1954-05-11 第19回国会 参議院 郵政委員会 第14号
○柏木庫治君 三田市にあつた事件以来、郵政省の部内に対してとりました御処置は誠に適当であり、而も郵政省内の従事員はよく職責を守つておると思いますので、この点につきましては頗る嬉しく思うものであります。だが、あのことあつて以来、又警官の制服を着た者、或いは今の二人はいずれかわかりませんけれども、こういうことが行われるに対して、郵政当局が公安調査庁なりその他外部に対して、例えばこういうことを犯す事実に対
○柏木庫治君 三田市にあつた事件以来、郵政省の部内に対してとりました御処置は誠に適当であり、而も郵政省内の従事員はよく職責を守つておると思いますので、この点につきましては頗る嬉しく思うものであります。だが、あのことあつて以来、又警官の制服を着た者、或いは今の二人はいずれかわかりませんけれども、こういうことが行われるに対して、郵政当局が公安調査庁なりその他外部に対して、例えばこういうことを犯す事実に対
○柏木庫治君 本日載つてないのでありますが、緊急質問をいたしたいのであります。去る三月上田市で起つた公安調査官の郵便物調査事件は、憲法で守られた国民の権利の侵害でありますので、その誤りを犬養法相及び高橋公安調査庁次長が国会で申訳なかつたと遺憾の意を表したのでありますが、これに対しまして、郵政当局が下部機関まで十分通信秘密を厳守するよう通達をいたしたことは、甚だ当を得たことでありまして、議員として満足
○柏木庫治君 議員提出という方法もありますので、国会議員の中にはこの問題につきましては多くの者が切実な思いをいたしておりますので、本年度のうちにでも何とかと考えておるのでありますが、法案だけは臨時国会でも実際はできるのでありますから、少くともただ実施のときを最も早い適当なときに定めるような方法で、この問題は解決のできる見込にあると私は今の御答弁でそう信じたいのでありますが、当局においては、そういうふうに
○柏木庫治君 今の説明で当局の心持はよくわかりました。そういうほうに枠が拡げられまするよう、今国会中か或いは来るべき臨時国会と申しますか、最も近い機会においてそれをなし得られる見込がありますか。
○柏木庫治君 郵便年金、簡易保険の積立金の運用についてでありますが、私からば二度、他の委員からも強い要望がなされておるのでありますが、今の貸付金をする枠を拡げる要望が、実際中小企業に携つておる多くの被保険者にあることは、各地を調査いたしまして十分おわかりのことと思うのあります。大企業はともかく十分の力を持つておりますし、それから勤労者の組織労働者は団結の力を持つて生活権の向上と申しますか、確保に向つてなされておりますが
○柏木庫治君 五分間ほど休憩して頂いて、懇談したいことがあるのですが……
○柏木庫治君 この前の委員会ですでに質疑応答した問題ですが、それは了解したとかせんということでなくして、意見の相違がありましても、ただそれを永岡委員はそのときにいらつしやらなかつたのかどうか重複する質問が相当あるようですが、私も最後までいなかつたけれども、成るべくほかに用事も持つておるから、この委員会を最後まで勤めたいと思うのですが、この前の委員会と重複するような問題は成るべく避けて述べられたらどうか
○柏木庫治君 さつきの上田市の公安官の問題ですが、四回というのでありますが、すると最初の一回のときは郵政省にはもうわかつておつたのですか。
○柏木庫治君 よくわかりました。
○柏木庫治君 そうするとですね、十万円は三千三百円ですね。そうすると、二十万円は幾らになりますか。
○柏木庫治君 私は前のどういう理由であつたかという問題で、これのみを言つたのではないのであります。私もあちらこちらとたくさん廻つているが、保険の引上げの話合があるときに、恐らく十人寄つたら八、九人ぐらい地方でこの言葉が一つ加わるのです。実際葬式代もないというような言葉も必ず加わる。併し私はその葬式代を云々というようなことを、而も十人のうちで八人までがそれに加わるような、そういう考え方が僕はいかんというので
○柏木庫治君 私は遅れたのでありますが、簡易保険の引上げの問題について村上委員から今状況を承わつたのであります。これは二十万円にし、三十万円にすることも甚だ結構でありますが、葬式料にもならないとかいう甚だ消極的な陰欝な理由で、これを上げるというようなことは甚だ面白くないことだと思うのであります。私は葬式料は五万円でも三万円でも、それはむしろ削つたほうがいいと考えております。余り冠婚葬祭を盛んにすることは
○柏木庫治君 もう一つ大臣にお尋ねしますが、そういたしますと、例えば部局から言えば、若し部局が責任を負うとすれば、犯罪をさせないように未然に防ぐことに努力をする、各々の責任において非常に強いんじやないか。いや悪いことをするほうは、俺たちの領分じやないのだ、そう考えまいけれども、監察局があることによつて、犯罪をさせないように努力する、その部内のものがお互いに犯罪をさせないようにするという、この美しい気持
