1980-11-20 第93回国会 衆議院 決算委員会 第6号
○渡邊説明員 昭和五十三年度における日本開発銀行の業務の概要について御説明申し上げます。 まず、五十三年度資金の運用計画は、当初計画九千百三十億円と補正追加九十八億円の合計九千二百二十八億円を予定しておりました。 これに対し、五十三年度中の運用額は、貸付実行額が五十二年度中に貸付承諾をした一千五百二十二億円を含め九千八百四十四億二千三百万円となっており、また、特定不況産業信用基金への出資が八十億円
○渡邊説明員 昭和五十三年度における日本開発銀行の業務の概要について御説明申し上げます。 まず、五十三年度資金の運用計画は、当初計画九千百三十億円と補正追加九十八億円の合計九千二百二十八億円を予定しておりました。 これに対し、五十三年度中の運用額は、貸付実行額が五十二年度中に貸付承諾をした一千五百二十二億円を含め九千八百四十四億二千三百万円となっており、また、特定不況産業信用基金への出資が八十億円
○渡邊説明員 昭和五十二年度における日本開発銀行の業務の概要について御説明申し上げます。 まず、五十二年度資金の運用計画は、当初貸付規模八千六百億円を予定しておりました。 これに対する貸付実行額は、都市開発一千三百五十九億二千二百万円、地方開発一千三百六十億一千万円、国民生活改善一千五百三十二億九千五百万円、資源エネルギー一千百二十四億六千五百万円、海運二百億四千九百万円、技術振興六百九十四億四千万円
○参考人(渡邊孝友君) 四十七年に開銀法第一条「目的」の項で法律改正が行われまして、それまでは「産業の開発を促進するため」とございましたのを「産業の開発及び経済社会の発展を促進するため」と、そういう改正が行われておりまして、その前後からおっしゃるとおり都市開発、地方開発にも重点を置いてまいってきた次第でございます。 私はやはりそういったことは今後とも必要であるとは考えております。しかし何といっても
○参考人(渡邊孝友君) お答え申し上げます。 ただいま先生のお話しのとおり、開発銀行は年年閣議決定を経ました融資基本方針に基づきまして融資に当たっておりまして、その重点はその時期、時期において変遷しておりますが、つい近年は公害防止投資、これを大いに進めてまいったのでございますが、現時点におきましては、お話しのとおり資源エネルギー対策が今後の開銀の融資の中の最も重要な部分の一つであろうと存じております
○渡邊参考人 ただいまお話のございましたとおり、十一月末で、一万円券の全体に占めます比率が七九・一%でございましたが、十二月に入りまして、ここのところ八〇%ちょっとというような状況でございます。確かに、だんだんに一万円券の占める割合は高くなったのでございますけれども、銀行券の種類、券面額というものは、実際の取引の必要に応じて考えなければならないものだと存じますけれども、単にこの比率だけでどうということでもございません
○渡邊参考人 この倒産の連鎖といいますか、影響というものは非常に区々でございまして、関係を持っている企業数というのは、おっしゃるとおりかなり大きな数にのぼっております。その状態は区々だと思いますが、これらにつきましては、もうそのそれぞれについて関係金融機関がそのケース、ケースで考えるということでございまして、その中で大きなところは、特別な措置ということも要しないでやっていけるというようなところももちろんございますし
○渡邊参考人 基本的にはおっしゃるとおりだと存じます。総裁の申しました趣旨も、この日本熱学については何ともしようがないと、また原因等からいたしまして、すべきでもないという意味もあったかもしれませんけれども、ただ、常に私どもとしては、こういう引き締め下にありまして、ある企業の倒産それにつれまして、健全にまじめに経営している企業が、単にある企業の倒産のあふりを食って、あるいはそれに対する債権の焦げつきというようなことで
○渡邊参考人 総裁の対新聞発言、ちょっと正確には私記憶しておりませんけれども、この日本熱学の問題が起こりましたときには、やはりこれまで業績をあげておった企業でございますし、ただ金融引き締めのために倒産するというようなことは避けたい、基本的には常にそう考えているわけでございますので、問題が起こりまして関係金融機関のお話を伺ったわけでございますが、それを総合判断いたしますと、原因はもう御承知のとおりで、
