1967-06-13 第55回国会 衆議院 内閣委員会 第18号
○松平国務大臣 ただいま議題となりました許可、認可等の整理に関する法律案について、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。 政府は、臨時行政調査会の許認可等の改革に関する意見に基づき、許可、認可等の整理をはかってまいりましたが、行政の簡素化及び合理化を促進するために、さらに許可、認可等の整理を行なうことを決定し、これによりましてここにこの法律案を提出した次第であります。 法律案の内容について御説明申
○松平国務大臣 ただいま議題となりました許可、認可等の整理に関する法律案について、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。 政府は、臨時行政調査会の許認可等の改革に関する意見に基づき、許可、認可等の整理をはかってまいりましたが、行政の簡素化及び合理化を促進するために、さらに許可、認可等の整理を行なうことを決定し、これによりましてここにこの法律案を提出した次第であります。 法律案の内容について御説明申
○国務大臣(松平勇雄君) 動力炉・核燃料開発事業団の新設につきましては、先ほど申し上げましたとおり、原子力委員会の決定の趣旨を十分に取り入れて、これを認めることにいたしたのでございます。これに伴って核燃料の開発が動力炉の開発と密接に関連することもあり、また、臨調の答申では、原子力研究所と原子燃料公社を統合することを指摘しておりますが、この際、事業団の設立に伴って、原子燃料公社を改組して、その業務をすべて
○国務大臣(松平勇雄君) 今年度、若干の特殊法人を新設いたしましたことは御指摘のとおりでございますが、これはたびたび申し上げますように、新しい行政需要に対処する最小限の処置でございまして、一方、閣議の申し合わせ、その他行政監理委員会の決議等もございまして、ただいま現存の百八の特殊法人に対しましては調査をいたしておりまして、今年の八月末までには結論を出してこれらの再編成あるいは整理統合等に関して処置をいたしたいという
○国務大臣(松平勇雄君) 役人が必ずしもいけないというわけではなくて、役人でも民間人でも、りっぱな方があればその地位につくのが当然じゃないか。民間人でも、国有鉄道の石田さんのような貿易をやった方が鉄道をおやりになったり、あるいは前の鉄建公団の総裁は開発銀行から来られたというようなこともありまして、いままでの経歴というものも、もちろん大いに参考にいたしますけれども、やはり先ほど官房副長官から話がありましたように
○国務大臣(松平勇雄君) 給与問題は所管が私のほうではないのでございますけれども、先ほど大蔵大臣がお話になりましたように、当初の考え方は、民間人から広く人材を登用したいという趣旨のもとにそういった給与体系ができたと思うのでございます。現実は、御指摘のとおり、そういうふうになっていないわけでございます。まあ、そういったあり方は必ずしも好ましい状態でないのでございまして、先ほどお話がありましたように、今後
○国務大臣(松平勇雄君) 特殊法人の人事に関しましては、加瀬委員の御指摘のような点が今日まであったと思いますが、本来、特殊法人というものは、国の機関の一環としての業務を負担するものでありまして、そのため関係省庁から経験の豊かな人が入り込むということ、これを全面的に禁止することは若干無理があると思うわけでございます。臨調の答申も、本省から直接人を出すときは、その役員として出す場合には、大体その役員数の
○国務大臣(松平勇雄君) 鉄道の新線計画の十カ年計画の実行というものはなかなか困難だろうと私も考えるわけでございます。しかし、行管といたしましては、この問題に関しましては、先ほどお話しいたしましたように、四十年度末に一応勧告をいたしまして、逐次その勧告に従って改善をしていただいておるわけでございます。そこであらためてまたさらに調査をして勧告をするというようなことは、現在の段階においては考えておりません
○国務大臣(松平勇雄君) 少し、専門家がおいででございますので、釈迦に説法になるのであまり詳しくお話をしなかったのですが、実はこの鉄道建設公団のできますにあたりまして、鉄道建設審議会会長の建議がございまして、それによりますと、鉄道の新線の建設というのは、道路とか、港湾整備等と同じように、政府の公共投資とする以外にないものと、こう思料される、そこで、この新線建設については、政府が公共事業としてそのおもなる
