1960-05-27 第34回国会 衆議院 議院運営委員会 第32号
○椎熊委員 ただいま議長さんのお話を聞いて私はさらに驚きました。議長は、あの重傷のもと、親しく副議長と御懇談相なったという。しかるに副議長は、私の解釈をもってすれば、議長の要請に反した行動に出ておるという事実が明らかになったと思います。私は、これはひとりその事実だけではなしに、このような重態にあらるる議長が、副議長が従ってくれなかったために、あんな姿で議会へ登院しなけれげならなかったという状況は、事人道問題
○椎熊委員 ただいま議長さんのお話を聞いて私はさらに驚きました。議長は、あの重傷のもと、親しく副議長と御懇談相なったという。しかるに副議長は、私の解釈をもってすれば、議長の要請に反した行動に出ておるという事実が明らかになったと思います。私は、これはひとりその事実だけではなしに、このような重態にあらるる議長が、副議長が従ってくれなかったために、あんな姿で議会へ登院しなけれげならなかったという状況は、事人道問題
○椎熊委員 私は、今朝、議長の招請に応じてお宅へ参上いたしました。あの事件以来大へんなおけがをせられておることを承っておりましたが、まのあたりあの重傷の状態を見て、実に私は驚き入ったのであります。そこで私、委員長にお尋ねしたいのは、委員長を通じて議長からお答えいただければなおさらけっこうですが、きょう本会議を開くとの要請によって、議長はあのおからだでございますから、登院はできなかろう。今私は、衛視さんの
○椎熊委員 私ども大阪市に派遣せられました委員は、十五日午前九時の飛行便で、ほとんど大部分が現地に到着いたしました。飛行機からおりまして、飛行場におきまして直ちに全体の委員の会議を開きまして、傍聴人の制限その他会場の設備等について意見の交換をいたしました。ほとんど意見が合致いたしまして、当初、現地に立つ前には、傍聴人の制限を約五十人と決定しておりましたが、会場の変更等によって余地のあることが知れましたので
○椎熊委員 ごく簡単に大内先生に一言お伺いします。大内先生は、世にいうところの進歩的学者グループの中の有名な方でありますので、あなたの御意見は、私ども今日非常に参考になると思います。そこで、私、先刻のお話しになりましたうち、一点だけを、さらにもっと明確に確認しておきたいと思うので、お尋ねするのです。それは、憲法九条の解釈でございます。憲法九条の中に、この国会でも、この委員会でも、自衛権があるかないかということは
○椎熊委員 要するに、国籍不明の飛行機が、過去二十数回にわたって日本の領空を侵犯したという事実が明らかなようでございますが、この毎日新聞の記事によりますと、その怪飛行機は、二ないし三の編隊をもって日本の周辺にやってくる。しかも、その装備は、写真と電子装置で偵察をしておる。そうして定期便と称せられるものは、樺太あるいは国後、択捉島方面から飛んできては、房総半島の沖合いに来て帰っていく。そういうことを一週間
○椎熊委員 ただいまの防衛庁長官の御答弁によりますと、領空を侵犯しておらないというように受け取れる答弁がありましたが、毎日新聞の記事によりますると、三十三年の四月二十六日、北海道千歳の第二航空団というものに、当時の津島防衛庁長官から航空幕僚長を通じて、領空侵犯に対し緊急迎撃出動の態勢に入るよう指令をしておる。そういうことが出ておるのです。そういう事実があったとすると、どこの飛行機かわからぬが、北海道
○椎熊委員 西村君の本朝来の発言の中に関連いたしまして、政府に質問したいと思います。もとより関連質問でございますから、ごく簡単に、いずれ私どもの持ち時間がきましょうから、その際は詳細に質問したいと思います。本日は、なまなましいいろいろな新しい事実をとらえて、政府の見解を承りたい。 先般来、アメリカの飛行機がソビエトの領空を侵したという問題が、非常な大問題になっております。そうして、ソビエトの領空を
○椎熊委員 私、今委員長の手元に提示された地図の裏面を見ますると、この協定に加盟しておる各国が調査してでき上がった地図と、番号等は全部符合しておるようです。従って飛鳥田君並びに横路君が言うように、防衛庁が特に外国の領空を侵し七写真をとって、機密のうちに作った地図というものでないということが、この地図によって明らかなんです。要するに、この地図のここにある図面の日本に関係する、日本が担当しておる部分だけの
