1986-03-20 第104回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
○公述人(江見康一君) ただいまの御質問は、社会保障特別会計というものの具体的な姿というものについての御質問だろうと思います。 これにつきましては、そういうような名称が出てきたばかりでございますし、なお厚生省当局でもあるいは大蔵省当局でも今後その問題についていろいろ議論をなさるかと思うわけでございますが、先ほど申し上げましたように、社会保障の給付が、あるいは福祉が安定的に確保できるようにするということが
○公述人(江見康一君) ただいまの御質問は、社会保障特別会計というものの具体的な姿というものについての御質問だろうと思います。 これにつきましては、そういうような名称が出てきたばかりでございますし、なお厚生省当局でもあるいは大蔵省当局でも今後その問題についていろいろ議論をなさるかと思うわけでございますが、先ほど申し上げましたように、社会保障の給付が、あるいは福祉が安定的に確保できるようにするということが
○公述人(江見康一君) 先ほども申し上げましたように、やりくり算段と申しますか、つじつま合わせというものの予算は昭和六十一年度の予算編成で限界に来たのではなかろうか。ですから、今までのようなやり方でこの六十二年度の予算はなかなか困難である。例えば借金で厚生年金から借りるとか政管健保から借りるとか、そういったようなことがいつまでも続けられるというわけのものではないわけです。 そこで、前増岡厚生大臣が
○公述人(江見康一君) ただいま御紹介いただきました江見でございます。 私は、福祉予算ないしは社会保障予算の考え方ということにつきまして意見を述べたいと思います。 ここ数年来、財政再建・行革路線というものが一方にございまして、他方、高齢化社会の進行に伴う財政需要の増大テンポ、こういうのがあるわけでございます。この両者をいかにうまく調和してその福祉需要を充足するか、これが基本的な命題になっていると
○公述人(江見康一君) 今までは、やはり日本人には権利意識というものが弱かったと思うんですね、伝統的に。例えば社会保障などにつきましても、戦前の社会保障というのは恩恵としての社会保障、上から与えられる、仁恵として施される社会保障であるという考え方でずっと来たわけです。戦後新憲法ができて、社会保障制度審議会ができ、社会保障制度の理念というものができましてから、権利としての社会保障という方向に行ったと思
○公述人(江見康一君) 今の御質問、諸外国の医療制度について詳しいのではないかという私への期待の御発言であったと思いますけれども、私、余り諸外国のことはよく存じませんで、ただいま小西公述人の方からおっしゃいましたあの二例などは、一般的な意味で、そういうものがあって、日本よりもそういう点では人権意識が強い。フランスなどは、いわゆるフランス革命以来、人権問題については非常に過敏な国でございますので、そういうような
○公述人(江見康一君) ただいま御紹介いただきました江見でございます。 健康保険法改正案に対しまして、私は基本的に賛成の立場から意見を申し上げたいと思います。 この案が最初出ましたときには、私は必ずしも賛成というわけではなかったわけでございます。そのことにつきましては、いろいろ社会保障関係の雑誌などに意見を述べてまいりました。幾つかの不満あるいは疑問の点などがございました。しかし、衆議院の審議あるいは