1969-07-23 第61回国会 衆議院 農林水産委員会 第50号
○森委員 たいへん形式的な答弁ばかりで、いまの日本の林業の現状をほんとうに危機的な気持ちでながめておる私にとりましては、これは全く答弁にならないと思うのです。 そこで、具体的にお尋ねいたしますが、御承知のように総生産の増大という問題、このことがわが国林業の経済的な側面として課せられた最大の任務である。ところが、総生産を増大していますか。ことしは御承知のように四千八百万立米に落ちましたよ。一体あなたたちはどういう
○森委員 たいへん形式的な答弁ばかりで、いまの日本の林業の現状をほんとうに危機的な気持ちでながめておる私にとりましては、これは全く答弁にならないと思うのです。 そこで、具体的にお尋ねいたしますが、御承知のように総生産の増大という問題、このことがわが国林業の経済的な側面として課せられた最大の任務である。ところが、総生産を増大していますか。ことしは御承知のように四千八百万立米に落ちましたよ。一体あなたたちはどういう
○森委員 いま大臣が御答弁になりましたように、急速に拡大していく木材需要にどう対応するか、すなわち総生産をどう引き上げていくかということが、わが国林業が当面している最大の課題である。いままた長官のほうから、林業が持っておる他の一面であるところの公共性、どうその任務を果たしていくか、この二つがいわゆる林業が持っている当面の重大な課題であるわけです。ただ、その重大な課題を果たすために、具体的にどういう施策
○森委員 先日来同僚の議員の皆さんから、国有林の活用法について、各方面から質問が行なわれているわけでございますが、林業サイドからの質問が比較的少なかったと思うわけです。したがいまして、私は主として林業サイドから、今回の国有林活用法についてお尋ねをしたいと思います。 まず最初に、農林大臣にお聞きをしたいわけですが、わが国の林業の現状をどういうふうに認識しておられるか。特に急速に発展していく経済情勢の
○森委員 次に、林業の基本的な政策が確立していないので、それが先だという意見があるけれども、これは本末転倒だ、こういうきびしい断定的な御意見がありましたし、またあなたの意見の中には、民主的活用ということを盛んに言っておられるわけです。私は、林業の基本的な政策が確立しない限りほんとうの活用というものはない、こういう見地に立っておるわけですが、あなたが民主的活用とおっしゃるのは、どういう方法を具体的に考
○森委員 私の質問に的を射た御答弁をいただけなかったわけですが、先ほどから話をお聞きのように、林業が持っている公益的な使命、治山、治水、水源涵養、そういう任務も今日十分果たしておらない。さらに、林産物の需給の問題については、いま御説明のあったように、外材に五割近くも依存しなくちゃならないというふうなまことに嘆かわしい、私たちの考え方から言うならば、日本の林業は危機にあるわけです。そういう中で、何とかして
○森委員 私は、主として池田参考人と熊井参考人にお尋ねしたいと思うのですが、きょうここで参考人の皆さんの述べられる意見は、それなりにいろいろと傾聴さしていただきました。ここで国有林野活用法案の問題について、基本的な論議をやろうとは毛頭考えておりません。ただ、私たちがこの活用法を審議するにあたって、先ほど皆さんが述べられた意見の中でぜひただしておきたい、参考にしたいという点に限定をしてお尋ねをしたいと
○森委員 実はいま申し上げましたようなことは、林野庁は大体整備しておられなければならない問題ばかりであります。一、二新しいものもありますけれども、できている資料がほとんどだと思うのです。できてなければ、林野庁は何をやっているかということになろうと思います。 さらに、もう一つつけ加えて申し上げたいのですが、国有林で処分されたもののうち、現在ゴルフ場に転用されているものについて、これは個所別、所有者別処分年度
○森委員 この際、この活用法の審議に必要な資料を要求したいと思います。 まず第一に、現行国有林活用の種類別とその手続並びに今日までの実績。これは、内容を申し上げますと、自作農創設特別措置法及び農地法、これが一つ、それから国有林野整備臨時措置法、それから新市町村建設促進法、それから農業基本法、林業基本法に基づくもの、それからもう一種類あったと思うのですが、その種類別の現状、手続、これをひとつ資料として
○森委員 この問題は、千八百戸の水没。それは奈良県でたくさんのダムをつくりましたけれども、こんな大きな水没というものは実は初めてである。知事も談話の中で発表しているように、千八百戸の水没に対しては、泉南地域でいわゆる不用ため池をつぶして代替地を提供する。実にこまかいことを書いている。長官、この新聞記事をお読みになりましたか。新聞記事を読まれますと、ずっと十数年前からダム問題で非常な恐慌におちいっているそういう
