1997-05-16 第140回国会 参議院 科学技術特別委員会 第6号
○参考人(植松邦彦君) お答え申し上げます。 二十時四分ごろに爆発が発生いたしました。このときは、報告書にも出ておりますように、職員及び作業員は隣の建物に集まってその後の入域についていろいろ準備作業、ブリーフィングをしておる最中でございました。したがいまして、職員は隣の建屋にほとんど集まっておった状況でございました。職員が最初に爆発後の現場に入りましたのは煙の発生がおさまった後でございます。それは
○参考人(植松邦彦君) お答え申し上げます。 二十時四分ごろに爆発が発生いたしました。このときは、報告書にも出ておりますように、職員及び作業員は隣の建物に集まってその後の入域についていろいろ準備作業、ブリーフィングをしておる最中でございました。したがいまして、職員は隣の建屋にほとんど集まっておった状況でございました。職員が最初に爆発後の現場に入りましたのは煙の発生がおさまった後でございます。それは
○植松参考人 この前の先生の御質問に対して、私から、それが遠因になっておったんじゃないかと考えておるということを申し上げました。 確かに、十時十三分に消火報告があったということ、それから、虚偽であったことが後でわかりましたけれども、十時二十二分の消火報告があったということ、このことから、関係者の間には消火し終わったものだという意識が非常に強く残ってしまったということがありました。このことから爆発の
○植松参考人 先生御指摘のとおり、アスファルト固化体貯蔵庫の貯蔵能力は、あと一万四千本余りでございますので、もうあと七年間ぐらいの貯蔵能力しかない、したがってその次のことをぼつぼつ考えるべきではないかという御指摘でございます。 廃棄物管理の原則として我々が考えておりますのは、廃棄物の発生元での発生量を少なくするということが一つ、それからまた、発生した廃棄物の減容化をするということ、それから、処分をにらんだ
○植松参考人 ただいま先生から御指摘をいただきましたように、消火マニュアルそのものが十分ではなかったのではないかということにつきましては、「もんじゅ」の事故の反省を踏まえまして、全社的に規程、マニュアルの総点検を実は実施をいたしております。 しかしながら、今回の火災爆発事故を考えますと、御指摘のとおりに「もんじゅ」事故の反省が十分にはこういった規程、マニュアルに生かされていなかったと考えざるを得ないというふうに
○参考人(植松邦彦君) 動燃事業団は、設立以来もう約三十年たっておりまして、自主技術開発の精神にのっとりまして、核燃料サイクル全般に関する研究開発を進めて多くの技術蓄積をしてきたというふうには考えております しかし、御指摘のような改革が必要ということも認識をしておりまして、先ほども申し上げましたように、理事長直轄の経営改革本部を設置して御意見のような改革についても検討を続けておるところでございますし
○参考人(植松邦彦君) 動燃の理事長も何度か国会に参りましてお話をしておるところでございますが、たび重なる不祥事の根源の一つは、技術者集団である動燃と社会一般の意識のギャップの大きさにあるというふうに我々痛感しておるところでございます。この乖離をいかになくしていくかということが非常に大切なことだというふうに考えております。 このような動燃の技術者は、基準レベル以下の放出であればそういうものはそれでもよいのではないかという
○参考人(植松邦彦君) お答え申し上げます。 「もんじゅ」事故の反省から自己改革に努めてきておったところでございますけれども、御指摘のようないろいろな不祥事が続いておりまして、国民の皆様に多大な不安、不信を招く結果となりましてまことに申しわけなく思っております。まずおわびを申し上げます。 アスファルト固化処理施設の火災爆発事故発生の事実関係については、御指摘のように偽りの報告があったことが判明をいたしまして
○植松参考人 ちょっと修正をさせていただきます。 ただいま全部で十四名と申し上げましたが、いわゆる技術サイドで関係したことが判明しておるのが十四名で、そのほかに事業所の総務が一名関係しておりますので、全部で十五名でございます。十四ではなくて十五名でございますので、訂正させていただきます。 また、先生御指摘のように、我々も、これで調査を終わったわけではございませんで、今後とも、必要に応じ、さらに確信
○植松参考人 お答えを申し上げます。 「もんじゅ」の事故の教訓を生かすことができずにこういう事態に陥ってしまったことは、動燃としてまことに残念だと思っております。また、今回の虚偽報告の問題につきましても、我々の手で発掘することができず、マスコミを通じて、また科技庁を通じて、そういう事実があったのではないか、よく調べるようにという御指示をいただいたわけでございますが、こういったことはまことに残念な結果
