1948-06-17 第2回国会 衆議院 農林委員会 第20号
○河合委員 次の機会でよろしうございますが、どうか現在どの程度まで松食虫の予防をいたし、あるいは駆除する研究ができておりますが、農林当局から御発表していただきたいと思います。
○河合委員 次の機会でよろしうございますが、どうか現在どの程度まで松食虫の予防をいたし、あるいは駆除する研究ができておりますが、農林当局から御発表していただきたいと思います。
○河合委員 植物の檢査についてちよつとお伺いいたしたいのであります。実は関東ではその被害がはなはだしくないのでありますが、関西におきましては、殊に兵庫縣を中心といたしまして松食虫の被害が甚大なのであります。御承知でもありましようが、汽車に乘りまして明石を通過した際、その手前の舞子の有名な松林までが、すでに松食虫に侵されまして、あの有名な松林が全部枯死するに至つたものと私は見ております。この松食虫の病虫
○河合委員 本日輸出入の植物の檢査に関する事項が提案されておりますが、これに関連しましてひとつ政府の御意見を承つておきたいと思います。 それは植物の檢疫もはなはだ大切でありましようが、國外から内地へ輸入いたします畜類、すなわち牛等においても、現在満州で惡疫が流行しておりまして、一たびそういう惡疫が内地にはいつてきましたならば、日本の耕牛は一時に倒れてしまうというようなこともおそれられるのであります
○河合委員 私は連合審査会の性格をよく弁えないのでありますが、それで申しますことがあるいは間違つているかもわかりません。実は司法委員の諸君がおてだになりまして、いろいろの有益なる御議論も拜聽いたすことができまして、啓発されたことの多かつたことを非常に感謝するのであります。しかし中にはすでにわれわれが論議を盡しまして、本日承りましたようなことは、二度も三度も繰返しまして私たちは審議いたした。はなはだ遺憾
○河合委員 私はただただいま発言なさつた方の氣持がわかればよいのです。それが正しいとも、わるいとも私は言つていない。あなたがどういうつもりでそういう言葉を使われたかということを聽いておけばよい。私は選挙民に聽くとか聽かぬとか、そんな御注意は受けなくてもよい。
○河合委員 ただいま最後に委員長なり委員に対する懇切な御注意がありましたので、私は一言申し上げたいのであります。元來政府が出してきておりますこの法案にはいろいろの欠点があり、また是正すべき点が多々あると思うのであります。それはわれわれに與えられた権限でありますから、最も完全なる法律にいたしまして、これを施行すればよいのでありまして、どうしても政府が提案している通りにこれを承認しなければならぬというはずのものではないと
○河合委員 実はただいまの御答弁を聽いておりますと、私のねらつているところはいい、しかしそういうふうに文句を変えることはいけないとおつしやるのでありますが、私は統制の布かれている物資以外にまで査察を行うことが國民に不安を與えることは決してないと思います。それは暴利をむさぼつている、あるいはやみをやつている一部の人がいやがるのでありまして、すべての國民は喜ぶと思う。またそこへ進んでいかなければいけないと
○河合委員 このことに関しましては、過日の委員会で田中政府委員の私の質疑に対する答弁に、こういうことがあつたのであります。そのとき私は果実について例をとりましたのでそれに対するお答えでありますが、果実につきましてはマル公ははずしたのでありますが、これを法外な高値で賣るような場合におきましてはこれは物價統制令の第十條に該当する、つまり暴利の対象となるわけでございまして、從つてこの物價統制令の関係事項を
○河合委員 私今の御答弁を聽きまして、ちよつと了解しにくい点がありますが、累近な例を引きましてお尋ねをしてみたいと思います。それは果実は統制が撤廃された。ところが蔬菜はまだ統制されておる。この法律は統制を布いておる蔬菜だけに限つて、果実の方はどれほど高く賣つてもそれは許されるということになるのでありますか。私の考えは、たとえ統制が撤廃されてもむさぼり取るように高く賣るようなことがないようにやつてもらいたいと
