2018-11-22 第197回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
○渡辺喜美君 そう言い訳をされておられるんだと思いますが。 今月、満期まで一年から五年の国債購入の回数を五回から四回に減らしておられますね。このままのペースでいくと十一月は六兆円台半ばで、三か月連続七兆円割れということになります。追加金融緩和前の二〇一四年十月の購入額が六兆七千三百億円でありますから、その頃の水準以下に戻るということになります。これは、取りも直さずステルステーパリングというものではありませんか
○渡辺喜美君 そう言い訳をされておられるんだと思いますが。 今月、満期まで一年から五年の国債購入の回数を五回から四回に減らしておられますね。このままのペースでいくと十一月は六兆円台半ばで、三か月連続七兆円割れということになります。追加金融緩和前の二〇一四年十月の購入額が六兆七千三百億円でありますから、その頃の水準以下に戻るということになります。これは、取りも直さずステルステーパリングというものではありませんか
○渡辺喜美君 公式見解をお述べになられたんだと思いますけれどもね。 景気が良くなって金利が上がるというのは、これはこれで結構なことじゃないですか。そこまで行かないから、日本銀行が異次元金融緩和から始まって、やろうとしているわけですよ。でも、何と目標は放棄をしてしまった、目標というかその期限はですね、二%達成の期限は放棄をしてしまった。 最近の黒田総裁の発言を聞いておりますと、どうも目標まで放棄したのではないかと
○渡辺喜美君 渡辺喜美であります。 世の中には、常識には反するが真実だということがあるんですね。日本の財政は良好であるというのはその典型的な例であります。 日本の財政が危機だというのはまあ常識。これは財務省、まあ大蔵省の時代からマインドコントロールをしてきたんですね。刷り込み工作をやってきた。政治の人を動かす原理というのは、まず脅迫、利益の供与、そしてシンボルの操作。このシンボルの操作というのは
○渡辺喜美君 渡世の仁義とは何かとお聞きをいたしました。
○渡辺喜美君 是非、大臣には、粋な振る舞いをしていただきたいなと思うんですね。 実は、これは九鬼周造さんの本の中では、江戸時代の男と女の関係、短期的な無限の執着、長期的な無限の諦め、これを分析をしておっしゃったんですね。永井先生は、権力と政治家、男と女を権力と政治家という概念に置き換えて説明をしておられました。つまり、政治家というのは短期的な無限の執着がありませんと、特に権力に近い方ほど権力という
○渡辺喜美君 突然ですが、大臣は、日本文化の真髄は何だとお考えになるでしょうか。私の政治学の恩師であります永井陽之助先生は、こう言っていましたね。短期的な無限の執着と長期的な無限の諦めが表裏一体になっている概念こそ日本文化の真髄であると。これは、一九三〇年頃、九鬼周造さんという哲学者が「「いき」の構造」という本を書いたんですね。つまり、短期的な無限の執着と長期的な無限の諦めというのは日本語で粋と言います
○渡辺喜美君 とにかく、いつも申し上げるように身分制秩序なんですよ。大蔵省、財務省、Ⅰ種採用、キャリア、この人たちが国税庁も植民地にして仕切っている。大半の地方の国税局もそうですね。 しかし、やはりこういう不祥事が起きますと、麻生大臣がいつもおっしゃられている、役人のやる気や誇りはどんどん薄れていきます。これはただ事ではないですよ。 麻生大臣はこんなことを語られたと、これは読売新聞でありますが、
○渡辺喜美君 大臣手当というのは元々二割ぐらいですかね、カットされているわけですね。ですから、実際の手取りというのは非常に少ない。だから、一年分と言うと、おお、すごいなって一瞬思うんですけど、正直百七十万だったら麻生大臣にとっては痛くもかゆくもない、これが実態じゃありませんか。これで責任取ったなんて言われると、国民はばかにするんじゃねえよという気持ちになりますよ。 正直、佐川さんが国税長官の時代にお
○渡辺喜美君 中山恭子先生の御都合で、ちょっと順序を変えさせていただきます。 今回の改ざん、廃棄事件、大蔵省、財務省の極めて悪い側面が一気にあふれ出してしまったなという感じを受けますね。昔からそうでありますが、局あって省なしとよく言われていました。軍隊のような組織で、上意下達が徹底をしておると。もうまさにその点が悪い方向に一気に出た。財務省がある意味国民に対して平気でうそをつくと、こういうことも明
