1969-07-02 第61回国会 衆議院 農林水産委員会 第44号
○永井委員 私の統計は、これはメーカーのほうからとった資料です。最近持ってきたので、これは間違いないと思う。メーカーのほうから持ってきたのですからね。しかも、現時点というんでなくて、七一年という合理化完成年次のなんですが、どうですか。そういう小さな数字の問題は別として、大体のなには。私はこれはメーカー側からとった資料ですから、間違いないと思うのです。
○永井委員 私の統計は、これはメーカーのほうからとった資料です。最近持ってきたので、これは間違いないと思う。メーカーのほうから持ってきたのですからね。しかも、現時点というんでなくて、七一年という合理化完成年次のなんですが、どうですか。そういう小さな数字の問題は別として、大体のなには。私はこれはメーカー側からとった資料ですから、間違いないと思うのです。
○永井委員 いまのところは、政府みずからがコストを示して価格をきめるのでない、全購連とメーカーとが話し合いできめていく、そこに政府も入ってできるだけ公正なと、こういう非常に幅のある、ゆるやかな取り運びになっておるわけでありますから、その面においてできるだけ需要者の側に立って、そしてこれは独禁法をはずしたわけですから、行政指導でやる以上は、行政指導による不利益が農民にかぶらないようにするという、こういう
○永井委員 ただいま湊委員の質問に対しまして、化学工業局長から肥料の生産コストは正確につかんでおる、こういう発言でありました。その点について質問したいと思います。 かつての肥料は有権的にコストを検査できる、こういう法律のたてまえでありましたときにも、コストは正確につかめなかったのであります。また、最近においては肥料メーカーが、もう硫安だけの原価査定は困難である、またバルクライン方式もむずかしい、こういうことを
○永井委員 大臣の答弁なり林野庁長官の答弁の限りにおいてわれわれが了承するならば、それだけのことならば従来と同じことで、従来もそういうことをずっと進めてきたのでしょう。農用地についてはこう、林用地についてはこう、公益についてはこう、そういうことをずっとやってきた。さらには土地利用の問題だけではなくて、これは太っ腹に、自治体の合併その他について、市町村財政というものの助けとして、合併の引き出ものにこれをやるというふうに
○永井委員 国有林野が、企業の面から見て十全の運営になっていないということは、ある一面から見て私は妥当であろうと思うのです。それは単に企業的運営だけではなくて、公益性を持った運営でなければならないわけでありますから、むしろ本来的な国有林野の運営は、公益性に重点を置いて、そうして企業性は従になってもよろしいのではないか、それほどのウエートをもって運営しなければならない、こういうふうに考えておるわれわれの
○永井委員 国有林野の活用に関する問題については、非常に政府も与党も異常と思われるほど執心のようであります。この法案通過の上は、一体どのような実効を期待しているのか、また、期待される内容を持っておるのか、この点についてひとつ明確にしていただきたい。目的とか何か法律の中に書いてあることはもう承知の上でありますが、どのような実効が期待されるか。
○永井委員 そういたしますと、政府のいう総合農政という中身は、ただいま大臣の答弁のありました米作の需給の均衡をはかるということを中心として起こっていく一つの波紋、それの転換、これが総合農政の中身である、こういうふうに理解してよろしいわけですか。
○永井委員 そういたしますと、農業基本法が失敗したか失敗しないかということについては、これは証明が必要であります。失敗したという証明が必要でありますが、ここでは時間がかかりますから省略をいたします。 それはさておきまして、日本農政の転換ということは、米の需給のアンバランスから、これを需給面から是正をしていく、そういうことを中心として他の作目に波及していく、こういう視点から日本の農政を転換しよう、いわゆる
