1981-05-07 第94回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
○参考人(松元威雄君) 先生のいままでの御議論を拝聴いたしておりますと、新しい事業団の問題でございますから、あるいは私はその片方しか持っておりませんから、果たしてお答えができるかどうか若干問題はございますが、まず現在におきまして繭糸価格安定制度の実施機関としての蚕糸事業団、この立場からやっぱりお答えすることになるわけでございますが、そうしますと、何と申しましても、統合した後において、現在繭糸価格安定制度
○参考人(松元威雄君) 先生のいままでの御議論を拝聴いたしておりますと、新しい事業団の問題でございますから、あるいは私はその片方しか持っておりませんから、果たしてお答えができるかどうか若干問題はございますが、まず現在におきまして繭糸価格安定制度の実施機関としての蚕糸事業団、この立場からやっぱりお答えすることになるわけでございますが、そうしますと、何と申しましても、統合した後において、現在繭糸価格安定制度
○参考人(松元威雄君) 事業団の在庫というのは、これは需給の結果であるわけでございまして、したがいまして、それを要因ごとに考えてみますと、何と申しましても、第一は需要が減少いたしているのでございます。これは絹全体の需要、それからその中における生糸の需要。絹全体でございますと、生糸以外に絹糸でございますとか、あるいは織物もございますから、絹全体の需要の減少、その中における生糸の需要の減少という、これが
○参考人(松元威雄君) 労働条件と申しますといろいろあるわけでございますが、一番中心はいわば給与体系と申しますか、俸給表と申しますか、このつくり方の問題もございますし、あるいは勤務時間でございますとかあるいは福利厚生でございますが、それはほかの事業団もいろいろございますから、一番いいものを部分的に一つずつ取り出して比べますとそれは多少の差はあるかもしれません。少しぐらいな項目で違ってくる面もございますから
○参考人(松元威雄君) 御指摘のように、労働組合との間に確認書を交わしまして、統合に際して雇用関係を引き継ぐ、それから従来の労働条件は今後労使間の合意による変更のない限り新事業団に承継する、こういった趣旨の確認書を交わしてございますので、交わしました以上、これはもちろん実行をいたすわけでございます。そこで、いま申しましたとおり、今後労使間の合意で変えれば別でございますが、それがなければ引き継がれる、
○参考人(松元威雄君) 今回の両事業団の統合、これは現下の重要政策課題でありまする行政改革の一環として特殊法人の整理合理化を進めるという観点から行うものでございますが、確かに御指摘のように、両事業団が従来行ってまいった業務、その具体的な内容、あるいはまたそれを実施する財政的手法と申しますか、それが違っているということはそうでございますが、しかし、両者は同じ畑作目という共通性がございますし、しかもその
○参考人(松元威雄君) 日本蚕糸事業団の理事長の松元でございます。よろしくお願い申し上げます。 蚕糸砂糖類価格安定事業団法案につきまして意見を申し上げます。 このたび、行政改革の一環として、日本蚕糸事業団と糖価安定事業団とを統合して蚕糸砂糖類価格安定事業団とするということで本法案が国会に提出される運びとなったわけでありますが、私は、この蚕糸砂糖類価格安定事業団の成立のときにおいて解散することとされております
○松元参考人 先生の御質問、先ほどの問題も含めましてちょっと論点を整理して答弁申し上げます。 前段の御質問といたしまして、両事業団の出資とか補助金の関係をおっしゃられまして、それは統合後どうなるのだ、彼此流用するとかという御質問がございましたから、それをまず申し上げます。 現在でも日本蚕糸事業団におきましては、業務としまして異常変動に関する業務と中間安定等に関する業務がございまして、それぞれに政府出資
○松元参考人 ただいま先生お話しのとおり、従来両事業団はそれぞれの業務を営んでまいりましたし、その業務を処理する財政的な手法と申しますか、それも確かに違っているということは事実でございます。しかしながら、やはり価格安定あるいは輸入の調整といった似た面があるわけでございまして、特にこのたびの統合は行政改革と申します重要な課題、その一環として特殊法人を整理合理化するという観点から行うものでございますから