○柏木庫治君 今おつしやつた気持はわかるのですが、そうすると、今大臣の考えておる行き方で行くと、保険なら保険、郵務なら郵務で任して行くという、優劣と言いますか、一つの部局に任してしまうということによつて、そこに何か弊害がある、今監察を置いたほうがこういう理由でいいのだ、一方部局に任せばこういう理由で足らないのだというふうな、部局に任せるということによつて今の監察局を置くことの長短ですね、まあ大臣は置
○柏木庫治君 私も随分長く郵政委員をやつて、あちらこちら廻つておるのでありますが、大臣にお尋ねいたしますが、ほかの省には監察局がない、郵政省が厖大な監察局を持つておるのでありますが、実際は大臣としても、監察局はもうなくても、昔と違つて、今非常に国民精神の安定と同時に、すべてが安定をして行くんですから、監察局を設けたときのような必要はなくなるのじやないか。だけれども絶対に郵政大臣は今のあり方の監察局が
○柏木庫治君 私は仕方がないという意味において原案に賛成するものであります。 只今永岡、三木両委員の仰せになられた精神、心持にはそのほうに賛成でありますが、実行面においては止むなく原案に賛成をいたすものであります。成るほど永岡委員も述べられたるごとく、民間には年末手当その他公務員に比べて非常に有利な立場におる者も相当にありましよう。けれども公平に広く日本全体の働く者を見ましたならば、公務員はまだ温
○柏木庫治君 私非常に遅れて参りましたが、今の報告にちよつと補足いたしますが、私は特に現在の人員の配置で不自由を感じますかということを、瑞穂では特に質問をいたしたのでありますが、今のままでありますならば任務を遂行して行く上に少しも不自由は感じませんとこういうお答であつたことを附け加えておきます。
○柏木庫治君 あなたの知れる範囲内で、東京を中心として、ぴつちり何千何方とか、これは何ぼということはぴつたりした数の出ないことは、一刻々々に変つて行くのですからよろしいが、少くとも昨日まで発送さるべきものが発送されずに来たと……。
○柏木庫治君 ええ。
○柏木庫治君 今の説明でその心持、それから大勢はよくわかりましたが、それで以てなお且つ新聞紙で見ますと、郵便物、小包その他が滞貨しているということなんですが、その数量とかその現況、それから実際の発送ができん、動かずに停滞しているという郵便物その他はどういう現状にありますか、それを聞きたい。
○柏木庫治君 私どもの考えと大臣がなさんとしておるところが同じ方面に向つておるのでありますが、この際委員会から委員会の意思を申入の形式によつて一つ今のことをきめたいと思いますので、これを委員会に、この私が申入れたいと考えておる点を、案文を読んでみます。 郵政職員の給与不均衡是正に関する申入れの件 本年一月一日より郵政職員に対し公共企業体等労働関係法の適用を見たが、六月一日郵政職員の給与体系是正
○柏木庫治君 大臣に御意見を承わりたいのですが、この前各地に出張いたしまして、皆の業務に対する志気はどうかというような問題を聞いたのでありますが、六月一日から給与体系是正の調停案実施の結果、非常に職員の意気が上つておると思うと言う所もありますが、或る所では下りましたと言うところもある。どういうわけかと申しますと、郵政局長よりもそこの職員のほうが却つて収入が多くなつた結果、管理者のほうで意気が沮喪し、
○理事(柏木庫治君) 速記を始めて。 次に、公共企業体等労働関係法第十六条第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件を議題に供します。 なお仲裁裁定について、仲裁裁定委員長の出席を要求しておるのでありますが、今井委員長は社会制度審議会に出席して会議を行うことになつておりますので、本日は出席ができかねるとのことであります。 なお労働大臣並びに労政局長は衆議院労働委員会で裁定問題に出席途中ですので
○理事(柏木庫治君) 只今より郵政委員会を開会いたします。 本日は先ず請願の御審査を願いまして、そのあとで公共企業体等労働関係法第十六条第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件の提出の理由を政府より願いまして、そのあとで断続勤務の問題に入りたいと思います。 先ず請願の審査をいたします。ちよつと速記をとめて下さい。 午後二時四分速記中止 —————・————— 午後二時五十三分速記開始
○柏木庫治君 今の松井局長のお答えでよく熱意はわかりましたが、私の狙いは永岡君と少し趣旨が違うと思うのであります。私は郵政省のかたが集めて来た金でほかの学校その他がきれいになつておる、今の法律では郵政省が直接使えないと、郵政省が集めて来た金だから郵政省にもう少し厚くていいではないかというような意味ではないのであります。これを郵便局舎が仮に国家の仕事をしておつて、或いは地方庁の所管のものであつて、郵便局
○柏木庫治君 今永岡君の質問から、お答えを総合して、重ねてお尋ねするのですが、借入れなければならない、そうすると借入れるところがあるのかないのかということをお尋ねいたしたいことが一つですが、これは実際問題として、以前保険金の積立を市町村に貸して、市町村が家を建てて、その家を郵政局が借りておるという事実は二、三あると思うのでありますが、これから先き来年になりますと、曾て大蔵省に預けてあつた六百七十億も
