1954-09-02 第19回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
○説明員(池田修藏君) 第一号の参議院におきまする架空経理でございますが、本件は二十七年度分の会議費等の予算が余りましたので、それを翌年度において使用する意図を持ちまして、二十八年の四月におきまして二十七年度として実際の支出の理由がないのに支出をいたしまして、これを翌年度に持越しまして支出したものでありますが、ただそのうち五十一万二千円はまだ使い残しがございまして、実際は現金で持つておられたものを検査院
○説明員(池田修藏君) 第一号の参議院におきまする架空経理でございますが、本件は二十七年度分の会議費等の予算が余りましたので、それを翌年度において使用する意図を持ちまして、二十八年の四月におきまして二十七年度として実際の支出の理由がないのに支出をいたしまして、これを翌年度に持越しまして支出したものでありますが、ただそのうち五十一万二千円はまだ使い残しがございまして、実際は現金で持つておられたものを検査院
○池田会計検査院説明員 私がただいま申し上げましたのは、二十六年四月から二十七年の四月までに修理費五百万円を使つておつたということは聞いておつたのでございますが、先ほど政府委員が申されましたのを集計いたしますと八百九十五万円になります、その金額のことは聞かなかつたという意味でございます。五百万円のことは知つております。
○池田会計検査院説明員 その当時聞いておりましたのは二十六年の四月から二十七年の四月までに五百万円で処理をしたということは聞いておりましたわけですが、今の金額を総計しますと八百九十万円ばかりになりますが、その金額のことは聞いていなかつたように伺います。
○池田会計検査院説明員 国有財産の管理処分の件は、売払い等の問題で、値段が安過ぎたというふうな問題、それから管理そのものが悪いという問題、それからやはり管理の一端ではございますが、貸付料等の徴収が遅れておる。それから売払いのことにつきましては、売払いの価格が安いばかりでなく、代金の取立て方が遅れておるというふうな問題が主として批難事項となつておるわけでございます。総体に国有財産の売払い等につきましては
○説明員(池田修藏君) 国全体の経費として食糧費が幾らになつておるかは実は今集計はしておりませんが、ここで私どもの言う食糧費というものはそんなに恐らくないだろうと思います。十四、五億、十五億を超えないものと想像するのですが、十四億くらいなものではないかと思つております、ここで言う食糧費は。
○説明員(池田修藏君) 只今の問題はあとでいずれ国税庁関係の架空経理のほうが金額が大きいのでございますから、そのときに問題になると思いますが、この食糧費、交際費が今の金で足らんか足りるかということは、これは非常にむずかしい問題でございまして、それは各部局によりましても多少違いますが、国の総体の金額として、国と言いますか、例えば国税庁なら国税庁だけの金額として、今交際費、食糧費と合せて六千万円くらい計上
○説明員(池田修藏君) 只今の専門員の御説明に特に附加えることも殆んどございませんが、一応御参考までに申上げますと、この百二十九号の財務局の架空経理でございますが、これは昨年も国税庁関係で相当ございましたが、この財務局関係では今年新たに出たわけでございますが、これは一般の架空経理と大体同じものでございますが、ただ幸いにしてこれが接待費というものに使われてはおりますが、これは進駐軍関係の接収財産の取扱等
○説明員(池田修藏君) 只今森専門員から御説明がございましたことでおおむね尽きておりますので、殆んど付け加えることはございませんと思いますが、この規則の複雑困難なということは、これは一つまあ程度の問題でもございます。初め習熟しない間は非常に複雑困難に考えられることでもだんだん慣れて参りますと、そういうものが非常に簡単に思われるということは、これは一般の規則その他の共通な事情でございまして、二十五年度
○池田会計検査院説明員 ただいま大矢委員からの御質問の起訴の内容でございますが、それを申し上げる前に、検査院の二人の事務官が、本件の事件に関連して金銭を収受したという容疑をもちまして、先般起訴になりましたことは、検査院の威信を傷つけることでありますし、また私どもとして監督が十分行き届かなかつたという意味におきまして、まことに遺憾にたえない次第でございます。深く反省いたしますとともな、将来ますます監督
○説明員(池田修藏君) 昭和二十六年度国有財産検査報告につきましてその概要を説明いたします。 昭和二十六年度国有財産増減及び現在額総計算書並びに無償貸付状況総計算書は、昭和二十七年十月三十日本院においてこれを受領し、その検査を了して同年十二月二十六日内閣に回付しました。 国有財産の昭和二十五年度末における現在額は二千七百十六億四千五百余、万円でありましたが、昭和二十六年度中の増加しましたものが千二百三十六億三千余万円