○椎熊委員 お伺いしますが、きょう提出されました地図は、きのう飛鳥田君が複写した写真のようなもので防衛庁長官に提示した図面と、内容的に同じものですか。
○椎熊委員 社会党のいろいろな質問がありまして、最後、私は運営上許すべからざる行動であると思うのは、一方的に、何らかの原稿を書いてきて——質疑応答の結果として、意見を述べられることはままあることではあるが、かねて用意の原稿を朗読しっぱなしで、それに対して政府が発言を求めたのに対して、身をもってこれを阻止するというのは何事でございましょう。国会法のどこにあるか。国会法は、いかなる場合でも、いかなる時期
○椎熊委員 いや、出ないという結論もあり得る。終着点がなければならない。いやしくも運営委員会が結論を出すといったら、国会法を改正するまでの決意を持ってやらなければいけませんぞということを言いたいために、こういう質問の形式で言っておる。それでなければ意味をなさぬということです。
○椎熊委員 私は、申し入れに対する回答の案文は賛成でございます。それで結構だと思う。そこで私は、当委員会としてこれを調査研究していった上において結論を出すということですが、結論はいろいろ予想されることであるが、これは一体どういうことなんですか。要するに、条約に対し修正権ありゃいなやが中心ですな。そうすると、あるとか、ないとかいうことをきめるということでしょうか。それだと、私は結論にはならぬと思うのです
○椎熊委員 最高機関たる国会の権能は、自由にして非常に広範なものであることは、私ども期待しておるのであります。しかしながら、国会の権能といえども、おのずから限界があるのではないか。現に私どもが扱っております案件といえども、必ずしも、先生のおっしゃるように、何事でも修正もできれば、可決も否決も何でもできるというものではなくして、その案件により、問題によっては、われわれの修正権などは全然認められない問題
○椎熊委員 大へん明確になりまして、ありがとうございました。そこで、提出の問題については、政府がいかように考えましょうとも、国会自体は条約そのものを審議して、それに可否の決定を与えるということだろうとわれわれは心得ておる。しかるに、過去においては、政府の出し方においてもわれわれと意見を異にした場合もございました。今回の場合は、政府におきましては、その答弁の中に、承諾を求める件というものは、一緒に出しております
○椎熊委員 私は主として蝋山先生にお尋ねしたいと思うのです。先生も、もう時間がおありにならぬそうですから、ごく簡単に申し上げます。率直にお答えを願われればけっこうであります。 新憲法になりましてから、条約の問題で承認を要求されておる問題に関連して、国会で修正権があるかどうかということを論議したのは、今回で四回目でございます。第十三回以来これをやっておるのですが、現実にはまだその結論に達していないような
○椎熊委員 先般来、そのことについてたびたび発言いたしましたが、私どもの理想通りいかないことは遺憾といたします。議員が重大な職責をもって、自然休会中とか、議会のない間とかに旅行せられることは、万やむを得ないといたしましても、ただいまのように、二月二十何日までという、明らかに国会開会中、しかも、研究事項はそれほど緊急を要する問題でない、憲法の何か調査というようなことで旅行せられることは、御遠慮願った方
○椎熊委員 本案は、農林委員会におきまして、各党全会一致で上がってきている法案でございます。できれば今国会中に上げたかったのですが、承れば、参議院は本日本会議はないということですから、これを議決してしまって参議院に送付するというようなことになりますと、案の扱い上かえっていけないと思いますから、閉会中の継続審査にしておいてもらいたいと思います。
○椎熊委員 これを審議する上において、第二の問題が第一になっていると、非常にスムーズに審議ができて、第一を採決して否決してしまうということをやってから、第二の方をやるのが非常にいいと思ったが、先例がそうですが。
○椎熊委員 会派が大きい、小さいということによるのですか。
○椎熊委員 順序が、先に出した方が第二になっているが、どういう標準でそういうことをやるのですか。
○椎熊委員 私は、本案には直接関係がございませんけれども、間接的に将来を予想すると、しばしば問題になり得ることだと思いますから、この際明らかにしてもらいたいと思います。国会の構内とは何であるか。われわれ議運の委員として国会法等を作る場合にきめた問題は、議員会館というものができた際に、これは非常に研究された問題でございますが、議員会館が、一体憲法上いうところの国会であるか、あそこまでが国会の構内に入るかということになりますと