○渡辺喜美君 私も秘書時代に陳情処理の四原則というのをおやじからよく聞かされました。まず、第一原則というのは、この陳情は法令、道徳、社会常識に照らして正しいかと、そこで間違っているというんだったら断れということ。第二原則は、急ぐ話かゆっくりやってもいい話か、時間の緩急を考えろと。第三原則、では、この陳情を実現するためにどういう手段、方法がいいのか。大きなやぐら組んで、その期成同盟会でもつくった方がいいのか
○渡辺喜美君 とにかく、大蔵省接待汚職のときには銀行局、証券局が分離をされ、当時の大蔵省が解体をされたわけであります。今回もいずれそういう場面が出てこざるを得ないということだけは再三にわたって申し上げているとおりであります。 今回、籠池何がしさんという、言わばトリックスターのような方が、権力の中心と周辺を行ったり来たりしながら、大変な劇場効果をもたらしつつひっかき回したという印象でございます。
○渡辺喜美君 今回の文書改ざん、そして廃棄されていたという交渉記録が出てきたと。この問題、恐らく麻生大臣の全く知らないところで行われていたんだろうと推察をいたします。よく、安倍内閣に対するそんたくでこういうことが行われたという解説がございますが、私から見ると、これは財務省の組織防衛、このただ一点に尽きると、そういう感じがいたします。こうした問題の背景に財務省の構造的な体質の問題があると言わざるを得ません
○渡辺喜美君 削除しちゃうんだったら、インフレ期待に働きかけるコミットメントはもっと目新しいもの、強化をしていかなきゃいけないんですよ。でも、先ほどからのこの議論聞いていて、目新しいものが何もないんですね。 総裁が、記者会見でしょうか、実質金利と自然利子率が大事だというようなお話をされました。一方、NAIRU、インフレを加速しない失業率のことでありますが、ノン・アクセラレーティング・レート・オブ・アンエンプロイメント
○渡辺喜美君 当然、日本銀行総裁としてはそういうお答えになろうかと思います。 ただ、相当、黒田総裁のパラダイムが日本銀行の説明責任を苦しくしているということは指摘をいたします。消費税の増税は軽微だとまず言っちゃったんですね。一四年の増税の前後だった、前だったかな、ちょっと忘れましたけれども。その後、増税延期、再延期とあって、私が聞いたうわさ話ですが、黒田総裁が、お酒の席だとは思いますが、後輩たちに
○渡辺喜美君 渡辺喜美であります。 本日は、日本銀行の年二回の株主総会でございます。九〇年代の終わりに改正をされました日銀法において、この株主総会での説明責任というのは非常に大事なことになっております。ということで、本日は黒田総裁にはかなり耳の痛い話をさせていただきますので、お許しをいただきたいと思います。 まず、お手元に配りましたこの縦長の紙を見ていただきますと、ありますか、これは私が日銀に発注
○渡辺喜美君 まあ御想像も、火のないところに煙は立たないと言いまして、何らかの火種があるからこういう話がいろんなところで出てくるわけですね。 先ほども話題になっていました今月号の文芸春秋の五月号ですか、グループMOF研というところが書いていますよ。そういうのは、広範、非常にあっちこっちに流布されているということです。 この委員会の議論を聞いておりましても、与野党を問わず、今の日銀のやり方について
○渡辺喜美君 いずれにしても、こういう話がもう次から次へと出てくる、もう本当に情けない。うちのおやじも、怒髪天をついて墓場から出てくるかもしれませんね。 ミッチー語録というのがありまして、政治家とか役人というのは権力を持っておると。金も女も権力も、三点満点になったやつは失脚するんだと。当時は、田中角栄さんとか三越の岡田さんとか、そういう方でしたよ。一・二ぐらいが限度だろうなというようなことを言っていました
○渡辺喜美君 またしてもこういう話が出てまいりました。先ほども話題になりましたんですが、武士の情けで中身は申し上げません。 五十七年組といえば、その採用をしたときの大蔵大臣は、うちのおやじですよ。もう本当に悲しい話ですね。本当に悲しい話。(発言する者あり)
