1964-06-04 第46回国会 参議院 農林水産委員会 第41号
○梶原茂嘉君 もう一点だけ。そうしますと、一市場一企業会社という場合が当然あり得るわけですね。したがって、一市場一企業会社の場合は、相当の資本金が必要だと、これは当然そうだと思う。そうすれば、一市場一企業会社が一つの理想形態だと、こう考えていいわけですね。今回のこの法案に関連して、そうですね。わかりました。
○梶原茂嘉君 もう一点だけ。そうしますと、一市場一企業会社という場合が当然あり得るわけですね。したがって、一市場一企業会社の場合は、相当の資本金が必要だと、これは当然そうだと思う。そうすれば、一市場一企業会社が一つの理想形態だと、こう考えていいわけですね。今回のこの法案に関連して、そうですね。わかりました。
○梶原茂嘉君 ちょっと関連して。 この前、私が質問をいたしました、それに対する答弁と、ただいま北條さんと質疑応答しておられる間に、ちょっとふに落ちない点がありましたので、ここではっきりしておきたいと思います。 それは、今度できる市場ですね、市場の性格というものが、従来の公設市場的な性格のものであるのか、いま一般に言われている、いわゆるスーパーマーケットのような性格のものであるか、私は、その二つは
○梶原茂嘉君 大量仕入れによってコスト・ダウンをはかるということは大きな筋道であると、お説のとおりだと思う。ところが、生鮮食料品、特に蔬菜等について一体大量仕入れ、大量仕入れといわれるけれども、どの程度の大量仕入れをしているのか、言いかえますと、今度出てくる総合食品市場ですか、この中で扱う蔬菜は、大体どの程度の消費者、あるいは消費者の家庭を対象にしているのか、まあ一つの総合市場ですね、どの程度の一体消費者層
○梶原茂嘉君 蔬菜のごときは生鮮食料品のほんとうの生鮮な、それを扱う上で人件費が中心的な要素にあるということは、これはまあ当然のことだろう、ところで人件費というものが将来も上がる傾向にあるということは、これまた当然の推移であろう、こう思われるのです。したがって、蔬菜マージンが今後も上がる傾向にあるであろうということも、これまた私は当然の筋道であろう、こう思うわけです。他の食料品であれば、加工食品であれば
○梶原茂嘉君 いろいろの生鮮食料品ですけれども、問題を簡明にするために、一応蔬菜というものに限ってお伺いしたいのであります。で、現在の小売り面における蔬菜のマージンのあり方ですね。マージンのあり方が他の各種の日用品、家庭に直結する各種のそういう品物に比べてどういう地位にあるのか、言いかえますと、現在の八百屋さんの口銭というものが商過ぎるのだという目で見ておられるのか、まずまず妥当だと見ておられるのか
○梶原茂嘉君 ただいまの埋め立て地の利用に関連して、簡単に一つだけ伺いたい。 三十五年の所得倍増計画の中で、それに関連して工業用地の造成の見通しの中に、十年間の海面埋め立ての計画があったと思います。はっきり数字は覚えておりませんけれども、二億坪内外であったかと思うのでございます。間違っているかもわかりません。相当経済の高度成長の関係で、工場用地の造成が大きく考えられておるわけでありまして、事実和音
○梶原茂嘉君 ちょっと関連してお伺いしたいのでありますが、日本のこれまでの土地改良は、大臣よく御承知のように、長年食料増産というものがその根幹であり、基本的の性格であった思います。それを長年続けてまいりまして、戦後におきましても、その根幹にはかわりはなかったと思います。そういう根幹の上に、新しくといいますか、構造改善の政策が打ち出されてきて、そして生産性の向上ということに主眼がおかれ、そういう観点からの
○梶原茂嘉君 いまの資料は経済企画庁にあって出ているのではないでしよか。農林省と打ち合わせ願ってできるだふお出し願うことにしては……。
○梶原茂嘉君 ちょっと関連して。農業協同組合と中小企業協同組合と、金融面の一つの関連性についての堀本さんの御質問でありますが、それにやや関連するんでありますが、農産物あるいはその加工品を対象にして二つの組織がある、その二つの組織にそれぞれの金融機関が特殊にある。そのほか一般の普通の金融機関があることはもちろんであります。実際問題として、農産物なりその加工品ですから、共通する面が多分にあるわけでございます
