1948-05-01 第2回国会 衆議院 財政及び金融委員会 第22号
○櫻内義雄君 御説明申し上げたいと思います。この外國製中古自動車公定價格撤廃の請願は、外國製中古自動車は御承知のようにいずれも老朽車輛でありまして、その部分品、附属品等の入手は非常な困難を要するのであります。しかるがゆえにその大部分は新規製作に依存いたしまして、わが國現下の経済事情からいたしますと、非常な費用を要するのであります。昨年九月二十八日附で中古自動車公定價格というものが公布せられておりますが
○櫻内義雄君 御説明申し上げたいと思います。この外國製中古自動車公定價格撤廃の請願は、外國製中古自動車は御承知のようにいずれも老朽車輛でありまして、その部分品、附属品等の入手は非常な困難を要するのであります。しかるがゆえにその大部分は新規製作に依存いたしまして、わが國現下の経済事情からいたしますと、非常な費用を要するのであります。昨年九月二十八日附で中古自動車公定價格というものが公布せられておりますが
○櫻内委員 次に法案の第三條におるのであります。先ほど多田委員が少しく触れられたのでありますが、中小企業者は、行政廳の行為により不当にその事業を阻害されたときに中小企業廳にその事実を申し出ることができるということになつているのでありますが、この行政廳の行為により不当にその事業を阻害される場合というのをどういうふうに御想像されたのであるか。それからまたそれを中小企業廳に申出た場合について、何か具体的にお
○櫻内委員 なおその際に資材の配分についても政策協定には言及いたしまして、特段の措置を講ずるということになつたのであります。そこで私が考えますには、從來経済再建のために超重点産業、いわゆる傾斜生産方式というものをとつているのでありますが、この中小企業に対して資材の配分に特段の措置を講ずるということについては、この傾斜生産方式とはどういうお考えをおもちになるのか、ちよつとお聽きしたいと思います。
○櫻内委員 先ほど來の御説明で、資金資材を直接取扱わないということについては大体了承したのでありますが、芦田内閣ができた際の政策協定の中に、中小企業の積極的な助成をはかるため、中小企業專門の金融機関を設置するということがあるのでございますが、この点につきまして何か商工大臣はお考えがあられるのでしようか、この際にちよつとお聽きしたいと思います。
○櫻内委員 この際緊急に申し上げたいと思います。ちよつと大臣の出席を求めることについて、一言発言さしていただきたいと思います。この際大臣がお見えになつておりませんので、責任のある人の、特に安本長官あるいは商工大臣の出席を求めたいと思います。それは本委員会あるいは他の委員会において、採択した請願の取扱について、政府の責任ある答弁をまず煩わしたいと思うのであります。ひとつ他の委員のいろいろの発言のひまに
○櫻内委員 私より趣旨を御説明申し上げます。今囘商工省令によつて電力制限がいよいよ強化さられることとなりました。殊に電動機に對する電力量の急激な節減は、温泉業者を絶滅の悲運に立ち至らせる状態となります。現在温泉はコンプレッサーを運轉して揚湯して使用するのでありますが、湯河原町は源泉地と使用場所とが非常に遠いので、源泉から浴場まで温泉を送るのに三時間もかくる所があります。從來は一日少くとも十五時間位は
○櫻内委員 この際もう一つお聴きしたいのでありますが、從来ややともいたしますと、タバコが横流れするということを言われておりますが、横流れについてどういうような御調査ができておるか、また、これについて、このタバコ小賣店に対する制裁等があるのかという点をお聴きしたい。また、ただいま切符制の問題が出ましたが、いかに切符制になりましても、各小売店に対する配給量が一定でありますならば、Aの店に行つて買えなかつた
○櫻内委員 このタバコや塩の小賣店の問題でありますが、先般繊維製品あるいは塩干物、生鮮食料品等について消費者の選挙によつて小賣店を選出したことがございました。タバコや塩の小賣店につきましてもそういうことを耳にいたしておりますが、現在どういうことになつているのか。またこれに対する御見解を専売局長官にお尋ねいたした。
