権を握っておりまするもので、私の方でできるだけそういうような下情に通ぜしめるようなこういう人事をやりたいと
○国務大臣(渡邊良夫君) 従来は事務系統につきましても、技術系統につきましても部長クラスになりますと、なかなか容易に交流人事というものは行なわれておりませんけれども、特に事務系統におきましては、地方庁との間に絶えず交流人事をやらせておるような次第であります。今後も、これは私も多くの官庁をいろいろな意味において知っておりまするが、できるだけ本省と地方との交流人事を常にやることにおいて、末端の事情というものがよく
○国務大臣(渡邊良夫君) 御指摘のよりに、なかなか下情に通ずるというここはむずかしいことかもしれません。しかし、下情に通じないから厚生行政か行なわれないと、こういうことはとても許されないことでございまするので、できるだけ下情に通ぜしむるように努力いたすというようにお答えするよりほかにないのではなかろうかと思います。現地を一日、二日ぐらい視察いたしてみましても、なかなか下情というものが一日にしてわかるというもりでもなければ
○国務大臣(渡邊良夫君) 国民年金につきましては明年度、福祉年金が今年十カ月分でございますが、明年度は十二カ月分になります。それから拠出年金の二分の一国庫負担がございますので、合わせまして百六十億ちょっとでございます。
○渡邊国務大臣 日雇い労働者の収入につきましては、非常に不安定なものでございまして、先ほどあなたが御指摘のように、この保険制度というものは、やはり保険をかけることによってこれが運用されておる、こういう面からいたしましても、私は将来の問題として検討すべきであって、今直ちにここで七割にすると言うことは、まだ即断過ぎるのではなかろうか、かように考えております。
○渡邊国務大臣 基本的な制度の問題としてやはりこれは検討しなければならぬと思います。しかし私どもは、ただいまあなたが申されたような、いわゆる生活保護法における医療扶助のような形において何らかそういうような措置ができればと、かように考えております。
○渡邊国務大臣 なかなかお説のようにむずかしい問題で、ございまして、これは実際あなたのような専門家でさえも私に問いただすのでございますから、実情によって私どももいろいろ研究をしてみなければ、今即答はしかねる次第でございます。
○国務大臣(渡邊良夫君) 先ほども申しましたように国立公園、国定公園というのは漸次これが指定を広げております。従いまして国の直轄によるところのいろいろな駐車場とか、あるいはレクリエーションの場所であるとか、こういうものが毎年々々これは多く増加しておるような次第でございます。その他、先ほど申されました厚生年金還元融資等も利用いたしまして国民宿舎等の設備も逐年これを考慮いたしております。
○国務大臣(渡邊良夫君) 現在国立公園は十九カ所になっております。また、国定公園は二十カ所となっております。三十五年度におきましては数カ所これを審議会にかけましてこれを選出いたしたいと、かように考えております。
○国務大臣(渡邊良夫君) 国立公園におきまする施設におきまする駐車場、あるいはスケート場、リクリエーション場、あるいはまた、共同便所とか、こういうものにつきましてのあらゆる施設につきましては、目下私どもは予算措置を講じておりまして、今年度におきましても一億七千五百万円を計上いたしておるわけでございます。また、この自然公園審議会等にかけまして国定公園、国立公園を将来一本化する問題につきましても大いに、
○渡邊国務大臣 この問題はやはり社会的に非常な関心を呼ばれておりますので、私どもも急いでおります。総理大臣の方といたしましても、できるだけすみやかに総合基本方針というものを審議会において出してくれろ、こういうふうに今言っておるような状況でございます。
○渡邊国務大臣 今回の調査につきましては、健保連の方で自発的に取りやめたそうでございます。その後の経過につきましては、私どもも慎重に取り扱ってただいま検討いたしております。
○国務大臣(渡邊良夫君) 通算いたすこととなっております。その準備といたしましては、本年六月ごろをめどといたしまして、大体の結論を得たいと思います。そして来年の拠出年金の開始されまする四月までに立法措置を講じたいと、かように考えております。
○国務大臣(渡邊良夫君) ただいま佐藤委員からお申し述べになりましたように、このILO百二号は、ただいま九種類というものが問題になっております。そのうちの三種類が該当いたしますれば、ILO百二号の条約が結ばれるという、こういう運びになっておるわけでございます。今のところ、疾病給付と失業給付の三つが該当いたしております。先般来いろいろ問題になっておりまする一部階層に対するところの分娩給付というようなもの
○国務大臣(渡邊良夫君) 二十九年の厚生年金改正法の際におきまして、衆参両院の附帯決議をもちまして、これは保険者、被保険者の福祉施設に対しまして、できるだけこれを運用すべきである、こういう要望がつけられているのでございまして、今、私どももせっかく関係各省と協議中でございます。
○国務大臣(渡邊良夫君) 当該の局長クラスは、みな知っておりますが、課長以下につきましては、わざわざ私が一々問い合わせることはいたしません。
○国務大臣(渡邊良夫君) おやつ代につきましては、最初五円の要求でございましたが、三円に決定いたしました。ところが、この保育所におきますところのおかず代というのが八円十銭でございます。それで、それと子供たちが自宅から持参します主食を合わせますと所要カロリーの四〇%ということになりまするので、まずこの程度で大体第一次の改訂をいたしたいと思うわけであります。
