2003-06-12 第156回国会 参議院 内閣委員会 第14号
○政府参考人(浦西友義君) お答え申し上げます。 税関では水際でのチェックを有効に、かつ効率的に行うということで、通関実績や各種情報等を基にリスクの高い貨物につきまして重点的に審査、検査を行っているという体制になっております。 そうした意味から、そのリスクの高いものが入ってくるというところを着目いたしまして、結果といたしまして、ある特定の国について重点的審査・検査をするということが可能なわけでございますが
○政府参考人(浦西友義君) お答え申し上げます。 税関では水際でのチェックを有効に、かつ効率的に行うということで、通関実績や各種情報等を基にリスクの高い貨物につきまして重点的に審査、検査を行っているという体制になっております。 そうした意味から、そのリスクの高いものが入ってくるというところを着目いたしまして、結果といたしまして、ある特定の国について重点的審査・検査をするということが可能なわけでございますが
○政府参考人(浦西友義君) お答え申し上げます。 税関では、従来より、万景峰号で輸出入されます貨物のすべてにつきまして慎重な審査を行いつつ、必要な開披検査やエックス線検査等を行うなどいたしまして、特に厳重な審査、検査を実施しているところでございます。
○浦西政府参考人 お答え申し上げます。 万景峰号に対しましては、税関は、同船舶の入港に際しまして、必ず税関職員が乗り込みまして入港尋問を行っております。さらに、新潟港へ停泊している間、警察、海上保安庁等の関係機関と連携を確保しつつ、同船を監視しており、厳重な警戒に努めているところでございます。また、同号によって輸出入される貨物や同船舶に乗船して出入国する旅客の携帯品に対する検査等につきましても、従来
○浦西政府参考人 お答え申し上げます。 万景峰号に対しましては、税関は、同船舶の入港に際しまして、必ず税関の職員が乗り込みまして入港尋問を行っているほか、新潟港へ停泊している間、警察、海上保安庁等の関係機関と連携を確保しつつ同船を監視しておりまして、厳重な警戒に努めているところでございます。 また、万景峰号により輸出入される貨物や同船舶に乗船して出入国する旅客の携帯品に対する検査等につきましても
○政府参考人(浦西友義君) お答え申し上げます。 総合保税地域でございますが、先生御承知のように、総合保税地域は関税等の課税を留保したまま外国貨物について、蔵置、加工、展示等を総合的に行うことができる場所でございます。財務省といたしましては、その制度の趣旨を踏まえつつ、より一層活用されることが重要であると考えております。そのために許可要件につきまして積極的に見直しを行っているところでございます。
○政府参考人(浦西友義君) 税関におきます水際取締りは育成者権の侵害物品ということでございますので、現在加工品につきましては育成者権の侵害物品というふうには、範疇には入っていないということで、現在のところ、税関においての水際取締りはできないということでございます。
○政府参考人(浦西友義君) 育成者権侵害物品の水際での取締りについての御質問でございますが、まず、税関におきましては、輸入差止め申立て制度によりまして、権利者から提供をしていただきます、まず海外及び国内における権利関係、それから外観で判断するための情報等を基に取締りを行いまして、育成者権侵害物品を発見いたします。そして、それから認定手続に入るわけでございますが、権利者及び輸入者から意見及び提出される
○政府参考人(浦西友義君) 私、四省庁の一つとして、WTOとかFTAの交渉に参加しておりまして、皆様方の目から見れば、どうして財務省がそういう交渉に参加しているのかという御疑問があるかもしれないんですけれども、財務省は関税制度を全般見ておりまして、また、工業製品だけではなくて農産品についても毎年関税改正をしておりまして、そういう制度面から貢献できるのじゃないかということで参加しておるわけですが、この
○政府参考人(浦西友義君) 要管理債権が破綻懸念先以下になる率につきましては、経済情勢等によりまして相当左右されるものでありまして、現時点においてどれぐらいのものが破綻懸念先以下になるかということの予測が大変困難なわけでございますが、ただ今回の緊急経済対策でも述べておりますように、既存の債権につきましてよく金融機関としてウオッチしていただきまして、そういった債権が不良債権化しないように努力していただくというふうにお
○政府参考人(浦西友義君) 不良債権の定義といたしましては、破綻、実質破綻それから破綻懸念先、それプラスいわゆる要管理先債権と言われているものがアメリカのSEC基準に沿った不良債権でございますが、その中で破綻懸念のある債権以下の不良債権をオフバラ化の対象としておるわけでございます。 したがいまして、残っております要管理先債権、これは三カ月以上の延滞が生じているとか、あるいは当初の契約に比べて金利減免等
○政府参考人(浦西友義君) お答えを申し上げます。 不良債権の具体的な処理につきましては、先般の緊急経済対策の中で述べられておるところでございますが、主要十五行、四月以前は十六行でございますが、まず昨年九月末時点で破綻懸念先以下の不良債権が十二・七兆円ございました。この十二・七兆円を平成十三年度、十四年度の二年度にかけてオフバランス化するというのが第一点でございます。それから、新規に発生いたしました