○櫻内委員 この七・五政令の最も大きな理由は、食糧事情の逼迫に伴つた政令であるということを聞いておるのであります。しかしてその後のいろいろな経過を眺めてまいりますうちに、本日ここに出ております陳情書のごとき業務酒共販による施設を設けるというようなこの考え方は、私はまことに建設的な意見であつて、國内の措置としては當然取上げてみなければならない問題であるというふうに考えるのであります。當時御承知のごとく
○櫻内委員 今説明員の方が言われましたように、七・五政令に伴うその間の微妙な空気は、われわれよく存じておりますが、ただ説明員の言われた点につきまして、私は大きな疑念をもつものであります。それはポツダム宣言受諾に伴う政令として料飲業に対する停止令が出た。これは説明員の言われるような微妙な関係ということを私はもちろん私は承認でできるのでありますが、しかしながらこの七・五政令に伴うところの國内に対する関係
○櫻内委員 ただいまの政府委員の御答弁にありましたけれども、新憲法下における國会は國権の最高機関ということになつておるのであります。立法府ではありますけれども、同時に國権の最高機関であります。その國会の一致した意見に対して慎重検討するとか、あるいは研究をするとか、すでに結論があつたからなお考慮しなければならんということは私は少しくおかしいと思うのであります。この際政府委員のとるべき道は、この國会の総意
○櫻内委員 最後は、商工次官がお見えになつておりますのでお尋ねしたい。ただいままでの中古衣類のマル公を引続き維持せられるというお立場にある政府委員の御説明には、納得がいかないのであります。この点につきまして、商工次官としての御見解をまず承りたいと思います。 それから次に戦後におきまするわが國の経済の状況を見ておりますと、商業部門に対して相當圧迫が激しいのではないか。これでは商業部門をして瀕死に陥らしめるのではないか
○櫻内委員 現内閣は正しい、明るい政治を主張しておるのでありますが、ただいままでの政府委員の御答弁でまいりますと、次のような点につきまして特にお伺いしたいのであります。それはこの請願の趣旨を御紹介になつた笹口委員の趣旨の内容にもあつたのでありますが、中古衣類の公定価格はそれではいかなる方法をもつて今までおきめになつたか、多種多様にして、おそらく實際には正しくマル公をきめることはできないのではないかと
○櫻内委員 私は三点當局にお尋ねしたいのでありますが、第一には國民がひとしく繊維製品の不足に困窮しておる際に、中古衣類の流通を円滑にせしむる必要があると認めるのであります。しかるにこの中古衣類の公定価格の存置されておるということは、流通を著しく不円滑にせしめるものでないか、こう考えておるのであります。先ほど御説明の中に、供給が不足しておるからマル公を撤廃することはできない、こう申されておるのでありますが
○櫻内委員 一、二點お尋ねしたいのでありますが、九州地區の電力危機につきまして、その需給を調べてみますに、いわゆる超重點産業に對する割當量というものは、大幅なものがあると存じているのでございます。この際全般的に——この重要産業に對する割當は、生産を興すために最も必要であることは言うまでもないのでありますが、しかしながらこの重要産業といえども、現在の電力危機に際しましては、もしでき得るならば、その部門内
○櫻内委員 次にお聽きしたいことは、先般關東地區あるいはその他の地區におきまして大きな水害をこうむつたのでありますが、この水害地の立直りのために、各生産業者は、税金を免じてもらうとか、そのほかいろいろなことをわれわれに考えてもらうよりも、むしろ電氣を十分に送つてもらつて、そうして生産を大いに起さしてもらいたいのだということを言つている向きがあるのであります。この水害地に對する電力の割當の上におきましてどういう
○櫻内委員 ただいまの御説明で大體了承したのでありますが、この際一、二お尋ねしたいことがあるのであります。生産業者のほんとうの氣持としては、この順位よりも、いかにして必要電力量を確保するかということにあると思います。昨今業者からのいろいろな話を聽きますと、現在お話のありましたような電力の割當制に判つて、一面わく外の電力量を商工省でおもちになつておるということでありますが、そのわく外の電力につきましては