○理事(梶原茂嘉君) ただいまから委員会を再開いたします。 農業改良資金助成法の一部を改正する法律案及び農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案を一括議題とし、休憩前に引き続き、質疑を行なうことにいたします。 質疑のおありの方は、御発言願います。
○梶原茂嘉君 大きな影響がなければないでけっこうなんであります。ただ、農協の金融上の役割が非常に大きくなっておると思うのです。純粋の農村地帯におきましては、私はお説のように、そう問題はないと思います。しかし、大きな都市近郊の農協の信用事業は、この性格が相当変わってきておるのじゃないかと思うのであります。たとえば、東京あるいは神奈川等大きな町の近くの巨大な農協は何十億という金を擁しております。そういうのがこういう
○梶原茂嘉君 中金なり信連の資金の影響は、これは御説明ではっきりわかるのでありますが、信連のコールローンに振り向けられる資金はおそらく千億をこしておると思います。最近はおそらくまたそれを上回っているかもしれません。少なくとも千億台に上っておるだろうと思います。単協の分が一兆二、三千億あるのであります。もちろん系統に行っておる分もある。そうして貸し出されているものが七、八千億でしょうか、その程度。あの
○梶原茂嘉君 十分か十五分間お伺いしたいと思います。三つぐらい簡単にいたしますから、簡明にお答えいただけばけっこうであります。 農林金融、これは申すまでもなく農業あるいは農家の経営の特殊な性格から、農林金融自体も全体の金融の中で特殊な性格と立場があること、これは当然であります。しかし二面、広い意味の金融という観点から見れば、他の一般金融との間にある程度の共通性があり、お互いの間に関連性があるということもこれまた
○理事(梶原茂嘉君) 次に、農業改良資金助成法の一部を改正する法律案及び農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案を一括議題とし、昨日に引き続き質疑を行なうことにいたします。質疑のおありの方は、順次御発言願います。
○理事(梶原茂嘉君) ただいまから委員会を開きます。 都合により、私が委員長の職務を行ないます。 保安林整備臨時措置法の一部を改正する法律案を議題とし、提案理由の説明、補足説明並びに提出資料の説明を聴取することにいたします。松野農林政務次官。
○理事(梶原茂嘉君) ただいまから委員会を開きます。 本日は、都合により私が委員、長の職務を行ないます。 農業改良資金助成法の一部を改正する法律案及び農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案を一括議題とし、順次補足説明及び提出資料の説明を聴取することにいたします。 なお、農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案の衆議院の修正点については、補足説明の際、便宜政府当局に説明を願うことにいたします。
○梶原茂嘉君 ただいま議題となりました法律案について、委員会における審査の経過と結果を御報告いたします。 まず、甘味資源特別措置法案は、砂糖類及び甘味資源作物を農業基本法の重要な農産物とし、甘味資源作物の生産振興地域の指定、出産振興計画の樹立及びこれが実施のための政府の助成、振興地域内の産糖指定施設の新設及び変更の農林大臣による承認、国内産糖及び国内産ぶどう糖の政府買い入れ、農林省に甘味資源審議会及
○理事(梶原茂嘉君) 法案審査に入る前に、小富者及び渡辺君から発言を求められておりますので、これを許可いたします。小宮君。
○理事(梶原茂嘉君) なお、委員長の穏当を欠く発言に関する部分等は、これを会議録から削除いたしたいと思いますので、御了承をお願いいたします。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ―――――――――――――