○渡辺喜美君 渡辺喜美と申します。 まず、西尾参考人にお願いがございます。 何年か前に、西尾さんの多分後輩だと思いますが、久米英一郎さんという方と御巣鷹山に行ってまいりました。そこで私の同級生の栗原崇志さんという御一家が眠っておられます。私も三十年たって初めて同級生の亡くなったところに行ったんでありますが、大変な急斜面で相当きついところでありました。しかし、JALの人たちが、あの事故を風化させずに
○渡辺喜美君 要は、天下りという慣行がいつ頃できたのかということなんですよ。 私が大臣やっておりましたときに事務方に調べてもらったら、やっぱり戦時体制なんですね。例えば、準戦時体制の下で住宅不足が深刻化をする、お父ちゃんが兵隊へ行く、お母ちゃん、子供たちが都市に移り住んで軍需工場で働く。都市の住宅が圧倒的に少なくなって、住宅営団というのが昭和十六年につくられます。住宅公団の前身ですよ、今のURの原型
○渡辺喜美君 今回の新税は二十七年ぶりですか、地価税以来だと言われています。地価税は、実は大変な深謀遠慮がございました。つまり、戦後、自治体に配られた地租を当時の大蔵省に取り戻そうというものだったんですね。当時、国税はポイント調査の地租しか持っていなかった。相続が発生する、その相続税の評価額を道路の上に乗っけて路線価というのをつくったわけであります。それをもう全面的に地租を取り戻しちゃおうというとんでもない
○渡辺喜美君 お手元にこういうグラフは行っているでしょうかね。これは、緑色の線が訪日外国人客数ですね、インバウンド数。青の曲線が円・ドル為替レートであります。 インバウンド増大作戦の中で、いろいろおやりになったんだろうと思います、観光庁をつくったりビザの規制緩和をやったり。これは、まさに意図と結果が非常にうまく一致した成功事例かと思います。やはりマクロ政策が大きく関わってきているというのがもうこの
○渡辺喜美君 量的・質的金融緩和、QEEなどと略して……(発言する者あり)QQEか、QQEと言っておりますね。ところが、二〇一六年の何月ぐらいだったか、イールドカーブコントロール、YCCなどという概念がQQEに代わって出てきたわけですね。どうもこれはステルステーパリングじゃないかと私はその当時思ったんですね。 毎度質問しておりますけれども、国債が八十兆円から減額されている、この辺りに象徴的にこのステルステーパリング
○渡辺喜美君 しかし、FRBのようにもうどんどん金利を上げていくということになると、付利、金利をくっつける、そういうのはほとんど無意味ですよね。意味のないものになってしまっている。 こういう付利をしないと金融機関の経営が危ういと、これやめちゃうと潰れるような金融機関ってあるんですか。
○渡辺喜美君 この保険業法等の一部を改正する法律案というのは、私にとって大変思い出深い法律でございます。 今から十数年前だったでしょうか、私が自民党の金融調査会の事務局長ってやつかな、やっておりましたときに、国会にもう提出をした後、猛反対が起きたんですね。一番先鋭的だったのが知的障害者の団体の方々で、私の地元の方が先頭に立っておったものですから、私が矢面に立って大衆団交のような交渉を何度もやりました
○渡辺喜美君 まあ為替の話は密教戦略でいいんですよ、これは、内々ですね。いきなり副総理、副大統領間で話が難しいのであれば、リエゾンオフィサーをつくってやるということでよろしいかと思います。 いずれにしても、日本が日米金利差でもって、今大臣御解説のとおり、これだけ金利差が拡大をしていく、ここから先も更に拡大をするということであれば、当然ドル高円安になってしかるべき。ところが、そうならない。それが問題
○渡辺喜美君 せっかくそういうルートが開かれているんですから、是非これは日米首脳会談の前にお話しされたらいかがでしょうか。ムニューシン財務長官とも、まあ麻生大臣でしたら通訳を介さなくともお話はできるんだろうと思うんですね。 ただ、何度も申し上げますように、このトランプ政権というのは、相当経済合理性を無視した政策を取り続けております。強い軍事力、強いアメリカ、そして大法人減税。 法人減税うまくいくと
○渡辺喜美君 昨日は、無為の蓄積が高じると日本の国益が失われる、内閣の通信簿が為替レートに表れておるという話をさせていただきました。 日本が為替介入をやったのは、私の記憶ではあの大震災の後が最後だったんじゃないでしょうかね。あのとき、与野党党首会談というので、私も野党の党首をやっておったものですから、官邸に集められて、三月十二日だったと記憶しておりますが、土曜日、来週から、原発もそうでありますが、