○永井委員 いま農政の転換期だといわれておるのでありますが、この転換という意味は、大臣はどのように理解し、どのようなかまえを持っておられるのかを総括的に伺いたいと思うのであります。 いま世界が激動しておるから、その激動期の中の日本の農政としてのつかまえ方なのか、あるいは国内における水稲の生産が需要を上回って供給過剰になった、そういう意味でこれの転換を必要とする、こういうところに重点を置いた見方に立
○永井委員 あたたかい気持ちで迎えるということについては、たいへんけっこうだと思います。あたたかいにもピンからキリまであるので、その具体的な内容をこれからお聞きしなければいけないのです。 まず、米をつくっておりますと、とれた年は、四ヘクタールつくっておれば、反収七万円としても四、七、二十八、三百万円の粗収入はあるわけです。かりにこの収穫が半分であったということで共済金を受けるにいたしましても、大体百五
○永井委員 私が大臣にお尋ねしたのは、もちろん家族構成がどうであるとか、経済的な条件がどうであるとか、地質がどうであるとか、農業経営についてはいろいろの必要条件がありましょう。そういう条件を並べて、そうしてどうですかと聞くのではなくして、一般論として聞くのですから、だからそんなにこまかいことまで聞こうとしているのではない。だから、転換しようとするその選択権は農家にあるのでしょう。農家にあるが、米はだめだというなら
○永井委員 長谷川農林大臣に伺いたいと思います。 政府は、いま農政の転換をやろうとしておるわけであります。この転換については、それぞれの実態があり、また考えがあろうと思いますが、それの実行にあたりましては、政府の側の事情によってだけ、あるいは財政的な、あるいは需給的なそういうことだけで、農民の犠牲においてこれをやろうとするのか。 〔委員長退席、安倍委員長代理着席〕 あるいは、このことによって農民
○永井委員 大型景気が長く続くであろうということには、いま大臣の言われたように根拠があると思うのであります。自由主義圏の中でGNPは第二位、それから政府の経済社会発展計画では、四十六年度に八兆九億円ぐらいの投資計画であったものが、もう二年目で民間設備投資が九兆円に達するというような数字を示して、ずいぶん早目に早目に来ておるというような点は、確かに根拠のある腹にこたえる一つの発展だと思いますが、お話のように
○永井委員 私は池田内閣が、民族の活力、エネルギーがどこに潜在しているか、そういうものを引き出して、そうして爆発させていったということに対しては一つの烱眼であったと思う。しかし経済の高度成長にこだわるあまり、そこから出てくる一つのひずみなり階層分化なりあるいはいろいろな格差というものにあまり気を配らないで、弱い者は踏みつけて強い者はどんどん伸びるのだ、こういう一つのやり方をやったことが今日いろいろなひずみになってまだ
○永井委員 大臣にお尋ねをいたします。 ことしは、景気は非常に好調であります。来年もさらに続くであろう、息の長い景気が続くであろう、こういわれております。こういう大型景気の好調のかじとりとして、私は通産大臣としては、大平さんはまさに適格者である、こういうふうに思うのであります。それは一つは、今日の高度成長に火をつけたのは池田内閣、その池田内閣の中の大きな柱として私は大平さんはそのプランなりあるいは
○永井委員 先般の視察に当たりました調査内容について、御報告を申し上げます。 神戸市有馬地区の火事による被害状況及び災害防止のための気象観測業務の実態並びにビニールハウス等の施設園芸についての災害対策上の諸問題調査のため、十一月八日議長の承認を得て、同月十七日から二十二日までの六日間、兵庫県、香川県、高知県、徳島県及び和歌山県に派遣されました派遣委員を代表して、調査の概要を御報告申し上げます。
○永井委員 そうすると通産大臣の考え方は、ニクソンはまだ政権についていないんだ、そうしてニクソンの政策を検討するのは数カ月後だ、来年の四、五月ごろにならなければこれはわからないんだ。そうしていまのガットの総会なりいろいろな国際的な動きというものはこれとは無関係で、ニクソンの政権ができて、ニクソンがどのような経済政策をやるか、あるいは貿易政策を持ってくるかというようなことを、わからないながらも現在の時点
