○横錢委員 予防法を制定していくことについて、一応わかりましたが、しからば、予防とともに大事な問題は、現在すでに罹患している患者に対して、どういう治療を施していくかという問題が関連してきておるわけです。現在政府は、入院を要する患者に対して、これを押えている傾向がないかどうか。たとえば、入院を必要としているけれども、予算の関係上からして、医療券の発行をしないということ、あるいはまた退院を強制させるというようなことをやっていないか
横錢重吉
○横錢委員 今の御説明の中にも、予防法の適用によって、発生をできるだけ食いとめていくという考え方について述べられておるのでありますが、しからば、一体この結核の発生はどういうふうにして出てきておるか。その点では栄養の増加ということについても触れられておるけれども、実際の患者の発生ということについては、過労と粗食に大きな原因があるのではないか。従って、これらの問題についても触れるところがなければ、予防法
横錢重吉
○横錢委員 今結核予防法の一部改正の案が出まして、さらに結核の予防を広範囲に行なって結核の撲滅をはかりたい、こういうふうに考えておられる政府のお考え方に対しては、心から賛意を持つものでございますが、これらの点について若干御質問いたしたいと存じます。
まず、この予防法の制定の目的については、ただいまの御説明でわかりましたけれども、では、一体その実際の効果についてはどの程度考え、期待をいたしておるのであるか
横錢重吉
○横錢委員 今の趣旨から見ると、制度を切りかえて、りっぱな看護のできるものに変えていくというような趣旨に聞くのですが、その内容をさらに聞けば、常勤の労務者である、また法網をくぐるようなことをして二カ月ごとに切りかえをするということであっては、これはとうてい医療態勢の前進という方向で問題が考えられておらぬのであります。要するに、今日のつき添い制度の負っているところの財政的な問題についてこれを解決づけよう
横錢重吉
○横錢委員 所長が統制力を持つという点については、現在のつき添い制度は、実際には医療券その他によって出てきているが、病院の統制力の中には入っている、指示を受けてやっていることは事実だと思うのですが、しからばこの改革をした後においては、身分というものは保障される立場に立つのか。
横錢重吉
○横錢委員 関連しまして、今、つき添い制度のことについてお話を伺っておりますと、この趣旨は、きわめて看護力の低下を来たさない、さらにまた医療態勢をよくするというような趣旨のもとに、この制度の改革をしようというように聞えるのでありますが、この制度を改革しようとしておるほんとうの精神について、要点をもう一度お伺いいたしたいと思います。
横錢重吉
○参考人(横錢重吉君) 本日労働金庫の法制化につきましてお取上げ下さいましたことにつきまして、厚く御礼を申上げます。只今までの私どもの要望しておりまする点について簡單にそれでは御説明を申上げたいと思います。
労働金庫は、御承知のように一昨年九月に岡山で第一号が生まれましてから、今日までにすでに十六に及んでおる状況であります。それでなぜ労働金庫ができたかという点に関しましては、労働組合の福祉共済活動
横錢重吉