○植松参考人 今先生御指摘のように、フランスのミニテルというのは非常に発達しておりまして、私も七年余りフランスに住んでおりまして、それをいろいろと利用させていただいた経験を持っております。その中に原子力の安全関係の資料が全部入っておりますので、それから直ちに情報を取り出すということができるシステムが存在しておることはそのとおりでございます。 今先生御指摘のように、国民の皆様に御理解いただくためには
○参考人(植松邦彦君) 安全協定等の問題につきましては、この前もお答えしてございますように、必ずしも安全協定の違反というふうに当方からは考えておりません。当方はどちらかといいますと、県の方から、協定を結んでいる向こうの方から、おまえのところは違反だよと言われれば協議をいたしますが、私どもの方から違反でございますというふうに申し上げる立場にはないというふうに思っておりますが、我々としてはできるだけ早期
○参考人(植松邦彦君) 先生御指摘のとおり、修正のチャンスは何度もあったというふうに思っております。偽りの報告をする方向に判断をしたのは現場の管理職が中心となって行われておりまして、その後も一般職から訂正するようにという要望が出されておったにもかかわらず修正をしなかったというのは、まことに残念なことでございます。これは、正しいことに訂正するという勇気を持つべきであったというふうに反省をいたしております
○参考人(植松邦彦君) お答え申し上げます。 十時二十二分に消火を再確認したというのはうそであったというのが明らかになってまいりましたのは四月八日の夕刻でございましたが、本社では直ちに特別な調査班を東海事業所に送りまして、その件を詳細に調査をいたしました。その結果、本件に関与していた者は総務課長と環境施設部の合わせて十五名でございました。本件が虚偽だと知っておったのは環境施設部の十四名でございます
○植松参考人 お答え申し上げます。 アスファルトの固化プロセス、ちょうど辻先生がこの資料をお配りいただきましたので、これを見ていただくとわかりやすいと思いますが、給液調整セルにある各槽の液は記録されております。 また、この槽の化学分析、これは廃液を受け入れごとに分析をし、またバッチが変わるごとに分析をしておりますが、先生のおっしゃるような連続しての化学分析というデータはとっておりません。 ただ
○植松参考人 手短にお答えいたします。 スプリンクラーは、あのアスファルト固化処理施設では手動になっておりました。操作は決して容易なものだというふうには皆さん思っておられないように思います。訓練が必要であります。訓練だけでなくて、できれば自動化も行った方がよいのではないかというふうに今は判断をいたしております。 それから、今回の事故について人的ミスもあったのではないかという御指摘でございますが、
○参考人(植松邦彦君) 御指摘のアスファルト施設で従業員の割り振りはどうなっているかということでございますが、総計で四十九名の人間が働いておりますが、職員がそのうちの四名でございます。残りが運転委託その他という人間でございます。
○参考人(植松邦彦君) 確かに、このアスファルト固化施設には非常にたくさんの役務の人間が働いておるということも事実でございます。しかし、その中の主要な人、責任を持っていただくような主要な人は、ここにもデータがございますが、経験年数十三年とか十四年とか十五年というふうな非常に長い経験を持った方々もまじっておられます。確かに、二年ぐらいの方もいらっしゃいますが、そういうふうにいろいろな人がまざっております
○参考人(植松邦彦君) 三月十七日の私の御説明、「時々」という言葉が表現としてまことに説明としては不十分であったというふうに感じております。まずそれはおわび申し上げたいと思っております。 先生御指摘のように、過去五年間に発報し、それと同時に被曝が認められたというものは三件でございます。しかしながら、その他東海事業所全体を調べますと、特に天然のラドン、トロンなどに起因する警報、まあ誤報といいましょうか
○植松参考人 お答え申し上げます。 もちろん、先生御指摘のように、原子力のどの施設においても多重の閉じ込めを行うというのが設計、安全確保の基本であるというふうに思います。 このアスファルト固化施設では、一番内部にガラス固化をするための装置類がございますが、装置類もできるだけ密封性の高いようなものを考える、その周りを囲む固化セルも密封性の高いものを考える、さらにその外側にはアスファルト固化処理施設