○永井委員 いまの時点で、何をニクソン政権はやろうとするかということについては早過ぎる、数カ月後だ、その的確性というか、内容について一分一厘違わないような分析、観測をしろ、こういうのではなくて、いまの時点で知り得るいろいろな情報を集めておられるだろうが、その情報はどうなのか、その情報に基づいてどう科学的な基礎によってこれを分析して判断されるのか、そういう判断をいま聞いておるわけです。大臣は、数カ月しなければわからないのだ
○永井委員 通産大臣にお尋ねをいたしたいと思います。 アメリカで政権の交代が行なわれました。この交代の時点は、国際的には激動しております。アメリカの国内はいろいろな分裂が起こっております。非常に重要な時期における政権交代でありますから、普通の場合とは違うと考えます。単にジョンソンからニクソンへ、民主党から共和党へという、こういう政権の移り変わりだけではなくて、激動する国際情勢に対してどう対処するのか
○永井委員 そうしますと、この法案では不十分であるから次の立法措置も考えておる、こういうふうに理解してよろしいわけですか。もし立法措置を考えているとすれば、その内容はどういう性質のものであるか伺います。
○永井委員 それはわかるんですが、いま提出している法案で十分にしてかつ完全である、こういうふうにお考えなのか。これでは当面の交通災害なり、あるいは採取場におけるところの災害なり、そういうものを防止するという応急の措置であって、砂利企業を安定し発展させ、骨材の重要な需要にこたえていく供給面としての整備はさらにどの点が必要である、どういうふうにしなければいけない、こういうふうな考えがあるのかどうかということを
○永井委員 大臣にお尋ねをいたします。 砂利ということばから受けるわれわれの印象は、経済的には非常に原始的なものだ、あるいは社会的には汚職という暗い印象を受けるわけであります。そういうような一般的な印象から見ましても、砂利というものが従来は非常に粗末に扱われておる。最近になってようやく砂利の重要性が問題になってきておるのでありますが、しかし砂利の持つ重要性に比較いたしましては、その位置づけが、全体
○永井委員 日本の重化学工業は戦後特に重点を置いて計数的な振興計画を進めてこられたと思うのです。そういうような点においていまの日本の重化学工業は国際的に見ても非常に高い地位にのし上がっておると思うのであります。その半面農業なり中小企業なり、そうしたところが非常なおくれをとりまして、破行的な経済の条件にいまあると思うのです。またそうした中で流通分野が非常なおくれをとっておると思うのでありますが、やはり
○永井委員 ただいま議題になっている法案についてお尋ねをいたしたいと存じます。 大臣にお尋ねをいたしますが、いま日本の経済活動の領域の中で流通の分野はどのような位置づけにあるのか、そうしてその流通分野の中における割賦販売の位置づけはどのように把握されておられるのか、それらの点について伺いたいと存じます。
○永井委員 開会はいいんですが、大臣への質問があるのです。大臣への質問を筆頭にして、それから質問したい。政府委員のほう、そろえていただきたい。
○永井委員 これは岩岡参考人にお答えいただいたらどうかと思いますが、今後国際競争が非常に激しくなってくると思うのです。その一つの例でミシンでありますが、かつてイギリスの市場がシンガーミシンの進出ですっかり荒らされてしまった。また、東南アジアその他の後進地域に進出するにあたっては、そこに入り込んでおる既存のミシンをシンガーと取りかえる、新品と取りかえる、その取りかえには、さらに千円なり二千円の金を添えてそうして
○永井委員 割賦販売における先進国であるそれぞれの国が、その方式としてメーカーとディーラーとの区分、そういうところは明確にできていく、また、その裏づけとしての消費者金融が確立されていく、そういうような方向が割賦販売における近代化の方式ではないかというように私は思うのです。そういう角度からいたしますと、今度の改正はそういう近代化を指向する性格を持っていない。ただ、当面の場当たりの前払い、頭金、こういう