○理事(梶原茂嘉君) ただいまから委員会を開きます。 都合により私が委員長の職務を行ないます。 議事に入ります前に、去る二十六日の本委員会における委員長の発言について委員長から発言を求められております。青田委員長。
○梶原茂嘉君 お互いにしろうと議論を戦わすと、これは非常に危険だと思います。ひとつ技術面のこれまでの研究があるに違いない。私たちしろうととして聞いているのでは、春まいて、そして夏の高温を経過していってでき上がる直前にやや冷えてきて、しかも何といいますか、日照があって、短い間に糖分の含有量というものが非常に増すのだというようなことも聞かされているのであります。そういう点はわれわれしろうと論じゃはなはだあぶないのですから
○梶原茂嘉君 私はそういう技術方面のことの知識はないのですけれども、日照の関係、特に温度の関係その他の関係が、反当収量に影響があることは、これは常識的にもわかりますけれども、糖分の含有量に相当の違いがあるのじゃないか、その点がよく究明されていないと、反当収量はなるほどあがった、しかし秋まきの分は、案外に含有量が少ないというふうな危険がありはしないかという感じが、しろうとながらするのでありますが、だいじょうぶですか
○梶原茂嘉君 先ほどの北條さんの質問に関連するのですけれども、暖地ビートで従来春まきでやっていたのを秋まきに切りかえるというお話でしたけれども、春まきの場合と秋まきの場合で、反当収量にどの程度の相違があるのでありますか。特に糖分の含有量が変わらないのか、ある程度の差があるのか、その点についての調査といいますか、研究といいますか、それの結果をひとつ伺いたいと思います。
○梶原茂嘉君 そうしますと、中国方面は、振興地帯には考えられておらないわけですね。先ほどお話の南九州、生として鹿児島で、六、七万トン目標で再出発といいますか、出発することに考えられたわけですね。これはなかなか容易ならざる私は事業であろうと思うのです。 そうして、これも先ほど、朝お話のあったように、そこで生産されたものは、陸路か海路か知りませんが、岡山の工場において処理される、こういう計画になると思
○梶原茂嘉君 長官の言われるように、長期見通しを策定することは、それ自体、農産物については非常に困難な作業であろうと思います。そのことは中期についても、ある意味においては同様かと思います。新しくてん菜糖の振興をはかっていくとすれば、これは別な意味でといいますか、どうしても、ある意味においては相当見通しをつけた計画が基礎にないというと、よくなかろうということが当然考えられることであります。そういう意味
○梶原茂嘉君 簡単に二、三点伺いたいのでありますが、当初甘味資源の総合計画を検討しておった時分には、先ほどお話のあったように、大体、十年先の需給を百五十万トン見当に押えた。ところが、これも先ほど来、質疑応答があったように、すでに昨年百七十万トンの需要が現実にあったわけであります。 それでこの甘味資源の新しい法律が実施されるとすれば、その時点において、長期的な観点の見通しをどういうふうに見ておられるのであろうか
○梶原茂嘉君 いま一点は、求償権と出資との関係なんですけれども、出資は、もちろん持ち分として会員相互間の移動といいますか、譲渡があると思う。それでこの被保証者が、保証された債務を弁済することができない——弁済といいますか、不可能になって、求償に入って、いろいろの事情で求償し得なかったというときの、その被保証者の出資というものは、いかがになるたてまえになっておるかということなんであります。
○梶原茂嘉君 ごく簡単に伺いたいのですが、森林組合の問題ですけれども、昨年出発して、当時の見通しといいますか、計画といいますか、それから見るというと、民間の出資等々によりまして、それが予想以上に伸びたという結果になっているわけです。ところが、今度政府が、それにバランスをある程度合わせるために増資をする。合計七億になるのですか。そうしますると、他の部分も、大体その額になる見通しだと思いますけれども、一度
