1992-04-15 第123回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第2号
○清水嘉与子君 日米構造問題協議をきっかけに、私たちは内外価格差の原因が、日本経済の構造的あるいは制度的な仕組みの中から生じているということを知りまして、豊かな生活を享受するためにはその是正がどうしても必要だというふうに感じてまいりました。調査会もまとめの段階に入りまして、これまでの調査会の議論を通しまして、感想を含め幾つかのコメントをしたいと存じます。 まず一つには、内外価格差の実態の比較の問題
○清水嘉与子君 日米構造問題協議をきっかけに、私たちは内外価格差の原因が、日本経済の構造的あるいは制度的な仕組みの中から生じているということを知りまして、豊かな生活を享受するためにはその是正がどうしても必要だというふうに感じてまいりました。調査会もまとめの段階に入りまして、これまでの調査会の議論を通しまして、感想を含め幾つかのコメントをしたいと存じます。 まず一つには、内外価格差の実態の比較の問題
○清水嘉与子君 御報告申し上げます。 去る二月十七日から十九日までの三日間にわたって、大島理事、近藤理事、寺崎理事、谷畑委員、三重野委員、池田委員と私、清水の七名は、国民生活に関する調査会の委員派遣として愛媛県及び広島県に出向き、産業の動向、流通構造、社会資本整備等国民生活に関する諸問題について実情調査をしてまいりました。 以下、その概要について御報告申し上げます。 まず、愛媛県であります。同県
○清水嘉与子君 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となりました看護婦等の人材確保の促進に関する法律案並びに社会福祉事業法及び社会福祉施設職員退職手当共済法の一部改正案につきまして、総理、厚生大臣ほか関係大臣にお伺いいたします。 本格的な高齢社会の到来を目前にして、我が国の保健医療・福祉政策は全般にわたる見直しか迫られております。ふえ続ける老人医療費に対処するための老人保健法の改正や高齢者保健福祉十
○清水嘉与子君 それでは少し具体的なことについて伺いたいと思いますが、農水省の古来ていただいておりますか一ありがとうございます。 牛肉・オレンジの自由化ということが行われたわけでございますけれども、牛肉につきましては平成二年から牛肉調製品、あるいは平成三年から自由化されたということでございます。先ほどの調査報告によりましても二年度でまだ肉類が四、五割日本は高いんだという御発表でございましたけれども
○清水嘉与子君 ありがとうございます。 この推進本部の話なのでございますが、これを拝見いたしますと、平成元年、二年から三年にかけてだんだん何といいましょうか、一少しトーンダウンしてきたんじゃないかなというふうな印象さえ受けるわけでございます。つまり、平成三年は一回開いて後ことしになってしまったわけでございますが、こうやって拝見しますと、確かに各省庁、相当たくさんの省庁が集まってやっているわけでございますので
○清水嘉与子君 自民党の清水でございます。よろしくお願いいたします。 日米構造問題協議から発しましてこの内外価格差の問題が非常に国民の間にも話題にされるようになりました。一千万人を超える日本人が外国に行くようになりまして、やはりどうも日本の物価が外国に比べて高いのじゃないかというのを実感として受けとめてくる人が多くなったと思います。私たちのこの調査会におきましても、平成元年八月からこの問題に取り組
○清水嘉与子君 今のお答えである程度わかりましたけれども、土地の値段がやはりニューヨークと大分東京は違いますので、そこでワンルーム四十平米と百五十平米が差がなかったというのは、やはりちょっと乱暴過ぎるんじゃないかなという気が私もいたしております。 次の質問ですけれども、この内外価格差、大変深刻な問題で何とかしなきゃいけないということではございますが、消費者のこれは行動といいましょうか、にも非常に関係
○清水嘉与子君 ありがとうございました。 それで今の二十六品目なんですけれども、まだ食料品等につきましては、これは相当の規制があって下がっていないというようなことで具体的な解決策が出ているわけでございますけれども、私これを拝見いたしましてちょっと意外に思いましたのは、これはニューヨークとの比較ですよね。価格差がないと言われている家賃だとかそれから鉄道運賃なんというのは、私はもう日本にいて実感として