○松元参考人 私、日本蚕糸事業団理事長の松元でございます。よろしくお願い申し上げます。 蚕糸砂糖類価格安定事業団法案につきまして意見を申し上げます。 このたび、行政改革の一環として日本蚕糸事業団と糖価安定事業団とを統合して蚕糸砂糖類価格安定事業団とするということで本法案が国会に提出される運びとなったわけでありますが、私は、この蚕糸砂糖類価格安定事業団の成立のときにおいて解散することとされております
○松元政府委員 先ほど来農機具の重要性ということについて御指摘があったわけでございますが、農機具の価格の問題につきましては、これは四十八年ごろまでは、その数年間と申しますものは横ばいないし微上昇という程度で推移しておったわけでございますが、御案内の四十八年末の石油危機を契機といたしまして、原材料、購入備品、外注加工費といったものが非常に上がりまして、その結果四十八年の十二月に一四%、それから四十九年二月
○松元政府委員 御指摘のとおり、農機具の重要性は私ども十分認識しておるわけでございます。特に、生産費と申しますか、コストの中で占める農機具の比率が年々高まっております。当初、かなり昔でございますればたとえば肥料が一番ウエートが高かったが、それに対して最近は肥料よりむしろ農機具のウエートが高まっているという実態でございます。たとえば三十五年ごろは肥料は約一八・六%のウエートを生産費中に占めておったが、
○松元政府委員 米に使われました農機具代でございますが、厳密に申しますと、米専用の農機具もございますが、たとえば耕うん機にしろ、トラクターにしろ、これは共用でございますものですから、一定の推定で分けざるを得ないわけでございます。したがいまして、米用が幾らということを一種の前提を置きますればこれは割り振りをすることはできないことはございませんが、そういう前提が入るものでございますから、目下厳密な計算はいたしておらないわけでございます
○政府委員(松元威雄君) まず御指摘のとおり、六十年見通しでは、基準年次の収量が四百五十六キロ、これは四十七年でございます。それに対して六十年は四百八十五キロと見込んであるわけでございます。ただこの場合、米の需給を申し上げますと、御案内のように四十七年は稲作転換いたしておりまして、約二百万トン程度のいわゆる生産調を行ったとしてあるわけでございます。そこで六十年は需要を千二百万トン見込みまして、その千二百万
○政府委員(松元威雄君) まず麦について御論議があったわけでございますが、それに続いて大豆、なたねについての御質問があったかと存じますので、これについて申し上げたいと存じます。 御指摘のとおり、いま大豆、なたねの生産動向は非常に麦に似ておりまして、著しく減少を示したわけでございます。大豆は最近減少が鈍化いたしましたが、なたねは一時減少傾向を示したのはこれは事実でございます。 それから、大豆なたね
○政府委員(松元威雄君) 稲作転換対策の全般の問題につきましてただいま大臣から御答弁申し上げたわけでございますが、その一環として、いまのお話も検討いたしている問題でございますが、御指摘の第一点の永年作物の取り扱いの問題でございますが、本来でございますならば、当時は四十六年から五カ年ということにいたしたわけでございます。したがいまして、当初の四十六年に永年作物に転換した農家は、これは五カ年間継続した結果
○松元政府委員 生産振興奨励補助金の交付につきましては、ただいまお話しのように交付の時期と単価について確かに御論議があり、一律早期支払いという御論議があったことは私もただいま御説明申し上げたところでございます。ただ、私が申し上げましたのは、そもそもその答申が今後六十年の目標に即応して生産を伸ばしていきますための対策の一環でございますから、五十一年産麦以後は基本になるわけでございます。現在では生産振興奨励補助金
○松元政府委員 これは、麦を、六十年の長期見通しに即応しまして今後生産を振興しながらやるわけでございますが、そういたしますと、価格のほかに各般の生産振興対策を一段と拡充しなければならぬわけでございまして、御案内のように四十九年から生産振興奨励補助金の交付等の施策を講じまして、その結果減少に歯どめがかかったわけでございますが、伸び率がまだ小さい、これはもっともっと伸ばさなければいかぬ、そのために各般の
