1954-02-09 第19回国会 参議院 農林委員会 第6号
○森田豊壽君 関連しまして……。耕土培養のほうから改良局長に肥料の問題を伺うわけですが、今の清澤君の質問のありましたことは、現段階において非常に重大問題だと私は考えて先ほど来聞きましたから、劈頭聞こうと思つたのですが、ちよつと繰返して申上げるようですが、土地改良或いは耕地培養の面におきまして関連性がありますから伺つておきまするが、只今質問のありました化成肥料或いは配合肥料という問題につきましては、御承知
○森田豊壽君 関連しまして……。耕土培養のほうから改良局長に肥料の問題を伺うわけですが、今の清澤君の質問のありましたことは、現段階において非常に重大問題だと私は考えて先ほど来聞きましたから、劈頭聞こうと思つたのですが、ちよつと繰返して申上げるようですが、土地改良或いは耕地培養の面におきまして関連性がありますから伺つておきまするが、只今質問のありました化成肥料或いは配合肥料という問題につきましては、御承知
○森田豊壽君 只今のお話を聞いておりまするというと、結論的には私どもが考えておることと同じことを非常に心配されておるわけであります。私は国のほうは只今お話のように総合的に、あらゆる方面におきましてのこの防除に対する費用を持つつもりでおる。よつて購入費に対しましては、その地方々々の作物の状況、いろいろの関係があることでありまするから、各府県に国は、これは最も必要なものであるので、これだけは県や国や町村
○森田豊壽君 只今河野委員からいろいろと各方面からの考え方につきまして総括的にいろいろの質問がありました。殊にその中に農薬の補助に対します分配方法が各末端におきましてうまく行つておらない。補助の精神に戻つたような分け方をしておるのではないかということを実例について言われた。私はこの農薬に対しまする保管の補助費は相当額計上されておりまするが、農薬に対する購入の補助という最も農家の経済に直接影響がありまするこの
○森田豊壽君 私の回答を求める感じが、何だか今肥料の事情から言えばそういう感じもするけれども、実際の価格と違つていないようなことをおつしやつたようでありますけれども、これは考えの違いでありますからいいといたしまして、一体肥料というものは、安定々々と言いますが、安定はどこが安定のところであるかということは誰しもわからないという関係がありまして、従いまして私は安定の目標は国際価格を安定の目標としなければならんと
○森田豊壽君 只今河野委員から大分私の言わんとするところを質問されておりまするが、私はこの硫安需給安定法につきましては、今日の段階ではいろいろの面から考えまして、殊に硫安はあの高値からだんだん低下しおる現状からいたしまして、需給ということから行きますれば、ただ心配になるのは輸出会社法案であると思うのでありまして、内需的な考え方から行きますれば、需給安定法ということは継続審議としまして三度ここで審議することになりましたが
○森田豊壽君 先ほど法案棚上げのようなものが二、三あるとかいうお話だたつたのですが、どんなものがそういうものに入るのですか、それを一つ……。
○森田豊壽君 この課税の問題ですが、間接課税はこれは余りいいことじやないと私は信じておりますが、現在の養蚕業の状態をつらつら考えまするに、需給関係が円滑でない。即ち繭は三千万貰を増産しようとして計画しておつたけれども、本年は霜害その他の関係によりまして二千七百万貫だという只今の説明から行きまして、製糸家のほうの設備が余つておるだろう、従つて原料を買焦らなけりやならん、而うして又原料が少いのと、今度は
○森田豊壽君 本件の議決に関しましては、国有林野事業職員、殊に現場職員の現行賃金は比較的低位に置かれておるようでありまするから、このような実情におきまして速かにこれが改訂是正を行うことは当面の急務である存じます。従つて賃金を改訂するというそれだけの観点におきましては、今回城府から国会の議決を求められました公共企業体等仲裁委員会の裁定は一応妥当なものと認められまするので、公労法制定の趣旨に鑑みましても
○森田豊壽君 なお具体的に一つ申上げたいと思いますが、お茶の取引というものに対しましては、殊に生産者というものに対して生産を指導すると同時に、これの集荷を一元的に持つて行かなければ駄目だと思うのであります。集荷の一元化、即ち最近共同販売と称しておりまするが、共同販売は別といたしまして、集荷を一元的に生産者団体が扱う、生産者団体の持ちましたものに対して輸出検査が必要である。商人がこれを直接買つたならば
○森田豊壽君 只今予算の話がありましたから、それと関連して質問申上げます。この前の臨時国会におきまして、会計課長より二十九年度予算を拝見いたしました。これに対しましてお茶に対しまする予算は九百六十万円でしたか、一千万円弱であつた。この数字は去年と比べますると、百六十万円に対しまして九百六十万円でありますから、随分増加したということが言えましよう。その内容を見ましたところが、その内容のうちには七百何十万円
