1953-07-07 第16回国会 参議院 農林委員会 第11号
○河合義一君 本日の農林委員会は定例目でないようでありますけれども、開会されたのでありますが、その理由は、農産物検査法の一部を改正する法律案等は、これは只今問題になつておりますような事情で非常に急いでいるのです。そのために今日は特別に委員会が開かれたのであります。私も多くの質問を持つているのでありますが、先ず第一に、この法律を先に上げて頂きまして、それからあとで質疑応答をして頂きたいと思います。皆さんの
○河合義一君 本日の農林委員会は定例目でないようでありますけれども、開会されたのでありますが、その理由は、農産物検査法の一部を改正する法律案等は、これは只今問題になつておりますような事情で非常に急いでいるのです。そのために今日は特別に委員会が開かれたのであります。私も多くの質問を持つているのでありますが、先ず第一に、この法律を先に上げて頂きまして、それからあとで質疑応答をして頂きたいと思います。皆さんの
○河合義一君 農林大臣がお見えになつておりますから、先ほど私が御質問申上げました趣旨によりまして、本日の会議の大体のことをまとめて委員長から農林大臣に説明をして頂きまして、そうして今問題の中心であります開拓農業者に対して金利の二銭六厘ということは高過ぎる、それは実情に適合しないから、金利を安くしろということ、これが大体の議論であります。これに対して只今の説明員から、農地局で言えばこうだということを承
○河合義一君 私はもう一つ質問があるのであります。中金の、株式会社で申しましたならば、営業簿記というようなものがあるのでありましようか。その経営の内容、預金等の処分一切のことを知りたいのですが、そういう資料を見ることができますならば、それを見たいと思いますから、その資料を要求したいと思います。
○河合義一君 先刻来の各委員の質疑、それに対する政府委員の答弁を聞いておりますと、殆んど全部の委員の意見は金利が高い。農業者に、殊に開拓者には安い金利を使わせなければならないという意見、それに対する答弁は農林省内の農地局ではこう考えている、それ以上には出ておりません。私は現下の重大な問題、食糧増産というようなことを考えますと、これは非常に重大な問題だと思いますから、こういう論議は必ず農林大臣に質すべきであると
○河合義一君 神社の近くに設置いされるというような場合には、これはやはり知事が許可せないという権限があるわけでありますか。
○河合義一君 私はそれは規制するほうが実際問題としては適当だと思うのであります。これも事実あつた問題でありますが、屠場を移転いたしましたときに、成る神社の極く近くに持つて行つてそれが許可されたのです。ところが神社を中心といたしまして氏子連中が非常に反対をいたして、それを変えさしたことがあるのですが、容易にそれができなかつたときに、私はそれをお手伝いしまして、氏子たちの意思通りに位置を変えさしたことがあるのであります
○河合義一君 今度の法律によりまして簡易屠場も相当数できると思いますが、その屠場の位置等につきましては何か規定はありませんか。
○河合義一君 農業協同組合が農民に金を融通します場合に、その利子は勝手に取り次第でありましようか、何かそこに制限があるのでございましようか、それを聞きたいと思います。
○河合義一君 この際お尋ねするのは適当かどうかわかりませんが、農業者が使つております最近の利子についてお伺いしたいのです。それは私は兵庫県から出て来ておりますが、兵庫県でずつと農業協同組合が農家に融通しております金の利子を調べて見ましたら四銭、五銭とつておる。五銭と言いますと、利率に直しますと一割八分余で、普遍の銀行でも大体二銭五厘です、私の知つておる範囲では……。ところが四銭、五銭をとつております
○河合義一君 この際聞いておきたいと思うのでありますが、「たばこ」の栽培にどれほどの耕地を今お持ちでありますか、その畑地と水田の比率、その二点をお伺いしたい。
○河合義一君 別にそれにこだわれわけではないのでありますけれども、これはその当時の速記録を見ていただけばわかるのですが、遮断する回数と通行する数とを相乘じたものを交通量という。そして百万以上の交通量から順次改良することになつているが、あの踏切りは六十五番目になつているということを言われた。ところが、先に私が申し上げましたように、時間をまた乘ずるということにいたしますれば、ずつとその順位がかわるのであります
