1952-12-22 第15回国会 参議院 予算委員会 第17号
○政府委員(松浦東介君) 農林省の立場としましては、今お話にありましたように、農林省では食糧増産第一主義でございますから、一坪の土地も或いは又開拓地も非常にこれは惜しいのであります。でありますから、極力これを避ける方針で参つております。ただ保安庁の関係で、やむにやまれない、例えば営舎を造るとか、或いは射撃場或いは演習地、そういうように、やむにやまれない場所の要求がありました場合には、これは申出があつた
○政府委員(松浦東介君) 農林省の立場としましては、今お話にありましたように、農林省では食糧増産第一主義でございますから、一坪の土地も或いは又開拓地も非常にこれは惜しいのであります。でありますから、極力これを避ける方針で参つております。ただ保安庁の関係で、やむにやまれない、例えば営舎を造るとか、或いは射撃場或いは演習地、そういうように、やむにやまれない場所の要求がありました場合には、これは申出があつた
○政府委員(松浦東介君) その問題につきましては相手もあることでございまするから、相手を成るべく刺激しない程度におきましていろいろ調節を図り、輸出の増進を図つて参りたい、かように考えております。
○松浦政府委員 立法化されまして審議会ができましたならば、なおこの地域という問題につきましても、特に政府の方から基準等のことにつきまして御相談申し上げまして、しかるべく定義をくだしたいと考えております。
○松浦政府委員 仰せのように、この湿田地域と申しますものは全国に散在いたしておるのでありますから、私どももそのように考えております。
○松浦政府委員 平川さんにお答えいたします。この法律が立法化されましたならば、仰せのように審議会の決定を尊重いたしまして、運営に誤りなきを期したいと存じます。なおこれは平均よりも条件の劣悪な地帯を対象としての特別立法でございまするので、あなたがただいま仰せられましたようなことで十分運用して参りたい、かように考えます。
○政府委員(松浦東介君) 肥料問題につきましては御趣旨了承いたしました。又只今「つぐみ」問題であろうと思いますが、これは一部いろいろ問題のある点でございまして、今お説のように「つぐみ」などは農作物には殆んど被害を与えず、逆に害虫捉えるというような意味で効用のほうが大である。これを禁止することが国民の生活にも何ら関係ないことであるので、現在は御承知のように狩猟鳥から除外をいたしているようなわけでございますが
○政府委員(松浦東介君) これは国内のいわゆる農業の保護政策という見地から考えまして、国内の重要農産物の価格を維持すると、そういう方面の強い考えでやつて参りたいと思います。
○政府委員(松浦東介君) 只今の御質問でありますが、お話のように重要農産物価格の支持政策は漸次これは拡大いたして行かなければならない、かように考えております。
○松浦政府委員 御質問の中の土地の小面積の場合は、農業経営が公共性を欠く、こういうような話があつたということでございますが、私どもはさようには考えておりません。これは前の委員会あたりで、説明の半ばに、今までのいわゆるアメリカの占領当時は、日本の農業を非常に誤解する面が多くて、すなわち農業といえども一個の企業である、であるから土地改良その他に対して国の資金を投入することは、あまり好ましくないというような
○松浦政府委員 ただいまの川俣委員の御質問でありますが、地域の指定とか、地域の解釈とか、あるいはその指定基準については先ほど申し上げた通りであります。ただ湿田であるために農地としての利用率が非常に低い、農業生産力が非常に劣つておる湿田地域の農業技術の改善に関しまして、全然考慮を払つておらぬではないか、こういうような御質問もあつたようでありますが、その点につきましても、実は二十八年度からいろいろな施策
○松浦政府委員 先般の当委員会におきまして平川委員から、湿田地域の解釈でありますとか、その指定基準についての農林省の現在の考え方はどうであるかというようなことについての御質問でございますが、湿田単作地域の指定につきましては、申し上げるまでもなく法第二条によりまして、湿田単作地域農業改良促進対策審議会の議決を経て指定することになつておるわけでありますが、大体の私どもの考え方としましては、さきに施行になりました
○政府委員(松浦東介君) 米価の決定方式についての御質問のようでございますが、米価について非常に御造詣の深い片柳委員の御承知のように、現在は言うまでもなく、これは法律によりまして政府の行政権執行ということできめておりますが、これを重大であるが故に国会できめるようにしては如何か、こういうような御質問のようでありますが、一応そういうことも考えられますけれども、この方法は、現在も国会できめまする法律の基準
○政府委員(松浦東介君) 只今の御質問でございますが、食糧問題に対する考え方としましては、私どもも全然同感でございます。そこでこの大事な食糧問題について閣議の決定を見ておりながら、この国会に立法措置をとつていないではないか、こういうような御質問のようでございます。これは御尤もなお話でございまして、私どもは今御承知のように食糧自給促進法を立法化したいという考え方の下に現在立案中でございますが、これは次
○松浦政府委員 中小漁業融資保証法案の提案理由を御説明いたします。 国民食糧のうち蛋白質給源として漁業がわが国産業中重要な地位を占めていることは、いまさら申し上げるまでもございません。この漁業のうち水揚高において六割ないし七割を占め、漁業経営体中九割以上を占めている中小漁業については、漁業の豊凶が天然現象に左右されがちであることと、その経営の零細性のために従来からその金融難が叫ばれて参りましたことは
