1956-04-12 第24回国会 衆議院 本会議 第33号
○松田鐵藏君 ただいま議題となりました北海道開発公庫法案につきまして、国土総合開発特別委員会における審査の経過並びに結果の概要を御報告申し上げます。 本法案の内容につきまして、その要旨を御説明いたしますと、第一点は、北海道開発公庫は、北海道における産業の振興開発を促進するため、長期の資金を供給することによって、民間の投資と一般の金融機関が行う金融を補完し、または奨励することを目的としておりまして、
○松田鐵藏君 ただいま議題となりました北海道開発公庫法案につきまして、国土総合開発特別委員会における審査の経過並びに結果の概要を御報告申し上げます。 本法案の内容につきまして、その要旨を御説明いたしますと、第一点は、北海道開発公庫は、北海道における産業の振興開発を促進するため、長期の資金を供給することによって、民間の投資と一般の金融機関が行う金融を補完し、または奨励することを目的としておりまして、
○松田(鐵)委員 北海道開発公庫法案につきまして、私は自由民主党を代表いたしまして賛成いたすものであります。 この法案は、北海道開発に対する重要な産業の呼び水的な役割を果すという建前から出たものでありまして、これが成立の暁においては、北海道において産業の画期的な発展が期待されるものと私どもは信じておるのでありまして、まことに北海道のために喜ばしきことと思います。この点満腔の敬意を表して、賛成いたします
○松田(鐵)委員 先ほどの長官の御答弁の中にも、四十八度の流し網漁業は沿岸性の漁業である、かように申されておりますが、事実その通りでございます。ところが終戦後と今日との世の中はこれほどまで変っております。すなわち日進月歩でございます。その発展があってこそ国力も増すものであり、漁業もまた、当時は十トンから十五トンの船であったのであります。しかしておととしあたりのあの四百何十人も遭難したような事実がある
○松田(鐵)委員 ただいままでいろいろと議論をお聞きしておりますと、非常に一方的な議論ばかりされておるようでございまして、私どもは、党内において調整ができ上ったものでありますから、その線に沿うていかなければならないと考えておりますが、どうも質問する者も、答弁する長官においても一方的にのみ考えているきらいが多いのでございます。この点をはっきりと是正しておかなければならないものではないかと思っております
○松田(鐵)委員 大臣がおいでになったので、もう一つ簡単にお伺いいたしますが、昨日も非常に議論になったことでありますけれども、この公庫に対する事業計画が不明確である、事業計画の不明確なこの法案というものは、どうも意味をなさぬというような議論が出ておったのであります。この点に対して大蔵省はどのようにお考えでありますか。
○松田(鐵)委員 この公庫に対する資本金は、全額国が出資することは法文にも現われておりますし、その他この法律からいきますと、債券を承認を得て出資金の二十倍発行できるようになっております。国の出資金の二十倍ということになると、たとえば、今年は十億でありますから、二百億まで債券を発行できる。これが国の出資金が将来百億になった場合においては、二千億発行できるという形になっておる。こういう場合においても、その
○松田(鐵)委員 銀行局長に御意見をお伺いします。さきに北海道開発審議会の決定に基いて、この法案を作った当時においては、管理委員会またはそれに類似した委員会を置くというように、答申に合った法律を作るつもりだったのでありますが、その必要がないという開発庁の先日来の答弁であったのであります。参考人もまたそのような趣旨の話をされましたが、これに対して社会党では、当然置くのが至当でないかという意見もあり、また
○松田(鐵)委員 次長の答弁は、北海道開発のための呼び水的な事業に対する融資または投資をするというように考えられて、御答弁になっておりますが、それでけっこうでございます。ただ、今ここで社会党の方から質問があるので、私の質問はまた次会にでもすることにして、社会党に敬意を表して譲ります。
○松田(鐵)委員 次に、農業及び水産業という第一次産業に対しての融資が、農林漁業公庫との関係からできなくなったのは、非常に残念だと思っております。土建業者が今盛んに考えていることは、北海道における土建業者は非常に機械力が足りないので、機械を買うと、そこに資本が固定する。固定すると、結局内地の業者に非常に圧迫されるというような意味合いで、北海道開発のために土建機械を買いたいということから、新たに資本金