○河合義一君 ただいまの説明を聞いたのでありますが、この前衆議院に出ましたときにも当局の説明は、交通量いくらということを言われましたが、ただいまの御説明によりますと、ちよつと了解が行きにくいのであります。私が先ほど申し上げました遮断する回数と、通行する人馬数とす相乘じたものを交通量とするということにいたしますと、どのくらいになりますか、それを伺いたいと思います。
○河合義一君 この踏切りの非常に交通を妨害しておりますことについては、すでに戰時中でありましたが一度請願が出まして、採択されたのであります。しかしその当時は戰時中のゆえをもちまして、資材がないからというわけで延ばされた踏切りであります。その当時の調査によりますと、交通量が百万には達していません。しかしながら当時政府当局から説明を聞いたのでありますが、そのときの交通量の算出の方法は、踏切りの遮断する回数
○河合委員 この両計算書につきましては、会計檢査院からも間違いがないという報告がありますし、別に計数の内容につきましては、質問する点はありませんが、ただ國有財産の拂下げの問題につきまして、当局の方針をこの際聞いておきたいと思います。実は最近全國の國有鉄道の二十一箇所の拂下げの問題がありまして、各地方で盛んに運動をやり、またそれを阻止する運動が行われておるのであります。私は兵庫縣に住んでおる者でありますが
○河合委員 あまり大事な事柄ではないのですけれども、ちよつと承つておきたいと思いますのは、その整理委員会の委員長は笹山氏であるということはよく承知いたしておりますが、委員の数と、どういう方が委員をされているかをちよつと承つておきたいと思います。
○河合委員 私どもその性格内容等につきましてよく心得ておりませんでしたが、今日説明を聞き、また整理委員会令も一通り目を通しまして大体わかつたのでありますが、質問等をいたすにつきましては、少し時間を與えていただきたいと思いますので、次回にでも質問することにしたらいかがでしよう。
○河合委員 よく了承いたしました。その問題はそれで結構であります。こういう四十何万という人を擁している一大省の改革を断行しますにあたつては、きわめて愼重に審議したいと思うのであります。私の考えではとうてい本日あるいは明日の二日ではそういうことはできないと感じておりますから、そのことを一言申し述べておきます。
○河合委員 大臣のただいまのお言葉でありますが、木村委員の発言に対して、それはよほど以前から提案してあるのではないか。その間になぜ内容を檢討しなかつたのであるかというようなおとがめの意味が含まれたように拜聽したので、私は十分なる努力をいたしましても、あとからあとから出てまいつたので、それに手をつけることができなかつたのです。その点をお尋ねしたのです。
○河合委員 実は私が申すまでもなく新國会は國権の最高機関でありまして、ただ形が整つたばかりでなく、この内容におきまして、名実ともに最高の機関でありたいということは、私どもが念願しておるところであります。それでありますから一つの法案が提案されましても、私は一生懸命それを檢討し審議する態度をもつております。それでこの前にも委員長にも申し上げました通り、常任委員が二つも三つも委員をもつておることはいけない
○河合委員 私は日本社会党を代表して農業改良局設置法案に賛成の意を表するものであります。私ども平素から考えているのは農林省のやり方が一方に遍して、農村を指導する上においてもただ技術の面ばかりに遍つていて、文化の程度を高めるとか、農家の経済を整備するとか、その他いろいろの点において奬励指導の方法が当をえないということを痛感しておつたものであります。 この度の農業改良局の設置は、そういうことを考えて、
○河合委員 私は農林当局に重ねてお願いするのですが、農村の構成人口の男女の比率をひとつ詳しくお調べを願いたいと思います。これは婦人の解放という点に非常に参考になると思います。
○河合委員 この問題は前回でありましたか、前々回でありましたか、私から質問いたしまして、役所の方でも資料を整えてくださつて、今それをガリ版にしているということをきようも聞いたのであります。今大臣はそういう調べがないとおつしやいましたが、事務当局の方では、完全なものではありませんけれどもあるはずであります。今までの農村の指導は、技術の方に偏りましたり、今冨田委員から述べられました、総合的な農村の改良というようなことが
○河合委員 衆議院へ出てまいります多数の請願の中にも、この割当を要求する請願はたくさん見受けるのでありますが、ああいう際に今度の機構によつて、あの請願の希望を果すというような点から考えても、公平にいくのじやないかと思います。今までなら別にそういう弊害もなかつたでしようけれども、なお一層組織を確立いたしまして、ああいう新規に出てきまする希望、それが妥当であるや否やということを檢討する場合、またそれの割当
