1986-02-14 第104回国会 参議院 大蔵委員会 第2号
○説明員(池田澄君) 需給の間にかなり大きなギャップが引き続きある。確かに米の消費などはここで若干減少の幅が小さくなっておりますけれども、一方生産力の方も上がってきております。かなりのギャップがあるという事実を踏まえまして、その規模といいますか、大きさ等も含めまして現在検討を進めている段階でございます。
○説明員(池田澄君) 需給の間にかなり大きなギャップが引き続きある。確かに米の消費などはここで若干減少の幅が小さくなっておりますけれども、一方生産力の方も上がってきております。かなりのギャップがあるという事実を踏まえまして、その規模といいますか、大きさ等も含めまして現在検討を進めている段階でございます。
○説明員(池田澄君) 五十三年度から実施してまいりました水田利用再編対策につきましては、御指摘のとおり六十一年度で終わる予定にいたしておりますが、その後どのような対策を実施すべきかにつきましては現在鋭意検討中でございます。できるだけ早く結論を得て関係の方々の理解も得ていかなきゃいかぬというふうに思っております。 この場合、各方面からの検討を加える必要があるというふうに思っておりますけれども、米の需給
○説明員(池田澄君) 米の過剰基調に対処いたしまして、米の需給を均衡させつつ農産物の総合的な自給力の向上と、生産性の高い、足腰の強い地域農業の実現を図るため、昭和五十三年度から水田利用再編対策を実施し、水田利用再編奨励補助金を交付してまいりました。 本対策につきましては、毎年目標を達成されてまいりましたが、これは各種の転作案件の整備、対策に加えまして、税制上の特例措置についての御配慮等により、地方公共団体
○池田説明員 転作につきましては、もちろん米の需給均衡化という大きな目的を持っておりますが、同時に、この事業によりまして、我が国の農業あるいは農家経営を足腰の強い、また、需要に見合ったものに持っていかなければならぬと思っております。そういう点からいきまして、転作いたしましてもできるだけ集団化をして効率のいい土地の利用が進むように、そういった点を頭に置きつつ、今後とも、非常に分散、小面積であるという問題点
○池田説明員 他用途利用米の用途につきましては、加工関係、せんべいその他いろいろございますけれども、そういった面への確保という点につきまして、確かに一時輸入に仰がなければならぬという不安がございましたけれども、そういったことのないように今後万全を期していきたいと思っております。
○池田説明員 お答えいたします。 水田利用再編対策につきましては、関係農家あるいは地方公共団体または関係団体の非常なる御理解と御協力のもとに進めてまいりまして、一応の成果を得てきております。 今御指摘の他用途利用米につきましては、第三期の対策の中におきまして、私ども、水田農業という日本の農業の特質に立脚しつつ、加工その他で利用されます米、こういったものを賄うという趣旨から、他用途利用米を大きく位置
○説明員(池田澄君) 現在、漁業におきましては各業種とも非常に経営が苦しいということでございまして、代船建造の意向といいますか、そういうものが極端にかつて見られないほど落ちております。それですから、これからどのくらいの船が建造されていくかということについての見通しは非常にむずかしいわけでございますけれども、船齢の推移、それから過去の実態等、こういったものを勘案いたしまして、現在の構造改善八業種につきまして
○説明員(池田澄君) 漁船につきましての割り増し償却は、漁特法に基づきまして以前も実は制度はございました。それが特別の措置ということでの五年間が済みましたものですから、その後北転船を除いては適用になってなかったという状態でございます。で、そういう特別措置をもう一度やるということにつきまして、ほかの制度との絡みもございまして、なかなか認められないという事情がありましたが、今回省エネルギー船ということに
○説明員(池田澄君) お許しを得てお答えいたします。 省エネルギー関係、幾つか税制特例ございまして、いま先生御指摘の省エネルギー施設等を取得した場合の特別償却または税額の特別控除という制度がございます。この方は特別償却あるいは税額控除いずれかを選択をして適用するわけでございますが、それは省エネルギーの施設等ということになっておりまして、たとえば船舶推進軸の動力利用装置とか、あるいは直接触媒方式の冷凍施設
○説明員(池田澄君) 国の生糸検査所におきます検査件数あるいは人員の配置、それから、いま先生の御指摘の設備あるいは機械の設置、その稼働状況につきましては、常にその動きにつきまして報告を得、その動向について把握しております。そのようなものを今後とも十分頭に置いて生糸検査所の合理化には努めてまいりたい、こういうふうに思っております。 〔委員長退席、理事原文兵衛君着席〕
○説明員(池田澄君) 国の生糸検査につきましては、従来から蚕糸、繭業をめぐる諸情勢の変化に対応いたしまして、検査の機械化と自動化、それから検査要員の縮小、それから検査項目の簡素化、縮小等の措置を講じてその改善合理化に努めてきたところでございます。今後とも、基本的には昨年十二月に閣議決定されております行政改革の方針に沿いまして、検査人員及び組織の縮小、自主検査の推進、検査の機械化等により国の生糸検査所