○国務大臣(松平勇雄君) ただいま特殊法人の調査を行なっておりますが、現存いたします百八の特殊法人について調査を行なっておりますのでございますが、ただいま御質問の、十八の臨調の答申にある法人につきましては、御承知のとおりあの答申は大体分けますると四つの種類に分かれるわけでございまして、一つは、統廃合をすべきである。それからもう一つは、民法上の法人に組織がえをする。一つは、民間の会社にこれを改組する。
○国務大臣(松平勇雄君) 公害行政に対し、行政委員会のごとき機関を設けて一元化をはかる考えがないかというお尋ねでございますが、公害現象に関しましては、ただいま総務長官がお話し申しましたように、きわめて多元的で複雑でございまして、公害行政毛多角的でなければ実態に応じがたいのでございます。ただ公害であるという包括的な面からとらえて、異質的な行政を一カ所に集めてみても、かえって行政の能率を阻害する結果ともなるおそれがあるのでございます
○国務大臣(松平勇雄君) 私へのお尋ねは、答申があってから相当期間がたっておるが、行革の実績は見るべきものがない、なお、今後どんなプログラムで准行するかというようなお尋ねのように拝聴いたしました。 御承知のように、臨調の答申は、先ほど総理からお話がございましたように、非常に広範にわたっておりますし、同時に、行政の基本的問題に関係する問題でございますので、その実現には非常に時間がかかるわけでございますが
○国務大臣(松平勇雄君) 臨調の答申が出てから以来今日までどういったことを実行に移したかという御質問でございますが、いろいろやったわけでございますが、一つずつ申し上げますと、まず、行政監理委員会の設置をいたしました。第二に、閣僚協議会の整理、活用と、審議会等の整理をいたしました。第三が消費者行政の改善のため、経済企画庁に国民生活局を設置いたしました。第四は、青少年の行政の改善のため、総理府に青少年局
○国務大臣(松平勇雄君) お答えいたします。現存の審議会は全体で二百六十ございます。そのうち、主管大臣の諮問に応じて調査審議するもの及び主管大臣に特定事項を建議するものが、百九十九がそれに当たるわけであります。それから試験、検定、懲戒等、特定の資格得喪に関する事務を処理するものが二十七、行政不服審査に関する事務を処理するものが二十ございます。その他が十四で、合計二百六十になっております。その中で、主務大臣
○国務大臣(松平勇雄君) いま成瀬委員のお話のとおり、地元からいろいろ要望なりご意見が出ておりますが、したがいまして、行政管理庁といたしましては、臨調の答申を尊重して、特殊法人の再編成のことを考えることになっておりまするが、しかし、地元の御要望もよく検討いたしまして、そして結論を出すということでございまして、よくその御要望なんか私のほうでもよくわかっておりますから、そういったものを勘案いたしまして、
○国務大臣(松平勇雄君) ただいま行管では水資源の開発並びに利用に関する行政監察というのを本年度の初年度の中央監査として指令を出してやらしておりまして、大体二月ごろから準備をして、四月から本格的にかかっておるわけでございます。その監察の一つとして愛知用水公団並びに木曽川の総合開発の問題も含んでおります。同時に、御承知のとおり、百八の現存の特殊法人に対しましてただいま検討をいたしておりまして、来年度の
○国務大臣(松平勇雄君) 行政管理庁といたしましては、ただいま北村委員が仰せのとおり、行政にむだのないようにするということが、一口で言えばそれが目的でございまして、組織の面あるいは運営の面、あるいはまた予算の使途の問題、あるいはまた人員配置の問題等においてむだのないように、そうして国民のための行政をする組織にするということが、われわれに課せられた大切な目的でございます。したがって、こういった特殊法人
○国務大臣(松平勇雄君) 行政監理委員会の強い——そういったような、いま北村委員がおっしゃったような強い意向があったことは事実でございます。しかし、やはり監理委員会といたしましても、先ほど申し上げましたように、絶対にその新設はいけないというのをあくまでも通そうという考え方ではなくて、やはり経済、社会状態の進運に従って、それに相応した行政の機構をつくるということも、一面においては是認しておられるわけでございまして