○河合委員 過日來の本決算委員会において各同僚委員の御発言を承つております中に、不必要な、またとうてい行われないような統制はまず第一に撤廃したらどうかという御意見があつたように拜承いたしたのであります。私もやはりそれを同じ考えをもつておる一人であります。今日世間のことを見ましても——私はほかのことはあまり詳しくは存じませんが、國民生活に最も密接な関係のあります生鮮食料品のことについては、少しいろいろな
○河合委員 今いろいろの御意見が出ておりますけれどもどちらにも理届がありますが、私はこの際長官もおいでになるから、事実を申し上げて皆さんに聽いていただきたいと思います。過日電車の中で婦人が四貫俵の炭を両方の手にさげ、二俵は背中に負つておる。すなわち十六貫さげて電車に乘つておつた。一緒に乘つておるお客さんがその婦人に向つて、あなたは力が強いなあ、重かろうと言いましたら、婦人は平氣で、私のおやじは十八貫
○河合委員 議事進行について……本日の四と五とは、先ほど採択をいたしました二、六、七と同じことなんです。不幸にして紹介議員が出席がなかつたので、上程されなかつたのでありますが、これは同じ事柄でもありますので、佐藤觀次郎君も松原喜之次君も私たちが代つてそれを説明いたしておいても別に不服はないと思いますし、できるならばこれも一緒に採択することにいたしたらどうでございますか。
○河合委員 ただいまの答弁で私は非常に満足いたしたのであります。今米を例におつしやいましたが、元来主食の方は遅配、欠配がありましても私はやむを得なと思つております。ところが生鮮食料品に至りましては年中遅配、欠配なのです。それも私から申せば当然なのです。なぜなれば同じ農林省の所管にいたしましても、主食の方、は食糧管理局でやつておりまして、生産の面から計画性が立つております。作付段別をきめまして供出をさせて
○河合委員 私は特に生鮮食料品のことにつきましてお尋ねしてみたいと思います。この前の議会のとき、片山総理大臣は予算委員会におきましてこういうことを言われた。統制経済は生活必需品を統制のわくに入れて、配給でその生活がやつていけるようにするのである、少し言葉は違うかもしれませんが、大体そういう意味であつた。ただいま承りますと、いろいろの規則で配給することが規定されている、その配給が正実に行なわれているか
○河合委員 第一条にこの法律のねらりておりますることは、「物資の生産、配給及び消費並びご物価に関する経済統制の励行を確保するため、左の事務を掌る。」こういうことが書いてあるのでありますが、まず第一に私は生産、消費ならびに物価に関する統制ということの中でも、配給というい面でどういう事務を掌るのでありますか。その説明を聴きたいのであります。生産消費よりも配給に重点をおきましてどういう事務を掌るか。それを
○河合委員 第十九条でありますが、第二項に「秘書官は、それぞれ各大臣の命を受け、機密に関する、事務を掌り、又は臨時命を受け各部局の事務を助ける。」とありますが、特に又は臨時命を受け各部局の事務を助けるということがここに書いてありますのは、何か秘書官が今までの秘書官と違いまして、非常に権限が拡張されたようにも解するのでありますが、この辺ひとつ御説明を願いたいと思います。各部局の事務を助けるというが今までの
○河合委員 この法律の文章はだんだん平易になりまして私ら喜んでおるのでありますが、まだしかし専門に法律でもやつた人でないとわかりにくいような字句がたくさんあるのであります。今後はこういう点におきまして十分御考慮を願いたいと思うのですが、私は一、二字句につきまして簡単でありますが、お尋ねしたいと思う。 その一つは第十四条の第二項に「命令又は示達により」ということもあります。その次の行に「及び職員に対
