1960-02-25 第34回国会 衆議院 議院運営委員会 第10号
○池田(禎)委員 別にありませんが、国会議員が開会中に旅行するということは、私は、原則として、許すことは間違いだと思う。私はかつて社会党にあって、淺沼君の訪中請暇に対してまっこうから反対した。政党の首脳部ともあるべき人々が、国会開会中に、国民の代表であり、国権の最高機関だといって、いばるときだけいばって、国民の負託にこたえることをしないのは、国民に対して申しわけない、こういうことは、いかなる政党といえども
○池田(禎)委員 別にありませんが、国会議員が開会中に旅行するということは、私は、原則として、許すことは間違いだと思う。私はかつて社会党にあって、淺沼君の訪中請暇に対してまっこうから反対した。政党の首脳部ともあるべき人々が、国会開会中に、国民の代表であり、国権の最高機関だといって、いばるときだけいばって、国民の負託にこたえることをしないのは、国民に対して申しわけない、こういうことは、いかなる政党といえども
○池田(禎)委員 できるだけそういうふうにしたいと思いますけれども、まだ諮つていませんから……。 〔「議場内交渉」と呼ぶ者あり〕
○池田(禎)委員 今、議長、副議長の倒見解を承りました。私は、議長、副議長間にやや見解の相違というか、心境の相違というものがあるやに承ったのであります。ただし、私は、なるほど、一昨年の十二月におけるところの円党首会談、ひいては四者会談というものの経過は、あまねく承知しております。それが今日、当時の情勢と違っおることも、私はこれを了承しております。ただ、三党の話し合いによって、党籍を離脱するかいなやということをおきめになるについては
○池田(禎)委員 加藤前議長が再び自由民主党に復党された、これは議長、副議長の、従来の申し合せによる党籍離脱の問題が解消されたと見てのことだろうと私は思います。ついては、新しい議長、副議長は、党籍の問題についていかなる御見解を持っておるものであるか、特に清瀬議長は、永久党籍離脱論というようなこともお語りになっておるように承っておるのでありますが、この際、議長、副議長の党籍の問題に対する所信のほどを承
○池田(偵)委員 これは、この前大ぜいで、河野一郎君あるいは吉田茂君などが出かけるときに出たのです。いずれ研究しようということになっておったのですが、やはり椎熊君の言う通り、何か一応の基準を作って――本年淺沼稻次郎君などが出かけるときに、私らは、社会党におりまして、党内において猛烈な反対をした。国会中に出かけるとは何事か、なぜ済んでから行かぬかということでやったのですが、まあまあということでやられてしまった
○池田(禎)委員 これは、柳田君の言われることも、国会法の示すところで当然のことでありますが、私が昨日質問しましたら、議長は、正木君から辞表を提出されましたが、私は全力をあげて慰留しておりますからという御発言がございました。私は、議長に対して、今まで国会の中で責任をとるべき人がとらない。あなたは副議長をのんべんだらりといつまでもとめるつもりか。それは、今日ただいま副議長の辞任を認めろというのじゃありません
○池田(禎)委員 ただいまのお話を聞いていると、いわれなきことを憶測されております。たとえば、議長不信任案の問題についてはどうしたか知らぬがと言われる。知らぬというならそのままにしてもいいが、私は議長不信任案の問題も申し上げましょう。私は、議長不信任案を一回出したら二度出してはいけないとは思っておりません。私の経験と私の調べたところによるならば、たとえば長い会期の中において、劈頭というか早い期間にかりに
○池田(禎)委員 私どもは、すでにこの問題につきましては、十数日前から日本社会党と折衝を進めて参りました。われわれは、会期末、すなわち二十六日、全労会議を中心とする安保改定反対の国民大会を開催するこの日を期して、解散要求決議案を上程いたしたい、しかし、大会派である社会党が提案者になるならば、われわれは賛成討論に立たしてもらいたい、しかして、社会党が提案しないというならば、わが社会クラブに趣旨弁明をやらせてもらいたいということを