○国務大臣(松平勇雄君) 四十二年度の予算の編成にあたりましては、御指摘のとおり、特殊法人その他部局の増設を抑止する方針をとっておりました。これは臨調の答申にもございますので、それに従ってそういう方針を打ち出したわけでございますが、しかし、社会経済の情勢の発展、その他行政の需要等に応じまして、これに応じた特殊法人なり部局をつくるということは絶対に認めてはいけないというような臨調の答申でもないわけでございますし
○国務大臣(松平勇雄君) 行政事務再配分の問題につきましては、臨調が答申を出しましたその翌年、すなわち、四十年の九月に、地方制度調査会からも、臨調の意見を取り入れて、相当広範にわたって改善の意見が出されております。もともと、行政事務の配分処置をとるにあたりましては、ただいま林議員が仰せられましたとおり、これに対応する十分な財政措置を講じなければならないところでございまして、これにつきましては、目下地方制度調査会
○国務大臣(松平勇雄君) 臨調で指摘いたしました十八の公団、公庫に関しましては、承知をいたしたものも三つほどございます。なお、あの中では再編成ということをうたっておりまして、御承知のとおり、整理統合するものばかりではないわけで、場合によりましては強化するような答申のものもあるわけでございまして、現在そういった方向に向かって作業をいたしておるわけでございますが、御承知のとおり、行政管理庁といたしましては
○国務大臣(松平勇雄君) 逆行通達と称せられるものの内容に関しましては、この委員会におきましても詳細に御報告申し上げましたのでございますが、これは昭和四十年、いまから二年前に、臨調答申の推進をはかるというので、行革本部の中に推進班というのを設けまして、臨調答申の推進をはかる作業をいたしたわけでございまして、その作業の中間におきまして、推進班としての意見、あるいはまた関係官庁、あるいはまたその当の特殊法人等
○国務大臣(松平勇雄君) お答えいたします。 臨調の答申が出てから二年半にわたってどういう実績をあげてきたかというような御質問でございますが、まず臨調の全面的答申ができます前に、約一年前に、すなわち昭和三十八年の八月に行政改革本部が設けられました。さらに昭和四十年の八月に行政監理委員会を設置いたしまして、行政改革の推進をはかってまいったわけでございます。この間、臨調の答申のうち、消費者行政の改革、
○松平国務大臣 これもやはり百八の特殊法人の中にございますので、この中に含めて、ただいま水資源と同じ時期までに結論を出そうというので、作業をやっております。
○松平国務大臣 御承知のとおり、ただいま現存の百八の特殊法人に関しまして、その統廃合を進めるにあたりまして検討いたしているわけでございまして、この調査は、大体来年度の予算の編成が始まる前までに結論を出したいというような考えのもとに、ことしの八月を目途に、ただいま作業を行なっておる状態でございます。
○松平国務大臣 水資源開発公団に関する政府の多元的な監督の弊があるという指摘は、地域開発行政について、ただいま経済企画庁の水資源局長からお話がありましたように、新たに総合開発庁を設けてこれを一元化すべしという改革意見とつながるものでございますが、総合開発庁新設につきましては、慎重に検討を要する多くの重要問題がございますので、その趣旨を尊重しながら、今後の問題として、検討を進めていきたいと考えております
○国務大臣(松平勇雄君) 公社、公団の新設問題に関するお尋ねでございますが、ただいま総理から申し上げましたとおり、四十二年度におきましては新しく七つの特殊法人を新設することになりましたのでございますが、そのうち、お話がありましたように、原子燃料公社並びに石油資源開発株式会社、日本中小企業指導センター、この三つを改組統合いたしまして、純増四つということになっておるわけでございますが、これは新しく生じた
○国務大臣(松平勇雄君) 公社、公団、事業団につきまして、これらの整理統合についての御質問に対しましてお答えを申し上げます。 行管といたしましては、先般の三月七日の閣議の申し合わせに基づきまして、特殊法人等につきまして、その整理簡素化に鋭意努力をいたしておる次第でございますが、現在、事務当局に命じ、現存の百八の特殊法人に対しまして、実態調査を行なわせております。 この調査の基本的な方針といたしましては
○松平国務大臣 行管の仕事の方針といたしましては、御承知のとおり、臨調の答申を尊重して行なうことをたてまえといたしております。愛知用水公団の取り扱いにつきましては、現在実施しております既存の特殊法人の調査の一環として、目下作業中でございます。その検討の結果は、この八月を目途として取りまとめて、そのまとめたものを行政改革本部に提出し、さらにまた、行政監理委員会の意向等を取り入れて、そして検討することにいたしております