○松田(鐵)委員 一番論議になるところが第十九条と思いますが、これは先ほど芳賀正委員からの質問にもあったので、どういう種別のものに貸し与えて北海道の開発をするかということが、一番主要目的だと思うのであります。そこで第一条の目的にあるごとく、この公庫は北海道の開発のために長期の資金の供給をするということになっております。この項目に表われておる通り、第一、第二、第三、第四、第五となっており、このうちには
○松田(鐵)委員長代理 御異議なしと認めます。よって理事に竹谷源太郎君を御指名申し上げます。 —————————————
○松田(鐵)委員長代理 この際お諮りいたします。理事北山愛郎君より理事を辞任いたしたいとの申し出がありますので、これを許可し、その補欠選任については、先例に従い、委員長において指名いたすに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松田(鐵)委員長代理 これより会議を開きます。 委員長所用のため、私が暫時委員長の職務を行いますので、御了承願います。 —————————————
○松田(鐵)委員 つけ加えて、もう一つその理由があるのでございます。それは何といっても五十トン未満の船でなければ四十八度に操業できないということからいきますと、漁民は五十トン未満の船を計画するのでございます。これではいつまでたっても五十トン未満というものに標準を置くことになって大型化をされるのでございます。しかして先ほど述べた二つの理由からいっても、水産庁は、北洋の独航船同様な措置をしなければならないという
○松田(鐵)委員 御意思のほどはわかりましたが、しからば漁船の大型化をするということに対して、このプリントにもありまするが、昨年、本年あたりの遭難事故というものは非常に大きな数に上っておって、非常に安全性を欠いておるのでございます。四十八度の鮭鱒流し網漁業は現在五十トン未満三十トン以上ということになっておりまするが、同じ北洋に出漁する漁夫であり、あの災害にあっている点から見ましても、これはもっともっと
○松田(鐵)委員 水産庁長官にお尋ねしたいと思います。かつて塩見長官は水産庁長官を歴任され、またその後における各局長を歴任されまして、再び水産庁長官となって御就任になったのでございまして、およそ農林省内における水産行政に対する塩見長官の行政的手腕の卓越せることは自他ともに認められ、また尊敬されておることと存じておるのであります。非常に期待するところが多いのでございます。 そこで今回発表されました北洋漁業
○松田(鐵)委員 そういたしますと四年、五年というものがニシンの一番いい回遊の年令のときである、それによってこの間のニシンの資源というものが明瞭になる、こういう場合において、資源が必然的に非常な減少を来たしたと認めて差しつかえないのでございますか。
○松田(鐵)委員 それならば私はここにおいて長官にお尋ねいたしますが、資源の維持というものに対して、どのようなニシン資源があるかということがはっきり打ち出されておるものでありますから、この点に対してまず御答弁願いたいのでございます。
○松田(鐵)委員 関連してただいま芳賀委員から水産庁長官に対してニシンの問題に対していろいろと質疑がありましんが、国政調査の意味において御質疑されることは一向差しつかえないと思います。しかしこの点に対する責任の所在がどこにあるかということをまず考えていかなければならないのでございます。あの北海道において漁業の大宗であるニシン漁業というものが、これまで三万石より漁獲されないという減産の理由がどこにあるかということを
○松田(鐵)委員 赤路君の議論は議論として聞きおきますが、現在行われている通産省の行政機構は、自由党内閣によつてつくられたものなんである。わが党は、こういう問題はよく知つておるのだ。資本漁業のものも大型の漁船も、無税の油を外国へ行つて買つて来る。そのために外貨の割当をしておるのだ。それは一つの機関を通じてしておるのだ。販売機関を通じてしておるのだ。単にその会社なら会社が外貨の割当を受けてやつておるんじやないのだ