○松元政府委員 従来著しい減少傾向をたどっておりました麦を六十年の長期見通しに即応してこれから大いに生産を伸ばすわけでございますから、端的に申しましてこれはなかなかむずかしい課題でございます。 この課題をいかにして実現するかということですが、そのためにはただいまの御指摘のように各般の生産対策をさらに充実させなければならぬわけでございます。四十九年から生産振興奨励補助金の交付等の施策を新しく講じましたから
○政府委員(松元威雄君) 全体が数字の問題でございますから、これ、間違いがあってはこれは重大でございますから……。私、先ほど約七割が全国平均で、しかも四麦合計では約七割が流通と申し上げました。これは四十九年三麦の収穫量とそれから流通量——検査数量と置きまして並べた比率でございますが、さらに、麦別に申し上げますと、小麦は七〇%が流通、すなわち検査数量でございます。それから六条大麦は、確かに低くくて四二
○政府委員(松元威雄君) 麦の増産政策と自給麦との関係についての御質問でございますが、御指摘のとおり、麦の生産はこれは自給麦もございますし、それから販売麦もあるわけでございます。確かに麦の種類によりまして、それからまた地域によりまして両者のウエートは違うわけでございますが、大づかみに申しますると、全国平均では七割が流通麦であるわけでございます。そういたしますと、やっぱり増産の中心は流通麦ということにするのが
○政府委員(松元威雄君) 当面、農蚕園芸局がこれ実施いたしておるもんでございますから、まず私から申し上げますと、そもそも転換奨励金を出しましたのは、ほかの転作作物が一般的には米に比べまして収益性が低いわけでございます。したがって、それをカバーするというふうにいたしまして、それを五年間ということにいたしたわけでございます。したがいまして、中には永年作物のようにもう大体定着できるものもございます。しかし
○松元政府委員 確かに、近年麦は著しく減りまして、四十八年までは年率三割以上という減少でございましたが、このように減りました原因は、大きく分けまして四点ばかりあろうと思います。 第一点は、麦の作付量が非常に零細でございまして、収益性が低いということが第一点でございます。第二点は、経済発展の中で冬場におきまする他産業への就業の機会がふえたということで、従来麦をつくっておりました農家がほかに就業する機会
○松元政府委員 五十年産麦の生産見通しでございますが、先般発表になりました都府県の面積に北海道の推定を加えますと、四十九年に比べまして約四%の増加という見込みでございます。
○松元政府委員 御指摘のように、現在は六十年長期見通しがあるわけでございます。それから、確かに五十年産麦は二割という目標を立てまして、私ども指導をいたしました。その場合は五十七年の生産目標があったわけでございます。そこで、この長期目標に即応して伸ばしていくように努力をいたしたわけでございます。ただし、これは年年ぴしゃっと計画を決めるというのでは必ずしもございませんで、やはり目標を立ててやり、その成果
○政府委員(松元威雄君) ただいまも申し上げましたが、今後さらに麦の生産を拡大するためにいろんな施策の拡充について検討をしている段階でございます。その場合にまだぴしゃりもちろん決まったわけではございませんし、各般いろいろ検討中でございますが、ただ、私ども、これから麦を伸ばす場合の一体ポイントはどこだろうかというように考えますと、麦のふえ方が田畑別、地域別に非常な相違がございます。畑麦は北海道では非常
○政府委員(松元威雄君) まず、先ほど来収益性あるいは価格所得という御論議があったわけでございますが、いわば収益性を構成する要素はいろいろあるわけでございます。確かに価格も大きな要素でございます。それから先ほどお話の生産振興奨励補助金、これは価格そのものずばりではございませんが、結果の機能は、農家のサイドから見ますれば、そういう機能を持っているということも事実でございますが、これ自体はやはり生産振興
○政府委員(松元威雄君) お話のように麦の生産、小麦その他を含めまして麦の生産は年々減少を続けていることは事実でございます。その原因はいろいろあるわけでございますが、基本的にはまず麦の作付規模が非常に零細でございまして、北海道の場合はかなり規模が大きゅうございますが、都府県の場合はたとえば平均いたしますと二十アールとか三十アールとか非常に経営規模が零細でございまして、したがいましてそれに関連して収益性
