1948-11-26 第3回国会 衆議院 本会議 第21号
○森山武彦君 私は、地方自治法に基いて府縣が制定実施しつつあるところのいわゆる府縣條例と憲法との間における疑義によつて、いろいろ行政の円滑を欠きおる点を指摘いたしまして、法務総裁の御所信をお伺いしたいと存じます。次に、右の結果、現に滋賀縣において、去る十月一日実施されましたところの滋賀縣水産物統制條例並びに宮崎縣において去る十月実施されましたところの牡牛去勢條例をあげ、なかんずく宮崎縣における牡牛の
○森山武彦君 私は、地方自治法に基いて府縣が制定実施しつつあるところのいわゆる府縣條例と憲法との間における疑義によつて、いろいろ行政の円滑を欠きおる点を指摘いたしまして、法務総裁の御所信をお伺いしたいと存じます。次に、右の結果、現に滋賀縣において、去る十月一日実施されましたところの滋賀縣水産物統制條例並びに宮崎縣において去る十月実施されましたところの牡牛去勢條例をあげ、なかんずく宮崎縣における牡牛の
○森山委員 もう一つお伺いします。協同組合法の十六條の決議権の所で、決議権及び役員の選挙権は書面もしくは代理人によつて行うことができるというところの規定がありますのに、最近政府の方で書面決議は認めないというような通知を発せられたことはありませんか、いかがでありますか。
○森山委員 先ほど委員長からお尋ねがありました質問に対する御答弁の中に、各連合会はできるだけ協議してスムースにやつていくようにしたいとか、あるいは役員の費用をなるべく軽減するようにしたいという御希望のような御答弁がございましたが、これはいずれも法律上の根拠のない話でありまして、なるほどそういう希望はありましても、いろいろ利害が相反したりしますと、この協同組合が協議に應じないということも起り得ると思うのであります
○森山委員 先ほど私が申し上げましたところの、各縣でまちまちな指導をされているということについてはいかがでございますか。
○森山委員 そこで、前農業会のこういう者はいかぬというて非常に干渉した所ではとうていこれはやつていかれないというので、それよりむしろ追放者なり、いろいろな者を合わせて農業会社というものをつくろうということになつて、現在農業株式会社を設立して、生産、販賣をみな会社でやろうということになつている所もあるそうでありますが、そういう会社はお認めになりますか。
○森山委員 ただいまのお話を聽いておりますと、非常にいい指導をしたというような話でありますが、われわれの知つておる範囲では、ある縣では前農業会の役員をした者は絶対に加入してはならないという縣の達しがありまして、排撃された。ある縣は前農業会の役員でも何ら差支えないという達しを縣が出して、まちまちなことを縣がやつておるのである。ある非常に嚴重にそれをやつたところでは、前農業会関係者はみな排撃したために、
○森山委員 ごく簡單に申し上げます。私は第一議員倶樂部同志を代表いたしまして修正案に賛成の意を表するのであります。 理由の一といたしまして、ただいま的場委員のお話のごとく、依然として食糧管理法の適用下にあるか、それとも新しくここに一定の規範を示すかということが大切なのであります。そこで私はこの観点からいたしまして、農民のために、また國家のために非常な賛意を表するのであります。およそ世上に絶対ということはあり
○森山委員 よくわかりました。この点について希望を申し上げておきます。この問題はぜひともただいまのお話のごとく、いい結果になるように努力していただきたいのであります。 次にもう一つお伺いしたいことは、この罰則を見ますと、非常に軽い罰金のようであります。二千円とか、三千円とか、五千円とか、罰則があつてもなくてもほとんど効果がないというような罰則がありますが、この点はいかがですか。
○森山委員 ちよつとお伺いいたしますが、本法は家畜の増産をめざした点において、われわれ非常に賛意を表するのでありますが、最近聞くところによりますと、國立の種畜牧場の減らすという案もあるという話であります。かように増産をしなければならない時期に、この種銅牧場を減らすことは重大なる問題であると思うのであります。これに関して政府の御所見を承りたいのであります。
○森山委員 簡單にお伺いいたしたいと思うのでありますが、その前に私は先般から質問の中に、いろいろな問題が起ります原因は、本法案が食糧確保という漠然たる名前をつけて、実際はただ供出の話である。こういうことでカモフラージしているような感じがありはしないか。むしろこれは主要食糧生産供出臨時措置法というようなはつきりした線を引いておく必要がありはしないか、こう考えております。その点におきましてはなはだ杜撰でありまして
○森山委員 農林当局のお考えは非常に農村の実情にうといようであります。実際において農村の末端にいきますれば、こういう規定をつくつておけば必ずひどいことが行われる。現にわれわれの方にもそういう例がありまして、供出ができない。保有米の全部をもつてもまだ足らぬというので、やむを得ず泣く泣く近所から借りてきて出した。ところがそれは食糧管理法違反だというので、ぶた箱にぶちこまれたという事例もあります。でありますから
○森山委員 関連質問ですが、農政局長の話を聽いておりますと、過去において非常な弊害があつた。それでこの立法をしてこれを是正していくというようなお話であつたのであります。ところが実際問題としては、さつきから質問があるように、第八條によつて異議の申立はしたが、実際において四項によつて賣渡命令が実施されたならば皆無になつておる。伺もないというような実情に立ち至つた場合には、非常に困つた事態が起るのではないか
○森山委員 それから第二條の四項に、都道府縣以外の試驗研究機関に対しては、補助金の二割を配分することになつているが、都道府縣の試驗研究期間以外というものは、大体においてどういうものでございますか。
○森山委員 次に「試驗研究機関」というふうになつておりますが、その中で養蚕のことは省かれているのですけけども、飼畜に何するようなことは、この試驗研究機関の中に別にはいつてないのでありますか。