○池田(禎)委員 元来ならば、議長不信任案というものは、国会の中における最も厳粛な事案でありまして、こういうものをみだりに出すということは、許すことができない。これは、何ものにも先だつ重要な案件であろうかと思います。ところが、長い国会のうちにおきましては、議長不信任案が一回出されたならば、内容の異なる場合も、二度と出せない、その点については、私は多くの疑義があろうかと思います。なぜかというならば、私
○池田(禎)委員 慰留と申しましても、いたずらに慰留するだけでなく、これは一定のめどがつかなければならないものであることは当然であると思います。御承知のごとく、会期は明日をもって終了いたします。私は、この際、重ねて申しておきます。本委員会の運営につきましても、従来しばしば発生した案件等につきまして、常にじんぜん日をむなしくしている、こういうことでもって、今日の責任体制がとれるものではありません。こういうことは
○池田(禎)委員 法案審議の前に、私はこの際、議事進行に名をかりて一言議長にただします。 それは、昨日の本会議において、議長は、ヤモリ新治郎君、その前には田中オリノスケ君、その前には小澤サエキチ君——これは笑いごとじゃないです。これは重大なる議員に対する侮辱ですよ。きのう、きょう当選してきたならいざ知らず、小澤君は当選七回、田中君は当選六回、山村君は当選七回、これだけ天下に名の売れた議員に対して、
○池田禎治君 私は、社会クラブを代表いたしまして、ただいま上程されました衆議院議長加藤鐐五郎君不信任決議案に賛成の意見を述べんとするものであります。 ただ、この際明確にいたしておきたいことは、先ほど、提案者でありまする山花秀雄君から、加藤議長不信任案の趣旨弁明の中におきまして、デモ規制法を提案した、淺沼稻次郎君以下の懲罰を突如として正規のルールなくして行なった、この所見については、私は異にしておるものであります
○池田(禎)委員 今、山村君の委員会審査省略ということは、われわれはとうてい同意いたしません。事実上それはできません。たとえば、少なくとも、この法案において、憲法上に保障された国民の自由の請願、陳情権というものを制圧するということに対しては、私は反対する。しかし、われわれもああいう事件が起きておるのであるから、何もかにもいけないと言っているのではない。政治的責任を明らかにするとか、あるいは立法上についても
○池田(禎)委員 明日、本会議で趣旨説明を聞いて質疑した後に、いずれの委員会に付託するかということは、あらために協議したい。きょうは、おそいですから、この辺で散会せられんことを望みます。
○池田(禎)委員 私の方でも質疑を許可せられるように、この際要望しておきます。人選につきましては、今確定しておりませんが、大体武藤武雄君が質疑に立つのではなかろうかと考えておりますので、その場合はさようお取り上げを願いたいと思います。 —————————————
○池田(禎)委員 私は、その先般申された政治家としての所信について疑うものではありませんけれども、巷間とやかくのことを言われていることを聞くと、私ども一まつの危惧なきを得ないのであります。私は、議長みずからが申されたごとく、国会の権威のために、政党の領袖といえども、この際懲罰にかけてでも責任の所在を明らかにするという以上は、当然私は、国権の最高機関の議長たるの責任においても、十分善処されることをこの
○池田(禎)委員 私は、この際、加藤衆議院議長に一言お尋ねいたしたいと思います。議長は、先ほど議長の職権をもって、去る十一月二十七日の国会乱入事件に対する責任の所在を明らかにする旨を表明されました。私は、国権の最高機関の最高責任者としての議長の政治的信念につきまして、この際お尋ねをいたしたいと思うのであります。議長は、この際自分の信念についての所信を表明することができるでしょうか、いかがでしょうか。
○池田禎治君 私は、社会クラブを代表いたしまして、ただいま提案されました会期延長の案件につき、反対の討論を試みんとするものでございます。(拍手) 大体、毎国会におきまして会期の延長が行なわれて、その会期の延長をめぐって常に紛乱が起きておることは、これは与党、野党ともに大きな責任のあるところであります。 一体、会期は、国会の召集前に相談をするのでありまするが、そのときにおきましては、大がい与党はごく