○参考人(渡邊孝友君) 現時点、この二月時点での調査におきましては、その時点では、ちょうど石油問題の発生というようなこともございました、その感じがまだ残っているということもあったんだと存じますけれども、なお、原材料在庫の不足感は、おっしゃるとおりむしろ強まっているというのが調査結果でございますけれども、先行きといたしましては、やはりその点もだんだん改まっていくと、それが特に製品需給が弱まってまいりますと
○参考人(渡邊孝友君) あの短観調査の結果で申し上げますと、現時点ではなお全体として需給関係、まだ需要超過の状態がございますけれども、その先行きとしましては、ただいま申し上げましたように、だんだんその点が変わっていく、たとえば、業況をどう見るか、いままでは、まだ現時点では、業況はいいと判断しているほうが多いんでございますけれども、これが次の期を予測しますと、今度は悪いというものがふえてくるとか、製品需給判断
○参考人(渡邊孝友君) いまおっしゃられました御質問のとおりでございまして、この短期経済観測ということで大勢を判断いたしますと、全体として、この先行き観といたしまして、製品の需給関係もだんだん需要超過という度合いが落ちていく状況でございますし、設備投資意欲というものも、現に鎮静いたしておりますけれども、強くないと、そういうことからいたしまして、全体として落ちつく方向にあるということでございます。
○渡邊参考人 第一次から第四次の分まで合計いたしまして約一兆円の準備預金の積みをふやすということが必要になります。もっともこの数字はその時点、時点における預金残高にその比率をかけておりますから、その後における預金増加に伴いましてさらにふえていくわけでございます。それで現在といたしましては、日本銀行に対します預金残高の月中平均を約一兆七千億円に保たねばならない、そういう仕組みになっております。
○渡邊参考人 十−十二月期の都市銀行の貸し出し増加予定額を前年同期の四一%減にしてほしいという通知を都市銀行にいたしましたことは、事実そのとおりでございます。 それから前のお話でございますが、先生のおっしゃるところに基づきまして考えますと、こういうことかと存じます。実は日本銀行は、特に上位の銀行十行ばかりに貸し出し限度額というものを置いております。御案内のとおり八千何百億という数字でございますが、
○渡邊参考人 日本銀行は、この時期において銀行に対する貸し出しはできるだけ押えるということにはいたしておりますけれども、特定の金融グループあるいは特定の金融機関に貸し出しを停止したということはございません。
○参考人(渡邊孝友君) 大企業などが手持ち資材の値上がりで引き締めの負担がそこでかわされてしまうじゃないかという御指摘の点ですけれども、これはどうもイタチごっこになりますけれども、いま確かにそういう仮需要、一部には物が非常にないと、入手難だとか言われておりますけれども、一部には余分に持っているというようなことがだいぶあるんだと思われるのでございます。全体の生産量というのは、前年比二割とか二割五分もふえておりますので
○参考人(渡邊孝友君) 私は、今度とられました政府の物価対策、これはかなり真剣に考えられたものだと考えております。特に財政の繰り延べ、金額的にもどれだけがいいかということは的確には私ども把握いたしかねますけれども、あれだけの繰り延べをされるということは、やっぱり非常な決意のもとに行なわれたものだと思います。現実にことしの五月ごろから公共事業費の支出というのはかなりダウンしてきております。金融でも財政
○参考人(渡邊孝友君) ただいまお話のございましたように、最近の物価上昇はきわめて顕著なものがございまして、異常なものがございます。したがって、なかなかこれが安定を実現することは容易でないと存じます。そういう意味合いで、日本銀行といたしましては、昨年秋以来警戒してまいりましたが、年初来相次いで金融引き締めの措置をとったのでございますが、まあ金融としては、できる限りの最大限の強さの引き締めを実行しているというのが
○参考人(渡邊孝友君) お答え申し上げます。 四十七年九月末現在で、十大商社の現預金残高は一兆二千四百十九億円、運用有価証券残高は四千六百二十二億円でございます。