○河合委員 この百五十五万町歩の開墾が計画されましたのも、現下の食糧事情の逼迫の結課であると思うのであります。そこで私は五箇年かかりまして百五十五万町歩の開墾を新規にいたしますよりも、すでに田であり畑であるところの、既墾地から收穫を多くあげることをねらつた方が適当ではないか。巧遅よりも拙速を尊ぶという言葉がありますが、先ほど私が申しました肥料の点から考えましても、現在におきましても本年の五貫五百の肥料
○河合委員 ちよつとお尋ねしたいのですが、百五十五万町歩の開墾をいたしましても、これが完成しても開墾だけではものができないのでありまして、はたして耕作ができるでありましようか、言いかえれば、その百五十五万町歩の耕作に要するところの肥料の準備ができるでしようか、私どもよく田舎を歩きまして目につくのですが、以前畑であつた所で、そのうねなりあぜなり形が殘つております。そこに小松が生えておるというような所がたくさんある
○河合義一君 私、過日選挙区の、兵庫縣の加東郡という所でありますが、ここの抑留將兵の家族大会から招きを受けまして、わざわざ東京から帰つたのであります。四百家族の代表者が列席しておりまして、一つの決議をいたしました。いろいろ話を聽いておりますと、いかにもその切実なる訴えはもつともなことと思いまして、その決議によりまして衆議院に請願をいたすことに私取計つたような次第であります。同種の請願は多数本委員会におきましても
○河合委員 本暫定予算案には軍事公債利拂が計上されていること、六・三制の予算が計上されていないこと、次に水害対策費の計上がないことは遺憾に考えておりましたが、軍事公債は今後の処理とともに、三党政策協定の線に沿うことが明らかになりました。 次に六・三制予算は、補正予算に六億四千万円、水害費に二億円とともに計上せられることが明らかになりましたので、なお税收入その他の点で審議すべき点が多々あると考えますが
○河合委員 実は過日三日ほど私が選挙区に帰りましたところが、毎日々々農村の諸君がやつてまいりまして、いろいろの実情を聞いたのであります。その中でこういうことを聞いたのであります。このたびの課税はあるAの税務署においては二億五千万円を徴税せよ、Bの税務署は二億円を徴收せよというような金額が天降り式に地方財務当局から通達されまして、それに基いてこれを割当てて、農家に課税をしたのであるというようなことを聞
○河合委員 目下農村におきまして行わせておりまする農家の所得税の徴收でありまするが、まことに苛斂誅求そのものでありまして、農家は非常に困憊いたしておるのであります。これに対しまして、昨日同僚の委員から質問がありましたが、その質問に答えて、大藏大臣は、將來において税制の整理をやりたいという御答弁があつたのであります。しかしながら、農村におきます税制の改革を、將來において行うというようなことでは、事が済
○河合義一君 本請願の要旨を申し上げます。本年七月九日來襲の豪雨による當地方の災害は二億二千八百萬圓の巨額に達しこれが復舊工事の緊急性を新たにした次第であります。しかるに最近復舊資材、勞賃は著しく高騰し、工事の遂行はいよいよ至難の實情にありまして、このまま推移するにおいては、被害を擴大影響も甚大なるものがありますので、急速に多額の經費を配布せられるとともに、高率の國庫補助を賜り一日も速やかに復舊工事
○河合委員 私たち農村に生活をしている者はなかなか八時間勞働や十時間勞働ではないのでありまして、一生懸命食糧増産のためにやつているのです。今お話しを聽いたいところによつても、時間外の勤務はそれぞれ手當もあるのでしようが、四時の定時退廳とすると、やはり五時間半ないし六時間、それでほんとうに仕事ができていくのでしようか。私は先ほど申しましたように、給與は十分しなければならぬ。しかし今日國が滅びるか、また
○河合委員 實は昨日農林省に参りまして、ある局長と話をしておりましたが、ちようどときあたかも四時を過ぎたのですが、その席上に課長も参つておられた。ところが組合の委員長という人に聞きましたら、早く退廳せいという督促があつたのですが、地方からわざわざ上京しておるのだから、しばらく話を續けたいということを言われておりました。よく聽きますと、朝は何時から出勤するのですかと言うたら、九時となつておるが、大體九時半