○政府委員(松元威雄君) 御指摘のとおり、最近新規学卒者の中で農業に従事する人員は減ってきています。後継者の確保がなかなか問題だということはそのとおりであるわけでございます。しかし、後継者をいかに確保するか、これは基本的に申しますと、何と申しましても根本は農業を魅力のある産業に確立するということが一番根本でございます。それからまた、それとあわせまして、農村をいわば住みよい生活環境に整備すると申しますか
○政府委員(松元威雄君) 現在、水田裏の作付面積は約二十五万ヘクタール程度ございます。それに対しまして水田裏で、これは気象条件でございますとかあるいは圃場条件で、たとえば湿田は使えないということがございますから、そういうことから考えますと、当面利用可能地は約八十万ヘクタール程度残っているというふうに思われるわけでございます。もちろんこれは今後圃場整備が進みまして乾田化いたしますればもっとふえるわけでございますが
○政府委員(松元威雄君) 水田の裏作につきましては麦が中心でございますが、もう一つは大きな飼料作物がございます。それから一部冬季野菜もございますが、主力は麦と飼料作物でございます。したがいまして、昨今の国際的な穀物需給の動向でございますとかあるいはこれらの作物の生産動向にかんがみまして、四十九年度から従来の施策に加えまして生産振興奨励補助金というような施策も加えましてこれら裏作の振興を図っておる次第
○政府委員(松元威雄君) 先ほど申し上げましたが、本来は転作が一番望ましいと、ただし、当時の事情からいわば緊急措置といたしまして三年に限って休耕するんだと、その後は転作だということでございまして、そのことも実施要綱上明らかになったわけでございますし、あわせましてこれは地方農政局でございますとか県の農業普及組織を通じまして、その間は休耕田は適正に管理する必要があるのだということ。さらにまたそれにつきましてのいわば
○政府委員(松元威雄君) 米の生産調整の奨励補助金、これは休耕と転作とあるわけでございますが、これは米の生産調整を円滑に進めるための奨励補助金でございます。そこでその単価の積算につきましてはこれは諸般の要素を総合的に勘案して決めたわけでございますものですから、一義的な基礎は明白にないわけでございますが、これを単価の算定をいたします場合に当たりましては、やはり休耕水田の管理のためのかかり増し経費ということも
○政府委員(松元威雄君) ただいまの第二の御質問で農業後継者の問題でございますが、まあ御指摘のように最近の新規学卒者の農業に就業する状況は非常に率が低いわけでございます。四十年ごろは一割強ございましたが、新規学卒者の中で農業に従事しますのは一割強ございましたが、最近では五%未満ということで、人数にいたしますと一万四千人というのが四十九年の数字でございます。非常に低い数字になっているのでございまして、
○松元政府委員 ただいま先生の方から、何か、両省間の覚書云々ということでお読み上げいただいたわけでございますが、これは担当課長同士の了解事項のものでございます。協同果汁の製造販売の見通しが立たない場合には協同果汁に割り当てたものは輸入を中止する、そしてほかの需要者に回すということは確かに課長同士で了解いたしましたけれども、ただ、私どもとしますと、協同果汁を盛り立てるということが本来の方向でございますから
○松元政府委員 先ほど申しましたが、協同果汁の役割りの一つとして、輸入果汁の受けざらという機能があるわけでございます。したがいまして、まず四十八年度に三百五十トンを割り当てたわけでございます。ただし、残念ながら、先ほど申し上げましたように、需給動向から事業の開始が延び延びになっていたということは事実でございます。事実でございますが、協同果汁の当初の設立の本旨に照らしまして、やはり今後事業を続けていくという
○松元政府委員 ただいま先生の方から経過につきましてるるお話しがあったわけでございますが、この協同果汁は、一つはチルドジュースの製造によるミカン需要の拡大ということと、もう一つは輸入果汁の受けざらという、このいわゆる二つの目的で発足いたしたわけでございますが、御指摘のように、当初想定いたしましたときよりも果汁の需給動向が大分変わってまいったわけでございまして、特に、チルドの需要が伸び悩むという事態がございました