○河合委員 採算がとれればやつてもいいというお考えらしいのですが、私は採算はとれなくてもやる必要があると思う。青砥藤綱式にやつて少々紙幣をよけい発行いたしましたところが、國内へぐるぐる廻るのでありまして、こういう肥料なんかをむなしく海へ流してしまうということではいけない。現下のわが國におきまして最も要求しております食糧を増産するためには、少々金がよけいかかつてもいい、そろばん玉をはじいて、これだけの
○河合委員 まだ初めですから、そういう十分な御計画はないと思いますが、今の答弁はそういうものも設置するという考えでありますか、もう少しはつきり伺いたい。 それから私は過日もこの委員会で厚生省に関する法案を審議した際でありますか、塵埃の清掃ということがあげられたのであります。その際私は塵埃の清掃と申しましても、あるいは肥料としてよほどよいものでありますから、いたずらにそれを燒いてしまうというようなことをせずに
○河合委員 農業に関しまして、総合的に改良するというこういう局ができることは、適切なることと私は思うのでありますが、ちよつとこの際お伺いしておきたいのですが、今までありました各地の試驗場を見ましても、その目指しておる事柄についての試驗は徹底的に行われておるのでありますけれども、そういう試驗場に行きまして、私がいつも氣づきますことは、いろいろの欠点がある。たとえば馬のことを研究する研究所におきましては
○河合委員 はたはだ時間をとつて相済まないのですが、次官もお見えになつておりますので、他のことでありますが、運輸省に関することをお尋ねしておきたいと思います。これは小さなことのようでありますけれども、事はなかなか大きいのでありまして、全國各地にありますところの國営でやつておる鉄道、これの拂下運動が各地において起つておるのであります。私のよく知つておる例を申しますと、その本社が置かれる所在地においては
○河合委員 よくわかりましたが、公務員の数等においては増加するというようなことはありませんか。
○河合委員 昨日次官から御説明を承つたのでありますが、きよう質疑をいたしますのに、まだ私たち昨日のああいう状態で、委員会に引続き本会議でありまして、その余裕がなかつたのであります。内容がわからないのであります。それで次官の説明が不十分だという意味ではなくて、実際その仕事をおやりになつておる事務のことにお詳しいお方からもう一應説明を聽きまして、そうすれば私どもよく納得がいくと思いますので、それができましたら
○河合委員 その資料でありますが、私の希望いたしますのは、きめられたら九時に出勤をする、それから九時半と十時くらい、この三段階にわけていただきたい。本日は同僚委員も出席がはなはだ少いのでありますから、顔が揃いましてからなお私はこの法案の内容について質問をいたしたいと思いますが、本日は私はこれで終ります。
○河合委員 どれほど法律がたくさん制定されましても、実行が伴わなければ何の意義もないのであります。徳川幕府のごく末期でありました江戸の町で言われた一つの言葉があります。それは「天下法度より腰法度」ということでありまして、天下法度すなはち幕府の法令よりも、実行が貴いのであります。この「天下法度より腰法度」という言葉が、しきりにうたわれたが、それなんです。どれだけ行政組織法をりつぱなものをつくつてみたところで
○河合委員 私のお尋ねいたしたいことは、あるいは前のときにすでにそのことを申し上げまして、重複をしないかということをおそれるのでありますけれども、私の見るところによりますと、この問題は非常に重大な問題でありますから、たといそれが重複しておりましても、さいわい本日は大臣が御出席になつておりますから——前には大臣は御出席はなかつたのでありますが、私ども同僚委員に対するその答弁は、私どもははなはだ不満足に
○河合委員 そのことは、それは口実をつくれば、どんなことでも口実がつけられるのです。イソツプの物語にも狼と子山羊の話がありますが、理屈をつければどんなことでもつけられる。けれどもそれを切開いて進んでいくことが、わが國の現下の情勢に最も必要だと思う。執務時間というのは交通の故障で遅くなるのは毎日のことではないのでありまして、九時前後は雜路するならば、八時から執務するということにすれば樂に來られる。働くことが
○河合委員 ただいまのお話では印刷物を配付されたそうでありますが、はなはだうかつで私ども拜見しておりません。それを見ればよくわかるのでありましようが、その観察をされました結果、大体のことでよろしいのですが、各官廳における官吏の執務ぶりはいかがなものでありましようか。大体のことを承れば結構であります。実は他の委員会の機会にも二、三日前にこれを申したのでありますが、どうも私どもが見るところでは、一体東京
