1973-04-11 第71回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第13号
○松本参考人 水俣をつぶしてしまえという考え方は毛頭ございません。先ほどの質問の中で、チッソに対する憎悪ですか、憎しみですか——水俣病を起こしたということ、こうした事件に対しては、私たちは一種の憎悪を持っております。しかしながら、私たちは、企業は人間の社会において、どうしても、過去においても将来においてもともに生活をしていかなければならないという運命にあります。ですから私たちは、企業が存続するにあたって
○松本参考人 水俣をつぶしてしまえという考え方は毛頭ございません。先ほどの質問の中で、チッソに対する憎悪ですか、憎しみですか——水俣病を起こしたということ、こうした事件に対しては、私たちは一種の憎悪を持っております。しかしながら、私たちは、企業は人間の社会において、どうしても、過去においても将来においてもともに生活をしていかなければならないという運命にあります。ですから私たちは、企業が存続するにあたって
○松本参考人 水俣病市民会議の松本です。 私は水俣に生まれて、水俣に育ち、将来水俣に骨を埋めるということになるでしょう。 水俣病問題というもの、私たち現地に住んでいる人間は、私たちは昭和二十七、八年ころのその発生期からずっとはだ身にしみてこの目で見、この耳で聞いてまいりました。三月二十日の判決を終えていまつくづく考えますことは、水俣病問題は、現代社会に生きるわれわれ人間にとって、いまの人間が人間