○永井委員 割賦販売の問題は、要するに商品の流れの問題であり、消費金融の流れの問題、二つに分けることができる、こう思います。そうして割賦販売という一つの方式が、これは国際的に広がっておる問題、また伸びておる問題でありますから、これを否定するわけにはいかない。ただ日本の実情の中でこの割賦販売の今度の改正がどのような近代化の性格を持っておるのか、またその近代化をどのように促進する役割りを持っておるのか、
○永井委員 五十年後の長期展望に立っての予測というものはいま的確につかめない、それはそのとおりであろうと思う。また、いろいろな経済環境の変化によりまして、いろいろな計数のとり方にいたしましても違いが出てくる。違いが出てくるが、計画としては現在予測もし得る条件に立ってこれを予測していく。それが変わってきた場合にはその変化に直ちに対応していける体制というものがなければならないわけでありますが、計数の違いは
○永井委員 四十一年の四月に決定いたしました森林資源に関する基本計画、需給に関する長期の見通し、こういうものは承知しております。また、造林は六十年度までに、林道は六十五年度まで、これこれの目標に達したいという、こういう目標も承知しております。しかし、いま長官が触れられたように、造林一つとりましても、実際は三十六年をピークにいたしまして下がっておる、それは民有林のほうが下がって国有林のほうはそう減ってない
○永井委員 日本の林業は非常な重要な時点に当面していると思うのであります。そこで、時間があまり与えられておりませんから、結論から先に申しますと、いま林野庁のやっている林業政策は縮小再生産の性格である。これはどんどん先細りになっていく。こういう方向ではなくて、拡大再生産の方向に転換をしなければならないのではないか。その拡大再生産の方向に転換するためにはいろいろな要因が必要でありますが、それらについてお
○永井委員 それでは銅について伺いますが、四十九年度までに四十三万トンという量の手当を確保する、そのために探鉱費として二百十七億、それから先ほどの答弁では八百六十八億に融資四百三十四億、非常にこまかい単位まで数字が刻まれているのですが、それには探鉱するところとしてどういうところがあるのか、そういうところがあって具体的にこの計画が立っているような数字の計算ですが、その内容をさらに明確にしていただきたい
○永井委員 具体的な事例として銅をあげられたのでありますが、金属鉱業について銅を主体にしてこの計画をただいまのところ進めていこうというのですが、そのほか金であるとかあるいはそのほかの金属をどういうふうに組み合わせて、どういうふうな年次計画なのか、おおよそでよろしいから示していただきたい。
○永井委員 地下資源の開発について、国内と海外とに手を伸ばして三段階の方式で開発をしていく、これらの問題を文章に書けばたいへんけっこうでありますけれども、具体的にどのような目標に焦点をしぼって、どのような手段で、どれだけの力でこれを進めていくかという具体的な内容について吟味しなければ、ただ抽象的に文章とことばで言っておる限りにおいては、これはどんなことでも言えるわけでありますから、われわれが、この目標
○永井委員 ソ連なんかのあのように広範な領域に対して、どこに何があるかは、企業として着手しなくても、大体資源調査は、ずっと大まかでありますができておるように私は思います。それから技術者にしても、たとえばハバロフスク大学なんかでは鉱山関係の技術者を年間何万人と養成されておる。ハバロフスクだけでも、そのほか各大学にいっても、こういう問題はこのくらいの学生がいる。学科数にしましても、地下資源関係あるいは製造関係
○永井委員 参考人の河上さん、それから労働組合側の鷲谷さんにお尋ねをしたいと思います。お尋ねしたいことはたくさんあるのですが、時間がありませんから一、二にしぼってお尋ねをしたいと思います。 一つは、探鉱に対する基本的政策についての立場、探鉱といってもいろいろあろうと思うのですが、基本的には、私は探鉱というのは経済ベースを離れたもので、国にどのくらいの資源があるかという基本調査は国みずからがやらなければならない