○櫻内委員 委員長の今のお言葉でありますが、この内容は相當具體的なことが盛られておりますし、各委員會の委員のお方も、おそらくこれを詳細に檢討する場合においては、その考え方については大いに檢討しなければならない面があるというふうに、私は今一べつした間に思つたのであります。そこで質問を保留したい。こういう考え方では、私としてはどうも感心できない點を二、三認めておる。しかし單にここで拜見してすぐそれについて
○櫻内委員 委員長の今のお答えによりまして、この基準要旨が少くとも相當整理委員會の御意向も反映しておるように受取れるのであります。そこで私はもう少しこれを詳細に檢討いたしますが、私が今一暼した間におきましては、これはたいへん重要な點があるということを考えておりますので、笹山委員長に對する質問は私は保留しておきたいと思います。
○櫻内委員 すでに質問があつたかとも思うのでありますが、私遲れてまいりましたので、ちよつと重要なことなのでお尋ねしたいのであります。今ここに手もとに再編成の基準要旨というものが、渡されておるのでありますが、この基準要旨というものを一暼しておりまして、いろいろと疑問があるのであります。しかしながら今日はその一々についてお尋ねする餘裕もないと思いますので、この特殊會社整利委員會におきましては、ここに渡された
○櫻内委員 この委員会の全般的な空気といたしましては、私はこういうふうに考えるのであります。この百貨店法があることが私的独占禁止法の精神にもとるかどうかというと、むしろそれは逆ではないか、こういうふうに考えるのであります。そこで私の特に聴きたいことは、これは速記を止めて御返事をいただきたい。
○櫻内委員 そうしますと、この提案されております法律案の書き方は不十分でないかと思うが、そういう御見解はございませんですか。
○櫻内委員 ちよつと資料の上から御質問申し上げたいのでありますが、いただいております資料の中には「私的独占禁止法施行に伴い改廃する法律」という一覧表がございまして、そのうちの最後の方に自動車交通事業法、小運送業、これらが廃止ということにその表ではなつておるのであります。そこで本日御答弁願つた中には自動車交通事業法あるいは小運送業法は除外するようになつておりますが、その点この資料が間違いなんでしようか
○櫻内委員 限度を引上げた額とういものは、當年度内に全部御使用になるのでありますか。それとも本年度においては、多少年度が進行しているので、そこに含みがあるのでございましようか。その點をちよつとお伺いいたします。どの程度に御使用になりますか。
○櫻内委員 この特別會計法についての具體的な點を二點お尋ねしたいのです。それはこの法案が通りますと、借入金限度が五十億より百億圓に殖える。こういうことになりますと、貿易資金特別會計法の第二條に「借入金は、一年以内にこれを償還するものとする。」ということになつておりますが、この點についてはどういうふうになさるのであるかという點と、それから第八條の「政府は、毎年この會計の歳入歳出豫算を調製して、歳入歳出
○櫻内委員 私は民主黨を代表いたしまして、本決議案に贊成の意見を表するものであります。特に次の諸項につきまして要望いたし贊成いたしたいのであります。 最近の水害の實情に鑑みまして、治山治水對策と並行してダム式發電方式に御留意をお願いしたいこと。 次に冬季の渇水期を控えまして、水力發電所の現有設備修復に御努力願うことは、質疑中において了承したのでありますが、火力發電所に對する適性炭を極力ただいまより
○櫻内委員 そうしますと、この緊急制限というのは現在行われておる階段のほかに、もう一段階あるということになるのでございましようか。
○櫻内委員 先日商工省の電力局長から御囘答を承つたのでありますが、先般渇水に際しまして江戸川區の西小松川、あるいは葛飾區の下小松地區におきまして、發表以外に極度に電氣を制限されたという問題についてのお答えの中に、緊急制限というものはどういう趣旨のものであるか、もう少し詳細にわたつて承りたいと思うのであります。
