2007-03-28 第166回国会 衆議院 国土交通委員会 第9号
○河内参考人 先ほどもお話ししましたように、これが単なる初期トラブルなのか、あるいはこの機体固有の問題なのかというのをまず見きわめることが必要で、非常に重要なことだと私は考えております。 それから、YS11の時代と少し時代が違って、材料もかなり進歩しておりますし、強度も増しておりますので、見かけ上弱いから機体が弱いということにはならないと思いますが、こうトラブルが多いと、やはり設計を含めて見直す必要
○河内参考人 先ほどもお話ししましたように、これが単なる初期トラブルなのか、あるいはこの機体固有の問題なのかというのをまず見きわめることが必要で、非常に重要なことだと私は考えております。 それから、YS11の時代と少し時代が違って、材料もかなり進歩しておりますし、強度も増しておりますので、見かけ上弱いから機体が弱いということにはならないと思いますが、こうトラブルが多いと、やはり設計を含めて見直す必要
○河内参考人 お答えします。 おっしゃられるとおり、設計でカバーしなければいけない問題、整備でカバーしなければいけない、あるいは品質管理を改良しなければいけない、そういうそれぞれの問題があります。そのうち設計では、現場からの声を聞きながら、特に細部の設計を変えることが多くあります。例えば、想定以上にボルトに荷重がかかる場合にはボルトをちょっと太目にするとか、そういう細部の設計がいろいろ変わります。
○河内参考人 河内でございます。よろしくお願いいたします。 私は、大学で航空宇宙工学の研究と教育に携わっております。本日は、そのような立場から意見を述べさせていただきます。 まず、航空機の安全システムについてお話しいたします。 現在の航空機の安全システムは、多くの失敗の歴史の積み重ねによってでき上がっております。その考え方は、まずトラブルは生じるものだと考え、その発生を念頭に置いて、たとえある
○河内参考人 先ほども申しましたけれども、情報を集める側と情報を出す側の一体感が果たしてつくれるのかどうか、あるいは、それを技術解析して、定量的に事前に事故を予測できるのか、そういう点にまだまだやることがあって、システムはできましたけれども、それの運用上にはまだかなり道があると私は思っております。
○河内参考人 今、先ほど申し上げましたように、私が一番早急にやりたいことは、事前に一つ一つの作業がどれくらいの確率で危険度を含んでいるかということを定量的に明らかにして、教育あるいは事前の訓練でそこに注意力を集中する、あるいは注意力のレベルをそれぞれに分けて訓練をする、そういうことが大事だろうと考えております。
○河内参考人 河内でございます。よろしくお願いいたします。 私は、航空工学の分野で教育と研究に携わってまいりました。本日は、事故防止の視点から意見を述べさせていただきます。 昨今の公共交通の事故に関しまして、国土交通省内にヒューマンエラーに関する委員会が設けられまして、私はそこにオブザーバーとして参加をいたしました。これまで私は自分の専門分野の中で仕事をしてまいりましたけれども、この委員会を通じて