○森山委員 この農業改良助長法案の第一條に、「公共の福祉に増進することを目的とする。」とありますが、非常な廣範囲にわたつたおりまして、第二項の蚕糸業に関する試驗研究及び普及事業を除くほかはほとんど含まれているように考えられるのであります。特に「農民が農業に関する諸問題につき有益、適切」云々というわけでありまして、非常に漠然としておるのでありますが、この点について具体的にこれを指示することはできないものでありまするか
○森山委員 生理的にきめることは困難でありますから、何才とむずかしく限定しない方がよくはないでしようか。九州の南端と北海道では成年になる日が非常に違います。
○森山委員 あとから遅れて、はなはだ失礼でありますが、この前衆参両院協議会に出す前に各党の態度を決定して臨んだのであつて、しかもあそこの衆議院の態度は実に堂々たるもので、われわれは衆議院の文化委員会は、さすがに、りつぱだと思つておつたのでありますけれども、今日またこれを飜してどうかなると、はなはだ遺憾でありますから、ぜひあのままやつていただきたい。
○森山委員 地方町村長知事が推薦したとき、中央では地方の事情がわからないため、正確を欠く場合もあり、地方ごとに審査機関を設ける必要ありと思うがどうですか。
○森山委員 私は受田君の説に全面的に賛成であります。それでその日を更生の日としてぜひ休日にしたい。ただいまのお話のごとく追憶の日などということは特に避けなければならぬ。何を追憶するのか、残念であつたことを追憶するのであるか、それとも愉快であつたということを追憶するのであるか。私は、いろいろな追憶をいたして、將來追憶することについて妙な結果を來しはしないか、こう考えておりますので、ぜひこの日はそういう
○森山委員 私は太用君の設に賛成であります、というのは、ただいまのお話では学者の説が二月十一日にほとんど一致しておるのかごとく聞えますが、学者の説明がそもそもまちまちでありまして、この紀元節の初めの二月十一日と決定するときに、すでに非常に議論がありまして、ほとんどこの二月十一日のことについては初めから不確実であつたのであります。そこで考えますのに、今度新しい日本の祝祭日を決定するについては、今までの
○森山委員 私も並木君の意見に賛成であります。法律をもつてこれをきめるというようなことにしておかないと、過去において軍閥というものが跋扈して、たとえば何とかの記念日というものを勝手にこしらえて、國民に強要したような歴史がありますから、今後もそういうことが起らないように、國会の意思によつて決定するという根本方針を、やはりこの際決定しておく必要はどうしてもあると思います。
○森山委員 この際文部大臣にぜひ御答辯を願いたいと存じますのは、この文化委員會の審議事項の第一としまして、國家行事に關する件というのがあるのでありますが、この中でわれわれが遺憾に思つておりますのは、今日に至るまで、わが日本の祝祭日というのが、實に不可解な存在であると思うのであります。大體日本の祝祭日を決定した根本は、宮中の行事が根本になつておつたのでありまして、いわゆる神ながらの行事であります。神ながらということは
○森山委員 ただいまの御説明を伺いますと、觀光地の諸施設につきましては、ゆとりがないようなお話でありますが、それはよくわかりますけれども、大事なことは、非常に貴重な觀光地の重要なものの修理とか、あるいはごく必要なものについては、何とかこれに對する對策をしなければならぬ、現在のまま放任しておくことのできないものもあると思いますが、そういうものにつきましては、どの程度のお考えをもつていらつしやるでしようか
○森山武彦君 いろいろと御説明の點はよくわかりますが、何とぞ御調査の結果、できますならば少しでも早く運んでいただきたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。
○森山委員 さような取扱いをお願いするとしても、先ほどこの請願の趣旨を承りましたけれども、その機構とか、あるいは方法、時期、そういう詳細なことについて、請願者は何か持合わせがあるのでありましようか。 〔速記中止〕
○森山委員 社會黨を代表いたしまして、これに贊意を表します。従来、古代住民の遺跡は、わが日本におきましては、北日本に數箇所發見されまして、これにつきましては學者が非常な努力をいたしましたが、殘念ながら北日本の遺跡は非常に荒れておりまして、詳細なる研究ができ得なかつたということは、まことに遺憾であつたのであります。今回太平洋岸に面したこの登呂の遺跡が發見されましたことは、偉大なる日本古代史の發見であります
○森山武彦君 私は宮崎縣都城市今町郵便局に電話架設の請願につきまして御説明申し上げます。ただいま請願いたしておりまするところの郵便局は、このごろできたのでありますが、實はこの開局前約十數年の間、ここには電話が架設してあつたのであります。ただいまの郵便局の前の國民學校に電話が通じておつたのでありますが、終戰後の大暴風でこれが破損しまして、そのままになつておる次第であります。ここには國民學校、あるいはまた
○森山委員 先ほど私が申しましたのは、登呂の遺跡を全部掘つては惡いというのではないのではありまして、ぜひ掘つていただきたいが、一部掘つてみて非常に有望であつたならば、ぜひどしどしやつていただきたい。とりあえずその目鼻がつく間は文部省として考慮していただきたい。これが一番の眼目であります。
○森山委員 先ほどからお話がありましたが、農村文化の問題であります。われわれも農村組合をこしらえておりましていろいろやつておりますが、結局は、縣廳の中に文化問題について特に興味をもつていろいろ斡旋をしてくれるような人がいないのでありまして、われわれとしては、地方自治體の特に縣廳の中に、文化部のようなものがあつてほしいと思うのであります。これに對しまして、文部大臣はどういう御意見をもつておられるか、第一點