○国務大臣(渡邊良夫君) 第十五次の生活保護費の引き上げにつきましては三・二%、このたびの予算措置におきまして三%引き上げたわけであります。漸次私どもはこれを引き上げるべく、これは栄養審議会の答申に基づいてやっているわけでございます。それでありまして、これが実際は六%に私どもは考えておったわけでございますが、三%引き上げたことによりましてかなり最低生活水準というものの限度にまで近づいた。かように私どもは
○渡邊国務大臣 ともかく一応出した以上は、これは内容がさほど違っておるわけでもございませんから、十分御審議の上、今後この法案の結実をさしていただきたい、かように考えております。
○渡邊国務大臣 いや、ばらばらにやった方が法案の審議の上から便宜であろう、こういうことで私どもおるものでありますから、このような議員立法にしたということに私どもは異議はありません。
○渡邊国務大臣 この四法案を全部一括して提案をいたしたということには、私は前から多少無理があると、かように思っておったわけです。自然の姿で今度議員立法といたしましてばらばらにした、こういう方がこの法案の審議の上からかえって便宜じゃなかろうか、こういうことであります。もちろん党の御意向等も伺いましたし、また政府といたしましてもその方が便宜である、こういう建前からいたしたわけであります。
○渡邊国務大臣 まことに小林さんの仰せごもっともでございまして、来年度はうんとがんばって、ことし頭の出たものに対しましてはより増額をいたしたい、かように考えております。ことしは特に国家財政の大きな見地からいたしまして、やむなく私どもはこれを了承いたしたような次第でございまして、私どもはこれで満足いたしておるわけではございません。
○渡邊国務大臣 決して満足をしておるわけではございません。ただ、本会議の席上におきまして、防衛費が社会保障費より非常に増大しておるのではないか、こういう質問でございましたから、私の方は社会会保障費が防衛費よりはるかに上回った。こういうふうに申し上げたのでございまして、将来も私どもは、この社会保障費を社会福祉国家建設のためにますます増額いたさなければならぬ、かように考えております。
○渡邊国務大臣 お説の通り、同和対策閣僚懇談会におきましては、きわめて熱心にこの運動を推進していきたい、かように考えております。それならば、同和対策審議会というようなものを作ってみてはどうか、こういうような一部にお話もございまするし、あるいはそういう要望も非常に強いのでありますが、われわれといたしましては、今現に着々と現実の諸問題をとらえてやっておりまするので、審議会の議につきましても、それらの要望等
○渡邊国務大臣 お説の通り、われわれは部落について差別的な考え方は毛頭持っていないのでございます。生活保護の基準につきましても、十五次改訂につきましては三・一%、また十六次の改訂につきましては三%の上昇をいたすことにしておるのでございます。それでありまして、自民党が立てた同和対策特別委員会につきましては、十カ年計画いわゆる年額三十億、こういうことに相なっておりますが、政府といたしましては、今年度特別
○渡邊国務大臣 一昨年国会で採択されました請願の内容につきましては、三十五年度予算におきましてこれを十分に取り入れまして、そうして予算措置を講じたような次第でございます。
○国務大臣(渡邊良夫君) 御指摘の通り、まことに重々おわびいたします。これからは大いに精細をきわめたものを一つ出すことにいたします。
○国務大臣(渡邊良夫君) まことにどうも御指摘の通り皆さん方の御納得のいかないような連絡のしぶりであることがこの前から高野委員からたくさんの資料がありながらどうして回さないのか……。これはよく政務次官、官房長等に命じまして部内の総合調整をさせまして、さっそく局長会議を開きまして、できた書類は直ちにまっ先に委員の方々に配付、提供するというようにいたすことといたします。今までのところはどうぞ御了承下さい
○国務大臣(渡邊良夫君) ただいま議題となりました医療金融公庫法案の提案の理由を御説明申し上げます。 国民の健康な生活を確保するため、国民皆保険の制度が、現在着々とその実現を見つつあるのでありますが、これがためには、公私の医療機関の適正な整備と機能の向上をはかることが必要であります。 現在、公的医療機関に対しましては、国庫補助、政府融資等の施策が講ぜられ、その整備の推進がはかられているのでありますが
○渡邊国務大臣 ただいま議題となりました精神薄弱者福祉法案の提案の理由を御説明申し上げます。 精神薄弱者の数は、全国で約三百万人とされているのでありますが、その中には、適切な保護のもとに指導と訓練を行なえば、日常生活はもとよりその能力に応じて生産活動に従事し社会の一員として自活していくことも可能な者が相当数含まれていると推定されるのであります。従って、政府といたしましては、従来からその福祉をはかるため
○渡邊国務大臣 ただいま議題となりました社会保険審査官及び社会保険審査会法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。 すでに御承知の通り、昨年十一月からその裁定が開始されております国民年金法による年金給付または同法による保険料等に関する処分に対する再審査請求につきましては、健康保険、厚生年金保険等の被用者保険に関する事件と同じく、社会保険審査会においてこれを取り扱うこととされております
○渡邊国務大臣 ただいま議題となりました医療金融公庫法案の提案の理由を御説明申し上げます。 国民の健康な生活を確保するため、国民皆保険の制度が、現在着々とその実現を見つつあるのでありますが、これがためには、公私の医療機関の適正な整備と機能の向上をはかることが必要であります。 現在、公的医療機関に対しましては国庫補助、政府融資等の施策が講ぜられ、その整備の推進がはかられているのでありますが、私的医療機関