○清水嘉与子君 自民党の清水と申します。どうぞよろしくお願いいたします。 大変具体的に、そしてわかりやすくお話をいただいたというふうに思います。それぞれの役割、何をしたらいいのかということを整理していただけたような気がいたします。 そこで、幾つか御質問を申し上げたいというふうに思うんですが、この内外価格差の問題というのは日米構造問題協議の後ずっと国民が広く認識するようになったわけでございますけれども
○清水嘉与子君 今もう出ましたが、訪問看護の実施機関でございますけれども、今のような例示されましたところのほかに、ちょっと私ども心配しておりますのは、営利法人がどういうふうな形で参加してぐるだろうかということでございます。この辺についてもお認めになる見込みでございましょうか。
○清水嘉与子君 行政的にはそういう整理が一応できているのだろうと思いますが、地域にいらっしゃる方々にとっては、自分が一体どのサービスを受ければ一番いいのかというような点で非常に困る点がございます。実際に当たりましてはぜひその辺、サービスが抜けないように、そしてまたなるたけいいサービスができるようによろしくお願いをしたいというふうに思います。 それから、具体的にこの訪問看護センターの構想でございますが
○清水嘉与子君 限られた時間でございますので、訪問看護制度につきまして絞って御質問させていただきたいと存じます。 この訪問看護制度が本格的に実施されるということでございまして、これまでの施設収容中心といいましょうか、そういった形で進んでまいりました日本の医療政策がここで大きく転換されてくるということでございまして、そのおかげで、病院にといいましょうか、今まで医療機関の中に閉じ込められていたといいましょうか
○清水嘉与子君 次に、そのほかの医療関係者の教育の問題をお尋ねしたいわけでございますけれども、日本のいわゆるコメディカルの教育制度というのは、三年教育というのが主流を占めております。なぜ一般高等教育制度に乗りにくい三年なんだろうかと考えてみますと、本当の理由はよくわかりませんけれども、そのもとはやはり看護婦の教育に由来しているのかなというふうに思います。 戦前の看護婦の教育というのが高等小学校を卒業
○清水嘉与子君 それでは次に、医師、歯科医師過剰問題とその削減計画についてお伺いしたいと思います。 昭和四十八年に無医大県の解消計画を進めるというようなことで着工されました。そして、五十六年には既にその目標を達成いたしました。しかし、その卒業生が出そろうより前に、既に医師、歯科医師の過剰問題というものが起こりまして、厚生省の方の検討会から、平成七年を目途に新規参入の医師を一〇%、歯科医師を二〇%削減
○清水嘉与子君 大変貴重な時間をちょうだいいたしましたので、私は文部省に対しまして、医療関係者の教育の問題を中心に御質問をしたいと思います。 まず一点は、高等教育の中におきます職業教育のあり方についてでございます。 医療関係者の教育というのは、人命にかかわる人をつくるという意味で非常に重要な職務を担っておりますので、一定の要件のもとに指定された教育機関で教育を受け、そして国家試験を受け、そして免許登録
○清水嘉与子君 ところで、先ほど西岡先生からも御指摘があったわけでございますが、医療監視の結果によりますと、約二五%の病院におきまして医療法に基づく看護婦の標準数の確保がなされていないという最近の結果でございます。 今、看護婦不足というものが全国的に叫ばれておりますけれども、看護婦不足と言っているのはこの二五%の医療法の基準を守られぬような病院が言っているのか。そうでなくて、例えば週休二日制の問題
○清水嘉与子君 過剰県において少し抑えられてきたということでございますが、しかし最近になりまして、駆け込み増床で権利だけは確保したもののまだ開設にも至っていないというようなことが新聞で報道されましたが、一体これはどういうことなんでしょうか。この実態と、それから今後厚生省はどうするのかということをちょっとお伺いしたいと思います。
○清水嘉与子君 けさから当委員会におきまして看護婦問題がしばしば登場いたしましたけれども、私も、与えられた時間を看護婦の問題に絞って質問をさせていただきたいと存じます。 初めに、地域医療計画と看護婦の問題でございます。 昭和六十年に医療法が改正され、都道府県で地域医療計画策定が義務づけられました。そして、平成元年の三月にはすべての都道府県におきまして医療計画が策定されました。しかし、この間におきまして