○松田(鐵)委員 委員長ともあるものが、議員の発言を抑制するなどということは民主主義に反することであるので、ただいまの言はお取消しを願います。 今鈴木君から言われておる事情は同じことであります。私どもの個人の感情としては、この決議案にもつともつと強いことを言いたいし、したいのだが、これは緊急を要する問題だというのだ。一体何日前までこの委員会が自由党内閣によつて開かれておつたのだというのだ。つい一週間前
○松田(鐵)委員 この決議に対しては、私ども民主党といたしましてもまことに至当なる決議であると存ずるものであります。しかし今日において再びこの決議を出さなければならなかつたという理由はどこにあるかということでございます。現在漁民が因つておることは私みずからが体験しておりまして、北海道においてはトン二万円にもなつております。さような状態において漁獲の三割以上も燃料に消費されるということで、どうして漁業
○松田(鐵)委員 ただいま前委員長であつた田口君から、委員会が一年九箇月の間あらゆる協力をされたとわれわれ委員一同に対して謝辞を述べられましたが、われわれの委員会をしてほとんど与野党の区別なく、一致協力して幾多の法律また水産行政に対する国政の反映をさしたことは、一に委員長の常に温厚にして卓越した態度によつてわれわれを指導していただいたたまものでありまして、むしろ私どもこそ委員長の御指導に対して敬意を
○松田(鐵)委員 水産庁の今までとって来られた努力に対しては感謝するものであります。今回の法律案は、要するに臨時国会でありまして、これを長く論議しておる時間もないのでやむを得ないことと存じまするが、将来日本全国の間に、いつこのような災害がないとも限らぬのであります。こういう点に対しては今回の状態をもよく参考にされて、災害に対してはもう一段の努力をお願いしたいと存ずるのであります。 次に、何と言いましても
○松田(鐵)委員 先般の委員会に、かつてない北海道の災害及び宮崎県の災害についてのこの法律案が提出されたのでありますが、第二条の第三項のうち「漁具又は第一項の施設の復旧に必要な資金(これらの施設が復旧されるまでの間の農林大臣の定める用途に必要な資金で農林大臣の定める被害漁夫者等に貸し付けられるものを含む。)であって、」云々とありますけれども、こうした着業資金に対する政府の思いやりが、この法律案に現われておるのであります
○松田(鐵)委員 長官の言われる結果的には不満であろうという言葉に対しては、まったく不満であります。しかしやむを得ないことと存ずるので、了承する以外に方法はないのじゃないかというような考え方も持っておりまするが、またはいろいろ研究いたしまして、次の委員会において、この問題を取上げてみたいと存ずるのであります。 次に今までの災害の法律は、せっかく政府は努力いたしまして、国民に対する温情をもつて法律を
○松田(鐵)委員 長官の今までとって来られましたる措置に対しては、ぼくは決してそれに対する批判をするものではありませんけれども、たとえば岩内の問題ということが、この法律から見ると、同一な六割の補償ということになっておるのであります。そのうち地方庁が半額、国が半額でありますか、こういうことになっておるのだろうと思いますが、北海道庁においては、あまりにも岩内の被害というものが甚大なため、しかも漁業者のみでなく
○松田(鐵)委員 この法律案が制定せられるまでの間にいろいろと今まで各党において論議されてこの法律案が出たことでありまするが、まず一番先にお伺いしたいことは、ただいま長官から、この法律による第二条の第三項における「(これらの施設が復旧されるまでの間の農林大臣の定める用途に必要な資金で農林大臣の定める被害漁業者等に貸し付けられるものを含む。)」と、これが従来あるつくり上げられた特別措置法と、今回は岩内
○松田(鐵)委員 ただいま福永君の報告を聞いておると、文化団体の方々や、それから公式の旅券を持つて行かなかつた人々の話とは大分異なつておりまして、前にそういう文化団体や公式のビザを持つて行かなかつた人々の話では、まるつきり漁業の問題その他すべての問題で、今にでもソ連は開放するような話を新聞その他講演会でもやられておりますが、それと全然異なつた実際面を聞かされて、ソ連の現在のやり方というものは、対日平和攻勢
