1969-04-18 第61回国会 参議院 運輸委員会公聴会 第1号
○公述人(根本誠君) 仰せのとおり限界があると思います。それは何回も、賃金を上げ、運賃も上げているということに最も端的に出ている。ことに今度の問題において、はっきりと一つの限界が出ていると思います。しかし、私は先ほど公述するときにあまりはっきり言いましたので、利益者あるいは利用者は絶対に賃金を、運賃を払ってはならぬというふうに誤解してお受け取りになった方もあるかと思います。そうではなく、あれほどの赤字
○公述人(根本誠君) 仰せのとおり限界があると思います。それは何回も、賃金を上げ、運賃も上げているということに最も端的に出ている。ことに今度の問題において、はっきりと一つの限界が出ていると思います。しかし、私は先ほど公述するときにあまりはっきり言いましたので、利益者あるいは利用者は絶対に賃金を、運賃を払ってはならぬというふうに誤解してお受け取りになった方もあるかと思います。そうではなく、あれほどの赤字
○公述人(根本誠君) 簡単にその二つについて共通点を申し上げたいと思います。国鉄さんが新しい計画を持ってそうしてそれを邁進したい、そのときに経営独立ということがいかに大事なことであるか、これはよくわかります。しかし、運輸省であるとか、大蔵省であるとか、それがまま非常に冷たい態度で国鉄さんをあしらうように私には見える。その冷たい態度でというのは、あるいは国鉄さんにも何かそういうところがあるか……、けれどもむしろ
○公述人(根本誠君) 私は、早稲田大学の根本であります。 今日公聴会に、二法案についての意見を述べよということで、公述人の一人として、私見を述べる機会を得ましたことを皆さまに厚く御礼申し上げます。 ただ私は、本論に入ります前に、ちょっと一言皆さまにお願いをしておきたいと思うのであります。と申しますのは、先ほどありました衆議院のこの問題に対する会合であります。自民さんは単独決議でもよいからしようというようなかまえをお
○参考人(根本誠君) こういう祝祭日は非常に大事な問題である。国民全体にかかるものは政令できめるべきではない、やはり国会を通さなければいけない。国会を通す前に、こういう非常に議論の多い問題はその知識者のようなものを集めて、一度でも二度でもやはりある落ちつく線まで討論しあって、それを審議会にかけて答申させて、それを議会なら議会にかける、こういうような点をとることが一番民主主義的なルールに入る、私はこれは
○参考人(根本誠君) 私が先ほど申しましたことばが足りなかったかと思いますが、歴史的に見ますと、先ほどもちょっと申したのですが、十代の崇神天皇あたりですと、その物語の中にいろいろな史実が出てくるのです。租税の問題が出てきます。八咫鏡を笠縫村に移しているとかという具体的な歴史的な史実が出てまいります。ことに大きな問題は、四道将軍を地方に派遣している。こういうところで初期の国家形態――崇神天皇のときにすでに
○参考人(根本誠君) 私は日本人であることを幸福に思います。皆様そう申し上げるとお笑いになるかもしれません。そうじゃない。私は皆さんと同じように日本人であり、日本の国民の一人である。したがって、祝日法案のような問題に対しまして私は人一倍に関心を持っておるものであります。残念なことには、私は弁士にお立ちになりました諸先生と学問の方向が違いまして、中国史を専門にしております。そういう点で、あるいは皆様に