○柏木庫治君 郵政事業視察について報告いたします。 私どもは八月十六日から二十一日まで六日間本島、松山両郵政局管内の郵政事業の視察をいたしましたので、その概要を御報告いたします。 第一に、給与体系是正に関する調停案の実施後における職員間の給与の不均衡についてであります。即ち本年一月一日から郵政事業に対して公企労法が適用せられることになりましたが、七月政府が調停案を受諾しましたので、公企労法適用者
○柏木庫治君 私は、(「恐れよ、神の力を」と呼ぶ者あり)決して本案に満足するものではありません。止むなく賛成をするのであります。(「神様に叱られます」と呼ぶ者あり) その理由は、労使を初め日本民族の幸福に若干役立つからであります。人類みずから行動する範囲において一番悲惨なのが戦争であります。(「その通り」と呼ぶ者あり)これは私たちが一番よく身にしみて承知いたしております。愚かの絶頂とは、国際間の紛争
○柏木庫治君 私はこの改正案に賛成をいたすものであります。衆議院の修正は案の生命に少しも傷つきませんので修正通りで結構と思います。附帯決議でありますが、こういう附帯決議に若し異議があるとするならば、第二の「郵便業務は国家専掌とする本旨にかんがみ、委託業務は漸次出来得る限り縮小すること。就中」ここからでありますが、「通常郵便物の取集、配達等を請負とすることは特例の場合を除き避くべきこと。」ここだけに異議
○柏木庫治君 それでこの仲裁案を呑むと、今度は池田、党のほうでもそうだということ、閣議もそうだということ、それは今後すべての仲裁案に対するそれは態度かと、こう聞くのでございます。
○柏木庫治君 仲裁案は呑むというお話ですが、今のそれはさつき大臣の仰せになつたのは、永岡委員の受取りかたとの間に私どもの聞いておるところでは齟齬があると思います。大臣は閣議でこれからはあれを呑むというのでなくて、池田政調会長が閣議の席で呑むと、こういうふうに話したと私は最初聞いたのですが、そうすれば池田は自由党としては仲裁案を今後呑む方針だということと、閣議で呑むときまつたということは、こいつは非常
○柏木庫治君 人事部長に、これも将来のことだから決定的ではないのですが、本年度は仮に一般会計から出ないといたしましても、この方針がきまれば、翌年度からはこれを無視して予算組むわけには行かないのですがね、大いに考慮されることだけは当然です。だからまあ忍ぶのは結局一年だけ苦しいのであつて、これは調停案が容れられた以上は、これから長い問題としては一般会計からもこれに措置するということは当然であると考えて誤
○柏木庫治君 これはたびたび申上げておりますが、電電公社と机を並べて同じ家におつて、而も昔は仲間だつたものが、今日は全然給料が違うという非常に不自然な姿にあるのでありますか、本当は電電公社がああなつたときに、すでにこの問題は決定されておらなければならなかりたのが、今日まで還れたというような事実でありますので、十分大臣がこの問題に対してお力を入れておることは承知いたしておりますが、さつきの永岡君のお話
○柏木庫治君 只今永岡委員の言う、さつきの中にもありましたが、今も出ましたが、郵政委員会の意思として大臣の決意云々ということですが、永岡委員の意思としてじやないのですか、郵政委員会でそういうことを決議したのですか、僕たち前に……。
○柏木庫治君 今まで入札に廻しておつたものをずつと継続してやるということについてでありますが、入札にしておつたものをずつと継続してやることによつて利益の一番著しいものは何かということですが、只今の松井局長の説明を聞いておりますと、こういうことをさせる代りに監督を一層厳重にして監察局を運営して、いつも眼を放さずにやるんだというように受取れたんですが、そうすると入札さして置いたときよりも、こうすることによつて
○柏木庫治君 それからこれを上げることによつて、さつき三百億と三億との例が出たんですが、三億というのは、この郵便小包から上つて来るのですね、そうするとこれを上げることによつて利益が約三千万円ということになるのですか。
○柏木庫治君 三木委員の質問に松井局長のお答えがあつたんですが、三木委員は料金を上げたがために、うちわの輸送というようなものが困難になつて、却つてそうした需要者には困難を感ぜしめ、局のほうでは収入が減ずるというような、そういう実情を調査したかということで、その上げることによつて云々というよりも、そこへ重点があつたんですが、そのほうのお答えはなかつたようですが、そのほかにもうちわみたようなそういうものがあるかどうか
○理事(柏木庫治君) 質疑はございませんか。 それでは次に、先般行いました議員派遣について御報告をお願いいたします。 先ずお諮りいたします。今回は第一班を金沢郵政局、名古屋郵政局管内に、第二班を大阪郵政局管内に、第三班を熊本郵政局管内に派遣いたしました。従つて、各班よりそれぞれ報告を求めるのですが、重複を避けるため三班で協議の上一つの報告書にし、城委員が代表して報告することにいたしたいとの申出がございました