1967-08-16 第56回国会 参議院 社会労働委員会 第7号
○参考人(桑原康則君) 先ほど、今度の法改正で医師の事務が非常に繁雑化するという、そういうことは医薬分業すれば、処方せんを出したら一ペんに片づくのではないかという松本さんのお話がありましたので、そのことについては、先ほど申し上げましたとおり、医薬分業というのは、やはり日本の医療のあり方を将来きめる非常に基本的な問題だと思うのでございますが、こういう大問題を、ただ保険行政の行政面における混乱を救うための
○参考人(桑原康則君) 先ほど、今度の法改正で医師の事務が非常に繁雑化するという、そういうことは医薬分業すれば、処方せんを出したら一ペんに片づくのではないかという松本さんのお話がありましたので、そのことについては、先ほど申し上げましたとおり、医薬分業というのは、やはり日本の医療のあり方を将来きめる非常に基本的な問題だと思うのでございますが、こういう大問題を、ただ保険行政の行政面における混乱を救うための
○参考人(桑原康則君) 第一の、薬剤の乱用ということについてどう考えるかというお話でございます。先ほど神崎先生は、日本のように高率の薬品費を使っているところは他国に例を見ない、これは日本特有の状態だとおっしゃいました。私も、まあ知人の欧米の臨床を勉強した人たちに聞きますと、確かに欧米のほうは日本よりも薬剤の使用が非常に少ないそうでございます。そうして、手術のあとなんか、日本の常識からいえば、この薬を
○参考人(桑原康則君) 大阪府保険医協会の桑原でございます。 私たち、今度国会に提出されましたこの臨時特例法案に反対しておりますが、なぜ反対するかという理由をまず申し上げたいと思うのですが、いままでいろいろ言われておりますことは、負担の公平とか、あるいはいろいろ社会保険全体の矛盾を解決するための暫定措置として取り上げられておるわけでございますが、ところが、ほんとうのところは、この暫定措置というものは
○公述人(桑原康則君) 今、医師会は、全国的に今度の健康保険法の改正案に全面的な反対を唱えております。そのうちすべてにわたって述べる余裕はございませんので、三つの点について反対している理由を述べさしていただきたいと思います。 第一には、患者の一部負担金の増額の件でございますが、これはやはり当初は保険財政が非常に破綻に頻した、これを合理化するための一つの手段というふうに言われておりますが、何と言ってもやはり
○参考人(桑原康則君) 実力行使ということは過日の一日休診のことを言われたのだろうと思いますが、実は医師が一日休診をするということは、私たちとしてもほめた話ではございませんし、またあんなことはやりたいことではないのでございます。しかし大阪の医師がなぜああいうふうな挙に出なければならなかったかという、そこの原因をもう一回よく御究明をお願いいたしたいと思うのでございます。たとえばあの新点数が発表されましたときに
○参考人(桑原康則君) お答えいたします。総医療費のワクが狭くされておるというととは、先ほど申し上げましたように今までの健康保険の患者一人当りの医療費の計算というようなものは、結果的には政府の健康保険の財政とにらみ合わして作られておった。この政府の健康保険の患者一人当りの治療費、特にこれは外来患者の場合ですが、これは国民健康保険に比べると非常に高かったわけなんです。ところが今度これも結果的な逆算になるわけですが
○参考人(桑原康則君) 桑原でございます。ただいま神崎参考人は病院の立場から、病院の数字でいろいろな御説明がございましたが、私はまあ日本の医療施設の約七割を占めると言われるいわゆる入院施設を持たない開業医の数字を基礎にして意見を述べさしていただきたいと思います。 今度の厚生省が発表しました新しい点数の不合理な点は、突けば数限りもなくございますが、ただ私一点だけ申し上げたいと思いますのは、今度の新点数