1974-05-17 第72回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第24号
○江間政府委員 先生がただいま御指摘になりました赤外線写真、そのほか、われわれのほうといたしましてはスペクトルの違ういろいろなものについての写真、そのほか白黒写真、いろいろな手法がございますが、それらのものにつきましての資料は今回のものには添付されておりませんでした。ただ、この際、申し上げておきますが、これらにつきましては……。
○江間政府委員 先生がただいま御指摘になりました赤外線写真、そのほか、われわれのほうといたしましてはスペクトルの違ういろいろなものについての写真、そのほか白黒写真、いろいろな手法がございますが、それらのものにつきましての資料は今回のものには添付されておりませんでした。ただ、この際、申し上げておきますが、これらにつきましては……。
○江間政府委員 この点につきましては、前々から御説明申し上げておるとおりでございますが、富士地域の自然を守る、自然を保全していくというために、前々から何らかの必要性を感じておったという客観的な事実があったわけでございます。たまたま富士地域の演習場問題、その他のいろいろなことが起きまして、確かに今回の法案をつくる契機となったということは事実であろうかと思います。しかしながら、この二つのことというのは、
○江間政府委員 われわれが当初に立案いたしましたときには、そのような考え方に基づいたわけでございますが、先生のような御指摘も考え方としては大いにあり得ると思いますので、今後の検討材料にいたしたいと思います。
○江間政府委員 先生が御指摘になりましたように、富士に関連する地域というものは非常に広いわけでございまして、場合によっては伊豆半島方面までという考え方もあり得るかと思います。そこら辺は、いろいろ検討したわけでございますが、われわれの考えでは、おおむね半径二十キロという範囲をとりますことによりまして、富士山に直接的な影響を及ぼす地域はほぼ確保し得るんではないか。なるほど伊豆半島方面まで広げるということも
○江間政府委員 ご承知のように、条約の義務といいますのは、場合によっては国内法よりも優先することになるわけでございますが、現在の段階におきましては、やはり主として国内法によっての規制を行なっていく、また条約と国内法との関連におきまして不十分な点がございましたならば、国内法を直していくということになろうかと思います。
○江間政府委員 先生がおっしゃいましたように、渡り鳥を保護するということは、目下のところ非常に重要なことでございますし、また最も渡り鳥が生息する場所というのは、開発の対象になりやすい場所でございまして、その意味で、われわれいろいろ考えているわけでございますが、その一環といたしまして、米国、ソ連、オーストラリアなどと条約を結んだ、その条約におきまして、ほぼ共通しております内容といたしましては、第一点といたしましては
○江間政府委員 多摩丘陵及び秋川の公園は都立の自然公園でございまして、東京都から事情を聞きましたところ、この工事は都条例による無届け行為ということになっておるようでございまして、これにつきましては、都が関係者を呼びまして厳重に注意をした、そして始末書をとった、危険防止及び敷地の緑化ということを指示したということでございます。 東電といたしましては、若干条例の認識の違いなどがあって、必ずしも悪意はなかったと
○江間政府委員 さようでございます。
○江間政府委員 一昨年の秋ごろから準備がなされたものでございます。
○江間政府委員 御承知のように千がたといいますのは、きわめて浅い海面、しかも真水と接しておる部分でございまして、開発の観点からしますと、きわめて経済効率のよろしいところかと思います。したがいまして、この数年間におきまして、有力な干がたが大なり小なり開発の対象に目されておるということは御指摘のとおりでございます。
○江間政府委員 御承知のように渡り鳥といいますのは、主として水の浅い干がたに生息するという鳥でございまして、わが国といたしましても極力干がたを保全していく、これが自然環境の保全の重要な行政の一環であるというふうに考えまして、その方向で行政を進めておる次第でございます。