○松田(鐵)委員 ただいま委員長の御報告を聞きますと、今まで不安に満ちておつた中共との漁業に対する道筋ができたという御報告でありまして、委員長及び派遣議員団の御苦労に対して感謝をするものであります。ただいまの御報告を開いてみますと、国交がないから政府と直接話ができ得ない、ゆえに水産団体及び日本の人民の団体と話合いをしたい。またそれを了承されたというお話でありますが、国交のないことを外務当局としてはよくうたつておられる
○松田(鐵)委員 三十年度の予算の説明をただいま伺つたのでありますが、非常に苦心され、努力の跡が現われておる。しかし一兆億の二十九年度の予算、それから三十年度は一兆億ないしはそれより減るであろうという趣旨のもとにこの予算案を作成されたという説明であります。私はこの内容を見るときに、現在の水産庁の私え方が、現実の水産業に対してはたして適応しておるかどうかという点を、少しく批判をしてみたいと思うのであります
○松田(鐵)委員 それが昨日公庫から報告された現実の姿であります。どういう理由によつてそれがそうなつたか私は存じませんが、要は国内においてこれを裏づけする担保の要求だろうと思うのであります。これは輸出入銀行がそうでありました。輸出入銀行は担保が融資をする金額に等しきもの及び人的保証が必要だということでありました。要するにお前には一億の金は貸すが、一億の担保を持つて来い、また一億の保証を有力なる個人によつて
○松田(鐵)委員 ただいま赤路君からパタゴニアの漁業移民に対する質問があつたので、私はその組合の組合長をしておる関係上、今までの経過を簡単に申し上げておきたいと思います。長官からは親切丁寧なただいまの御答弁があつた。この問題は、先ほど長官が話されるように、もはや私が調査に行つて漁業協同組合をつくつて、そうしてあすこで漁業移民をやろうというような、われわれの組合だけの問題ではなくなつたのでございます。
○松田(鐵)委員 たいへんとんでもないことを申し上げましたが、党におられてよく党の意見というものも御存じでありますから、その点を十分ごしんしやくの上、しかるべく調整を願いたいと思うのであります。 ところで今回の災害に対しまして、ただいま水産庁からの報告から行きますと八十六億、そのうち公共事業に関する漁港が三十三億というようなことであるが、これは融資を受けるにしても何をするにしても自己負担というものが
○松田(鐵)委員 まず前段から行かなければならぬので……。ただいまの長官の御答弁は、現在の段階として、それを了承する以外に何ものもない。であるから、せつかくひとつあらゆる努力をしていただきたいと思うのであります。そこでその五月災害における北海道に対する融資の特別立法もできておるのに、これがまだ遅々として進んでおらぬ、この点であります。これが一体どういうわけでそう進んでいないかということから行きますと
○松田(鐵)委員 長官のいろいろな御答弁によつて大体わかりましたが、私が非常に心配しておるのは岩内の問題であります。岩内の問題は、ただいまの長官の御答弁から行きますと、とりあえず用船をしなければならない、小修理をしなければならない、それから着業しなければならないその資金、これらは系統機関である中金から出すということで、これは当然であります。しかしこれに対して道が相当の保証をしなければならないという方
○松田(鐵)委員 こういう問題は、この水産委員会のみならず、農林委員会においても大きな問題であろうと思うのでありますが、大蔵省はまだお見えになつておりませんが、われわれが最も尊敬しておりまする運輸大臣においては、こういうことに対して、どういうようにお考えになつておるか、閣僚としての意見をひとつお聞かせ願えれば、たいへんけつこうだと思います。
○松田(鐵)委員 非常に詳細な資金繰りをお聞かせ願いまして、われわれも実に意外とするものであります。そういたしますと、現在ではもはや昨年の中金扱いの二百七十五億に対して、返つて来たものもあつて、大体二百六十億になる。それから中金のこうした長期のわくというものが大体二百八十億だ。そうしますと、それに二十億くらいより余裕がない、そうなるのであります。それからまた、昨年漁業権証券の十三億五千というものと、
○松田(鐵)委員 農林中金にお尋ねいたします。前回の委員会におきましては漁業権証券が十二億資金化された、農林債券において八億認められた、合計約二十億程度のものが資金化されたということでありましたが、この表を見ますと、昨年の災害における四百八十五億の法律に定められたわく、融資の実績は、信連扱いをも合せまして四百十二億になつておる、こういう表が現われておりまするが、今次の災害というものは、全国を通じて約二千億