○松浦政府委員 ただいまの金子さんの御意見は非常にごもつともでございまして、こういう特殊な法律がたくさんできましたけれども、なるべく煩雑なことは避けて参りたいと思います。御承知のように非常に雪の降る地方もあり、あるいはまた非常に急傾斜の地帯もあり、また南方の特殊土壌という地帯もあり、ただいま御審議を願つておりますこういう湿田のような非常にまたかわつた状態もございまして、もう一つあるいは議員立法で砂丘地云々
○松浦政府委員 食糧増産の方はあくまで食糧増産でありまして、この法律とはできれば併用的に考えて参りたいと思います。すなわち土地改良の面ではあるいは重複するような点もあるかと思いますけれども、土地改良という一般的な問題でなく、特に湿田地帯、あるいは半湿田地帯というような非常に劣悪な条件を持つている地帯に対する特殊の問題でありますから、これは併用してさしつかえないというふうに考えております。
○松浦政府委員 この湿田単作地域農林改良促進法案が立法化された場合に、政府はこれに対する予算措置については現在どういうふうに考慮しているかという御質問のようでございます。御承知のように、二十八年度の予算については目下大蔵省との間に折衝中でございますが、これは前に積雪寒冷単作地帯あるいは急傾斜、特殊土壌というふうに、特に立地条件の劣悪な地点に対する特別立法がございますが、大体これと同様の処置をとつて参
○政府委員(松浦東介君) 中小漁業融資保証法案の提案理由を御説明いたします。 国民食糧のうち蛋白質給源として漁業が我が国産業中重要な地位を占めていることは、今更申上げるまでもありません。この漁業のうち、水揚高において六割乃至七割を占め、漁業経営体中九割以上を占めている中小漁業については、漁業の豊凶が天然現象に左右され勝ちであることと、その経営の零細性のために従来からその金融難が叫ばれて参りましたことは
○松浦政府委員 ただいま申し上げたように、そのことにつきましてはまだ私はよく聞いておりません。そこで責任のあるお答えは他日の機会にいたしたいと思います。
○松浦政府委員 ただいまの井上さんの砂糖に関する該博な御知識には私敬意を表しますが、私はまだ詳細を知つおてりませんので、政府の輸入計画等につきましては他の政府委員よりお答え申し上げます。
○松浦政府委員 ただいまの中馬君のてん菜糖の買上げその他に関連しての菜種の御質問でございますが、政府としましては、農業保護政策の一環として農産物価格維持のために、重要農産物の価格が暴落する危険がありますときは適当な措置をとらなければならない、こういう観点に立つて考えております。ただいま仰せられました菜種の問題につきましても、いろいろ具体的な例があつたようでありまするが、現在その問題についての事務的な
○政府委員(松浦東介君) 只今議題となりました漁船乗組員給与保険法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申上げます。 本法律案は、漁船乗組員給与保険の保険金の支払期間を限定しようとするものでありまして、現在第十七条の規定では、乗組員が抑留された場合、保険金の支払は、当人の抑留が終るまで、即ち本人が帰還した日まで行われることになつておりますが、これを抑留された日から起算して六年四箇月を経過致しましたら
○松浦政府委員 食糧増産やその他のために非常にじみな働きをして挺身します者に対して、非常に御理解のある言葉をいただきまして、まことに感謝にたえません。私どもは仰せのように、定員法についてもいろいろな考えを持つておるのでありますが、御承知のように、食糧増産が日本の自立経済を達成するほとんど唯一の道である、こういうことになりまして、近く御審議を願う予定になつております食糧自給促進法のような法案を提出するにしましても
○松浦政府委員 足鹿さんのお言葉でございますが、私も足鹿さんのおつしやることは十分わかるのでありまして、非常にその点は遺憾な点もあり、あなたのお話に賛成の面が多いのであります。御承知の通り、あなたがおつしやるように、農林行政は非常に国民生活と密接なつがりかあり、かつ広汎であります。そしてその仕事が今仰せられましたように、あるいは食糧庁にしましても、あるいは林野庁にしましても、農地局にしましても、また
○松浦政府委員 ただいまの御質問でございますが、この法律案の見合いになりますところの予算は、ただいまお説のように今度の補正予算の中に織り込んでおるわけでございます。なお保険の料率の関係につきましては、事務当局よりお答え申し上げます。
○松浦政府委員 ただいま議題となりました漁船乗組員給与保険法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。 本法律案は、漁船乗組員給与保険の保険金の支払い期間を限定しようとするものでありまして、現在第十七条の規定では、乗組員が抑留された場合、保険金の支払いは、当人の抑留が終るまで、すなわち本人が帰還した日まで行われることになつておりますが、これを抑留された日から起算して六年四箇月を経過いたしましたら
○松浦説明員 米価の決定はきわめて慎重を要する問題でございまして、もちろん生産者の立場もございまするが、消費者側の立場、並びに国家財政の三者を勘案して、適当にきめるのが最も妥当である、私はかように考えております。