○江間政府委員 渡り鳥といいますのは、地球上を大体におきまして南北に、季節に従って行ったり来たりする鳥でございますが、それぞれの国におきまして鳥を保護する必要があるわけでございますが、特に鳥の生息状況というものが、自然をどの程度保持しておるかというその標準に考えられるというふうな意味で、各国ともそういうことに最近非常に大きな関心を払っておる、そういうことが非常に大きな契機になったということと、それから
○江間政府委員 いろいろな考え方があろうかと存じます。一般的にわれわれの生活水準を上昇させるためには開発も必要でございますが、片一方で自然を保護しなければならないという要請もあるわけでございまして、そこら辺の調整は社会通念に従って考えなければならないと思います。一般論といたしましては、最近は自然保護についての要請が非常に高まっておりまして、われわれもその方針に従って対処しておるつもりでございます。
○江間政府委員 ただいま林野庁長官がお答えいたしましたとおり、われわれも現地の調査をしたかったのでございますが、まだ雪が積もっておるということで実情調査をできないような状態でございます。
○江間政府委員 塩那道路に関しましては、先生が先日予算委員会で御指摘になったような事情があるということはわれわれも承知しておるところでございます。その当時どういう経緯で許可がなされたかということにつきましては、われわれが調べましたところでは、通常の国立公園内における道路としての一般的ないろいろな条件は守ってもらうということで許可が下されたということ以外には状況が不明でございます。
○政府委員(江間時彦君) 先生がおっしゃいます道路につきましては、非公式の相談は受けたようでございます。おそらく、この道路は国立公園の特別地域の中を通ることになると思うわけでございますが、そうしました場合には、これを行なおうとしております主体から申請を出してもらいまして、そしてわれわれのほうで審議いたします。で、おそらく審議会にも相談しなければならないと思います。で、まあ過去の例に徴してみますと、最近
○政府委員(江間時彦君) 先生がいまおっしゃっております地域は、富士箱根伊豆国立公園の区域に接しておりまして、また、公園利用の幹線道路である国道百三十八号線の沿線にも当たります。国立公園として風致の維持をはかることが適当な地域だと考えております。この地域の取り扱いにつきましては、山梨県の側におきましても、今後適正な環境保全がはかられることを希望しておりまして、公園区域に編入されるように要望してきておりますので
○政府委員(江間時彦君) 渡り鳥といいますのは、どうもまだわれわれの目から見ますと多分に気まぐれのような要素もございまして、いままで干がたがなかったところに干がたのような条件ができて、そこにたまたま渡り鳥が居つくというような事実も例外的にはございます。しかしながら、先ほど先生がおっしゃいましたように、人工干がたをつくってみたところがさっぱり鳥が居つかないということも過去においてはあったわけでございます
○政府委員(江間時彦君) 渡り鳥の保護につきましてたいへん深い関心を持っていただきまして、その当事者として感謝申し上げる次第でございます。 先生が御指摘になりましたように、わが国、最近非常に大きな経済発展を遂げましたのでございますが、その過程におきまして、ややこの種の配慮に欠けたということがあったことも事実であろうかと、思います。干がたでございますが、干がたといいますのは、おそらく海辺に近く、そして
○江間政府委員 お尋ねの案件は、法的な権限という点からいいますと、われわれないわけでございましょうが、しかし事実上の問題といたしましては、そういう配慮もわれわれ社会通念として入れまして、事実上の指導をするということにいたしております。
○江間政府委員 本件につきましては、採石法によります申請書は四十八年九月二十五日に出ておるようでございますが、自然公園法に基づきます申請書は四十九年の一月八日に受理されたばかりでございまして、まだ十分な検討がなされてない、まあ具体的には書面の不備その他でまだ書類が整理されてないという段階だろうと思うわけでございます。 この地域は国定公園の地域でございますので、この種の案件は県知事限りでも一般論としては