○森委員 研究されることは自由でありますし、大いにやってもらいたいと思います。それから、そういう研究を、いま違った構想が進行しておるからストップせよ、こういうことを言っておるのではありません。大いに研究していただいてけっこうだと思います。ただ、そのことが不安、動揺しておる地元民に与える影響というものは、これは長官が想像しておられるよりももっと深刻なものがあるわけです。これが新聞に漏れたということは、
○森委員 ただいま同僚の吉田委員から質問のありました第二次紀ノ川開発計画をさらに掘り下げてお尋ねをしたいわけです。 いまの質問の中で、朝日新聞に載った記事は、小委員会に研究員が試案として出したものであって、まだこれはこれから検討する段階である、しかし、そのことが不用意にして漏れてしまった、こういう長官の答弁がございました。まさにそのとおりだと思います。ところが、吉田君からも主張されましたように、現地
○森委員 私は、ほかに理由があると思うのです。いわゆる入り会い林野の多い地帯というのは過疎地帯であります。今後農業用に利用するとしても、なかなか農業労働力が十分に確保できない。したがって、労働力の比較的要らない林業的使用のほうがいいのじゃないかというところから、林業的使用が多くなってきておるのではないか、そう思うのですが、それはいかがですか。
○森委員 いまの御報告の中で、整備後の利用目的が林業用の利用が九八%、圧倒的に林業を目的とする利用が高いわけですが、そういう状態になったのはどういうところにありますか。農林業の利用としての今度の近代化整備が、林業利用に圧倒的に集中しておるようにいまの報告では承ったわけですが、そういう原因はどこにありますか。
○森委員 時間の制約もございますので、今日までの論議の中で触れられなかった、車地利用権と入り会い権の関係にしぼってお尋ねをしたいと思います。 まず最初に、四十一年一月施行の入り会い林野近代化法について、今日までどのように整備が進捗しているのか、林野庁長官から実情をお聞かせいただきたいと思います。
○森義視君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま報告のありました農業協同組合法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行なおうとするものであります。 現在、わが国の農業と農政は大きな転換期を迎えております。それだけに、わが国農村の中核的団体である農業協同組合の持つ使命と責任は、まことに重大なものであります。しかるに、最近の農協の運営状況を見ますと、農協本来の使命と遊離し、もうかることなら
○森委員 私は日本社会党を代表いたしまして、農業協同組合法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行なおうとするものであります。 現在、わが国の農業と農政は大きな転換期を迎えております。それだけに、わが国農村の中核的団体である農業協同組合の持つ使命と責任は、まことに重大なものであります。 しかるに、最近の農協の運営状況を見ますと、農協本来の使命と遊離し、もうかることなら何にでも触手を伸ばすという
○森委員 そこで、五千台の国有林地帯で四百十名、七万五千台の民有林地帯で五十二名、どうしてそういうふうに国有林に集中して白ろう病患者が出てくるのか、その原因をどうお考えですか、それを聞いているのですよ。
○森委員 ただいまの御答弁では、国有林地帯に多発しておるようである、こういうことでありますけれども、民有林の白ろう病の現状というのを何か的確につかんでおられますか。もし国有林地帯に多発しておるとするならば、どういうことで国有林地帯に多発するのか、民有林に出てこないのか、こういうことをお聞きしたいわけです。 御承知のように、いまチェーンソーは国有林で大体五千台、民有林地帯は七万五千台、十五倍も民有林地帯
○森委員 私は、白ろう病についてお尋ねしたいと思います。 林業の近代化のチャンピオンとして、チェーンソーなりあるいはブッシュクリーナーなりが出てまいりまして、生産の増強の面ではそれなりの成果をあげてきたと思いますが、反面、御承知のように白ろう病患者が続出をしてまいりまして、大きな社会問題になりつつあるわけでございますが、それに対する実情と予防、治療、さらには補償の問題について、時間の関係がございますので