○森田豊壽君 茶業振興につきまして、私より二、三回特産課長のおいでをお願いしましたが、御都合がお悪いと見えまして、おいでにならなかつたのであります。臨時国会のこの米価或いは給与の問題につきましての重要な際に割いて頂きまして、ここに御質問申上げるわけでありまするが、私が申すまでもなく、我が国の農産物の輸出の大宗といたしましては、何と申しましても生糸とお茶であることは、これは明治以来の輸出の状態から行きましても
○森田豊壽君 私はいやしくも農林大臣が表彰をする場合には、全般的に対してこれをよく検討しませんというと、この田中さんに対して特別に藍綬褒章ですか、授与するという説明ですが、ここに書いてありますが、全般的に言つて藍綬褒章をもらうべき人が農林省の総体の各局にあると思いますが、そういう点が公正に行かないというと濫彰ということになつてしまうという虞れがあるのですがね、そういう点を十分協議して、一つこういうことをやつて
○森田豊壽君 やるわけですか。
○森田豊壽君 冷害の功労者ということでありますが、これは又結構だと思いますが、冷害ばかりでなく、今期の冷害に対しまして、冷害の功労者だけ表彰するという感じを非常に強く与えることになると思うのですが、無論冷害に対しまして研究して下さつたことに対しましては、大いにその功を賞讃し、又これに対して表彰等をなさることは誠に結構だと思うのです。ほかのことは一体どういうことになつているか、ほかの災害等に対しましても
○森田豊壽君 簡単です。極喜く簡単です。米で以てやるためには、米をみんなに食わせるためには、米のほうは供出で統制して置かなければならんというお話があつたのでありますが、米が不足だとすれば、現在九十万トンですか、あれを百六十万トンの買入にいつの間にかくるつと引つくり返つて外米をうんと持つて来た。まあ外米も米である。この外米を持つて来てこれに充てようということもあるが、早く言えば、国際米価格によりまして
○森田豊壽君 大分遅くなつて質問をするわけですが、私は供出の問題につきまして、この際に供出をやめたらどうか、少し極端な論で、先ほど来の質問とは遠くく離れておるようですが、一体供出を廃するということにつきまして、どういう点で供出制度を廃することができないか、その理由を一つ詳細に承わりたい。凶作の問題がやかましく臨時国会で、取上げられておりまするが、一体凶作係数なんというものを出すことは、実際の凶作の農家
○森田豊壽君 ちよつともう一つ…。この輸出農産物に対しまする問題につきまして、まあ何と言いましても生糸とお茶ということになりますが、生糸の問題におきましては相当長期計画も出ておるようであります。実は特産課長に来て頂きまして質問しようといたしましたが、今日来られませんでしたので、又その折もありませんので、この際にお願いを申上げたいと思うのです。二十四頁ですか、農産物の輸出振興という項目で出ておりますが
○森田豊壽君 第一の一番大きな問題が頭を少しずつ出して、スロー・アンド・ステツデイであるかも知れませんが、ゆつくり而も確実にやるのだという御説明でありましたが、これはどういう項目がそうであるのか、その項百を言つて頂きたかつた。その話のうちに例えば人口が多いからその人口の移民計画を立てる。成るほど昨日の何にも、南米へ千七百六十戸やるのだというお話を記憶しておりますが、それは併し外務省関係である、外務省
○森田豊壽君 二十九年度の予算要求のこの説明を昨日官房長のところの会計課長から承わりました、この項目を眺めましても新規の項目は何もない、而も説明の中に予算新項目はないが、その内容は充実させたつもりであるというような話があつたのであります。私は今日農林行政の重要でありますることは今更申上げるまでもないのでありますが、ここに講和後における日本の農業の根本的な建直しをしなければならん時期におきまして、農林省
○理事(森田豊壽君) 他にございませんか……。それではこの問題は本日はこの程度にとどめておきますが、よろしうございますか、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○理事(森田豊壽君) 只今から委員会を開会いたします。 公共企業体等労働関係法第十六条第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件(国有林野事業)を議題といたします。本日は、本件につきまして公共企業体等仲裁委員会委員長の今井一男君から御説明を一聞くことにいたします。今井一男君。
○森田豊壽君 ちよつと伺いたいのですが、冷害以外の災害地に対しまする薪炭、炭材でなくて用材といたしまして、そういうもので以て特別に払下げるというような措置はありませんですか。又延納は、そういう場合において延納制度を適用するお考えはありませんか、その点を一つ伺いたい。
○理事(森田豊壽君) もう別に、何か御質疑ありませんか……。それではこれを以ちまして質疑を打切りまして休憩いたします。午後は一時半から委員会を開きます。 午後零時三十一分休憩 —————・————— 午後二時十八分開会