○梶原茂嘉君 いまの出資の問題ですけれども、現在の基金の現行法では、別段、出資の総額の規定とか、そういうものはないので、ただ、政府の出資だけが三億五千万円、で、今回全体の出資の状況と見合って、幾ら民間のほうの出資——これは府県も入りますが、予想以上に多かったために、さらに政府出資を増すというたてまえになっておる。 したがって、これに参加したい、出資したいという民間のものは特別にみるような、欠格的な
○梶原茂嘉君 ちょっと関連して長官にお伺いしたいのですけれども、今度の報告の中で非常に興味があるといいますか、非常に関心のある問題は、先ほどのお話の五トン以上十トン未満の動力船が減ってきているわけですね。そうして三トン未満がふえてきている。それから収支の状況を見るというと、五トン未満のほうは成績がよろしい、五トン以上十トン未満のほうは比較的よろしくないというふうなのが出ているわけですね。これは先ほどの
○梶原茂嘉君 全体の融資額と協会の保証額との比率がだんだん減ってきておるわけです。このことは減ってきたらすぐに成績が上がるという性質のものではなくて、それだけ言いかえれば融資を受けるほうの側の力がついてきたと見方によればできるわけであります。そういう点の考え方ですね、どういうふうに見たらいいのかという点について、ぼく自身としてははっきりした考え方が出てこないので伺ったようなわけであります。幸いにこういう
○梶原茂嘉君 中小漁業融資保証制度が発足してから相当時間が経過したわけでありますが、かれこれ十年に及ぶわけでありますが、その十年間の概観といいますか、大観といいますかは、当初の発足当時の大体のもくろみに、考え方の線に沿ってきておるのか、当初考えたようには伸びなかったのか、そういう点のお考えを承りたいと思うのであります。加入してくる会員の数も発足当初に比べまするとそう大きく伸びていないようであります。
○梶原茂嘉君 ちょっと関連して。今の大型魚礁の効果の問題ですが、御説明は一応よく理解される。何か具体的なデータがありますか。データがあるのかないのか、これだけ伺います。
○梶原茂嘉君 ちょっと関連して、先年、東京の青物市場で売っている野菜に毒性のある農薬がついておったということで、一般消費者の方がショックを受けたという問題があったと思います。そのあと、やはりそういう面での検査をやっているのかどうか。一体、どうなっているのかということと、それから最近、御承知のように新しい洗剤がどんどん現れておって、夜のテレビを見ますと、野菜に農薬がついているということを毎晩のように放送
○梶原茂嘉君 そうすれば、やはり、何と言いますかね、どっか、政令かどっかで、その資格銀行をはっきりすることがいいのじゃないでしょうかね。これは意見ですけれども、一応、その銀行は、そういう権能を与えるという、法律上そうしておいて、実際上それを使い得ないようにしてしまう。かりに、ある地帯で、どうもこの銀行は都市銀行であるけれども、利用したほうが便利だというような場合においては、話し合いによって、三者ですか
○梶原茂嘉君 そうすると、制度上は、今回の改正によって、融資ができるという権能が与えられて、実際上はそれはもう全然だめだということになるわけですね。
○梶原茂嘉君 地方銀行と都市銀行ですけれども、私ちょっとこの場ではっきり記憶がないのですけれども、実際都市銀行と地方銀行とは、お話のように分れておるのですけれども、あれは制度的に分れておるものでしょうか、それとも実際上、その都市銀行、地方銀行に分れておるのですか、もし制度的に分れていないとすれば、告示で各銀行名をはっきりしていく、銀行名を記載していって、この銀行だということになるのかどうか。その点ちょっと
○梶原茂嘉君 そうしますと、保証額の十倍というのじゃなく、保証総額の十倍というのじゃないんじゃないでしょうか。保証総額の十倍の限度で抑えて、ここにある八割をなにして、その総額が八十億になる、こういう計算じゃないでしょうか。