○松浦説明員 何せ就任早々でありまして、まだ確たるお答えを申し上げるわけには参らぬのでありまするが、政府としては、審議会の答申を尊重する気持であると思います。決して蹂躪をするとは考えておりません。しかしながら、私はまだ確たる答弁を申し上げかねます。
○松浦説明員 私は今回はからずも農林政務次官に任ぜられたわけでありますが、何分よろしくお願いいたします。 実は私の考えとしては、今回の国会は皆様方と一緒に農林委員会に席を並べて、大いに農政を議するという一つの楽しみを持つておつたのでありますが、にわかに政府側に立つことに相なりました。しかしながら私は従来の経験に徴しましても、農林委員会の皆様方のお気持は十分わかりまするし、尊重するなと言つても、これは
○松浦委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。 次に右の外、小委員会において、審査終了の報告がなかつた各請願につきましては、本日は採決を留保いたしたいと思いますので御了承願います。 なお、ただいま議決いたしました各請願の報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松浦委員長 ただいまの小委員の報告は、日程第一ないし第四、第六、第七、第一〇ないし第十九及び第二一の各請願は、いずれも採択の上内閣に送付すべきものとの報告であります。 この際これらの請願に関して発言があればこれを許します。——別に御発言もなければ、これより採決いたします。 小委員会の審査終了報告書の提出がありました十七件の請願につきましては、本委員会といたしましても、小委員長の報告通り決したいと
○松浦委員長 これより農林委員会を開会いたします。 去る六月二十六日以降本委員会に付託になりました請願は、本日の請願日程に掲げておきました通り、全部で二十一件であります。 これより右の二十一件を一括議題といたし審査を進めます。 まず請願審査小委員会における審査の経過並びに結果につきまして、小委員長の報告を求めます。請願審査小委員長坂田英一君。
○松浦委員長 ただいまの問題について、何か御意見があれば発言を許します。——他に発言もなければお諮りいたします。ただいまの千賀君の動議に御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松浦委員長 この際積雪寒冷単作地帯の問題について、千賀康治君より発言の要求がありますので、これを許します。千賀康治君。
○松浦委員長 竹村君。
○松浦委員長 別に御発議がないようでありますから、これより採決いたすわけでありますが、先ほど小委員長の発言にもありました通り、小委員会における審査は前後数回にわたつて行われております関係上、議案との関係において調整を要する請願がありますので、まずこの分についてお諮りいたします。 日程第一八六、第二〇〇、第二〇一及び第二〇八の各請願は問題議案議決の結果、内閣へ送付の必要がなくなりましたので、ただ採択
○松浦委員長 ただいまの小委員長の報告は、本日の請願日程中、第一二二、第一三一、第一六二ないし第一八四、第一八七、第二〇二、第二〇九及び第二一三の各請願はいずれも採択、日程第一ないし第五三、第五五ないし第一一八、第一二〇、第一二一、第一二三ないし第一三〇、第一三五ないし第一四八、第一五八ないし第一六一、第一八六、第一九一、第一九二、第一九七ないし第二〇一、第二〇三ないし第二 ○八、第二一〇、第二一四
○松浦委員長 これより農林委員会を開会いたします。 これより請願の審査に入ります。本委員会に付託になりました請願は、全部で二百四十九件であります。本日の請願日程に掲げておりまする二百四十九件の請願を一括議題といたします。まず請願審査小委員会における審査の経過並びに結果につきまして、小委員長の報告を求めます。坂田英一君。
○松浦東介君 それでは私から食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明いたします。 現在飼料の需給状況は、需要量に対して供給量が不足しているために、その価格は必ずしも低くないのでありますが、特に一部の主要な飼料につきましては、その価格も高く、またその生産の多い時期と消費の多い時期との間にずれがあるために、時期的に価格の変動が著しい状況であります。また飼料の輸入状況は、貿易業者が海外
○松浦委員長 ただいまの修正案に対して質疑があれば、この際発言を許します。――別に御発言がなければ、農地法案、同修正案及び農地法施行法案を一括して討論に付します。討論の通告がありますのでこれを許します。吉川久衛君。
○松浦委員長 それではこれより農地法案及び農地法施行法案を一括して議題といたし、審査を進めます。 農地法案に対しまして遠藤三郎君外五名より、共産党を除く各派共同による修正案が提出いたされております。その内容はすでに各位のお手元に配付いたした通りでありますが、これより本修正案の趣旨について提出者より説明を求めます。遠藤三郎君。
○松浦委員長 御異議なしと認めます。 それでは耕土培養法案について採決いたします。本案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔総員起立〕
○松浦委員長 他に御発言はございませんか。——別に御発言もなければ討論の通告もございません。これより討論を省略してただちに採決いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松浦委員長 これより農林委員会を開会いたします。 まず耕土培養法案を議題といたし、審査を進めます。質疑または意見のある方は発言を許します。竹村奈良一君。