○植松参考人 先ほどもセルの構造その他についての設計の基本的な考え方については御説明をしたとおりでございますので、繰り返しをいたしません。 ただ、先ほども申し上げましたように、ヨーロッパでの経験を踏まえてこの施設を設計、建設したという経緯がございます。その間のヨーロッパでの火災その他の経験を踏まえて、徹底的な消火設備を設置するということを基本に考えておりまして、そのために炭酸ガス消火設備及び水噴霧消火設備
○植松参考人 お答え申し上げます。 アスファルト固化施設でございますので、アスファルトを使います。アスファルトそのものは燃える性質を持っておりますから、当然、火災についての防止対策というのは十分にこれを行うというのが基本になっております。火災が起こりました後、それをいかに早く消火をして、いわゆる爆発のような状態にならないようにするかということが設計の基本であったというふうに考えております。 そのために
○参考人(植松邦彦君) 先生御指摘のガラス固化施設及びMOX燃料の加工施設でございますが、ガラス固化施設は、先生も御存じのように、ガラスに電気を通じて溶かすというやり方をやっておりまして、これ自体、その周辺もしくはセル内に可燃物というのを全く使っておりません。したがって、アスファルトの今回のようなケースは考えなくてもよろしいかというふうに考えております。 それから、MOX燃料の方でございますが、これは
○参考人(植松邦彦君) 決してアスファルト固化施設の運転について軽視をしておったわけではございません。 確かに、おっしゃられるように、その当時作業に従事しておった従業員の多くがいわゆる役務であった方々であるということも事実でございますが、施設の運転に当たっては必ず動燃の職員が責任を持つという形で、保安に万全を期するという形で運転をしてきております。
○参考人(植松邦彦君) 先生御指摘ございましたように、アスファルトを使う固化方式というのは、本来海中投棄ということを考えてつくり出され、使われるようになった方法だというふうに私たちも理解をいたしております。現状としては、ロンドン条約により海中投棄が行えなくなった、したがってアスファルト固化の方式というのは次第に下火になってきておるということも事実かと存じ上げております。 放射性廃液の固化には幾つかの
○参考人(植松邦彦君) 先ほども申し上げましたように、市場価格の存在するものではございませんので、価格はグラム当たり幾らというふうに非常に安定して存在するものだというふうには考えておりません。 先ほども申し上げましたように、また先生もおっしゃいましたように、非常にプルトニウムの価格というのは濃縮ウランの価格にある程度理論的に連動すべきものというふうに考えられますので、結果的にはドル建て的に考えるべきものだというふうに
○参考人(植松邦彦君) プルトニウムにつきましては市場というものが必ずしも存在しておるわけではございませんで、すなわち市場価格は存在しておりません。プルトニウムの価格算定というのは非常に難しい問題だというふうに考えております。 一応プルトニウムの価格というのを決める一つの方法として、アメリカの政府、当時の原子力委員会、ABCでございますが、これが以前から採用してまいりました価格の算定方法が一つございます
○参考人(植松邦彦君) 先生お手元の資料で「とりまとめの概要」の方をお示しになりましたが、もう一つ「調査のとりまとめ」という資料の方もお届けしてあるというふうに理解しております。その十二ページぐらいのところに「活断層について」ということが記述してございます。もちろん文献の調査というのが一つの大きな主題になっております。それからもう一つは、現地の踏査ということが大事なポイントになっております。 従来
○参考人(植松邦彦君) 北海道議会の議長及び副議長のところに伺いまして御説明をさせていただきました。その主たる理由は、北海道議会におきましては調査の促進決議をしていただいておりましたので、そのためにもおこたえすることが必要であるというふうに考えました。したがいまして、北海道議会には議長及び副議長のところに伺ったわけでございます。 また、道庁に対しましてはいろいろと調整をお願いしておりましたが、時間的
○参考人(植松邦彦君) 先生御指摘のように、昨年年末ぐらいまでには取りまとめて御報告をしたいというふうに申し上げてございました。また同時に、動燃事業団で責任を持って取りまとめを行うわけでございますが、いろいろの専門家の先生方の御意見を伺って我々の成果について評価をいただくことを考えておりました。その先生方の御意見を伺うのに多少時間を要しましたので発表するのが今日までおくれたということでございます。
