1953-11-26 第17回国会 参議院 農林委員会 閉会後第4号
○説明員(槇重博君) 只今のお尋ねの素材の正原価計算はやつておりますが、立木としての原価計算というのはできておりません。これは実は国有林の経営のほうでは立木を固定資産という扱いにしておりまして、立木を年々四千六百万石伐るといたしますと、四千六百一万石に相当する原価に当るものが、造林費とその年度の生長価が立木資材価であるという見方をとつております。ですから原価計算に入つて参りました立木資材価というのは
○説明員(槇重博君) 只今のお尋ねの素材の正原価計算はやつておりますが、立木としての原価計算というのはできておりません。これは実は国有林の経営のほうでは立木を固定資産という扱いにしておりまして、立木を年々四千六百万石伐るといたしますと、四千六百一万石に相当する原価に当るものが、造林費とその年度の生長価が立木資材価であるという見方をとつております。ですから原価計算に入つて参りました立木資材価というのは
○説明員(槇重博君) この会計もやはり特別会計令の政令の規定を以て原価計算をやることになつておりまして、直営事業といたしまして、こちらで伐木事業をやつたり、或ついは製材事業を行い、或いは木炭を作るという面におきましては原価計算をやつております。全体についての原価計算と申しますか、損益の種目というものは、損益計算書を作ります場合に掲益種目別調査書というものを作りまして、その中で経営の分析であるとか、或
○説明員(槇重博君) 国有林野事業特別会計の経理状況を御説明を申上げます。 国有林野会計は、御承知のように国有林の生産されます木材を伐採して、これを売つた収入が歳入の規模を大体決定しております。国有林の場合には、大体生産保続の趣旨からいたしまして、年々生長いたします森林の生長量相当の木を伐つて、伐つたあとに生長量を維持するだけの造林を行うということを建前としております。従いまして、そのときの木材価格
○槇説明員 ただいまの御質問の点ごもつともでございますが、実は政府の特別会計法の条文を全部調べてみまたところが、やはり繰入れをいたします場合の規定といたしましては、従来の表現形式は十八条にありますように、予算の定めるところにより繰入金をすることができるということは、従来の用語例の使い方になつておりますので、こういう表現をしておるようでございます。
○槇説明員 ただいまの御質問に対して、将来の問題といたしましてここで仮説的にお答え申し上げるのもどうかと思いますが、規定の解釈上は、事業施設費を支弁するために必要のあるときは公債なり借入金ができる。それから融通証券の方は、事業年度の途中におきまして元請の財源が足りない場合の問題でありますから、これは当然起り得る場合が予想できると思います。公債の方は、今申し上げた事業施設費として組み得る範囲のものならば
○槇説明員 ただいまの御質問にお答え申し上げます。第三条の規定で、従来の国有林野の資産と申しました際に、この法律ができました昭和二十二年の四月当時におきましては、公有林野官行造林事業はやはり国有林野事業の中に入つておつたのであります。その後一時昭和二十三年の年度途中から一般会計に入りましたが、一般会計の時代に投資されましたものは、昭和二十七年度に一般会計からこの会計へ有償所管がえという手続をとつて、