1984-07-11 第101回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第7号
○浅井参考人 今御質問ございましたように、海面水温自体は比較的早く大気の変動に順応する傾向がございます。特に夏季、上から加熱されるような場合に、しかも比較的穏やかな好天が続きますと、海面水温は比較的急速に昇温する、そういうことがございます。先ほどの資料でもございましたように、親潮域、東北地方の太平洋岸沖の水温が現在かなり平常値に戻りつつあるということは、その傾向を示しているのではないかと思います。ただ
○浅井参考人 今御質問ございましたように、海面水温自体は比較的早く大気の変動に順応する傾向がございます。特に夏季、上から加熱されるような場合に、しかも比較的穏やかな好天が続きますと、海面水温は比較的急速に昇温する、そういうことがございます。先ほどの資料でもございましたように、親潮域、東北地方の太平洋岸沖の水温が現在かなり平常値に戻りつつあるということは、その傾向を示しているのではないかと思います。ただ
○浅井参考人 大変難しい御質問でございますが、親潮の異常南下、この現象は、これまで過去にさかのぼってみますと、一昨年の夏にもそういう現象が見られました。ところが、その場合には、年末にはもとに回復したわけです。昨年も同様な経過をたどったわけですが、昨年からことしにかけては、一昨年に見られたような、冬にはもとに戻るという傾向が見られないままに、昨年の十一月ごろから今日までずっと親潮が異常に南下しているという
○浅井参考人 浅井でございます。 私は、異常気象と気候変動に海洋がどのようなかかわりを持っているか、どういう影響を及ぼすかということを中心にお話し申し上げたいと思います。 気候変動あるいは異常気象に海洋はどのようにかかわっておるのかということを考える前に、なぜそういう役割を海洋が果たすのかということを考えてみますと、最も大きな原因の一つは、海洋というものは熱に対する保存性が非常に高いということでございます