○池田(禎)委員 私ども、反対の理由は、すでにるる述べて参ったのであります。率直に申しまして、従来とも、会期の延長というものが毎国会行なわれて、大きな混乱を伴っているということは、否定できません。この中には、何党といえども、やはりそれぞれの立場において多かれ少なかれ党利党略というものによって行なわれたことは、否定できません。そのことは、ひとしく各党の反省しなければならないところである、私はかように思
○池田(禎)委員 私どもも、十三日間の延長ということはどう考えても賛成できません。ただいま柳田君からいろいろと申されましたが、私どもは、従来の国会の会期延長に伴う混乱というものは、確かに野党側におきましても責任がなかったとは申しませんけれども、常に自分の主張を百パーセント通そうとするためには、期日が足りなければ幾らでも継ぎ足しをして我意を通そうという考え方は、民主政治のもとにおけるルールとしては、大
○池田(禎)委員 先ほど来お話を聞いておりましても、これはどうしても並行線である。われわれとしても、会期延長にはどうしても賛同するわけには参らない。しかし、田中君から今新しい一つの提案を出された。それを山村君から、いわば拒否の話が出た。しかし、私どもは、もっとこれを続けていくか、あるいはそれともきょうどうしても強行するという考えであるか知りませんが、私はここでざっくばらんに申し上げますが、これは会期
○池田(禎)委員 僕は、佐々木君がそこまで言われるならば、デモ乱入事件について、これだけにしぼってどうというならわかるけれども、ベトナム賠償の問題は、社会党の引き延ばしがあったかどうか知らぬが、政府の答弁資料も確かに不明確であったと思う。これはどうひいき目に見ても、政府なり外務当局が疑点を明らかにされなかったことは否定できない。従って、社会党の言っていることが間違いであったとしても、結局これだけの期間
○池田(禎)委員 私は、国会というものは、召集のときに会期をきめて、このルールの中で勝負を決する、これが国会の規律をきめる厳粛な宣誓だと考えるのです。それで常会は百五十日間とし、臨時会の場合は、何日間とするかは事前に協議するわけです。今回の場合におきまして、政府与党の方は、四十日間でよろしい、こういう主張であったけれども、野党はこぞって五十日間を要求したので、それに応諾をいたしましょう、できるだけこの
○池田(禎)委員 私は先ほど申し述べましたけれども、自由民主党は、今度のこの事件を契機として、どうしても国会周辺のデモ禁止の立法を単独審議でも出す、こういうことが各新聞紙を通じて伝えられております。昨日の各テレビ・ニュース等の解説、あるいは特集等を見ても、各界の知識人がこぞって、今までは反対したけれども、もはややむを得ないと考えるに至ったと、幾多の人々が申し述べている。私も、多年本委員会の委員といたしまして
○池田(禎)委員 これはわれわれが長年主張して参りましたが、国会の開会式のときに天皇が通る通路だけは、常に閉鎖して、いかなる議員といえども通行させない。国会というものは、国民のための議事堂だ、だから、あそこを開放したらどうかということを私どもは長年主張してきた。これさえもあなたがた——というよりは、自由民主党を中心にして、天皇のあこがれ的なものは残そうというので、これを堅持して譲らなかったところであります
○池田(禎)委員 加藤議長にお尋ねをいたします。まず、わが社会クラブは、本日の国会対策委員会におきまして、昨日の安保改定阻止国民会議の暴力的な国会乱入に対して、基本的態度というものを次のように決定いたしました。一、暴徒を率いて国会に乱入したその総指揮者、社会党書記長淺沼稻次郎君の責任は重大である。従って、われわれは、総指揮者たる淺沼君の責任を徹底的に究明し、その責任を明確に処理する。二、デモの規制については
○池田(禎)委員 そういうことはいけません。この種案件については、採決ではありません。これは過去に明らかに何十回、何百回という慣例があるのですから、私は、これを採決をもって多数で否決することはいけないと思います。従って、採決をするというなら、私は、本日留保するという動議を提出いたします。