○河合委員 第三條に「行政管理廳に長官官房及び左の二部を置く。」とありまして、管理部、監察部とありますが、監察部というところはどういうことをいたすのでありますか。
○河合委員 ぜひこれは農林省とよく御協議を願いまして、少々費用はかかりましても、塵埃は全部農村に還元するようにやつていただきたい。衞生上の見地からもこれは必ず燒却してしまえとか、そういうことは今日の場合には最も不適当である、その点は十分御考慮願いたい。 もう一つお尋ねしたいのは、よくこれに目を通しておりませんので、はなはだうかつなお尋ねをするようでありますが、公衆衞生院というものが現在あるのでありましようか
○河合委員 塵埃の清掃のことでありますが、これは年來の問題でありまして、汚物清掃という趣旨から申しますと、あれを燒却してしまわなければいけないというようなことにきめられておつた時代もあるのであります。しかし現下の肥料の非常に欠乏しておる際は、なるべく塵埃など利用する必要があると思うのでありますが、その点において厚生省の方針と農林省の方針とが少し一致しない場合があるのじやないかと思うのであります。私のお
○河合委員 ただいまの説明の中の第三に、「公衆保健局の名称を、より実態に即した公衆衞生局に改め、水道、中水道、汚物清掃の事務は」とありますが、汚物清掃はどういう範囲でおやりになるお考えでありましようか、また現にやつておりますか。
○河合委員 ただいまの御答弁を承りまして、まことに私は結構だと思うのであります。この際ひとつ十分力を入れてやつてただきたい。そのことを申しますとすぐ、いや瓦礫を運ぶところのガソリンがないというようなことを言われますけれども、こういう跡片づけをするためならガソリンは十分手にはいる方法があると思う。故人のことを申すのでありますが、後藤新平という人が現在生きておりましたならば、ああいうことはすぐやつてしまつたと
○河合委員 なお一点お伺いいたしたいのでありますが、戰災の跡片づけであります。これは当然將來の建設省でおやりになることと思いますが、現在どういう方針をもつておやりになつておるのでありますか。私たちが見るところによりますと、どうもその仕事が遅々として捗つていない。現に神戸におきましては、先般復興祭というものをやりまして、軒先に紅ちようちんなどをつつて祝祭をやつたのでありますけれども、そのことに関しまして
○河合委員 ただいま大臣の説明を聽きました中に、治山治水というような言葉があつたように聽いたのでありますがこ実は法案を精細に拜見いたしましたらわかると思いますが、よく拜見いたしておりませんので少しお尋ねしたいことがあります。それに先だちまして建設省の所管する治山治水の大体の範囲を承りたいと思います。
○河合委員 先ほど大臣の説明の中にも國家行政組織法が制定されたから、自然こういう提案をしたという説明がありましたが、これは何でもないようなことでありますが、まだあれは確然とでき上つておるのではないし、少し早過ぎるのではないでしようか、この組織法がきまつてから今の説明を聽くとしましても、あと先になつているように思うのですが、手まわしで早くやられるのも結構でありまして、ただいま委員長から質問されたようなことも
○河合委員 ただいまの御答弁でよく事情がわかつたのでありますが、そういたしますと、全部行き渡つて檢査ができていないということをお認めになつておるように拝承いたしたのてあります。そこでひとつ檢査院長のお見込みては徹底的にやりましたらどのくらいあるでありましようか、その見当はつかんでしようか。
○河合委員 ただいま報告を聽きまして、実は檢査報告が前年度に比しまして多いのに驚いたわけであります。しかしそれにいたしましても私はまだまだ他にもこういう間違つた事実があるのてはないかということを危惧するのであります。終戰当時において軍が保有しておりました品物を放出したことに関しましては、ただいま御報告がありました件数ですべてのものであるということを承知してよろしいのでありましようか、それは一部分にすぎないのか
○河合委員 檢査院からいただいた報告でありますが、各議員のボツクスに配付ざれたものと思うのでありますが、ないのがある。私も今朝同僚議員のボツクスから書類を一冊も持出していない人の書類を調べましたところが、一部だけ出てきましで大事な書類がないのであります。これは配付するときに注意して配付してもらいたい。こういう審議をいたしますときに差支えますので、決算委員だけは特別に配付するようお願いいたします。実は