○理事(森田豊壽君) 私からちよつとお伺いいたしますが、只今農業手形等に準ずる簡易な貸付とおつしやいましたが、附帯決議としてそういうことが出ておりまするが、農業手形というものは非常に簡易なように思いまするけれども簡易じやないのでありまして、準ずるという言葉がありまするから、それによつたものではないとも言えるかも知れませんが、これは非常に厄介な、五人が連帯して借入れをする。又それを以ちまして単位農協がその
○森田豊壽君 只今売渡の対象は県を相手にしてやる。そうして県は町村に対して売渡すということでありましたが、その取扱いは各県で、農協なら農協或いは業者なら業者ということはきめるわけでありますか、どうですか、それを一つ……。
○森田豊壽君 農業委員の任期延長に関する法律の改正でありまするが、この理由は只今河野委員からもいろいろの議事進行についての御意見がありましたが、この理由といたしまして、政府が供出を完了するまでの関係から行きまして、この際農業委員の選挙をしておくことは、そういうときの供出を完了する上において支障があるというような理由を以てこれを延期しようとしておるのでありますが、この問題は、この理由は私も理由にならんと
○森田豊壽君 昨日食管長官に対しまして、私は米食率を生産県或いは供出県との区別を付けずに、この際一律にしたらどうか、こういう問題に対しまして質問をして参つたのであります。大臣といたしましては、できるだけ一律にしたいというお考えであるけれども、供出その他の関係上、この際におきましてはそうも行かない県もあるというような、非常に何となく奥行のある言葉が出まして、誠にそういう点もあると考えているのでありますが
○森田豊壽君 徐々にやろという説明でありますが、徐々ということは非常に聞いていては聞きいいのでありますが、こういうことは時期を見てきめなければ徐々には私はきまらないと思うのです。一県といえども、そういうことを、君のほうはもう供出が少いから今年は駄目だと、今日のような水害その他の関係におきまして、皆が余計もらいたいというときに、それを撤廃するということはなかなか困難ですね、一挙にやらなければできんと私
○森田豊壽君 この前食管長官がおいでませんでしたから、委員長に一つお伝え願いたいと言つて質問しておきましたが、従来輸入県と輸出県との相違によりまして、配給を受けております農家の配給量が違つておる。殊に今回の災害によりまする場合におきまして、転落農家と称する非供出農家に対しまする配給の問題ですが、輸出県の転落農家は月に二十日分の配給を受ける、而うして輸入県のほうのところにおきましては十五日、ざつと言いますれば
○森田豊壽君 それに関連して私も……。一体この話がこんなにこんがらがつておるような状態に内幕が現われて来たわけでございますが、この法案は通つておるのにもかかわらず、その手続も何にもまだできずに、そのため貸出も何にもできない状態に現在あるのですが、例えば金利の引下が決定しなければ貸出ができない、或いは二銭三座にできないというような点、これは農地局長に伺いたいのですが、我々議会で通過しておりましても、そういう
○森田豊壽君 くどいようですが、私が前の委員会において質問したときは、協会のほうの預け金の利息で以てやつて行くのには余裕があるかということを質問したときには、余裕がないようなお話であつた。そうすると、今度は仮に二百万円資金が減るとしますと、それで以てやつて行かれるか、行かれんかということは、やつて行かれないという計算になると私は思うのであります。預け金がそれだけ減るわけ、すから、そういうこうになるわけですから
○森田豊壽君 農地局長に伺いたいのですが、この問題につきましては私も大分質問をした一人でありますので、この際一つ農林省の農地局長としての考え方をはつきりしておきたいと思いまして質問申上げるわけですが、一体中金と開拓協会との間におきまして、先ほど来河野委員からの質問にもありました通り、両者の間におきましての取引、即ち預け金というものに対しまして、これが預け金を下げる、下げないというのは双方の合意の上でやつたことであるから
○森田豊壽君 余り突つ込んだことを申上げることはどうかと思いますから差控えますが、これで承知してもらいたいという御回答でありましたが、この価格に凶作の係数を加算せずして説明することは、そこに私は無理があると思うのであります。この点は食糧政策の上において十分考えて頂かなければならんと思うのであります。ただパリテイ計算によつてできて来たものであるというような考え方だけで以て米とは違う、米よりも重要性が以下
○森田豊壽君 只今の御回答で行きますというと、甘藷の生産量は今年はそう減つていないようなお考えのように思いますが、今年は相当減つておる事情が各地に現われておるのでありまして、而も価格から行きまして、その価格は大阪市場における甘藷の価格等のごとき、食糧甘藷のごときは非常に暴騰しております。而も原料のごときは、現在におきましては原料「いも」はないという状態は、恐らく食管庁のほうは御承知の通りと思うのであります