○政府参考人(浦西友義君) お答え申し上げます。 破綻処理機関の営業の移転等の手続についてでございますが、本件の場合につきましては、中小企業金融に関する京都連絡会議等、事前に関係者間の意思疎通ということを努めてまいっておりまして、事業譲渡の円滑な遂行ということに心がけてきたわけでございますが、現実問題としていろんな問題も起きているということでございますので、一層きめ細かい対応、事務の円滑な遂行に努力
○浦西政府参考人 お答え申し上げます。 長官の申し上げた、現実的には考えていないということは、今回の商法改正にかかわらず、現在の銀行の状況から見て現実的には考えていないということでございます。
○浦西政府参考人 お答え申し上げます。 公的資本注入行のうち、現在の状況を前提といたしまして、そういう取り崩しが理論的に可能となるのは六行でございます。
○政府参考人(浦西友義君) 先ほどの答弁と同じでございます。大変恐縮でございますが、個別にわたる事項でございますので、答弁は差し控えさせていただきたいと思います。
○政府参考人(浦西友義君) 今の御質問の件でございますが、まず、大変恐縮でございますが、個別事案につきましての答弁は差し控えさせていただきたいと思います。 ただ、一般論として申し上げれば、これは金融監督庁時代以来の事務ガイドラインに載っているわけでございますが、そうしたお話が当局に持ち込まれた場合につきまして、個別の取引に関しまして当局として当事者間の仲裁等を行う立場にないということを来られました
○政府参考人(浦西友義君) 経営監視強化策についてのお尋ねでございますが、例えば地方銀行、第二地方銀行の地域銀行につきましては、常日ごろオフサイトヒアリングということを通じて各銀行の実態の把握に努めておりまして、さらに各決算期ごとに各財務局長が銀行のトップとじかに面談をいたしまして、それぞれの強化策等について意見を交換しておるところでございます。
○政府参考人(浦西友義君) 限度の計算でございますが、限度の枠に計算されるもの、つまり認可の対象になるもの、ならないもの等ございまして、それらを勘案いたしまして、法律上で員外、会員ということでございますと、信金中央金庫の場合でございますと、会員に対する貸し付けは二・三%、会員外九七・七%でございます。それから、全国信用協同組合連合会の場合は、会員につきましては四一・二%、会員外は五八・八%でございます
○政府参考人(浦西友義君) 員外貸出規制についての御質問でございますが、まず信金中央金庫についての員外貸出規制でございます。 まず、公共法人、公益法人、それから証券取引所に上場されている株式会社、またこれらに準ずる法人に対する貸し出し、プラス非居住者に対する貸し出しの最高限度につきまして、総資金、これは預金のことでございますが、総資金の百分の三十に相当する金額が限度となっております。 次に、全国信用協同組合連合会
○政府参考人(浦西友義君) 金融庁が農林水産省とともに直接に監督しておりますのは、農林中金、信農連、信漁連でございますが、全体の、例えば不良債権でございますリスク管理債権、現在約一・七兆円ございます。貸出金に占める割合が六・三%ということになっておりまして、他の金融機関と比べてそれほど大きな差はないものというふうに考えております。
○政府参考人(浦西友義君) お答え申し上げます。 現在、農林中金、信農連、信漁連、農林水産省と共管ということで監督しておるわけでございますが、金融庁といたしましては健全性という観点からの監督に重点を置いております。 農林系金融機関につきましては、また、今御答弁がありましたように、系統機関としての目的、趣旨等もあるということでございますので、農林水産省とよく連絡、連携を取り合って監督していくのが適当
○浦西政府参考人 お答え申し上げます。 不良債権の二年から三年の処理は、現在でいいますと、主要十五行に対する一つの努力目標でございまして、それ以外の金融機関については、そういった目標は設定しておりません。 ただ、不良債権処理というのは金融機関全般にとって大変重要な課題でございますので、その環境整備ということはやらせていただいておるわけでございます。 それから、金融機関への説明でございますが、この
○浦西政府参考人 お答え申し上げます。 五年、十年というのは、検査マニュアルにおきまして再建計画を評価する際の期間でございまして、二年、三年というのは、不良債権を処理する、オフバランス化する期間でございます。 どういうことかと申し上げますと、例えば、既存の不良債権については二年以内にオフバランス化ということでございますから、仮にそれが再建される企業であれば、二年以内にそういった例えば十年計画というのを
○浦西政府参考人 お答え申し上げます。 不良債権処理についてのお尋ねでございますが、金融機関の不良債権処理につきまして、金融庁といたしましては、経営者の判断によって不良債権処理をする場合の環境整備が重要であるということで、今御指摘をいただきました、例えば不良債権処理についてのガイドラインの作成につきまして、金融界あるいは産業界に対して要請を行っております。現在、金融界、産業界におきまして、具体的な