○渡辺喜美君 とにかく、ステルステーパリングなどと言われ、また、ちょっとしたはずみにこれは出口に向かっていると誤解されかねない状況が山のようにあります。この点については注意してし過ぎることはない。とにかく二%はまだ達成できていないわけでありますから、これはきちんと二%目標を達成するんだという強い意思を持って金融政策に当たっていただかないと困ります。 なぜ二%が実現できていないか、最大の理由は四年前
○渡辺喜美君 とにかく国会がこんな状況でございまして、安倍政権が替わってしまうというのをアベグジットリスクというんですね。恐らく、円高になって株が下落する、そういうリスクをいうんでしょう。そうなってほしくはありませんので、私としては是非アベノミクス三・〇をきちんと実現を図っていってほしいなと思うわけでございます。 黒田総裁はまだ時差ぼけ取れていないかもしれませんけれども、トランプ大統領がムニューシン
○渡辺喜美君 安倍総理、お疲れさまでございます。あと十二分だけお付き合いをください。 突然ですが、第一次安倍内閣の平均為替レートって覚えておられるでしょうか。百十九円でございます。続く福田内閣はサブプライムローンなどの問題があって百八円になりました。麻生内閣ができる直前にリーマン・ショックが起きまして、平均レートは九十六円でした。政権が替わって鳩山内閣九十一円、菅内閣八十三円、野田内閣七十九円、まあ
○渡辺喜美君 とにかく、日米共通の利益があるんだということを一言申し上げておきたいと思います。 またこの話は後日やらせていただきます。
○渡辺喜美君 そうです。
○渡辺喜美君 日本の周りを見渡してみますと、中国、習近平主席、いよいよ皇帝化ですね。ロシア、プーチン大統領、これまたツァーになる可能性がまたしても出てきたと。一方、日本は残念ながらこの調子。アメリカは、次から次へと側近が更迭をされたり替えられたり、ホワイトハウスとそれぞれの役所のリエゾンオフィサーがいなくなってしまっていると、そういう状況であります。経済に詳しいと言われたゲーリー・コーン経済諮問委員長
○渡辺喜美君 前回もお話ししたことでありますが、アメリカの保護主義的攻勢が相当むちゃくちゃですよね。中間選挙を控えているということもあるんでしょう。 また、貿易赤字や財政赤字、これから軍事力を増強する、大減税をやる、当然これは財政赤字が増えていきますね。そうすると、この赤字のファイナンスという問題が出てくる。 昔は、伝統的には強いドルはアメリカの利益という呪文を唱えるのが普通であった。しかし、この
○渡辺喜美君 今、副総裁言及されました共同声明も、ちょっと古いですよね。これは民主党政権の時代、なおかつ白川総裁の時代ですよ。したがって、私は新たなアコードを作ってもいいのではないかと思いますね。 たしか若田部教授の時代にはそういう御主張をしておられたような気がいたしますが、いかがでございましょうか。
○渡辺喜美君 渡辺喜美でございます。 まず冒頭、委員長を始め両筆頭並びに理事各位におかれましては、私がパネルを使うことを御承諾をいただきまして、誠にありがとうございます。 今回の税制改正が日本経済のデフレ脱却に資することを願うのみでございますが、給与所得控除の圧縮が基礎控除の若干の拡大とセットになっておりますが、全体としてはせこい増税プランになっておるということであります。 法人企業統計などを
○渡辺喜美君 今、佐川国税長官が辞職をされて、藤井次長が長官心得ですか、になっておられると思います。 大臣に報告をされた、この事件の改ざんの報告がなされたのが三月十一日、ということは一年以上大臣は蚊帳の外に置かれていた。一年以上ですよ。あれだけ御苦労をされて、官邸が二回消費増税の再延期やった。相当麻生大臣は官邸と財務省のはざまで御苦労されたと思いますよ。その大臣に対して一年以上もなしのつぶて。これはこけにされたなと
○渡辺喜美君 別に円安にするための政策ではないんですよね、これは。日米共通の利益になると私は申し上げているわけであります。 とにかく、今の財務省の不祥事見ていても分かりますが、これはもう積年の構造的なゆがみの構造ですよ。二十年前、私が一年生議員のときでしたが、大蔵省接待汚職事件というのがありました。世に言うノーパンしゃぶしゃぶ事件というやつですね。あのとき、大蔵関係、OB入れて逮捕者五名です。日銀一名