○森義視君 私は、日本社会党を代表して、ただいま農林大臣より説明のありました昭和四十三年度の林業年次報告及び昭和四十四年度において講じようとする林業施策に関し、総理並びに関係各大臣に、主要な問題点について質問いたします。 林業白書の国会提出は、今回で五回目を数えるわけですが、そのつど、わが国林業が当面している問題点として、木材需要の拡大に生産がついていけず、外材の輸入が激増していること、山村人口の
○森委員 この問題にこだわっておると前に進みませんけれども、もうちょっとこの問題で議論をしておきたいと思うわけです。 いまおっしゃるように、労務班は確かに林野庁の指導によって、森林組合のしりをたたいてできつつあります。これは現在の森林組合単位で雇用されている労働者が、労務班という形のいわゆる一つの団体をつくっているだけであって、若い者が、そういうふうな労務班という形の中に希望をつないで、喜んでその
○森委員 昨年度の森林法の一部改正のときに、実は私は、労働力確保のためには労使関係の近代化をはかることが重要である、こういうことについて長官とここで論争したことをいま思い出すわけです。 そこで、その論争のときの最終的な西村農林大臣の答弁を、いま会議録から拾ってみたのですが、そこにははっきりと、労使関係の近代化が、総生産増大についての基盤整備とともに重要な問題であるということを、西村農林大臣は答弁しておられるわけです
○森委員 一昨日の予算分科会で、三十分という限られた時間の中で、林業労働問題にしぼって御質問を申し上げたのですが、時間切れで十分な答弁を得られませんでしたので、林業問題に関する件を、本論に入る前に、この前の予算分科会で予定をしておった残りを最初にお尋ねしたいと思います。 これは昨年の三月十四日の当委員会における私の質問に対して、農林大臣、林野庁長官とも大体同じような御答弁をいただいておるわけですが
○森分科員 どうも大臣の答弁は私の質問の要点にお答えいただいておらないわけですが、大臣、それでははっきり聞きますが、いまの日本の林業労働力というのは、必要な木材を出すに足る労働力なのかどうなのか、現在の木材の需要に対してそれを十分にあがない得る労働力を国内で確保されておるのかどうか、この点どうですか。
○森分科員 大臣、やはり農林大臣として農業、林業、水産業を担当される方ですから、現在の最も重要な課題の一つである林業労働の動向がどうなっているかということは、もう少し自信のある答弁をしていただかないと、農林大臣として大きく欠くる点があるのじゃないか、そういうふうに思うのです。いますぐにバトンを長官に譲るという形でなくて、私は長官に聞きたいことはたくさんあるわけです。少なくとも大臣として林業労働の現況
○森分科員 私は林業問題、とりわけ林業労働に焦点を合わせながら大臣にお尋ねをしたいと思います。 まず第一に、林業労働の現況というものを大臣はどういうふうに認識をしておられるか、それに対してどういうふうに対処しようとしておられるか、このことについて総括的な大臣の見解を冒頭にお尋ねしたいと思います。
○森(義)委員 長官にお尋ねしますが、水源林造林、水源林涵養という重大な国土保全上の役割りをになうこの問題について、林業政策上どういう位置づけを考えておられるのですか。林業が持っている経済的側面、それから公共的側面——公共的側面の今日中核になるのは水源林涵養だと思います。特に工業の発展に伴う水資源の確保というのは、当面のきわめて重大な課題になっているわけです。林業が持つ公共的役割りの中核になるのは、
○森(義)委員 いま長官から説明のあったようなことがこの二二ページに書かれてあるわけです。いわゆる奥地化、細分化されてきた、したがって、国でこれを管理するのは非常にむずかしくなってきた、そういういま述べられたような理由が書いてあるわけです。国有林の膨大な林野庁の機構をもってしてもなおかつやれないところを、零細な五百名の森林開発公団でやるというふうなことは、全くそれは主客転倒していると思うわけです。林林庁
○森(義)委員 質問の最初に、委員長から、約三十分の約束でありますのでよろしくという時間制限がございます。私は、できるだけ委員長の御趣旨に沿って議事進行に協力したいと思います。つきましては、答弁に立たれる方々も簡明に要領よく答弁をしていただかないと、質問者だけが協力しましても、時間がオーバーする場合があると思います。よろしくお願いしたいと思います。 そこで、本法案の具体的な内容につきましては担当委員会
○森(義)委員 いろいろおっしゃいますけれども、私はこういうふうに考えるのです。現在の兼業農家は、いま農林省の考えておられる金融的な措置によっていわゆる自立経営農家をつくり上げていく。その反面、現状においては、兼業農家というものを土地政策上なかなか整理することはできない。したがって、兼業農家はそのまま残していく。この兼業農家というのは、資本に対する労働力の提供の場として、常にクッションとしての役割りを