○江間政府委員 採石という事業は、建設業その他にとっては必要な事業ではございますが、自然景観を阻害する、あるいは自然を破壊するという点では望ましくない行為でございますので、できるだけ消極的な方針で臨んでまいりたいというのが方針でございます。
○江間政府委員 おっしゃるとおりでございます。
○江間政府委員 演習場でございましても、この法案との関連におきましては、この法案に規定されました規制がかかるということになります。
○江間政府委員 入ります。
○江間政府委員 ございます。
○江間政府委員 この問題はどの程度審議されるかは、基本的には審議会御自身の問題ではございますが、おそらくしばらく中断しておりましたのは、他の案件がかなりたくさんあったからというようなことでございますので、そのうちにやはりこれについての審議は継続して行なわれるだろう。ただ、問題の性質が非常にむずかしいものでございますので、かなり回数を重ねないと、審議会におきましても最終的な御意向が出ないのではないかというふうに
○江間政府委員 お答えいたします。 四十八年の七月二十四日に行なわれましたときには、いろいろな道路問題の一般案件の説明がございまして、そのときに、次回長野県からビーナスラインの説明を聞くということが了承されまして、四十八年の九月二十一日に長野県からビーナスラインの概要についての説明がございまして、若干の質疑応答が重ねられたというところでございます。
○江間政府委員 お答えいたします。 先生がお尋ねになります案件につきましては、四十八年の六月にほんの少し審議がなされておりますけれども、実質的には四十八年の七月と九月に自然環境保全審議会の自然公園部会で、諮問に対する審議としてではなしに、事実上の審議として二回ほどの審議が行なわれております。ただ、その後諸種の案件が出てまいりました関係もありまして、審議会におきます審議は現在中断いたしております。
○江間政府委員 非常にお答えがむずかしいわけでございますが、少なくとも現在の段階におきましては、四十九年度の予算で十分なことをしてまいりたい、将来の問題としてはさらにこれをふやす方向で考えてまいりたい、そういうふうに思います。
○江間政府委員 先生御指摘になりましたように、現在の時点では鳥獣保護関係の予算は必ずしも多いと言えません。四十九年度におきましては、先生がおっしゃいました一億三千四百万に対応する総額といたしまして一億四千五再六十一万五千円というものを計上いたしました。そのおもなるものは国設鳥獣保護区の増設であるとか、あるいは鳥類の観測ステーションの拡充整備であるとか、あるいは野鳥の森の設置であるとか、絶滅のおそれのある
○江間政府委員 お答えいたします。 ただいま政務次官がお答えになりましたように、渡り鳥といいますのは、単に日本だけではなしに、諸国間を行ったり来たりする鳥であります。それから渡り鳥の持っている性格を考えますと、こういうものの存在が最もよく自然をあらわす指標にもなる。さらに現在見直されております非常に経済的な価値もさることながら、非貨幣的な価値を再認識するというような世界的な風潮もございます。そういうふうな
○江間政府委員 おっしゃるとおりのことが非常にわれわれも懸念されるわけでございまして、この法律の適正な施行ということもございますし、また別途の行政措置としていろいろな形で過剰利用を抑制するということも考えていかざるを得ないと思っておるわけであります。
○江間政府委員 われわれの手元に持っております資料によりますと、富士地域にかかる国立公園の利用者数、これは富士登山をはじめ富士五湖などを中心に昭和四十七年の数字でございますが、静岡県側で七百十万人、山梨県側で一千六十万人、計一千七百七十万人となっております。また、将来の見込みに関しましては、現在の趨勢から見まして、かなりな伸びが予想されるというところでございます。
○江間政府委員 お答えいたします。 この法律におきまして「富士地域」と申しますのは、富士山及びその周辺地域のうち、その自然環境の保護と自然環境にふさわしい利用環境の確保、さらにこれらに必要な施設の整備を、富士山を中心として一体的かつ計画的に推進する必要があるという地域でございます。今後地域の実情などを十分調査した上で、政令で具体的に指定する考えでございます。現在のところ、おおむね富士山とその周辺地域
