1982-04-13 第96回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
○柴山参考人 二百海里時代に入りましてから漁業外交の重要性というのは先生の御指摘のとおりだと思います。 私は、今日の漁業外交の段階におきましては、今回のアメリカの対日割り当て交渉に見られるように、現実にアメリカ自体がスケソウの供給能力がないにもかかわらず日本に買い付けを押しつけてきておる、こういう不当な要求が相手国から出た場合は、私どもは国内の世論を結集するとともに、国際世論の形成の努力をしていかなければならぬと
○柴山参考人 二百海里時代に入りましてから漁業外交の重要性というのは先生の御指摘のとおりだと思います。 私は、今日の漁業外交の段階におきましては、今回のアメリカの対日割り当て交渉に見られるように、現実にアメリカ自体がスケソウの供給能力がないにもかかわらず日本に買い付けを押しつけてきておる、こういう不当な要求が相手国から出た場合は、私どもは国内の世論を結集するとともに、国際世論の形成の努力をしていかなければならぬと
○柴山参考人 お答えをいたします。 まず流通機構の近代化の問題でございますが、現行の流通機構は、五段階あるいは六段階ということで非常に多段階の流通網を持っておるわけでございますので、これをできるだけ各段階を短縮をしていくというのが重要な課題であろうと思います。第二点は、漁協、農協生協による協同組合組織間の流通網の形成でございます。第三点は、消費者運動の育成と産地直売制度の定着化の三点を考えているわけでございます
○柴山参考人 全日本海員組合の柴山であります。 さて、昭和五十二年二百海里時代の幕明けとともに、公海自由の原則は崩壊し、距岸二百海里内の海洋資源の管理、海洋環境の保全は、沿岸国の主権に帰属するものとして沿岸国が漁業を管理するというように、海洋秩序は大きく変革し、世界は海洋分割時代に入ったのであります。その結果、わが国遠洋漁業は減船を余儀なくされ多くの漁業離職者が発生するとともに、引き続く第二次オイルショック
○柴山参考人 遭難通信のSOSを出す前に、各船舶局に設置をされておりますオートアラームを作動させるためには、SOSを発信いたしましても直ちにオートアラームは作動いたしません、そこで前置信号ということで、オートアラーム設置船が受信できるように、電信船の場合は五百キロヘルツの場合でございますが、四秒のモールスの長符を十二回出すわけでございまして、それをやった後でSOSを発信するということでございます。この
○柴山参考人 オートアラームの空電等による誤作動につきましては、私も具体的なデータは持っておりません。ただ、無線電信の五百キロヘルツのオートアラームの空電による誤作動というのは技術的に改善をされまして、かなり精度はよくなっているわけでございます。ただ本質的な問題といたしまして、遭難信号をよりょく受信をするために感度を上げますと、逆に雷等の空電の感度も上がるわけでございます。これを技術的に解決するにはなかなか
○柴山参考人 お答えいたします。 一九七四年の海上人命安全条約の発効に備えまして今回の電波法改正にかかわる国内措置につきましては、きわめて望ましい措置であると考えるわけでございます。 海上におきまする無線通信の本来的な使命、すなわち人命財産の保全を全うするという意味からもこのたびの電波法改正は当然であり、むしろ遅いくらいという感じを持っているわけでございます。なぜならば、国際的な船舶の遭難通信の