○清水嘉与子君 国民生活に関する調査会の活動状況を拝見いたしまして、私も昨年から内外価格差問題について参加させていだたきまして、大変やはり参議院らしいのができているんじゃないかというふうに評価しております。 これからの問題なんですけれども、今私いろんな問題があると思います。きょう私考えてまいりましたのは、やはり婦人の、女性の労働の問題なんです。男性が本当に働き働き働き過ぎて今日の日本経済を発展させてくださったこと
○清水嘉与子君 今、六割もらえるという前提を置いての質問なわけでございますが、次に、じゃ今度事業者の立場に立ってみますと、長い目で見ますと、この育児休業制度を入れることによってその後、育児休業をとった後に職場復帰するというわけでございますから労働力の確保にもプラスになるわけでございますけれども、今日のような人手不足のときに、先のことはともあれ、今休まれたら本当に困るんじゃないか。特に中小企業のところなんかでこういう
○清水嘉与子君 そういたしますと、今の六割の財源の問題なんですが、その財源というのは、今のこの四野党の法案では、すべての労働者と事業主、そして国が三分の一ずつ負担するというふうになっているわけでございますね。そして、その試算によりますと、年間育児休業手当の額が今ですと約一千二百億円、そしてこれが三分の一ずつでございますから約四百億円ずつ負担することになる。そうすると、それぞれの労働者、事業主、国、それぞれがそれだけ
○清水嘉与子君 育児休業法の制定をめぐりまして、これまで多くの先輩たちが議論を、努力を重ねてこられた。そして、今日ある一定の射程距離の中で私も議員としてこの問題について参加させていただきますことを大変幸せに存じております。私も看護行政をこれまで担当しておりまして、人材確保の面から非常にこの育児休業法が大変な効果を上げてきたことを実感しておりまして、ただ、今私の関係したところでは公務員の教員、看護婦、
○清水嘉与子君 技術協力についてお伺いしたいんですけれども、具体的に二国間で事業が進むということになりまして、具体的な技術協力をどういうふうな形で実施しておられるんでしょうか。実施体制といいましょうか、それについて少しお伺いしたいと思います。
○清水嘉与子君 私は、保健医療分野におきます国際協力の問題について、少しお伺いをしたいと思います。 WHOが二十一世紀までにすべての人々に健康をというスローガンを掲げて各国に、各国の保健政策の中でプライマリー・ヘルス・ケアを進めようというようなことを提唱しておりますけれども、二十一世紀までにあと十年、まだまだ開発途上国の中でこの健康問題が十分取り上げられていないんじゃないかという認識を持ちます。そこでこの
○清水嘉与子君 私は、この育児休業制度に関します自民党の取り組みについて発言させていただきたいと存じます。 昨年の十一月に政務調査会労働部会に育児休業問題等検討小委員会、委員長堀内光雄先生を選任いたしまして、現状と問題につきまして検討を続けてまいりました。そして、平成二年の一月になりまして、育児休業問題の検討を進めるに当たっての基本的な考え方、中間的取りまとめをまとめました。 その基本的考え方の
○清水嘉与子君 このたびの法改正によりまして在宅福祉サービスを実質推進してほしいものだというふうに期待をしているところでございます。また、この十万人のホームヘルパーがたとえ確保されました時点におきましても、諸外国に比べますとまだまだ福祉を担当いたしますマンパワーは不足ではないかというふうに考えます。厚生省の計画を拝見いたしましても、これですべての人に在宅福祉サービスをカバーしようということではないわけでございまして
○清水嘉与子君 看護婦の問題につきましては、大変深刻な不足の問題が生じているわけでございますが、その大きな原因は医療計画に伴いましてかけ込み増床があったと、それに伴っての非常に深刻な看護婦不足があるということでございまして、緊急対策をまずしなければならない。しかし基本的に看護婦を不足にしておく条件というのもあるわけでございますので、根本的な改正もしていかなければならないという点があると思います。私も
○清水嘉与子君 与えられた時間が大変短うございますので、私は老人福祉法の改正に伴う、またゴールドプラン推進に伴うマンパワーの問題に絞りまして質問をさせていただきたいと存じます。 昨日の読売新聞の夕刊でございましたけれども、看護婦の需給計画の見直しということを厚生省が取り上げてやっていると、そしてプロジェクトチームをつくって、特にその中でゴールドプラン推進のための看護婦の分についてはこの需給計画を見直