○浦西政府参考人 お答え申し上げます。 不良債権の最終処理によります建設業界への影響についてどう考えているかというお尋ねでございますが、不良債権の最終処理につきましては、私的整理や公的整理等の処理の手法とか対象となる企業の状況によって、その影響度が区々でございます。したがいまして、建設業界への影響を定量的に申し上げることは困難でございますが、ただ、十二年九月期の主要十六行の、いわゆる不良債権の計数
○政府参考人(浦西友義君) 金融機関によります利用例を申し上げます。 根抵当権付債権譲渡円滑化法の利用件数、業態別に申し上げますと、都銀で二百三十件程度、長信銀、信託で三十件程度、合計二百六十件程度でございます。
○浦西政府参考人 お答え申し上げます。 御質問の点、二点でございますが、一つ、信用組合等に対する検査の問題、それから第二点は、金融機関の担保主義についての御質問だと思いますので、お答えさせていただきます。 まず、信用組合等に対します検査でございますが、信用組合につきましては、御承知のように、昨年の四月から都道府県の検査から金融庁、財務局の検査に移ったわけでございます。いわゆる金融検査マニュアルに
○浦西政府参考人 お答え申し上げます。 RCCにつきまして、預金保険機構を通じて確認いたしましたところ、先ほども答弁ございましたが、債務者四千百六十五件のうち千百八十七先について利用されておりますが、その債務者の詳しい状況については報告を受けてございません。
○浦西政府参考人 お答え申し上げます。 主要十七行についての聞き取り調査の結果でございますが、根抵当権つき債権譲渡円滑化法の利用件数は、債務者数の集計で二百六十件でございます。そのうち、都市銀行が約二百三十件、長信銀、信託で約三十件となっております。
○政府参考人(浦西友義君) 個別の案件についてはお答えをする立場にないわけでございますが、両信用金庫につきましては、顧客の理解を得るように支店長会議等でそうした努力を周知徹底することとしておるわけでございます。債務者への説明に当たりましては円滑かつ円満に債権譲渡が行われるよう、金融庁といたしましても財務局を通じて促しているところでございます。
○政府参考人(浦西友義君) 相談状況でございますが、近畿財務局に寄せられました事業譲渡に関しましての相談件数は、ことし一月から十月までで五十六件でございます。
○政府参考人(浦西友義君) お答え申し上げます。 金融庁といたしましても、通産省と協議の上、回収率の上昇に努力しておるところでございます。 〔理事保坂三蔵君退席、委員長着席〕 先ほどお答えにもありましたが、信用保証協会に対しましては、新設あるいは既存のサービサー会社の活用を促進いたしまして、求償権の回収体制の整備を図るよう指導してまいりたいと思っております。
○浦西政府参考人 金融機関の中小企業等に対する融資でございますが、政府全体の取り組みに合わせまして、金融当局といたしましても、これまで金融機関のトップとの意見交換等の場などで、円滑な資金供給に向けた要請を行ってきております。 また、資本注入行に対しましては、経営健全化のフォローアップの一環といたしまして、中小企業向け貸し出しの増加のための施策等につきましてヒアリングを実施しているところでございます
○浦西政府参考人 お答え申し上げます。 昨年十一月、小川信用金庫の破綻が発表されたわけでございますが、それ以降、いろいろな機会をとらえまして、健全な取引先に対しまして必要な資金供給が円滑に行われないという事態が生じないように要請を行ってきたわけでございます。 金融庁といたしましても、財務局、財務事務所を通じまして、小川信用金庫、埼玉県信用金庫に対しまして、顧客からの相談対応については万全を期すように
○浦西政府参考人 小川信用金庫の対応についてのお尋ねでございますが、小川信用金庫におきましては、先ほどお話があったように、債務者を訪問いたしまして、状況を説明いたしまして債務者の理解を得るよう努力をしているというふうに聞いております。また、本支店等におきまして連絡窓口を設けまして、さらに相談を受けているという体制で臨んでいるというふうに聞いております。
○浦西政府参考人 お答え申し上げます。 中小企業向けの金融に対しましては、日ごろから金融機関に対しまして、その円滑化を要請しておるところでございます。先ほど申し上げましたように、特にことしの春から、無担保、第三者保証が必要ない、そういう中小企業向けの事業者ローンの仕組みを積極的に開発しておるところでございます。 それから、先ほど御指摘ございました商工ローン向けの融資でございますが、いわゆる大手三社
○浦西政府参考人 お答え申し上げます。 貸し渋りの防止に当たりましては、何より金融機関の経営が安定しているということが大変重要なわけでございますが、公的資本の注入後、金融機関の経営もかなり安定してまいりまして、金融機関サイドにおきましても、中小企業向け等に対する融資に対しても非常に積極的に取り組んでおるところでございます。 数字を見ましても中小企業向け融資は増加しておりますし、制度的にも、中小企業向