○政府委員(松元威雄君) もちろん絹織物に対する特殊の事情がございますけれども、従来量的に大きかったのはアメリカの絹のくつ下を中心といたしまする需要でございましたが、これが完全に合繊にかわられたことでございます。それ以外に一部欧州等の需要がございますが、量的にはこれは大きいものではございませんで、何と申しましても、合繊に大宗たるくつ下の需要が食われてしまったというのが世界の需要減退の大きな理由であると
○政府委員(松元威雄君) 御指摘のように、わが国の蚕糸業は、戦前においてはもちろんのこと、戦後も三十年代までは重要な輸出産業でございました。ところが、これが近年輸入産業に変わってきているというのは、理由は大きく分けますと二つあろうかと思うわけでございます。一つは、需要の面におきまして、合成繊維の出現によりまして世界の絹織物の需要が減退いたしたということがまず第一点あるわけでございまして、このために三十年代
○政府委員(松元威雄君) ただいまの御質問に関連いたすわけでございますが、堆厩肥の生産投下が減っている一番大きな原因は、やっぱり労働の減少ということでございます。大事なことは農家も知っているわけでございますから、そこで大臣もまず条件づきと申し上げましたが、全体運動と同時に、問題は農家の方々が、いわば労力不足に対応して堆厩肥を生産できるような体制づくりをするということで、そのためにはやはり農家個々ではなくて
○政府委員(松元威雄君) ただいまの御質問で、いわゆる有機農業と申しますか、それがどのくらいあるかという御質問でございましたですか、その場合に、いわゆる有機農業と申しましても、これはいろいろな内容がございます。つまり農薬も化学肥料も全然使わないという典型的なものから、農薬は使う、ただし有機質肥料を中心にして化学肥料は余り使わないというものとか、あるいは堆肥と化学肥料を使って農薬の散布回数を減らすとか
○政府委員(松元威雄君) 先ほど農業機械の対策がおくれているということにつきまして通産省から御答弁があったわけでございますが、当時この需要者側たる農業側においての受けとめ方は、当初の考え方では、農業機械は一般の自動車とは使用の場所が違うわけでございますし、態様も違うと。つまり非常に込んだ道路で多数の農業機械が動いて、いわば排気ガスを出すというのではないわけでございますから、そういった使用の場所とか態様
○政府委員(松元威雄君) 農業機械の中にも無鉛ガソリンを使えるものもございますが、ただいま先生御指摘の約五百万台のものにつきましては、これは有鉛ガソリン一でないと使えないわけでございます。もしこれに無鉛ガソリンを使いますと急速にパルブシートが摩滅いたしまして、はなはだしい場合にはエンストを起こす、こういうことになるわけでございますから、無鉛ガソリンは使えない、そういう影響でございます。
○政府委員(松元威雄君) ただいま、関連の農薬でございますとか飼料でございますが、当面私のところで所管しております農薬についてまず申し上げますが、農薬のお話が出ましたのですが、農薬の生産動向でございますが、これは実量で申し上げますと、農薬は四十五年は六十五万トンの生産でございまして、四十六年は五十九万トン、四十七年は五十六万トン、四十八年は五十八万トンということでございまして、四十六年以降は御案内の
○政府委員(松元威雄君) 芋類のこれまでの生産動向でございますが、バレイショの方は多少微減傾向でございますが、特に問題のあるのはカンショでございまして、カンショにつきましては、四十年が作付面積が二十五万七千ヘクタール、それに対しまして四十七年が九万二千ヘクタールというようにかなり減っているわけでございます。したがいまして、生産量も四十年が四百九十五万トンに対しまして、四十七年は百九十九万トンというふうにかなり
○政府委員(松元威雄君) 六十年見通しにおきましては、面積は大体横ばいというように見ているわけでございまして、多少ふえる程度でございますが、十アール当たりの収繭量がふえるというふうに見込んでおりまして、その結果、生産量は若干ふえるという見通しが立つわけでございますが、御指摘のように、過去におきましては、まあ微減傾向の横ばいという実態にございました。それから総農家数は減っている、しかし主業経営はふえているわけでございます
○政府委員(松元威雄君) まず、繭ないし生糸の生産でございますが、これは大体多少微減傾向でございますが、基本的には、おおむね同様の生産に推移しているのでございまして、一方、需要はふえておりますが、生産は横ばいでございますから、その差額は輸入がふえているという生産動向を示しているわけでございます。 それから養蚕農家の数、これは減少いたしておりますが、その中で、規模の大きい養蚕主業経営と申しますか、それがふえておりまして