○松平国務大臣 臨調の答申は、御指摘のとおり、十八に対しまして再編成をするようにという勧告が出たわけであります。その十八の中で今日まで処理いたしたものを申し上げますと、これまでのところ実現を見ましたものといたしましては、日本蚕繭事業団と日本輸出生糸保管株式会社を統合し、日本蚕糸事業団を設立いたしました。このほか、鉄道建設公団については、政府の出資金をもう少し増額するようにという答申がございましたので
○国務大臣(松平勇雄君) 御指摘のとおり、この砂利の問題に関しましては、先ほどお話がございましたように、たとえば森林法の問題と河川法の問題あるいはまた道路法、農地法の問題等いろいろ重なっているわけでございます。したがって、私どもといたしましては、そういった行政の組織の面あるいは行政の運営の面、また国家行政組織と地方行政組織との関係の問題等ただいま監察いたしまして、それらの点に関しましては欠陥がないかどうか
○国務大臣(松平勇雄君) 昨年、昭和四十一年に河川管理に対する行政監察を実施いたしまして、砂利採取に伴う河川管理については、第一に砂利採取基本計画の策定。第二は、河川監視の強化、許可内容、条件の励行を確保、取り締まりの徹底。第三には、河川砂利の用途規制、採取業者の協同化、自主現制等につき強力な指導の徹底をするように昨年の十月に勧告いたしまして、これらに対しまして、逐次関係省においては実行に移しているところでございます
○国務大臣(松平勇雄君) 今度の監察でも、ところどころにそういった問題を指摘いたしております。現在の行政の仕組みというのは、私から申し上げるまでもなく、今日まで日本は非常に生産面においては諸外国に比べておくれておりましたので、生産というものに対して重点を置いたために、各省がむしろ生産に重点を置いた行政をやっておったわけでございます。しかし、近年は非常に様相が変わってまいりまして、消費者に重点を置く必要
○国務大臣(松平勇雄君) お答えいたします。先月消費者保護に関する行政監察の結果勧告いたしました内容は、大体項目に分けまして四件ございます。その一つは、「消費生活物資の品質、量目等の適正表示について」、第二は、「宅地建物取引業法による規制について」、第三が、「不当景品類及び不当表示防止法による規制について」、第四が、これに対する「消費者教育の推進について」という四項目になっております。少し長くなりまするけれども
○松平国務大臣 御承知のとおり、臨調の答申は、十八指摘してございます問題に関しましても、あるいは整理統合とだけ言っておりませんで、再編成ということばを使っております。したがって、中には整理統合しなければいけないものもあるし、あるいは逆に少し仕事をふやしていいんじゃないかというような面もございます。あるいはまた、法人を特殊法人ではなく、民間法人に変えたらいいんじゃないかというような御意見も入っております
○松平国務大臣 役人の根性が大きな障害になるわけでございますが、お説のとおり、国会議員の中の一部の方には、やはり総括論としては賛成するけれども、個々の問題になると、多少意見が違うというようなことも出てまいります。
○松平国務大臣 行政の組織その他に関しまして、現在の段階においては不必要に感ずるものあるいは統合してもいいと感ずるものは、多々ございます。したがって、行管といたしましてもこれを整理いたしまして、ほんとうに簡素化した効率のあがる行政機構にし、国民のための行政組織をつくりたいという考えを持っておりましたが、それに関しまして、臨時行政調査会に調査を依頼いたしまして、答申を得たわけでございまして、私どもはその
○松平国務大臣 臨調の答申では、部局の廃止統合、その他審議会の廃止統合あるいは許認可の簡素化等をうたってございますので、その方針に従って逐次実行に移してまいりたいと思う次第でございます。
○松平国務大臣 御説明を申し上げる前に、一言ごあいさつを申し上げたいと思います。 私、昨年の十二月三日佐藤内閣改造にあたりまして、行政管理庁長官として行政機構の全般にわたる重責をになうことになりましたのございますが、さらに一月の第二次佐藤内閣の成立にあたりまして、引き続いてその職務を担当することになったものでございます。今日まで内閣委員会が開催されませんので、ごあいさつを申し上げるのが延引いたしたのでございますが