○櫻内委員 經濟安定本部の動力局長お見えでございますので、ちよつと御所見を伺いたいと思うのでございます。それは本日の朝日新聞の社説に、電力不足の實情と對策というのがございます。この中に電熱器の使用を防ぐために、これに薪炭を餘計配給したい。それには薪炭が相當運輸事業に使われておるので、石油を確保したらどうかというような社説なのでありますが、石油に對するお見透し、また石油を含んだところの總合燃料對策につきまして
○櫻内委員 私がお尋ねしたいことは民生安定と電力行政との關連についてであります。先般來當委員會におきまして、配電状況につきまして種々御意見を申し上げ、かつ御當局の説明を承つておつたのでありますが、私の手もとにあります資料によりますと、これは東京都の葛飾區の一部でございましたけれども、たとえば當局の指示に基いて停電を行つておる。その發表の日が、週二囘、月曜、木曜というのに連日停電しておつたとか、あるいは
○櫻内委員 電力局長にお尋ねしたいのでありますが、宮崎縣におきまして縣營の電氣事業を遂行されておるように聞いておるのであります。これは宮崎縣の兒湯郡小丸川の縣營發電工事であります。先般來當委員會におきまして電源の開發につきまして種々論議されまして、非常に悲觀的な御答辯が多かつたのでありますけれども、宮崎縣が縣營でもつてかかる事業をされておるということを聞きまして、非常に私は意を強ういたしましたのでありましてかかる
○櫻内委員 ただいま局長の御囘答の中に冬季においては石炭を配給する豫定であるということを申されておりますけれども、どの程度に配給されるのでありましようか。大體一週間に何日ぐらい開業ができるものか、お見透しお伺いしたい。
○櫻内委員 二、三お尋ねしたいと思います。第一には公衆浴場の問題でありますけれども、公衆浴場の東京都におきます八割は電化浴場であります。これらに對する電力の配給計畫がどういうふうになつておるか。業者の話によりますと、十一月十六日から明年三月末日までは期間常時の取扱いをされるというようなことを聞いておるのでありますが、この浴場問題につきましては、もとより國民保健上との關係もございまして、愼重に考えなければならない
○櫻内委員 まず第一に経済安定本部の御意見を承りたいのは、経済緊急対策の第六の三番目に、「輸出産業の振興等、生産的な雇用機会の造出、広大に、画期的な努力を傾注する」この画期的な努力ということは、どういうことを意味するのであるか。 それから第七の四でございますが、「貿易の再開に備え、貿易関係者の創意にもとづいた活発な活動を伸長させるように、経済制度の全般を通じて必要な改善を行う。」この経済制度の全般
○櫻内委員 広く能力のある者ということは、無制限にいくのでしようか、それとも資本金の上で制限があるとか、あるいは生産設備に直結していなければならないとか、何かそこに一つの制限があるのでしようか。単に、たとえば某がその資格審査を申し出まして、これが大体今の広くその能力ある者という見解に基いて指定されるのかどうか、その点をちよつとお伺いしたい。
○櫻内委員 今の問題に関連してちよつとお尋ねしますが、ただいまの御答弁の中に触れられました輸出業務取扱業者の資格審査を公団でなさつておりますが、それの基準や何かはどういうふうになつているのか、第一次の七月十日の発表に、百三十三というものを指定しておりますけれども、今後においてはこの指定をどういうお考えでやつていかれるのか、この点について、もう少し詳しいことをお聴きしたいと思います。
○櫻内委員 休電日を設けることによりましても、電力の基本料金は引續き同じようにおとりになつておりますけれども、この點につきましては、何かお考えはないものでございましようか。
○櫻内委員 次にお聽きしたいことは、電力の配電状況は、休電日等を設けまして、相當計畫制をもつておられることは認めるのでありますけれども現状におきましては、たとえばただいま場所によりますと、隔日配電というのが、連日四日ぐらい續いて休電しておるという状況があるのであります。そこで私ども議員といたしましては、これをもつと間違いのない、計畫性をもつたものにしてもらいたいと考えておるのでありますけれども、この
○櫻内委員 私のお聽きしたいのは、先日非公式に配電會社の方から現在の配電状況を承つたのでありますけれども、やや局部的なお話でありましたので、全般的な目下の電力不足の状況、配電状況について局長から承りたいと思います。