○河合委員 ちよつとお伺いいたしますが、一昨日でしたか、豫算委員會で商工省の分室を設置するということにつきまして、大臣からいろいろ説明があつたのですが、そのときに商工省では五千何百人の職員がおると報告がありましたが、私はこの際内務省は本省においてどれだけの職員があるかということを、ちよつと参考に知りたいのでありますが、もしおわかりでしたらお聽かせ願いたい。
○河合委員 この問題は相當大きな問題だろうと私は思う。先ほど同僚委員の一人から、こういう費目はあまり急を要する費目でないというようなお言葉もありましたけれども、私は今日わが國民の實情を見まして、最も適切なる新日本建設國民運動を始める必要があると思うのであります。しかしこのわずかな時間でこれを論議することは、はなはだむづかしい問題でありますし、いずれこれは二十三年度の豫算も現われることと思いますので、
○河合委員 このたびの補正豫算については、同僚委員から指摘されたごとく、國民貯蓄運動推進に必要な經費、または危機突破、生産復興運動、文化費等に必要な經費の豫算が現われております。ただいまお聽きしたところによると、新日本國民運動、その他の種目があげてありますが、この二つの運動費の關連はどうなつておりますか。お伺いいたします。
○河合委員 ただいま外務、農林兩省においての二十年度の會計檢査におきまして兩方とも批難事項がただ一件だつたということは、私は非常に結構なことだと喜んでおるわけであります。あの終戰當時いろいろ事務の上においても混雜錯綜をした際に、この厖大なる會計の中で、各省とも一件より批難事項がなかつたということは國民のそ人としてはなはだ喜ぶわけでありますが、しかしこの批難事項は全般の會計をお調べになつた上でわずか一件
○河合委員 ただいま委員長からいろいろ質問がありましたが、これは各委員の質問を總括的にしてくださるものと私は解釋をいたしたい。しかし各委員におきましてもそれぞれお尋ねしたい點がありますので、今後はなるべく委員にも質問を——ただいま私も質問する機會を與えられたのですけれども、まず第一に各委員の質問があるかないかを聽いていただいて、その上で委員長が、缺けておる點があるならば補足してお尋ねくださるなり、總括的
○河合委員 ここにはつきり書いてありますように、「地方分權の方向に即應する等のため」これで一應その理由がわかるわけでありますが、在來の機構を地方分權の方向に即應するようにするという理由は、どういうふうに解したらいいのでありましようか。今までの内務省を解體してしまつてこういう機構に改めるのは、地方分權の方向に即應するためである。その地方分權という必要はどこから出てくるのでしよう。それを一應承つておきたいと
○河合義一君 この問題は、分科會でお尋ねする問題ではなかつたと思うのであります。豫算總會で總理大臣からでも御答辯いただく問題であつたように、ただいま私は考えたわけでありまして、これ以上はお尋ねしても無理だと思いますから、その點はこれ以上申し上げません。 次に私は甘藷の問題について、ひとつ當局の意見を聽きたいのでありますが、わが國におきましては、この食糧の不足しておる現下におきましても、年々酒をつくるために
○河合義一君 ただいまの御答辯によりますと、どうして支拂うべきものか、わからぬということでありますが、金額にしましても相當多額に上りますし、今後一年や二年は引續いて輸入をまたなければならぬというふうに私たちは考えております。ただアメリカの占領費でこれを賄つてもらつているのであるというくらいに簡單に考えるべき問題でないと思います。私たち國民の一人といたしましても、そう代金も拂わずして、いつまでもこじきのように
○河合義一君 わが國の食糧事情は非常に逼迫しておりまして、ただいま國外から食糧を輸入いたしまして餓死を免れているのでございますが、既往における輸入食糧の代金支拂いは、どうなつておりますか。また將來どういうふうにしてこれを支拂うのでありますか。