○渡辺喜美君 渡辺喜美でございます。 大臣はG20は御欠席されると聞いておりますが、できれば行ってムニューシン財務長官といろいろとお話をしていただきたかったなと思いますね。 アメリカのトランプ政権の政策、かなりむちゃくちゃですよ。御案内のとおり、十年で百七十兆円の大減税をやる、これ国債増発につながりますね。一方、FRBは出口戦略で資産を圧縮をすると。リーマン・ショック以来百兆円の規模を五倍に膨らませたわけでありますから
○渡辺喜美君 日本維新の会、渡辺喜美であります。 増税の前にやるべきことがある。 我々は、かねてより、消費税率の引上げ以前に、国会議員の身を切る改革、公務員人件費削減等の行政改革の徹底、そしてデフレ脱却、景気回復が先だと主張してまいりました。残念ながら、こうしたことがいまだに進んでおりません。国内外の経済は予断を許さず、世界経済見通しも不透明、政権運営の通信簿である日本の株価は低迷し、為替相場も
○渡辺喜美君 みんなの党代表、渡辺喜美です。(拍手) まず、冒頭、会派問題で、伊吹議長、逢沢議運委員長初め各会派関係各位の真摯な御指導、御助言を賜り解決を見ましたことを、心から感謝申し上げます。 冷戦が終結して二十五年近くがたちました。 フランスの政治学者レーモン・アロンの定義では、冷戦とは、平和も不可能であるが、戦争も不可能な時代です。ポスト冷戦時代は、平和も可能となりましたが、戦争もまた可能
○渡辺喜美君 とにかく、この法案が衆参ねじれ解消後の試金石になります。自民党政権がおごりによって民主主義を愚弄するようなそういう印象を与えたら、輝ける日本はつくれませんよ。 我々は、この法案に真摯に取り組んで、衆議院では賛成をした。しかし、こんないいかげんな国会運営が行われたら、我々はその国会運営の手続に反対せざるを得なくなりますよ。会期延長はしっかりとやっていただかなければなりません。 安倍内閣
○渡辺喜美君 冷戦が終結をして二十五年近くが経過をいたしました。冷戦中というのは、平和も不可能であるが、戦争も不可能な時代であります。冷戦が終わったということは、平和も可能になったが、戦争もまた可能になった時代です。そういう時代においては、国家が、一人前の国家として国家戦略を持って対処をしなければいけない。 みんなの党は、まさしくこうした観点から、当たり前の自由社会と一人前の国家を目指す政党として
○渡辺(喜)議員 残念ながら、今回の閣法は非常に不十分だと思いますね。 先日の趣旨説明のときにも申し上げたかと思いますが、麻生内閣のときの担当大臣である甘利大臣の名前をとって甘利法案と言われるものよりもさらに後退をしてしまった。結局、人事三元体制と言われるものが、これが四元体制になってきてしまっているという印象を受けますね。 なぜ一元化が必要なのか。実は、私が大臣のときの、これは福田内閣のときの
○渡辺(喜)議員 端的に申し上げますと、国家経営にイノベーションが働かなくなってしまった。やはり国家経営も企業経営と同じように、イノベーションがなくなりますと衰退の一途をたどるようになります。 ベルリンの壁が崩壊をしたのが平成元年、そこから先は社会主義の国が消えてなくなって、世界じゅう大競争の時代に入ったんですね。しかし、日本だけが中央集権で統制型のシステムを相変わらずやり続ける。そうすると、どうしても
○渡辺(喜)議員 みんなの党、日本維新の会を代表して、国家公務員法等の一部を改正する法律案、みんなの党、民主党、日本維新の会を代表して、幹部国家公務員法案について、提案理由を説明いたします。 公務員制度改革は、かつて第一次安倍内閣で本格的にスタートをした課題であります。私は、第一次安倍内閣で規制改革・行政改革担当大臣を拝命いたしましたが、当時の安倍総理は、公務員制度改革に本気で心血を注がれていました
○渡辺喜美君 みんなの党代表渡辺喜美であります。(拍手) 初めに、台風二十六号による被害で亡くなられた方々に心からお悔やみを申し上げるとともに、行方不明の方々の一刻も早い救出をお祈りし、被災された皆様に対し、お見舞いを申し上げます。 安倍内閣が誕生し、十カ月近くが経過をいたしました。外から見ておりますと、世論の支持率も高く、絶好調の一語に尽きる感じがいたします。 その背景には、長引くデフレから