○池田(禎)委員 このヴィエトナム賠償協定批准延期に関する決議案というものは、今初めて拝見をいたしました。いずれ党に持ち帰りまして相談した上で、決議案に対する態度を表明いたしたい。ただし、佐々木君の言うことは、外交権が政府にあるから、国会というものはそれを承認することによって批准が決定づけられるという論理は、私は理論的には成り立つか知りませんけれども、国会の意思を表明して、政府に対する勧告をする、このことは
○池田(禎)委員 昨晩の外務委員会における紛争というものは、私はまことに遺憾なことであると思っております。私どもは、一面におきましては、社会党が退席した後にも、あくまで理事会の開会を要求しまして、社会党を加えた三党の理事会を開催すべきである、そうして、もう一ぺん委員長の質疑打ち切りの採決というものをやり直すべきではないか、そうして、どうしても社会党と時間の点で折り合わなければ、もう少し折衝するようにすべきである
○池田(禎)委員 従来の議会政治というものは、ともすると、自分の方が、時には言い過ぎだ、時にはやり過ぎだと思うことがあっても、やはり党派の関係上、一たん言い出したことはなかなか引かれぬ、こういうことが過去にはたくさんあったと私は思う。今後もまたそういうことはあり得ると思う。しかし、今ここに問題になっている農地被買収者の問題をめぐって、これを通す気なら、これは社会党も認めているごとく、自民党が提出してくれば
○池田(禎)委員 この問題については、先般わが社会クラブから自由民主党並びに政府に対して申し入れをいたしております。この法案は、言うまでもなく、前国会におきまして審議未了、廃案となったものであります。その法案を、この短期の臨時国会に、しかも、災害、ベトナム賠償、石炭の危機突破、こういうような限定された短期の国会において提出されるということは、どう考えても、政治徳義上から申しましても許されない、こういう
○池田(禎)小委員 これはつかぬことを聞くようですが、専門調査員というのは、実際は各委員会の専門調査員というものが統合されたときに、あなたの方に行ったのは何名ですか。
○池田(禎)委員 先ほどの話し合いがありましたから、私は固執をいたしませんが、約束した時間の中で、淺沼稻次郎君が再登壇までして、ずいぶんスタンド・プレーをおやりになった。その関係で自分の同僚や後輩のやる時間までとってしまうということは、これは、割当は社会党が九十分ですから、淺沼君が八十九分やろうと自由です。しかし、現実の問題として、あとからやる人の時間がないから、他の人は七分でやれとか五分でやれということは
○池田(禎)委員 僕は要らぬことを言うようですが、実は運営委員会では、過去の前例等にも照らして国会から現地に派遣するということをきめたのです。その場合におきましても、従来こういう非常に混雑のときに見舞に行くと、かえって足手まといになって迷惑をかけるということがたくさんあったのです。そこで今回行くのは、各府県に、衆議院議長の名をもって、一切のお手数をかけない、自動車の利用及び現地の案内を除いては、宿屋
○池田(禎)委員 それでは、次に国鉄総裁にお尋ねいたします。今度九月の二十二日からダイヤの全国的改正があるのですが、これに対して乗務員からきわめて強硬な反撃の態度が出て、場合によっては列車の大混乱を来たすかもしれないということが新聞に伝わり、私どもも承わっております。私はこの際一方的な見解だけしか申し上げませんから、私の申し上げることが違うというのならしからずとお答え願いたい。こういうダイヤ改正について
○池田(禎)委員 時間がないそうですから私は簡単に御答弁をいただくならば簡単にするが、ただし皆さんの方でそれができない場合は残念ながら続行いたしたいと思います。 まず運輸大臣にお尋ねいたします。実はこの問題についてはこういう公開の席で申し上げたくない。なぜかと申しますと、これは今まで社会党と自民党と政府との間で折衝してきた問題である。それは昨年の警職法をめぐる国鉄の処分の問題は、あの国会におきまして