○椎熊委員 私は、運用の面でいろいろあると思いますけれども、たとえば、先般のごとく、そして今度の事態のごとく、一党の最高責任者ともあろう淺沼君のごとき書記長のような地位にいる人が、この間よりももっと巧妙に、あんまりアジ演説などをせずに、目くばせや事前の相談などによって誘導、先導もできるのであります。そうしてそのデモの先頭あるいは内部にあった場合、検察当局は、それが不穏当とみなされる状況になった場合、
○椎熊委員 私は、ただいま議題となっております国会周辺の秩序維持に関する法律案を審議するにあたって、終戦以後、新憲法となりまして、われわれがこの国会に入りましてから今日までの状況等を回顧して、実に感慨無量のものがあります。従いまして、ただいま議題になっております本案についても、幾多の疑問を持ち、不満の点もあるのであります。従って、これよりなるべく簡潔に提案者にお伺いしたい点が数点あります。 その前
○椎熊委員 この案をどの委員会に付託するかということを相談する前に、濱地君から個人的に希望があったというのでしょう。だから、それを処理してから話を進めろというのが、社会党の意見のようですね。それなら、さっそく処理して下さい。私はそれに反対ですから、一分もかからない。そういうことは、初めから段階的にきめてかかればいいじゃないか。
○椎熊委員 何かみんな傍聴人が多いせいか、歯に衣を着せたようなことばかり言っていて、はなはだ非能率的だ。けさ来、各党すっかり腹の中はわかっておると思う。私は、わが党としてはきょうやりたいということを代議士会で決定しておるのだから、きょうやりたかったのだけれども、必ずしもそうでなくても、池田君の言われるように、もうあすになったら、時間を切って、十一時に理事会を開き、引き続き委員会をちゃんと開く、それもきょう
○椎熊委員 ただいまの社会党の理事の方からの発言は、聞き捨てならぬことであります。私は、本夕この席上こういうことを言おうと思って来たのじゃない。しかし、実にけしからぬ発言です。きのう外務委員会が騒擾を来たしたのは、だれが一体騒擾したのか。全部社会党の議員だけです。委員長を取り巻いて、暴力をもって傷まで負わしておりますし、速記をとることができなくせしめたのは、だれがしたか。わが党の議員は、席から一人も
○椎熊委員 今の問題は、今度の委員会等と別個に外交折衝として従来もやっておるが、今後もそういうことを続けていくというように了解していいわけですね。
○椎熊委員 そうすると旧来通り、今までは危険を冒しつつとっておるのですが、そういう状態でことしも続けられていくので、何ら沿岸漁民が保障されないことになるのだが、そういう点を等閑に付しておいていいのかどうか、こういう機会にこそお話し合いがあってしかるべきだと思うのですが、どういうものでしょうか。
○椎熊委員 関連して。今のはサケ、マスに関する委員会の問題を取り上げて、御論議になっておるようですが、それに関連して、北海道で最も関係の深いコンブの問題なんですね。歯舞、色丹が釧路コンブの主産地です。これは領海の問題に引っかかって、そこへとりに行くとたまたま拿捕されるという場合が非常に多い、しかしながら歯舞、色丹は目の前にある島なんですから、そこで零細漁民が自由にコンブを採取できないということになると
○椎熊三郎君 一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。 ただいま、星島前議長さんの言われました通り、先般の事態に関し、両党間において国会運営正常化のために話し合いが行われ、新しい慣行のもとに通常国会に臨むことになりましたが、この機会に、私は副議長を辞任させていただくことになった次第でございます。その間、皆様に種々御苦心をおかけいたし、恐縮に存じております。また、在職中、皆様方になみなみならぬお世話
○副議長(椎熊三郎君) 起立多数。よって、両案とも委員長報告の通りましました。 ————◇————— 最低賃金法案(内閣提出)
○副議長(椎熊三郎君) これにて討論は終局いたしました。 両案を一括して採決いたします。両案の委員長の報告はいずれも修正で上ります。両案を委員長報告の通り決するに賛成の諸君の起立を求めます。 [賛成者起立〕