1973-07-03 第71回国会 参議院 商工委員会 第16号
○参考人(渡辺茂君) 大学におりますと金にうとくてよくわからないんですけれども、確かに多ければ多いほどいいという気はいたしますが、そういうぜいたくなことも申しておられないという気がいたします。まあここに基金三十億とか五十億とかというようなことがございましたら、現在政府から年々出されているいわゆるシンクタンク予算を上回るものであろうというふうに拝察しているような次第でございますけれども、そういうことであれば
○参考人(渡辺茂君) 大学におりますと金にうとくてよくわからないんですけれども、確かに多ければ多いほどいいという気はいたしますが、そういうぜいたくなことも申しておられないという気がいたします。まあここに基金三十億とか五十億とかというようなことがございましたら、現在政府から年々出されているいわゆるシンクタンク予算を上回るものであろうというふうに拝察しているような次第でございますけれども、そういうことであれば
○参考人(渡辺茂君) 確かにおっしゃるとおりでございまして、すでによく御存じのアメリカのシンクタンクの発達も、やはり初めは地域産業育成というようなところから発達してきたようでございまして、財閥が、金持ちが寄付したというようなところで、もう出発点においては必ずしもいい出発点ではなかったように思うのです。それからさらに、アメリカの目的というようなこともあって、軍事目的とかそういうことにシンクタンクは大いに
○参考人(渡辺茂君) 私、東京大学の工学部におりまして、機械というようなかたいものの基礎研究をしている渡辺でございますが、私がこのシンクタンクにかかわりを持ち始めましたのは、いわゆる技術革新が急速に進展してまいりまして、私の専門である機械そのものを基本的に変えるというのみならず、さらにその機械が量と質とを変えまして社会に出ていく、そうしてその社会自身を根本的に変えていくというこの事実にりつ然としたような