○植松参考人 先ほど五十嵐先生からお読み上げいただいた議事録は、今私の手元に持っております。これはウェイスト・フォーラムという非常に一般的な会議での模様でございますので、ここに述べられてあることは比較的一般論としてお取り上げいただきたいというふうにまず考えております。 先ほど先生御指摘のように、六十年八月の安全研究年次計画では、我が国では堆積岩系と結晶岩系のこの岩種について深地層での試験研究を実施
○植松参考人 先般、天塩町の方々がヨーロッパの施設をごらんいただいたことは事実でございます。こういう原子力の施設でございますと、御見学をいただくためにはいろいろの手続が必要でございますので、そういう手続問題についていろいろと御協力をさせていただきましたし、また非常に専門的な中身でございますので、単に普通の通訳だけではなかなか本当のことを間違いなく伝えるということが難しゅうございますので、そういった点
○植松参考人 今、五十嵐先生から御指摘もありましたとおりでございまして、先ほど長官からもお答えをしたとおりだというふうに思っております。また、従前から前理事長、現理事長からも何度かにわたって御答弁申し上げてきておりますが、その内容を見ましても全く同じでございまして、貯蔵工学センターの立地に当たりましては、他の原子力施設の場合と同様に、地元の理解と協力を得て進めることが基本だというふうに動燃は考えております
○参考人(植松邦彦君) 会社の方からは特に廃棄物ということのお申し出があったわけじゃございませんが、動燃として何か使うことはないかという御相談があったというふうに伺っております。 それに対しては、廃棄物だけではなくていろんな面で検討しようと思っておったんですが、その後会社側の方から、動燃関係業務は考えていないというふうにお申し出がございましたので、動燃としては検討そのものを現在は差し控えさせていただいております
○参考人(植松邦彦君) 先生御指摘のように、昨年の六月でございましたが、炭鉱を見せていただきました。動燃では、かねがね国内外を含めて勉強のためにいろいろな立て坑を見せていただくということをやっておりまして、私のみならず、動燃の研究員の皆さんにも機会をとらえてそういうところを見ていただくように指示をしておったところでございます。たまたま三井建設さんの方から、砂川には深い立て坑があるのでこれを見られたらどうかというお
○植松参考人 おっしゃるような形でやっております。
○植松参考人 お答え申し上げます。 我々が集めております資料は、先ほど申し上げましたように現在検討、評価を行っておる最中でございますので、これをその途中でいろいろな形で流すということはやっておりませんが、例えば浅層ボーリングの結果などにつきましてはもう既に新聞にも出ておりますが、今まで掘進をやりました結果、現地において現場作業の実施段階で既に地盤としてはN値五十以上の地盤が存在するということが確認
○植松参考人 お答え申し上げます。 昨年の十一月に調査の着手をさせていただきましてから約一年たちました。その間、いろいろと文献調査も進めてまいりましたし、浅層ボーリングも進めさせていただきました。それらの結果につきましては、現在、評価作業、検討作業を行っておる最中でございます。まだ総合的な評価をする必要があると考えておりますので、今後行う予定の深層ボーリングの結果その他も含めて評価をすべきであると
○植松参考人 お答え申し上げます。 ただいままでいろいろと文献調査を進めさせていただいておりましたし、また同時に、浅層ボーリングもやらしていただいております。先生御指摘の深層ボーリングの準備はさせていただいたわけでございますが、そういったデータを取りまとめて評価するというのは動燃の第一義的な責任であるというふうに考えておりますので、動燃といたしましてそれらのデータを検討、評価したいというふうに考えております
○参考人(植松邦彦君) ビニールにつきましては、受け入れの際のいろいろな試験が、データがとられておりますし、保管中におきましてもビニールそのものについての管理検査を行ってきております。 しかしながら、先ほど申し上げましたように、熱及び放射線によるビニールの変化というものについての定量的な十分なデータがなかったということは事実でございます。
○参考人(植松邦彦君) 今、先生御指摘のように、通報連絡が非常におくれた、七時間おくれたという御指摘がございましたけれども、先ほど申し上げましたように事故が発生いたしましたのは十一時三十分ごろでございまして、動燃といたしましてはできるだけ速やかに通報を行う必要があると考えまして、午後一時半ごろには東海事業所から当該県には御連絡を申し上げてございます。 しかしながら、汚染の発生につきましては、それに