○永井委員 最後に、これは単に魚の技術的な処理の問題だけでなくて、流通的にはこれは革命的なもので、コールドチェーンが軌道に乗ってくれば、これは中央卸売市場を通らないでまっすぐ流れていくわけです。ですからまだ調べてない――技術的な調べは別として、皆さんの存立の基礎を危うくするかどうかという問題です。中間の段階を減らしていく、そういうことで費用の上昇はその面でマイナスしてくるから、安く消費者に届けられるのだ
○永井委員 時間がありませんから、一つの問題についてだけ……。コールドチェーンについてお尋ねをしたいと思います。お答えをいただきたい人は土屋さん、池内さん、それから筒井さんにお願いいたしたいと思います。 コールドチェーンについては、それぞれの立場において賛否両論、いろいろ分かれておると思うのであります。それからいろいろ実行していく過程で問題も相当に多いと思うのですが、第一は、コールドチェーンを軌道
○永井委員 この法案プロパーの内容については時間がありませんから省略いたしますが、その中における重要な部位を占めておると考えられる麦の問題についてお尋ねをいたしたいと存じます。 北海道の斜網地区、この地区はイモ、ビートが大体作付の半分以上恒常的に入っている地帯だと思います。その地帯に麦を奨励し、カントリーエレベーターやその他のいろいろな機械化を進めまして、いまそれが盛り上げられておる過程にあるわけでありますが
○永井委員 畑作振興の総合的な施策というものが、いま固まっているのですか、あるいはこれから固めていこうとしておるのですか、あるいは安定した経営というけれども、低い安定もあるし高い安定もあるので、その安定の位置づけはどういうところに置くのか、水稲や何かと肩を並べるのか、あるいは畑作のところは運命的に低いんだから低いなりに安定させよう、こういう考えなのか、その点はいかがですか。
○永井委員 最初に、いま議題になっていますこの法案について伺います。 北海道のマル寒資金は、自然条件、経済条件の悪いところで、おくれている畑作の関係を盛り上げていこう、こういう趣旨だと思います。さらに今回、南九州が地域として加えられ、内容として乳牛や肉牛が加えられたと思うのです。そうしますと、この法案の背景になっている問題としては、この地域の畑作振興という総合的な青写真があって、その青写真の中で血
○永井分科員 第二期計画の後半に入るわけであります。またそういう進行を通して、第三次計画への準備に入るわけであります。その土台となるのが、現在まで進めてきた開発計画の実績であろうと思うのです。そこで、第二期計画半ばを過ぎたいまの時点で、計画に対してどのような進捗状態であるか。これは、文書によりますと、予算面からだけ、四十何%達成したというような数字の示しはあるのですが、これは予算はそうであるかもしれませんが
○永井分科員 夢は大きいほど好ましいし、またはなやかであればあるほどよいわけですが、そこにはやはり現実の政治として、あるいは行政として、あるいは経済、文化として、きちっとした土台がなければならぬと思うのです。そこでお尋ねをいたしますが、北海道はことし開道百年であります。明治も百年であります。北海道の開発は明治とともに歩んだということが言えると思う。まだ第二期総合計画は進行過程でありますけれども、百年
○永井分科員 開発庁長官にお尋ねをいたしたいと思います。 北海道の二十年後のビジョンについて、開発庁、北海道庁、経済企画庁の地域部会あるいは建設省、そういうところからいろいろ発表があったわけでありますが、それぞれにいろいろ違います。もちろん、内容においては、現状そのままきびしくとったもの、あるいは七色のにじの夢を多く将来に嘱したもの、いろいろな計算基礎はあるでしょうし、あるいは計量モデルによるところの