○森(義)委員 それでは政策的に、兼業農家が都市の労働者等々と均衡する生活水準を営んでいくためには、どういうふうな政策というものを考えておられますか。――もう一回申し上げますと、農業基本法にいわれておる精神は、いわゆる都市労働者との均衡のとれた生活を営める、そういう農村のあり方ということを基本にうたっているわけです。兼業農家に対しては、そういう角度からいうならばどういう政策を持っておられますか。
○森(義)委員 先日来同僚議員によりまして、今度の総合施設資金並びに卸売市場近代化資金の内容につきましては、いろいろな角度からかなり突っ込んだ質問が行なわれているわけで、私はそういう意味では重複を避けまして、農林金融の基本問題に触れながら二、三お尋ねをしたいと思うわけです。 まず最初に、大臣も御承知のように、わが国の農政は昭和三十年ごろを契機といたしまして、いわゆる従来の補助農政から融資農政へ傾斜
○森(義)委員 災害対策基本法では、各地域の防災計画をつくることをきめられておりますが、この各地域の市町村の防災計画を見てみますと、普通火災と水防の対策はございますが、森林火災の対策はないわけでございます。林野庁長官はいま早期発見、いわゆる予防的な立場でいろいろと努力をしておる、それから、一たん火災が起きた場合においては、森林国営保険でそれの救済措置を考えておる、こういうふうな答弁でございますが、第一
○森(義)委員 私は、森林火災の問題でお尋ねしたいと思うのですが、昨日の朝日新聞の夕刊では、大阪と奈良の県境にある生駒山を中心にして、昨日一日だけで五カ所森林火災を起こしておるわけです。特に生駒山の森林火災は、まだ消えておりませんでした。五十ヘクタールがすでに焼失しております。最近の異常乾燥注意報が出されている中で、特にあたたかくなると、レジャーブームでハイカーが盛んに山に入る。そうなりますと、こういう
○森(義)委員 大臣は、林業基本法に政策の目標が明らかになっておるから、だれが長官になられてもその精神を逸脱するものではない、したがって、そういう点についてはかってに長官が自分の恣意的な票田つくりをするというようなことはいたさない、こうおっしゃっているわけです。それでは聞きますけれども、林業基本法の政策目標というのは、大きく分けて三つあるわけなんです。一つは、総生産の増大であります。その次は、生産性
○森(義)委員 短期のうちに林野庁長官がかわるということは好ましくない、行政の性格からいって、そのことはそのとおりでございますが、そういたしましても選挙に出るとなりますと、これはお互いに私たち衆議院選挙を戦ってきておるわけですが、長官をやめてすぐに、突然心境の変化で衆議院や参議院選挙に出るというものではないわけなんです。やはり自分の在任中からその方面の準備をやるのは、当然政治家の常道であります。したがって
○森(義)委員 法案の内部の審議に入るに先立ちまして、大臣がせっかく御出席でございますので、一言大臣の所信を承っておきたいと思うのです。 大臣も御承知のように、林業という産業は、投資から収益まで大体三十年から五十年もかかるという、実に息の長い産業であるわけです。したがって、このような息の長い特殊な産業に対する政策というものは、必然的に長期計画というものが必要になってくると思います。したがいまして、
○森(義)委員 それでは長官にお尋ねします。 四十年の林業災害です。これは大体現地の集計では二百億を上回っているわけですが、農林省の集計では百数十億、それに対して森林国営保険で支払われたのは何と千百四十九万、全森連の共済で支払われたのは千五百万です。双方合わせまして〇・一%にしかならない。こういうものでこの基本法の「災害による損失の合理的な補てん等」、これに当てはまるのかどうか。三百数十億の被害に
○森(義)委員 もう一回林業基本法の第十一条を読んでみます。「国は、災害によって林業の再生産が阻害されることを防止するとともに、林業経営の安定を図るため、災害による損失の合理的な補てん等必要な施策を講ずるものとする。」現行の森林国営保険あるいは森林組合連合会がやっておる共済制度がこの法十一条の精神に合致しておると思っておられますか、どうですか。
○森(義)委員 時間がだいぶおくれておりますので、林業災害にしぼって、しかも内容を要約して二、三点お尋ねしたいと思います。 先ほどいただきました資料によりましても、今度の暴風雪害の被害の内容は、全額で五百七十四億、その中で林業被害が三百十九億を上回っておるわけです。林業被害というのは、今度の雪害の五割を上回っておるわけですが、林業の災害に対して準拠する法律的根拠というのは林業基本法の十一条だと思うのです