○清水嘉与子君 今御指摘のように、建設業では景気の動向によって非常に死亡者がふえているというようなことがこの記事にも書いてございます。出来高が五十兆円前後であった昭和六十年、六十一年の死者が年間九百人台だったけれども、七十兆円前後になった一昨年には千人を超えたというふうなことで、人手不足から現場の監督者が足りない、それが事故の原因じゃないだろうかというようなことが書いてございます。建設業が常にほかの
○清水嘉与子君 これまでにも何度かチェックをされてたということでございますけれども、それでもついにこうした大きな事故が起きてしまったということは大変残念なことだというふうに思います。この事件の詳細につきましては、労働省におきましても、また警視庁ですとか、消防庁におきましても取り調べ中というふうに伺っておりますので、深くは伺うことができないと思いますけれども、労働省といたしましても、労働者の職場の安全
○清水嘉与子君 私はまず労働者の労働災害の防止問題についてお伺いしたいと思います。 五月二十六日に東京の板橋におきまして第一化成工業が過酸化ベンゾイルの詰めかえ作業中に爆発事故を起こしました。そして二十六人の死傷者を出すという大惨事を起こしたわけでございます。 私もあの近くの地図をいささか知っているのでございますけれども、確かにかつては工場地帯であったというふうに思いますけれども、今はもう一般住宅
○清水嘉与子君 総務庁に二点お伺いしたいと思います。 一点は、先ほど御説明いただきました公的規制のあり方に関する小委員会の報告でございますけれども、御指摘いただきました内容というのは至極皆ごもっともなことでございますが、先般の日米構造問題協議に触れられている内容がほとんどではないかなというふうに受けとめたわけでございます。私ども一般の庶民としましては、流通だとかあるいは規制がこれだけきついものがあるというのをむしろこの
○清水嘉与子君 そこで、十月二十二日の読売新聞に、日本看護協会の運営しております、教員養成の場であります看護研修センターの土地の問題が報じられたわけでございます。清瀬に国有地をお借りしまして建物を建てまして、そして会員から募金を集めてこの土地を買うということでやったわけでございますけれども、やっとそのお金を集めて払えるようになったと思いましたら、土地が非常に急騰いたしまして、予定していた金額ではとても
○清水嘉与子君 私もかつて看護行政を担当しておりまして、看護教員の養成ということに大変力を尽くしたつもりでございます。厚生省におきましても、この看護教員の養成機関を整備するというようなことをしたわけでございますけれども、しかし今千六百校を超えます学校の教員を厚生省だけで対応するというのはとてもできないことでございまして、各都道府県でございますとかあるいは専門団体に委託をいたしまして、教員の養成をやってまいりました
○清水嘉与子君 ただいま菅野委員の方から看護婦の問題についてるる御質問がございまして、大変興味深く聞かせていただきました。私も、まず看護婦の問題から質問をさせていただきたいというふうに思います。 まず、大臣にお伺いしたいのですけれども、今も菅野委員が御指摘のように、看護婦の問題というとどうしても数が足りないという問題が今日まで続けられてまいりました。しかし私はむしろ、数ももちろん大事なことでございますけれども
○清水嘉与子君 血液製剤は非常に医療上不可欠なものでございます。こういう安売りの問題でございますとか処理がずさんであるとか、こういった問題を起こしまして善意の献血者に非常に不信を抱かせるというようなことについてはこれはもう大変なことだというふうに思いますが、大臣、これをどういうふうにお考えになりますでしょうか。
○清水嘉与子君 また、その後の報道によりますと、日赤の血液製剤が非常に売れ残って在庫が多過ぎるというようなことを伺いますけれども、なぜ血液製剤が売れないのか。まあ売れないということはそれだけ需要がなければ大変いいという面もあるわけでございますけれども、せっかくの献血者の善意を無にすることにならないのかどうかということにつきまして、今後どうしていくのか、その辺についてお伺いしたいと思います。
○清水嘉与子君 思いがけなく早く初舞台を踏む機会をいただきまして、先輩議員、同輩議員の皆様方に御礼申し上げます。しかし、まあ本当のところやや戸惑っているというのが今の心境でございます。よろしくお願いいたします。 まず、私は輸血血液の問題についてお伺いしたいと思います。 月曜日の朝日並びに読売新聞に、日赤が血液製剤を薬価の八割も割り引いて医療機関に売り渡しているという報道がなされました。また、一昨日