○永井分科員 与えられた時間が三十分ですから、建設関係に倒産が多いということは、これはもう万々承知しているところです。そういう現象面を一つ一つ取り上げて、これはああだこうだというのではなくて、建設業が倒れるのはこうだ。繊維関係が倒れるのはこうだ。こう大きな分類で、この関係はこの累計に入る、これはこのカテゴリーだ、こういうふうな分析で、ひとつ要領よく短時間にお答えを願いたいと思ます。 とにかく建設業
○永井分科員 要するに大臣のお答えは、景気不景気にかかわらず倒産はふえてきている、これは構造的なものだ、こういうことに尽きると思うのですが、そうだとすれば倒産は必然的なものでこれは避けられない。そういう一つの過程を通らなければ、中小企業の近代化なり高度化なり構造改善は進められないんだ、構造改善を進められない不可避の条件だ、こういうふうに理解してよろしいわけですか。重ねて。
○永井分科員 私も引き続いて中小企業の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 けさのNHKのテレビに中小企業の倒産の問題が扱われております。けさの朝日新聞にも中小企業倒産の問題が扱われております。テレビ、ラジオ、新聞等は頻発して起こっておる中小企業の倒産問題を相当重視して取り扱っておるようでありますが、この倒産の実態をどのようにおつかみになっておるのか、これを大臣から伺いたいと思います。中小企業
○永井委員 これは見通しの問題ですから、いま議論してもなにですからあれしますが、貿易自由化といっても、現実には、それぞれの地域に個々的ないろいろな条件があって、必ずしも自由ではなかった。貿易障壁がそれぞれの地域にあることは、ヨーロッパのほうにはやはり対日差別があり、あるいはアメリカには反ダンピング・コードがあり、いろいろ障壁があるわけですが、ことにこういう新たな条件の中で、どういう障壁がそれぞれの地域
○永井委員 長期展望は無理といたしますならば、重ねてお伺いしたいのですが、一九六八年の国際収支の見通しは、こういう情勢の変化はまだこれから動いていくでしょうから、いまの時点で的確な見通しは立たないと私は思うのですが、少なくとも昨年の暮れに政府の立てた国際収支とは、もうすでに違ってきておるわけです。そこで見通しをお伺いしたいのですが、経常収支はいかがですか。それから貿易外収支、これはベトナムの特需が多
○永井委員 最初に、寺尾さん、足立さんにお尋ねをいたします。 課徴金の見通しですが、これはいろいろな運動もあるでしょう、あるいは各国の反応もあるでしょうけれども、見通しとしては、結局は実行されるのではないか、こう思うのですが、その点はいかがでありますか。 それから第二点は、先ほど、日本の輸入は原材料が六〇%だ、したがって報復措置は日本にとって損だ、だからその課徴金の補完は国内的な措置でやるべきだ
○永井小委員 原口さんにこれから答弁をいただくのに誤解かあっては困りますから申しますが、日本は、国土の資源調査のようなものはまだほとんど手がついておらないといってもいいくらいだと私は思います。こういうものは国が思い切って金を入れて資源調査をやるべきだ、金が必要になってきたからぱっと金に飛びつく、石油がとまるからというので石油に飛びつくというようなやり方ではなくて、恒常的にずっと資源調査をやるべきだ、
○永井小委員 時間も経過しておりますから、一問だけお尋ねをいたします。 資源の面からは渡辺先生、それから企業の技術開発の面から河上さん、それから経営の面から河上さんと原口さんにお答えを願いたいと思います。 私は、北海道の北見でありますから、住友さんの鴻之舞の地区であります。かつての繁栄した経営の状態、山の状態からいまのうらさびれた状況を現実に見ていますから、その足取りに対しては非常な関心を持っておるところであります
○永井小委員 簡単にお伺いしたいと思います。 第一は、原田さんに、貿易の国際競争が激化するだろうというお話でしたが、その激化の具体的な内容についてお伺いをいたしたいと思います。商品別あるいは国別、あるいはそれらの商品の競争相手などによっていろいろそれは違うだろうと思いますが、ケネディラウンドがすなおに発展していくような国際環境ではないと思う。輸入制限という問題、あるいは関税の逆な引き上げという問題