○江間政府委員 お答えいたします。 まず、先生が最後におっしゃいました自然環境保全地域の指定の進捗はどうなっているかということからお答えいたします。 原生自然環境保全地域及び自然環境保全地域の指定につきましては、昨年十月に閣議決定をいたしました自然環境保全基本方針、これが指定をします前の前提として必要だったわけでございまして、それをつくりました。また、われわれ実務上の必要から、自然環境保全調査というものを
○政府委員(江間時彦君) 先生がおっしゃいました六カ所といいますのは、大沼、松川、鬼首、八丁原、大岳、滝ノ上の六カ所でございます。
○政府委員(江間時彦君) 先生がおっしゃいました件は、おそらく昭和四十七年三月十四日に環境庁自然保護局長と通産省公益事業局長の間に取りかわされた了解事項のことだと思います。その了解事項の中では、当面地熱発電の開発をする場所としては六カ所だけに限定するという内容になっております。その後、いろいろな報道がなされておりますけれども、正式な形で通産省のほうからこの覚え書きを改定したいという申し出は、現在のところ
○政府委員(江間時彦君) 先生がおっしゃいました地域は現在国定公園になっておりまして、国定公園の地域の中にあのような施設をつくるということになりますと、自然公園として存立し得ないという状態になると思われます。したがいまして、おそらくもしそういうことをするとすれば解除しなければならないという問題になるかと思います。現在われわれのほうが明確な方針としてとっておりますことは、開発のための自然公園の解除をしないということをきわめて
○江間政府委員 お答えいたします。 エネルギー問題との関連で、地熱発電につきましては、これがクリーンエネルギーであるというふうにいわれておりまして、非常に時代の脚光を浴びておるわけです。また、実際にこの地熱発電というのは多目的な利用が可能であって、地域開発にも資するところが多いといわれておるわけです。 ただ、われわれの立場から見ますと、やはり地熱発電といえども、公害あるいは自然破壊がかなりあるわけでございまして
○江間政府委員 御承知のように上高地は非常に高いところにございまして、常時温度が低いわけでございます。したがいまして、屎尿のたぐいの浄化が自然にできない、またそういう大人数が排出しましたものが回り回って川に流れ込むというのが主たる原因であろうかと思っております。
○江間政府委員 われわれのところには、地元の保健所が調べてくれました水質の調査がまいっておりますが、これによりますと、先生の御指摘どおり大腸菌が非常に多いということは、われわれのほうにもわかっております。
○江間政府委員 お答えいたします。 レジャー時代を迎えまして、国立公園の利用もたいへんふえております。したがいまして、われわれ、実情といたしましては国立公園の過剰利用に悩まされておる、この対策をどうすべきかということを、いろいろ検討しておる段階でございます。
○江間説明員 お答えいたします。 まず大量死の発生状況でございますが、大体この二カ月間に北海道ではコシジロウミツバメ五十羽くらいだと聞いております。それから茨城、千葉、東京、新潟、愛知の五都県でカモ類が三十ないし百五十羽くらい死んでいるのが見られた。さらに、五月末から六月初めにかけまして静岡、三重、宮崎、鹿児島の四県におきましてミズナギドリが相当数まとまって死んでいるのが発見された。なお、このほか
○江間説明員 大体いま申し上げました渡り鳥というのは、野鳥の範囲に入るわけでございまして、条約の中に含まれておると思います。
○江間説明員 お答えいたします。 いま先生がおっしゃいました条約は大体四点ほどございまして、第一点は、渡り鳥の捕獲などを規制して保護をはかるということが第一点でございます。第二点は、絶滅のおそれのある鳥類を保護するために輸出入を規制するというのが第二点でございます。それから第三点は、渡り鳥及び絶滅のおそれのある鳥類の保護をはかるため、鳥獣保護区を設けるなど生息環境の保全につとめることというのが第三点