○森(義)委員 まだ不明確ですが、災害ということで一応理解をして、一部個人の不注意もある、こういうふうに長官濁しておられるわけですが、災害という見地に立つ場合に、損失補償の立木補償は全然考えてない。災害という立場に立つならば、私は当然立木補償は考えるべきだと思うわけです。たとえばマツクイムシの場合、伐倒された立木というのは青カビがはえます。そうして価格が非常に低下いたします。それに対してこれは損失補償
○森(義)委員 災害という考え方が入ってきた、こういう答弁ですが、そうすると、現在の森林病害虫のこの法律は災害であるというふうに完全に理解するとするならば、あとの諸条項の内容がいろいろ変わってくるわけですが、それでよろしいか。たとえば損失補償の問題等について、災害という見地に立った場合変わってきますよ。はっきりとそれは言い切れますか。これは重要な問題ですよ。
○森(義)委員 午前中からの審議で、法案の内容につきましてはかなり論議を尽くされてまいったわけでございますが、いずれにいたしましても、私どもの質問の内容から長官もお感じになりましたように、まだまだきわめて不十分な点がある。しかし、前向きの姿勢で森林病害虫の問題について考えようという政府の意図に対しては協力する。そういう意味で私もこの法案の審議に協力するという点で、ただ三つばかり基本的な問題でぜひ質問
○森(義)委員 私は、ただいま議決されました森林法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党、民主社会党及び公明党の四党を代表して、附帯決議を付すべしとの動議を提出します。 まず、案文を朗読いたします。 森林法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、速やかに林業基本法関連施策の整備をはかるとともに、法施行にあたり、とくに左記事項について適切な措置を講ずべきである。
○森(義)委員 全国森林計画あるいは地域森林計画の動脈をつくりましても、そこに血液を送っていくところの個人の経営者の施業計画というものがこれに乗ってこなければ、その動脈が動かないということは当然のことです。それに対して今日までは政府の助言なり指導なり勧奨なり、そういう形でこの計画に乗ってくるような努力をしてこられたけれども、一向に乗ってこない。そういうことから今回こういう法案が提出されるに至った、こういう
○森(義)委員 昭和十四年の民有林に対する施業案を伴う改正については、その後の戦争等の状況もあって、いろいろと変革を遂げた。長官のいまの説明については大体了解ができるわけですが、いわゆる現行法に至った三十七年の改正の当時、いま長官の説明にもありましたように、農林漁業基本問題調査会並びに中央森林審議会から、上からの計画だけではだめだ、下からの自発的な計画がなければだめだ。特に中央森林審議会からは、個別経営計画
○森(義)委員 昨日、私が、わが国林業が当面している重要な課題の一つである、需要の拡大に伴う国内供給力を確保するために必要な労働力をどう確保するのか、こういう問題についてお尋ねいたしましたが、長官の答弁は全く不満足なものであったわけです。 そこで、林業問題全体について、たとえば生産性の拡大あるいは生産基盤の整備、いろいろと具体的な問題について触れたいことがたくさんあるわけでございますが、審議の日程
○森(義)委員 私は、いま長官に、長期需給の見通し、これを達成する確たる自信があるかどうかということをお聞きしたわけです。それをもう一回、確たる自信があるかどうか、はっきり言ってください。それだけでいいです。
○森(義)委員 いま長官から林業の現状と対策についての荒筋の御報告を聞いたわけですが、これは毎年同じ答弁をしておられたのです。いま長官がおっしゃったようなことは、私がこの農林水産委員会に籍を置いて林業問題についての質疑をかわしておる中で、同じ現状分析と同じ答弁をしておられる。ところが、現状は、そういう皆さんの答弁どおりじゃなくして、どんどんと変化しつつあるわけなんです。そこで、いま答弁の中にありましたように
○森(義)委員 今国会に入りましてから、農業並びに漁業の問題については、かなり時間をかけて提出法案についての審議が行なわれ、さらにそれに関連をして農業並びに漁業の全体についての質問が行なわれたわけですが、実は林業に入るのはきょうが初めてです。そこで、国会の会期の都合上時間があまりないので、林業全体について十分に審議を尽くすというわけにはまいらないと思いますが、ぜひこの機会に、日本の林政全体についての