○松田(鐵)委員 そういたしますと、まずこの漁港の災害に対しては公共事業費によるものであるから、明年度の予算措置によつて考慮をしなければならない。その他のものに対しては、公庫における災害のわく及び系統機関における融資、それらを考えて、しかもそれに対してはつなぎ融資を臨時的に出して救済をしなければならないという御答弁でございますが、公庫の災害のわくというものはどのくらい限度があるものでございますか、この
○松田(鐵)委員 筋書はたいへんりつぱになつておりまして、けつこうなことであると思つております。しかしこの点につきましては、私ども今回北海道の冷害調査に参りましてつくづくと感じて来たことがあります。それは長期の観測に対してまだ相当欠けておるところがあるではないかという見方を持つて来たことであります。つまり二十八年度の予算、二十九年度の予算、これらに対して、中央気象台の要求した事業予算と大蔵省の査定された
○松田(鐵)委員 本年に入つてからの台風によりましての水産被害は、ただいま長官から資料に基く概略の報告を受けました。これに対して、私どもは緊急にこれを復活、救済しなければならないということと、もう一つは、恒久的に災害から免れることを考えなければならないのではないかと考えるのであります。 まず一番考えなければならないことは、原始産業である漁業及び農業、また近代化された船舶、航空機、これらに対して気象
○松田(鐵)委員 夏堀委員の先ほどの御質問の輸入税の問題については、どうなるかということは、私は昨年の十二月の十七日に、アメリカのアラスカにおける鮭鱒漁業の不漁から、アメリカの漁業者がわれわれに対してあそこへ日本の漁船が出漁したらどうかという話があつたのであります。その当時永野生産部長に、私は質問してあるのであつて、そのときの永野部長の答弁から行くと、何ら問題がないようであります。要は公海において漁獲
○松田(鐵)委員 前の委員会に論議さるべく諮つた毎日新聞の七日の夕刊の記事について、当委員会はどういうように取扱うべきかということであつたのでありますが、たまたま委員会の国政調査があるので、その国政調査の済んだあとにおいて、この問題を論議すべきであるという委員長の意見に基いて、前の委員会は閉会したのでありますが、その問題は非常に大きな問題であると思うのであります。現在福永君がソ連に行つておりまして、
○松田(鐵)委員 アジア局長もおられるから、非常に好都合だと思います。よく国会の意見というものを真剣に開いていただきたい、こう思います。 実は八月七日の毎日新聞の夕刊のトツプ記事として、「ソ連、北洋漁業で日本に新提案、英の漁業権で操業、日英の業者間で検討」、こういう見出しになつて非常におもしろい記事が載つておるのであります。多分読まれたことだろうと思いますが、まずこれを朗読しますと、「ロンドンと東京
○松田(鐵)委員 私は今までの議論を聞き、また日本の輿論に対して政府は御努力されておる。しかしこれは現実の問題のみを考えておることである。こういう点に対して私どもの最も尊敬する安藤国務大臣は、政治的にもう少し物を考えてみていただけないかということを私は申し上げるのであります。要はビキニの原爆によつてあそこの海域は汚染された。しかしてアメリカの基地というのは相当に広範囲にある。太平洋内において島輿がある
○松田(鐵)委員 ただいま秋山外務政務盗から就任のごあいさつがわれわれにありましたが、私どもといたしましては、ほとんどこの水産委員会なるものは、外務省の跡始末をしていなければならないという点がたくさんにあるのであります。このときにあたつてしかも水産業界の第一人者である秋山君が外務政務次官に就任されたことは、日本の水産業界にとつてまことに光明が開かれるものと考えるのであります。秋山君の今後の御活躍を期待
○松田(鐵)委員 今回の災害につきましては、当委員会といたしましても急遽国会開会中にもかかわらず調査団の御派遣となり、しかして水産庁、大蔵省においても、誠意を持つてこの問題に対して御研究になり、しかも短時間において、一兆億の緊縮予算の建前の今日にもかかわらず絶大なる御努力をなされ、漁民はこの恩典に感泣しておることと存ずるのであります。しかもまた、この法律の制定によりまして、漁民は、ただちに、あらゆる