○参考人(植松邦彦君) お答え申し上げます。 今、先生御指摘のように、昭和六十一年の六月二十三日午前十一時三十分ごろ、動燃の東海事業所プルトニウム燃料第二開発室のプルトニウム・ウラン貯蔵庫で査察を行っておりましたときに、たまたま汚染が発生をいたしました。 汚染の原因につきましては、その後、動燃で鋭意調査をいたしました結果、プルトニウム貯蔵容器を密封いたしておりますビニールバッグに亀裂が生じまして
○参考人(植松邦彦君) お答え申し上げます。 先生よく御存じのように、動燃といたしましては貯蔵工学センターを幌延に立地するということを決定したわけではございませんで、現段階では立地の適否についての調査をさせていただきたいということをお願いをしておるわけでございます。 しかし、御指摘の広報用のビデオにつきましては、放射性廃棄物の処理処分技術及び貯蔵工学センター計画についての御理解を深めていただくためにつくったものでございまして
○参考人(植松邦彦君) 何度も御答弁申し上げておりますが、現在我々が考えております貯蔵工学センター計画の中には処分という考え方は入っておりません。
○植松参考人 お答え申し上げます。 五十九年度末までかけまして、御指摘のような処分に関する有効な地層の調査ということを行いました。その結果については動燃で一応取りまとめをいたしまして、その上で原子力委員会の専門部会に御報告をいたしております。
○植松参考人 今御答弁申し上げましたように、動燃が勝手に決めるわけではございませんで、国からこうやりなさいという御指示がありましたら、その点で考えさせていただくということになると思います。
○植松参考人 ただいま五十嵐先生がお読み上げになりました議事録はそのとおりの発言でございまして、動燃で計画しております幌延貯蔵工学センターに持っていきます廃棄物は、動燃が発生させるものに限っておるわけでございますけれども、動燃も国の指示を受けてやっておる仕事でございますので、国からそういうふうにやりなさいという御指示があれば、当然これは検討すべきものであるというふうに考えましたので、そのようにお答えをしたわけでございます
○植松参考人 先生御指摘のように、二百五十名の職員が貯蔵工学センターの周辺で何らかの形で生活を行う必要が出てまいるわけでございますから、御指摘のような職員の住宅、厚生施設、こういったものを周辺に立地が決まりました場合には整備をする必要があると考えております。また、相当数の動燃事業団の職員が赴任をしてまいるわけでございますので、これは家族住宅、単身寮その他含めて次第に、段階的に整備を行っていくことになるというふうに
○植松参考人 お答え申し上げます。 いろいろの場で数字が出ておりますが、我々が御説明しております「貯蔵工学センター計画の概要」にはっきり書いてございますけれども、研究及び施設の運転に必要な人員は約二百五十名というものを見込んでおります。もちろん、これは定常運転に達したときの職員数でございまして、一般的には、原子力施設を立地いたします場合、建設中はそれぞれ必要な建設従事者の雇用というのが地元で必ず発生
○植松参考人 お答え申し上げます。 確かに高レベルの固化体というのは、先ほど渡辺核燃料部長からお答えしましたように、四十万キュリーという非常に大量の放射能を含んだ固化体でございます。したがって、非常に御心配になるのも当然でございますが、このような大量の放射能を含んだ核燃料物質の例には使用済み燃料というのがございまして、日本ではもう既にこの使用済み燃料の国内輸送及び海外向けの輸送を非常に長年にわたって
○植松参考人 お答え申し上げますが、低レベル固化体の貯蔵施設というのは、先ほど申し上げましたように低というのはベータ、ガンマ的に見て低ということでございまして、この中には主としてベータ、ガンマ的に低であるものをおさめるということにしております。
○植松参考人 今御説明しましたように、低レベルというのはベータ、ガンマ的に見て低か高かという分類の仕方でございまして、ここで言います低レベルアスファルト固化体というのは、ベータ、ガンマ的に低であると同時に、それをアスファルトで固めてあるものを総称しております。したがいまして、現在のところ再処理工場から動燃のものは出てまいるようになっております。この再処理工場から出てまいりました、低でしかもアスファルト
○植松参考人 お答え申し上げます。 「低レベルアスファルト固化体等貯蔵施設」というところで、再処理工場等の核燃料サイクル諸施設、これは必ずしも再処理工場だけではございませんで、その他の核燃料サイクル施設を含めまして、そこから発生しました低レベルの廃棄物のことを総称して低レベル廃棄物と申しておりますが、その低レベルと申し上げますのは、ここで言う表現はべータ、ガンマ的に見て低であるということを表現しているものでございます