○説明員(池田澄君) 御存じのように、繭は乾繭という形、すなわち乾いた非常にかさばるものとして入ってまいりますけれども、そういう物品でございますので、これまた商品的にはつぶれますと価値がほとんどなくなるということもありまして、従来から余り貿易物品としての輸入はなかったわけでございますが、昨年の一月以降、中国を中心にいたしまして、わが国の繭の減産ということもありましてかなりの輸入が見られたわけです。五十生糸年度
○説明員(池田澄君) これからの生糸、撚糸あるいは織物の輸入の数量につきましては、いま局長から御説明がありましたように、現在なお交渉中でございますから、的確な数量としての確定したものとしてはまだ定まっておりませんけれども、基本的な考え方といたしましては、全体量といたしましてもわが国の現在非常に厳しい需給事情、こういったものを相手国にできるだけよく理解していただくというふうなことに努めてまいっております
○説明員(池田澄君) いま御指摘の繭に対します不足払いという考え方につきましては、昨年あるいは一昨年来通産省とも、現在の繭糸価格安定制度のほかにどういう制度があるかという関連で検討してまいったことはございますけれども、繭あるいは生糸という物品、すなわちわが国の国民生活におきます重要度、そういった点からまいりまして、その不足払いの財源をどこで負担するか、国費で負担できるものか、あるいはほかからそういう
○池田説明員 繭糸価格部会の委員構成につきましては、通産省等からも従来からいろいろ御希望がございまして、そこでいま御指摘になりました西陣の滋賀さんを新たに加えまして、それからいま先生の御指摘以外の方にも、たとえば木村一郎さんなどという、これは裏地の方でございますけれども、そういう方々も含めますと、やはり六、七名は数えられるのではないかというふうに思っております。
○池田説明員 実は、繭糸価格安定法に基づきます価格等を処理いたします機関といたしましては、昨日蚕糸業振興審議会の総会が開かれまして、そこで繭糸価格部会というものを設置いたし、その属すべき委員の数を決定いたしております。これはたてまえ上はあくまでも、そこに属する委員の方々はすべて学識経験者ということになっておりますけれども、いま先生の御指摘になりましたように、需要者サイドあるいは生産者サイドというふうに
○池田説明員 養蚕農家といいますか、蚕糸業の振興の観点から繭糸価格安定法がございまして、これに基づきまして糸価の安定あるいは繭価の確保というようなことを図ってまいっておりますけれども、生糸という商品特性からまいりまして、需要者であります絹業を無視してこれはまたあり得ないというふうに私どもは考えております。現在の制度のもとにおきまして、三月中にまた基準糸価、五十二生糸年度において適用されます基準糸価を
○池田説明員 生糸は非常に高価な繊維でございますために、それを調整保管いたしますると、御存じのとおり非常にコストの、金利、倉敷が思ったよりといいますか、非常にかかるものでございます。そういう意味で、このコストの算定をいたしておりますけれども、一定の確率といいますか、そういう事態が発生するであろうというようなことを予想いたしまして、一定の確率でこれを算定しております。そういう意味では、あるかなりの長期
○池田説明員 いわゆる実需者売り渡しは、生糸の実需者への円滑な供給を目的といたしまして、生糸の実需者が要望します種類あるいは繊度、こういったものを事業団が輸入いたしまして、通常の価格水準といいますか、需給が通常であればそのまま直ちに実需者に渡るよう配慮しているものでございます。幸いにいたしまして、いろいろと意見はございますけれども、基本的には実需者の希望に沿って運営されてきているのじゃないかと思っております
○池田説明員 お答えいたします。 現在行っております一元輸入におきましては、一般競争入札により輸入を行っております。それから、二国間で輸入量を合意してまいっておりますけれども、この場合におきましても、二国間で合意いたしました数量をわが国に入れるという履行の問題につきましては、適正な価格、適正な取引条件が前提であるということになっております。そういう意味では、一元輸入の実施、すなわち輸入生糸の輸入に
○池田説明員 お答えいたします。 蚕糸の維持発展のためには絹業がやはり同じように発展しなければならないということは当然でございまして、蚕糸絹業というものを考えた場合、非常に多くの関連の部門を持つわけでございます。養蚕農家にとってみますると、その売り先といいますか、需要は、わが国の絹業しかございません。そういった意味で、絹業が非常に危機になれば蚕糸もまた立たなくなるわけでございまして、そういう点から
○池田説明員 いまお答え申し上げましたことであるいは誤解を与えるといけませんと思いますので申し上げておきますけれども、織物の日本蚕糸事業団による扱いという問題につきましては、非常に技術的な問題その他ございます。そういった点がございまして、本件につきましてはなお通産省と十分相談して進めるべきことと思いますが、現在生糸だけ扱っておりまして、そのほかの扱いについては実際問題として非常に困難があるのじゃないかというふうに
○池田説明員 お答えいたします。 最近の生糸需給は、御存じのように著しい供給過剰の状況にございます。一方、わが国の生糸需要は世界最大の需要量を持っておりますけれども、景気後退を反映いたしまして伸び悩みの状況で推移しております。このような状況に対しまして、国内糸価の安定を図るため、政府は日本蚕糸事業団による生糸の一元輸入措置を明年五月三十一日まで延長いたしまして、いま実施しているところでございます。