○説明員(池田修藏君) この点も一応考えておるのでありますが、その当時地代家賃統制令による統制価格を適用してございまして、ただその地価そのものの評価はあすこの何級ですか、正確なところは覚えておりませんが、或る級を認定しまして、その級によるマル公、公定価格によつて貸付けてあるのでありまして、その評定そのものが妥当かどうかは一応研究いたしましたが、その点は先ず先ずそう批難するには当らんじやないかということを
○説明員(池田修藏君) お答えいたします。国の立場からいいますと、寄附金を受けることがいいか悪いかということは単独には考え得ないのでありまして、そもそもこういう公園として国が都に貸付けている財産を公園以外の目的といいますか、用途に、ああいうふうな業態に貸付けておることそのことがすでに好ましくない状態でありまして、従つてそれが検査報告に処置が当を得ていないということで批難しておりますが、一体としてそういう
○説明員(池田修藏君) 本件は直接国が取つた金じやございませんし、都が取つた、寄附を受けた金でございますから、会計検査院として直接の関係は差当りはないわけでございます。そこで都がそういう金を取ることがいいか悪いかということは、一応これは直接……。
○説明員(池田修藏君) 只今専門員からも御説明がありましたように、例えば百四十九号について申しますれば、大蔵当局の説明にもございますように、必らずしも検査院の言うことは承服できないというような御意見でございますが、それに関しまして、検査院としての立場を、考え方を一応申上げておきますと、成るほどマル公というものは事前には発表されないものでありまして、マル公が発表になるまでは実際上はマル公がわからない。
○説明員(池田修藏君) 只今議題になつておりまする経済調査局の架空払いでございますが、ほかの省における架空払いと大体の態様は大同小異でございまして、特に申上げることもないかと思いますが、只今政府当局のほうからも御説明がありましたように、特にこの中でひどいのは東京、鹿児島と思われるのでありますが、鹿児島は現に業務上の横領で起訴になりまして、一応地方裁判所の判決はございましたが、本人不服として控訴中でございまして
○説明員(池田修藏君) 只今議題に上りました十五号の案件でございますが、これは二十五年度に初めて地方財政平衡交付金の制度が設けられまして、最初の交付金を各地方団体に交付したものにつきまして、各府県の平衡交付金をもらうべき基準となる金額が一定の方式によつて算出されたのでありますが、その算出の方式、それから計算の仕方等におきまして相当複雑な事情がありましたが、算出が誤つておりましたために交付金を増さなければならんもの
○説明員(池田修藏君) 只今私が申上げましたのは、これは実際に支払つております。国の支出として出すときには正規の領収書は小切手を受取るわけですね国から出しますときには……。その小切手は正規の、例えば甲なら甲という人に払つたことにして、実際甲という人が受取つておるものもありますし、それから裏書を別人にしたのもあるし、ほかの人の名前で領収書を出しているものも、種類はいろいろあります。
○説明員(池田修藏君) 領収書は大体半分から六割くらいはございますが、あとは領収書のないものもございます。それから正規の領収書じやなくて、仮の領収書みたいなものがあるのもございます。それからそういうものも何もないものは、相手官庁の証明書で、こういうものに使いましたという証明書で、そう使つたということにしております。
○説明員(池田修藏君) 只今の第一につきまして、ここに只今議題に上りました架空経理の案件につきまして国税庁から御報告がございまして、事態の内容はよくおわかりと思いますが、特に只今御説明になりました事態そのものについては特に意見はございません、国税庁のおつしやる通りでありホす。ただそれに附加えて何か関連した意見があるかという意味と存じますが、それにつきましては、こういう架空経理をしなければならん原因がどこにあるか
○池田会計検査院説明員 法的にはそうした予告検査をしなければいけない、抜打ち検査をしてはならないという法律はございません。
○池田会計検査院説明員 まあ予告検査の意義はただいま申し上げたような次第でございます。
○池田会計検査院説明員 会計検査院において会計実地検査をいたしまする場合に、原則といたしまして実地検査を受ける相手方に対しまして、相当の余裕ある期間を置きまして、会計実地検査を施行いたしますのが、大体私どもが永年やつて参りました実情でございます。この関係につきまして、ただいま委員長からの御意見がありました通り、相当の余裕ある期間を置いて、会計実地検査を施行いたしますことは意味がないじやないかという御疑問