○松元政府委員 これは責任というお言葉の意味にもなるわけでございますが、当時といたしましては、休耕を含めて生産調整をせざるを得なかったというやむを得ざる経過的措置であったわけでございます。したがって、それに対しまして休耕奨励金の措置も講じたわけでございます。それを活用なさって休耕地を管理して、その結果生産に復帰したのは過半はあるわけでございます。その場合、そうでないところもある。それはそれぞれの立地条件
○松元政府委員 私も先ほど申し上げましたが、もちろん、米にかわって転作するということが一番望ましいことはおっしゃるとおりでございます。ただ、その場合、先ほど申し上げましたように、何分、数量規模が大きいものでございますし、全国規模でなければならぬ。したがいまして、すべての地域におきまして全部転作ということはなかなかむずかしい実態もございました。したがって、やむを得ず四十六年度から三年限りは休耕も含めてやったわけでございますが
○松元政府委員 ただいまの御質問は農振地域内の休耕地の問題でございますが、これは先生御案内のとおり、当時の米の需給事情にかんがみまして、四十六年度から米の生産調整及び稲作転換を進めてまいった。その場合、当時は二百万トンを超える規模であったわけでございます。もちろん、その場合に望ましいことは転作でございます。米をつくっていただかない、いわゆる転作が最も望ましいわけでございますが、何分これを当時は二百万
○松元政府委員 価格の算定におきまして、いわゆる家族労働をどう評価するかはもちろんいろいろ御論議のあるところでございますが、先ほど申し上げましたが、糸価の場合は、この目的が、法律にございますように、「生糸の生産条件及び需給事情その他の経済事情からみて適正と認められる水準に生糸の価格を安定させることを旨として定める」というふうになっておるわけでございまして、いわゆる生産費だけで決めるわけではございませんで
○松元政府委員 従来から、基準価格その他安定下位価格等を決めます場合には、生産条件ということで、生産費を基準にいたしておりますが、これは御案内の統計情報部調査の生産費を基準といたしまして組みかえ計算をいたしているわけでございます。したがいまして、いままで生産費及び所得補償の算定はいたしたことはございません。もちろん、価格の決め方についての御論議はあろうかと思いますが、従来から、私どもの生糸の場合には
○松元政府委員 御案内のように、基準糸価は生産費、生産事情、需給事情その他の経済事情を参酌して決めることになっておるわけでございますが、ただいま御質問の生産費でございますが、これはまだ集計中でございますから計数的に何とも申し上げかねるわけでございますが、昨年一万円の基準糸価を決めたわけでございますが、そのときの前年、四十八年の生産費は約八千八百円でございますから、それから推定いたしますとただいまのような
○松元政府委員 ただいまの御質問は論点がいろいろにわたっておると存ずるわけでございますが、先生のおっしゃった論点は、一つには、商社がみんな三つに関係している、つまりグローバル物も扱う、それから沖繩品の本土の代理店にもなっている、それから冷凍パインも扱っているということの御指摘があったわけでございますが、指導につきましては、私どもは、それぞれについて必要な指導をしているわけでございます。 私が先ほど
○松元政府委員 まず、私の方から冷凍パインに関する問題をお答え申し上げます。 私が先ほど来申し上げましたのは、冷凍パインは四十六年から自由化になった、したがってだんだん量はふえているという事実を申し上げました。ところが、大体四十七年からさらに四十八年前半ぐらいまではそれも含めておおむね順調に売れていたものでございますから、私どもも問題の把握が若干おくれたという事実はございます。問題が表面化したのは
○松元政府委員 沖繩パインは現在大変な滞貨を抱えまして、非常な苦境にあるということはまさに御指摘のとおりでございます。 実は、パインについては、大づかみに申し上げますと、四十八年の夏ごろまでは比較的順調に売れておりまして、したがいまして、実は、私どもも余り大きな問題意識はなかったわけでございます。それに対しましてこのような滞貨になった原因は、大きく申し上げますと、二つ原因があろうかと思います。