○森田豊壽君 この価格の問題は、何と申しましても豊凶の状態を斟酌せずして今年度の価格決定は、これは無理だと私は考えるのであります。十月十五日現在におきまする、まあ米も去ることながら、甘藷の問題につきまして、中央の食管庁のお調べになつたところが確定しておると予想するのであります。豊凶状況が確定せずして価格の決定ということはないはずであります。見込みというものは大体なくちやならん。これを一つお願いしたいことと
○森田豊壽君 最後にくれぐれも一つお願い申上げますが、むしろ大臣よりも理財局長のほうが相当の何を持つておるわけでございまして、これは私が言うまでもなく本席からお願い申上げておきますが、以上いろいろ御質問や、私の意見やお願いを申上げたのでありますが、これにつきましては、できるだけ一つ局長におきまして、引続く災害に対しまする農村の窮状をよくお呑み込み下さいまして、これに対してはできるだけ一つ御便宜を図つて
○森田豊壽君 なお一つ承わつてみたいと思います。只今の地方債に対する説明或いは地方の公共団体に対する貸付金等、この問題につきましては私未だ曾つてどこへどういうふうに出してあるかという報告を実は見たことがないのであります。今の御説明で見ますると、農村から金の引揚超過になつておるにもかかわらず、これを還元してもらいたいという私の質問に対しましては、それは何らか半分くらいはやはり還元しているというようなお
○森田豊壽君 今日は非常にお忙しいところを理財局長においでを願いまして、私は現在の引続く災害によりまするこの不幸なる農民のために、ここで要望されておりまする資金の問題に対しまして、最もその方面に、庶民金融並びに農村金融に対しまして御経験の深い、而も現在国の財政の根幹をなします財政金融方面の担当局長でありまするから、このお方に一つここに方法を考えて頂きたいし、又お願いも申上げてみたい、又我々の腑に落ちない
○森田豊壽君 冷害のほうは別といたしまして、この災害総体に対して官房長に申上げたいと思います。この災害対策につきましては、何と申しましても営農資金を大いに出して頂くということ以外には私はないと思います。今日転落農家が各地に多く出ております状況から行きまして、今後そういつたものはますます多くなるという状況下におきましては、言うまでもなく資金の加減が必要である。私を以て言わしめれば、農村の金が引揚超過になつておりまして
○森田豊壽君 先ほどの利子補給の問題と利子の問題ですが、利子が六分五厘で、開拓地にあつては五分五厘とここに書いてありますが、先ほどの御説明だと、三分五厘の適用ということのお話があつたのです。この点はもう一度明確にして頂きたい。どういうときに三分五厘になるか。
○森田豊壽君 御配付願いました書類の中の「昭和二十八年産主要食糧農産物生産見込高」、かねて私からいろいろ各種農産物の食糧に関連のある農産物に対しての生産見込額を一時も早く知らして欲しいという私の希望したこの書類を出して頂いたことを感謝いたしまするが、この表で見ますると、今年の水稲、陸稲から大小麦を初めといたしまして、いわゆる雑穀に属する「なたね」に至るまで二十一ばかり羅列してあるわけでありまして、この
○森田豊壽君 この案に対しましては、私も趣旨は賛成ですが、もう少し具体的に、これじやただ抽象的な案であつて、もう少しこういうことをやつてもらいたいとかいうことをはつきり申入れたらどうかと思います。これだと何だか総論というか、前文句というか、そういうふうな意味の頗る抽象的なものであつて、農林委員会としてこれを出すならば、こういう問題に対してはこうしてもらいたい、通る、通らないは別として、意見として出すべきだ
○森田豊壽君 先ほどの問題と関連しておりますが、台風十三号の被害状況の極く概略のお話がありましたが、これはもう相当経つておりますし、一応は報告はあつたと思いますが、その概況をもう少し、今までの状態だけで結構でございますが、お知らせを願いたい。もう一つ、この前食管長官のおいでの際に、この前の委員会におきまして甘藷の作柄状況、最近におきまする米の不作の状態からいたしまして、甘藷並びにその他の雑穀の粒の状況
○森田豊壽君 これは所管外、所管内かかわらず、米の収穫予想は、何しろ米は勿論重要な主要食糧でありまするから、甘藷のもうまさに掘り上げようとしておる早場所もあるわけで、こだ対する予想がつかないことはないと思いますから、これらはこういう時期開いた委員会ですから、これだけは一つ発表して頂かなければならんと思うのです。若し来なかつたら至急にそういう予想表を出して頂きたい。それによりまして地方の販売体制も考え
○森田豊壽君 今日は食糧長官がおいでにならないので甚だ遺憾に思つておりますが、「いも」の、殊に甘藷の収穫予想はどんな見込であるか、それによりまして考え方が違つて来ると思うのですが。